KODAMA'S (NEW) WORLD
Universities are not intended to teach the knowledge required to fit
men for some special mode of gaining their livelihood. Their object is
not to make skilful lawyers, or physicians, or engineers, but capable
and cultivated human beings.
---J.S. Mill
昨日 /
明日 /
2013年12月 /
最新 /
はてな
この日の出来事
バーコードリーダーなど
大晦日。朝、ゴミ出し、シリアル、朝刊。しばらく論文を読んだり。
午前中、某娘と散歩。少し買い物してから帰宅。
昼食をとったあと、お昼寝。
夕方、研究室に行きしばらく雑用。
夜、帰宅して夕食。スパークリングワイン。
夜中、日記の整理など。
ビジコム バーコードリーダー 二アレンジCCD USB 白 BC-BR900L-W: あら、こ
れは便利だな。iPod Touchでやるより速くてよい。
詳しくはこちら。
- 1月。ダニエルズ教授の講義の手伝い。勉強になりました。楢山節考。当面の引越し先を決める。印鑑を作った。センター倫理のコメント。iMac購入。メインのデスクトップPC。
- 2月。「紀伊國屋じんぶん大賞2012 読者とえらぶ人文書ベスト30」。『マンガで学ぶ生命倫理』がようやく完成。前口上など、詳しくはここ。CBEL10周年記念式典に参加。CBELもこれで一区切りして新たなフェーズへ…。肩を痛めて救急外来へ。今年は肩を痛めて中年を実感した。娘が茗荷谷の保育園を出る。ありがとうございました。
- 3月。家族で京都に引っ越してくる。ドイツの某先生を連れて京都観光案内。Miho Museumがすごかった。英語論文アクセプト。よかった。論文はここ。家族でシンガポール。NUSで英語で発表。
- 4月。週アスの電子版の講読を始めた。電脳なをさんが読めないが便利。娘が京都の保育園へ。大学での授業も開始。一年目なのでペースをつかむのに苦労している。というか自転車操業。非常勤も一件。某先生の科研費が当たる。ルンバ購入。活躍しているが壁や襖を傷つけている。応用倫理学を学びたい人のために。応用倫理で何を教えるかはまだこれから考えないといけない。『マンガで学ぶ生命倫理』の勉強会をしてもらう。感謝。
- 5月。卒論の書き方α。家にアリが侵入してきて苦労した。娘が月末に39度台の熱を出して冷や汗。
- 6月。オックスフォード出張。英語で発表。楽しかった。研究室に英国人研究者が来る。二年間研究する予定。卒論の書き方(追加)。日本語修行をすべし。
- 7月。レグザのテレビ買う。タイムシフト機能でテレビを見るようになる。札幌出張。生命医療倫理教育に有用な映画作品リスト。某ノーベル賞受賞者も出席の某シンポジウムで末席を汚す。MacBook Air 11inch購入。
- 8月。クジラの島の少女。研究室の合宿で福井県の勝山市へ。いろいろな意味でおもしろかった。初永平寺。ネスカフェバリスタ。初地蔵盆。だいぶ遅いハーフタイムの反省。初めて鍼を打ってもらう。その後も行っているが、効いているのか効いていないのか…。ワールドウォーZ。初マウスピース。
- 9月。電動自転車を買う。娘と一緒に行ける範囲が広がる。某氏の集中講義。プルーフオブマイライフ。A-。iOS7。ダイニングテーブル購入。岡崎の動物園、こども未来館。どちらもおもしろかった。Nexus7 LTE購入。シノドスのインタビュー記事。お世話になりました。
- 10月。後期は某応用倫理学入門講義で、人の話をよく聞いた。松山で某学会。扁桃炎で高熱で苦しんでいる。このときが疲労のピークだったようだ。イソップ寓話風ブタとソクラテス。『人生ブラボー』。博多日帰り出張。肩が痛いこともありラジオ体操を始める。Windows8.1。Journal of Medical Ethicsの講読を始める。
- 11月。Well-Beingについての若手研究国際ワークショップ。某氏と某氏にご活躍いただいた。感謝。『クラウド・アトラス』。なかなか映画を見る時間が取れないので、TSUTAYAのDISCASは解約することに。某学会のシンポジウムで報告。
- 12月。メルボルン出張。二週間ほど。某集中コースで英語で講義など。某氏夫妻にはお世話になった。帰りの機内で『ジョブズ』など。初台湾。英語で報告。少し観光したりして楽しかった。『ゼロ・グラビティ』。おそらく今年一番の作品。ひさしぶりにギターを弾いたり。
今年の抱負を評価すると:
- 関西弁で講義できるようになる:ぜんぜんダメでした。
- すぐにメモを取る:まあまあ。できて当たり前。
- 毎月初めに予定を立てる:某妻と予定表も共有して、ダブルブッキングなどは減った。
- 予定に従って行動する:短期的には計画に従っているが、そもそも長期的な計画がないため、長期的にはだめ。予定はあるが目標がない。今後10年の計を立てるべし。
- 週二で運動する:後半は忙しさを理由に全然だめで、とくに12月は太った気がする。少しの時間を見つけて運動すること。ラジオ体操の習慣はよい。
- シジウィックの翻訳を完成させる(のを手伝う) :忙しくて別のことをやっている。すみません。
- 今年の標語think outside the box:教員を長くやっているせいか常識的思考が染みついている。これからはもっと箱を出た思考、常識的結論に落ち着かない思考をすること。
散髪、大晦日
少し遅めに起床。シリアル、朝刊。
午前中は娘と散歩。大きなすべり台の階段を3回昇る。
お昼を食べたあと、散髪に行く。そのあと、昼寝している娘の隣で夕方まで寝
る。夕方、しばらく雑用など。
夜、夕食。ワイン。食後、少しWiiで汗をかく。
夜中、娘を風呂に入れ、食器を洗う。
真夜中、年が明けるころに娘を抱っこして妻と三人で白山神社に行く。おみく
じは旧年と同じ中吉。
もう寝よう。
研究面では、英語での報告2件、日本語で報告2件、論文と雑文をそれぞれ数本、新書1冊ぐらい。
前半は新書の執筆と校正に励み、後半はマンガ生命倫理の執筆と校正に励んで
いた気がする。あとラッセルと公衆衛生の話と津波てんでんこの話とかか。
今年は映画は30本弱見たようだ。映画館で観たのは『ベイビーズ』だけ。
『いまを生きる』『生きる』『コンテイジョン』『ブラジルから来た少年』
『デイオブザトリフィド』『ギルバート・グレイプ』『潜水服は蝶の夢を見る』
『メメント』などがおもしろかった。あたらしいのは『コンテイジョン』だけ。
買ったCDは10枚ぐらい。今さらだがFleetwood Macの良さを知った一年だった。
本は『文章読本さん江』『ゾンビ襲来』『高校生と大学一年生のための倫理学
講義』とかかな。
今年の抱負の評価
- 某妻と子どもを最大限ケアする
まあまあ。
- 某OD生の博論を終わらせる
試問まで終わってほぼ終了。よかった。
- 今後10年間で考えるべき問題を三つ考える
功利主義とカント、ラッセルと20世紀メタ倫理学、幸福、グローバルな正義(含む環境問題)あたりかなあ。
→他に、生命倫理や道徳教育についても考えないといけないので、
三つでは済まなさそうだ。
- 英語論文を国際誌に投稿する
とりあえず一本投稿中→リバイズしないと。
- 週二で運動する
週一ぐらいなので後半はがんばる。→京都に行ってから運動不足気味。
来年はジムに入ってがんばる。
- 生き方を見直し、不合理な習慣は捨てる
新聞関連など、なるべく省略できるところは省略するようにしている。
→合理性は引き続き来年の課題。
- 顎を引いて姿勢を良くする
ときどきがんばっている。
たくさんの人に助けていただいて良い一年でした。感謝しつつ来年に続く。
デヴィッド・コパーフィールド、中掃除など
昨晩は夜更かしをして『デヴィッド・コパーフィールド』を最後まで観る。ディ
ケンズ原作のBBC映画で、若き日の主人公をハリー・ポッターのダニエル・ラ
ドクリフが演じている。オリバーツイストもそうだったが、貧しい少年が勉強
して幸せな結婚をするまでの波乱の人生を描いた娯楽小説。当時の風俗を知り
たくて見ているわけだが、ちょっと長いな。しかし、ユーライア・ヒープなど
おもしろい人物も出てきて勉強になった。C+
朝、少し遅めに起床。ひげ剃らず。朝食。
午前中は娘と留守番。一階の掃除。大掃除とは言えないが、中掃除ぐらい。
お昼、蕎麦。
午後は一年を簡単に振り返る作業。昼下がりに昼寝をしたら日が落ちていて、
あっといういう間に一日が終わる。論文の〆切があるのだが。
夜、しばらく娘をあやす係。たまっている新聞を読む。それから夕食。
夜中、食器を洗ってから娘を風呂に入れる。これから近くの神社にお参りに行っ
て、よく寝る予定。
Don't Look Back
今年は娘が生まれて忙しくなったせいで、これまで脅迫神経症的に毎日やって
いたこと(日記を書く、新聞を読む、体重を測る、家計簿を付けるなど)がきち
んとできなくなった。それはそれでストレスなのだが、まあいいかげんな性格
なので慣れればそれでもなんとかなるようになる。合理性を発揮して、必要な
習慣とそうでない習慣を区別して前者だけを残すようにしよう。
振り返っている時間はないはずだが、一応簡単に。
今年の抱負を振り返る
- 某妻と子どもを最大限ケアする:まあがんばった。
- 某院生の博論を終わらせる:まだです。
- 今後10年間で考えるべき問題を三つ考える:一つはカント、もう一つは幸福についてかな。
- 英語論文を国際誌に投稿する:ダメでした。来年。国際学会では報告した。
- 週二で運動する:やはり一年通して週一ぐらい。来年もっとがんばります。
- 聴きやすい声になるように工夫する:忘れていた。講義は少し機会が増えたのでまあまあ。
- 毎日スケジュールを立てて行動する:to doは見ていた。
- 人に頼らず自分で思考する:これはまあまあ。今後も一層の努力が必要。
- 生命倫理の研究をまとめる:今年はダメだったが、某マンガの作成にかかわっている。
- 研究資金(科研費その他)の獲得を目指す:まったく忘れていた。一応科研費の申請はした。
memorableなツイート
- 幸福について考えていたら幸せになってきた。
- 君は必要十分条件
- 和辻賞受賞スピーチ - こだまの(?)世界 http://t.co/cmhcxQca
- なんか、カントが倒れたら道徳がすべて崩壊するという悲壮的な前提がある気がする。天が落ちてもカントを守るべし。
- しかしまあ、仕事というのはなぜか片づいていくもので。1ヶ月の間に自分が約30人いるものと考え、今日の自分は今日できるだけやり、後は明日以降の自分に任せよう。なるべく明日以降の自分を苦しめないように、今日は今日でがんばろう。
- 〆切はインベーダーゲームに似ていて、予定表の先の方にあると余裕なんだけど、そのうち〆切が近くなり、しかも大群で押し寄せてくると、パニックになる。名古屋撃ちとかできないので、早めにやっつけるように心がけよう。
- 朝日新聞のデータベースでは、自己啓発という語が出るのは1969年。
日立が自己啓発推進センターを作ったという記事。
(自己啓発についていろいろ調べていた)
- なぜミュージシャンがみな27歳で死ぬのかについてしばらく考えていたが、結局、中年になったことを自覚しないでThe CorrsのSo Youngみたいに「食べなくても寝なくても平気」というような生活を続けていると限界に来るのが、27歳だという結論に落ち着いた。
- 仮に生殖のためには三人必要な世界があるとすると(x,y,z)、三人で結婚するのが倫理的とされるだろう。倫理はある程度まで生物学的な条件によって決まってくる。
- キカイダー感想 http://d.hatena.ne.jp/satoshi_kodama/20110722#1311338312
- 批判的思考。「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」ではだめで、まず、坊主の是非と袈裟の是非は切り離して、次に坊主のどこが憎くて、どこが憎くないのか、また袈裟のどこが憎くて、どこが憎くないのかを分析しなければならない。
- 某氏曰く、「電車の中で『功利と直観』を読んでいたら、おもしろかったので三駅乗り過ごしてしまった」そうだ。これはすごい誉め言葉だな。
- 有徳な研究者は、嫌いな哲学者でもしっかり勉強して、その哲学がなぜ嫌いなのかを述べることができるんだろう。
- 「哲学者たちは世界を解釈することしかしてこなかった」というより、モンテーニュのいうように「ものごとを解釈するのよりは、解釈を解釈するほうが大忙しだ」の方が当たっているだろう。
- それにしても、国際功利主義学会はあるが、国際義務論学会や国際徳倫理学会がないというのは考察に値する事実だな。
- 「自然は、全人民の幸福や、場合によっては数世代先の人類の展望が掛かっている人々をなぎ倒し、良心のとがめはまったく感じない。死んだ方が本人のためであり、死ねば被害を被っている人々が喜ぶような人々をなぎ倒す場合とまったく同様である。このように自然は生命を扱う」(ミル自然論)
- 目覚ましが鳴らないと起きないし、〆切りがないと書かない。しかし、目覚ましや〆切りを自分でセットできるところに、人間の尊厳がある。
- 第一子が産まれるまでのツイート
- さて、今日も良い社会を作るために研究するか。
- 教育で重要なことの一つは、「今、ここ、わたし」という視点とは別の視点が取れるようにすること。過去や未来、遠くの国、他人のことを考える能力を身につけさせる必要がある。
- 昨日の朝日朝刊にあった、釜石の小中学生の防災教育で教えられる三つのこと。「揺れたら家に向かわず、とにかく逃げろ。ハザードマップを信じず、状況を見て判断すること。そして、人を助けること」
- 長年哲学をやっている人は、「倫理学も道徳『哲学』だろう」という感じで気軽に論じるわけだが、そのぐらい距離があることを理解しておく必要がある。やはり、観光するだけでなく、しばらくそこに住んでいないと、ピントが外れた紹介になってしまう。
- 某名誉教授にサンデル流行ってますねと言ったら、サンデルは『現代倫理学入門』を読んだにちがいないと言っておられた。
- なるほど、トロリー問題が流行しているのは、性格判断(心理テスト)のように理解されているからか。
- 喫茶店を開いて、客に「マスター」と呼ばれるたびに「ドクターだ!」と返事する、というのをやりたい。
- 「これから新郎新婦による、脱亜入欧式を行います」
- こんなの見つけた。勁草通信。「初登場一位!」ははははhttp://www.keisoshobo.co.jp/files/tushin1101.pdf
- む、アパテイアって、逆から読むと「相手パア」か。たしかに、相手パアだと思えば、情念も動かされずに済むな。さすがはストア派。
真夜中
朝、遅めに起きる。シャワー、朝食。
日本中雪が降って寒いようだが、東京はなぜか平気。
午前中、遅めに大学へ。雑用。お昼はコンビニの寿司など。
お昼すぎ、某院生の指導。新年に持ち越し。
夕方、少し寝袋。それから某原稿書き。こちらも新年に持ち越しそうだ。
夜、帰宅して夕食。夜中、少しPHSをいじった後、ソファでまた寝る。寝すぎ。
真夜中、食器を洗う。いつもと変わらない一日の過ごし方。
一年を振り返らないと。
今年の抱負の評価
ハーフタイムの反省も参照せよ。
- 今年こそは単著を書く。
→11月に『功利と直観』という本がめでたく出ました。
関係者の方々、ありがとうございました。
- 先を見通す力を付ける。
→相変らずだめ。三日先のことも考えていない。来年に持ち越し。
- excitingな一年を送る。
→とりあえず、依頼された仕事はほとんど断らなかったはず。
数えてみると、研究会や学会等で10回以上報告したようだ。
来年は少しペースを落とそう。
- 威厳を付ける。
→一年の最初に、偉い筋に方に言われたんだった。
しかし、だめなものはだめ。あきらめた。
- 大きな声で。
→これはまあまあ。来年はソフトな声になるようにしてみよう。
来年の抱負は、某院生の博論を終わらせる、今後10年間で考えるべき問題を三つ考える、英語論文を国際誌に投稿する、ぐらいかな。
あと、週二で運動する、聴きやすい声になるように工夫する。
人に頼らず自分で思考する、
毎日スケジュールを立てて行動する、というのも大事だな。
生命倫理の研究もそろそろまとめなければ。
研究資金の獲得も目指そう。いろいろあるな。
今年の主なニュース
(「はてな」はブログの方に記述あり)
- 1月
- 2月
- 3月
- 4月
- 5月
- 某研究会で報告 (08/May/2010)
於駒場。
- 掃除機購入 (09/May/2010 はてな)
これも便利。良い買い物だった。
- 臓器移植雑感 (26/May/2010 はてな)
続きを書いていない。
- 6月
- 7月
- 8月
- 9月
- 10月
- 某講義開始 (08/Oct/2010)
- 眼鏡新調 (16/Oct/2010)
- なかのひと (16/Oct/2010)
ようやく日記でカミングアウトする。おかげさまで順調です。
- 京都出張 (30/Oct/2010)
久しぶりに宇治に行った。
- 11月
- 12月
一年を振り返ってのコメント。
- 全体的に時間が足りない。
そのせいもあり、後半はあまりWiiをしなくなった。
Guardian Weeklyもたまりまくっている。
子どもができたらどうなるんだろう…。
- PHSの他、ubuntu 10.04, 10.10, Windows 7, Puppy Linux,
Xoops, emacsとかいじっているが、時間の無駄。
来年はこういう時間を削ろう。
- 2週間に一度ぐらいは漫画喫茶に行っている。
『SLAM DUNK』『リアル』『鋼の錬金術師』とか。
- 新聞は毎日読んでいた。週アスも毎週欠かさずに買ったな。
- 7月からツタヤの宅配レンタルを始め、
後半は毎月4本ずつ映画を見るようになった。
- 今年一年、健康にはとくに問題はなかったが、
歯医者で保険の効かない詰め物を初めてしてもらった(03/Aug/2010)。
- ランチョン・セミナー、政治哲学研究会、
Bentham(オンライン)研究会は今年も定期的に続けている。
生命倫理のオンライン研究会も始めた。
- 生命倫理で重要だったのは、野田聖子議員の話、合成生物学、
東大医科研と朝日新聞の確執、ぐらいだろうか。
- はまったもの。Hybrid W-zero3, iPad, ミラーズエッジ, 酸辣麺, twitter,
GoogleニュースとGoogleリーダー。
今年の(わずかな)業績は、
→こちらを見よ。
去年のオレががんばっていたので、その成果が出ているが、
来年はどうなるか。
おもしろかった本・論文は:
(「はてな」はブログの方に記述あり)
今年もあんまり本を読まなかったな。来年は図書館に籠って本を読もう。
映画については:
(「はてな」はブログの方に記述あり)
観る価値があったのは、『私の中のあなた』、『第9地区』、『七人の侍』、『生きてこそ』、『フィラデルフィア』、『ホテル・ルワンダ』、『グッド・ウィル・ハンティング』、『ミルク』、『レインマン』、『シザーハンズ』ぐらいか。人生は短いので、なるべく良い映画を選んで観るようにしよう。
音楽については:
(「はてな」はブログの方に記述あり)
- Badly Drawn Boy, One Plus One Is One (09/Jan/2010 はてな)
- Sly and the Family Stone, Greatest Hits (31/Jan/2010 はてな)
- Jimi Henderix, Valleys of Neptune (22/Mar/2010 はてな)
- Scissor Sisters, Night Work (01/Jul/2010 はてな)
- Stereophonics, Keep Calm & Carry on (11/Jul/2010 はてな)
- Maroon 5, Hands All Over (29/Sep/2010 はてな)
- モンキーズ、ザ・デフィニティヴ・モンキーズ (29/Sep/2010 はてな)
- エヴァリー・ブラザーズ、グレイテスト・ヒッツ (29/Oct/2010 はてな)
- エヴァリー・ブラザーズ、ストーリーズ・ウィ・クッド・テル/パス・ザ・チキン&リッスン (04/Nov/2010 はてな)
- Paul Weller, Modern Classics (02/Dec/2010 はてな)
- The Jam, Gold (05/Dec/2010 はてな)
この中では、The Jamにはまった。
思い出深いメモ。
最近、日記をあんまり書いてないから、記憶に残るメモがない。
(「はてな」はブログの方に記述あり)
- メモ。批判について。発達の三段階。
無批判--他人の言うことを何もかも鵜呑みにしてしまう段階。
過批判--部分を否定すると、全否定につながる段階。
「彼にはこういう欠点がある。だから彼はダメだ」。
最後の段階は、悪い部分はそれと認め、良い部分は受け入れる、
という取捨選択のできる態度。これが十分に成熟した批判的態度と言える。(28/Jan/2010)
- 「科学技術」という表記だと「科学的な技術」という誤解が生じて、
基礎研究が軽んじられるという懸念があるので、
「科学・技術」にするんだそうな
(ただし、科学技術基本法などの法律用語はそのまま)。
いっそのこと、「科学☆技術」とかにすればいいのに。(09/Feb/2010)
- メモ。「威厳を付けたい」と相談すると、「ヒゲを伸ばすとよいのでは」
という助言あり。あんまり伸びないので、付け髭でも付けるかな。
毎日、チョビヒゲとか、マルクスヒゲとか変えてみると楽しいかもしれない。
また、「いばってどうするんですか」というコメントもいただいたが、
「いばる」というのと「威厳がある」というのはちょっと違うように思う。
威厳というよりは、最近言うところの「品格」に近いんだろう。(13/Mar/2010)
- 「自由になりたいんです」
「何を言ってるんだ。君は自由じゃないか。何から自由になりたいんだね」
「よくわからないんですが、何か自由じゃないんです。
何かに抑圧されているんです。このままでは息がつまって死にそうで。
とにかく自由になりたいんです」
「それは結局君の心持ち次第だと思うけどね。深呼吸でもしてみたらどうかね」(11/Apr/2010)
- 「もっと本を読みたいのですが、読む時間がないのです」
「君の人生は残り少ないのに、いったい何に時間を費しているんだね」
「よくわかりません、とにかく一日が短くて。さっき起きたと思ったら、
気付いたら寝る時間なのです」
「それと同じように、さっき産まれたと思ったら、気付いたらもう死ぬときなのだよ。せいぜい有効に時間を使いたまえ」(16/May/2010)
- 最近、いろいろなところに書き散らしているので面倒だな。
ネット上のアイデンティティ拡散中。
この日記がアイデンティティの中心かどうかさえ怪しい。(18/Jun/2010)
- メモ。なるべく括弧のない文章を書くこと。
括弧は筆者としては詳しく書けて便利だが、
読者としては思考の流れを止めてしまう。
ついでに、なるべく注も減らすこと。(21/Jun/2010)
- 帰宅して、夕食。某妻に家事をもっとするように言われる。
節約もするように言われる。自動車にも乗っていないし、
服を買う趣味もなく、パチンコも競馬もせず、
いかに自分が環境に優しい節約型の人間かを力説したが、
飲み会の回数を減らせと言われる。我が家にも仕分けの波が。(24/Jun/2010)
- 定時出勤。最近たるんでいるので、今日から一日のスケジュール
(というか、理性的存在者である自分からの、
感性的存在者である自分に対する命令)を立てて、
厳格に実行することにする。(09/Dec/2010)
真夜中
お昼前に起床。新聞、シリアル、シャワー。
寿司が食べたくなったので、お昼すぎに家を出て、
某妻と巣鴨にある某寿司屋へ。あまり満足せず。
それから地蔵通りに行き、少し買い物など。
昼下がり、巣鴨の漫画喫茶でしばらくchill outする。
ゆっくりしていると某妻から呼び出しがかかったので、急いで帰宅。
ゆっくり夕食。ワイン。
そのあと、昨日から始めていた一年を振り返る作業。
今年は無事に年内に終わった。
夜中、『ダイ・ハード』を見始める。今年ロンドンに行ったときに
買ったDVDボックス。
真夜中、日付が変わるころ、某白山神社に某妻と御参りに。今年ももう終わり。
今年の抱負の評価
ハーフタイムの反省も参照せよ。
- 毎日朝から滑舌よく。
→大分がんばったが、気は抜けない。
- 挨拶奨励。「おはようございます」などのあとに、
何かを続けるようにする。 (会話上手になる)
→結局、なかなか挨拶上手にはならなかった。
学生には『調子はどうですか』などと聞くようにしているが。
- 遅刻しない。
そのために5分前には待ち合わせ場所に行く心掛けをする。
→まあまあ。しかし、これも気は抜けない。
- ダブルブッキングしない。
そのために毎週金曜日と月曜日、および毎朝予定表を確認する。
→会議等は二つほどすっぽかしがあったようだが、
それ以外は大丈夫だった。来年以降も気を抜かないこと。
- 二層レベルの思考を実践する。道徳に限らず、目の前の事を処理する思考と、
日々のあり方について反省し長期的視野で物事を考える思考とを
分ける訓練をする。
→批判レベルの思考は本当に時間のある年末や祝日などしかできない。
今後も、生活の指針を決めるときと、指針に従って行動するときを
分けること。
- 今年こそは単著を書く。そのために某集中講義の準備を入念にする。
→間に合わなかった。来年中には出したい。
- 1日1ユーモア。ただし、ダジャレ、オヤジギャグのたぐいはカウントせず。
→某妻博士によると、今一つだったとのこと。来年に持ち越し。
今年の主なニュース
(「はてな」はブログの方に記述あり)
- 1月
- 今年の抱負 (β版) (13/Jan/2009)
- 某掲示板を
試しに作ってみるが、放ってある。(08/Jan/2009)
- b-mobile 3Gを使い出す (26/Jan/2009)。やっと一年か。もう一世代も二世代も前のガジェットという感じがするな…。
- 2月
- 1月31日から2月6日まで、英国旅行 (はてなの方に写真あり)。ロンドンとオックスフォード。大雪で大変だったが、それなりに楽しかった。
- 某妻がSony Vaio VGN-TZ73Bを購入(10/Feb/2009 はてな)。
初期不良だったようで、修理に出すまで大変だったが、
その後は無事に動いている。
- 某妻が某手術で入院。手術は無事終了。
2月は某妻の見舞いのため、足繁く広尾に通っていた。
- 日本一周の歩数計を購入。すぐに電池が切れ、
日本一周どころか東京から千葉ぐらいまでしか行けず。(22/Feb/2009 はてな)
- 今年も確定申告で怒っている
(28/Feb/2009)。
- 3月
- 高輪で某国際会議を開催 (13/Mar/2009)。いろいろ勉強になった。参加していただいた方、準備していただいた方、
みなに感謝。Thanks everybody.
- 京都出張 (20/Mar/2009)。
翌日、某研究会で報告。
- 親不知を抜く (三本目)
(23/Mar/2009)。そのあとしばらく頬が腫れた。
- 4月
- 某科研費採択 (03/Apr/2009)。
毎年ダメで落ち込んでいたが、今年は何とかなりました。感謝。
- 『病院倫理委員会と倫理コンサルテーション』という翻訳を某氏と一緒に出す (12/Apr/2009 はてな)。
- 4月末から豚インフルエンザについての記述が。
今年一年の大事件の一つだった。
- 5月
- Ubuntu9.04をインストール
(19/May/2009)。このあと6月ごろまでubuntuにはまっている。
10月末には9.10も入れたが、現在はubuntu熱は収まっている。
Windowsでだいたい満足してるからだろう。
- 6月
- 初めて房総半島を回る (28/Jun/2009)。おもしろかった。
- いろいろコンピュータの不具合が発生して苦労している。
- 7月
- 8月
- 9月
- 10月
- 11月
- 12月
- 健康診断の結果 (09/Dec/2009)。
今年も無事。そろそろ人間ドックに行かないといけないんだが…。
- 某集中講義 (14-18/Dec/2009)。
今年の夏以降の研究の集大成。大変よい経験になった。
- 神戸に寄ってから帰京
(19/Dec/2009)。神戸は良い街だ。
今年の貴重な経験は:
- 某妻が博士号を取ったことと、某集中講義。
コンピュータもunixやらxoopsやらramdiskやらいろいろ勉強したな。
今年の(わずかな)業績は、
→こちらを見よ。
おもしろかった本・論文は:
(「はてな」はブログの方に記述あり)
- 筒井康隆『銀齢の果て』(18/Jan/2009 はてな)
- 菱山豊『生命倫理ハンドブック』(21/Jan/2009 はてな)
- Max Brooks, World War Z (06/Feb/2009 はてな)。
めずらしくペーパーバックを読破する。
- 寺山修司『家出のすすめ』(11/Feb/2009 はてな)。
一行も覚えていないけど。
- 千木良悠子、辛酸なめ子『だれでも一度は、処女だった。』
(27/Feb/2009, 25/May/2009 はてな)。おもしろかった。
- ケインズ『貨幣改革論 若き日の信条』(25/Jun/2009 はてな)。
「若き日の信条」にムーアの話。大変参考になった。
- 大原由軌子『大原さんちのダンナさん--このごろ少し神経症』(11/Jul/2009 はてな)。
- 手塚治虫『ブッダ』(19/Aug/2009 はてな)。
久しぶりに読み返すとおもしろかった。
- 石井光太『絶対貧困』(10/Sep/2009 はてな)。
これもおもしろかった。
今年は忙しくてあんまり本を読まなかった。
その代わり、雑誌はときどき読むようになった。
音楽、映画その他については:
(「はてな」はブログの方に記述あり)
- 『シャイン・ア・ライト』(06/Jan/2009)。B-。ストーンズのファンでもそうでなくても楽しく見れる映画。
- 『ハンナムプトラ3』(31/Jan/2009)。ヒースロー行きの機内で。記憶なし。
- How to lose your friends and alienate people (31/Jan/2009). 同上。
- War of the Worlds (06/Feb/2009). 成田行きの機内で。
トム・クルーズ主演だが記憶なし。
- 『スパイダーマン3』(06/Feb/2009)。同上。
- 『魂の叫び(Rattle and Hum)』(27/Feb/2009)。
ひさしぶりに見直す。かっこいい。
- Shades of Gray (07/Mar/2009). 大人になると白黒はっきりしない事が多くなるという歌。
- 『女はみんな生きている』(18/Apr/2009)。
覚えていない。
- 『第三の男』(03/May/2009)。
最後のあたりは覚えている。
- 『ダヴィンチコード』(25/May/2009)。記憶なし。
- Revolution (25/May/2009)
- 『スターウォーズ episode 3』(20/Jun/2009)。B.
- 『ブラインドネス』(06/Jul/2009)。B-。
おもしろかった記憶が。
- 久しぶりにLed Zeppelin。(27/Jul/2009 はてな)。しばらくはまる。
- 『ハリー・ポッター6』
(20/Aug/2009 はてなにも記述あり)。B-。それなり。
- 『ウォーリー』
(22/Aug/2009 はてなにも記述あり)。これは結構良かった。B+。
- 『エアポート ユナイテッド93』(12/Sep/2009)。C。それなり。
- 『This Is It』(21/Nov/2009)。
B+。それなりにおもしろかった。
- Susan Boyle, I Dreamed a Dream (26/Nov/2009 はてな)。
イギリスの注目のおばちゃん。最初のWild Horsesはすごい。
観る価値があったのは、『シャイン・ア・ライト』、『ハリー・ポッター6』、『ウォーリー』、『This Is It』。道交法改正のせいもあり、はまった音楽はなし。
思い出深いメモ。
(「はてな」はブログの方に記述あり)
- 生活のためにデモをするというのは結構なのだが、
この「悪しき権力」が存在するという前提は何なんだろうな。
「世の中が悪いのは悪しき権力のせいで、それを倒せば、
世の中は良くなる」んだろうか。
「小市民=善、お上=悪」という発想は、あまりに単純だと思うのだが。
(04/Jan/2009 はてな)
- 「何の研究してるんですか?」という問いに対する答えは、
「よき功利主義者となるべく、脳死臓器移植の問題、iPS細胞の倫理問題、
脳科学の倫理問題、税の問題、健康格差の問題などの各論に取り組んでいます。
また、理論的には直観主義と功利主義の対決に関心があります」
というような感じか。(08/Jan/2009 はてな)
- 第三者の卵子や受精卵をもらって自分の子宮を用いて産んだら自分の子
として認められ、自分の卵子や受精卵を使って第三者の子宮を用いて産
んだら自分の子として認められない。直観的には何か一貫していないよ
うな気がするが、どうなのかな。自分の子であるかどうかを分ける、
道徳的に重要な違いは何か。もうちょっとよく考える必要あり。(22/Jan/2009)
- 査読の作法について。3問質問する時間がある場合、3問全部、
全力で投球してはいけない。学生に打たせて、
学生のよいところも見せられるようにすること。
もちろん、こちらに余裕がある場合の話。(29/Jan/2009)
- サーベイ論文について (12/Feb/2009)。
「思えば、某名誉教授が「サーベイ論文が必要だ」と2000年ごろに
言っていたのがこの作業の始まりだった。某名誉教授は具体的な方法論に
ついてはほとんど書いていなかったので、自分で考え出した。しかし、
某名誉教授が言いださなければ、こんなことはやらなかっただろうから、
その意味ではたいへん感謝している」云々。
- 組織論。一人では到底できないことを力を合わせてやるのが組織。
各人の長所を生かして、お互いに足りないところを補い合うこと。
(14/Feb/2009)
- 最近、不作為(何もしないこと)で非難されることが多くなった。
何かしてもらおうなどと甘えたことを考えるな、と思う場合もあるが、
やはり、不作為が義務違反になることもある。
作為はダメ、不作為ならOKというのは、
必ずしも成り立たないことがよくわかる。(16/Feb/2009 はてな)
- 現代を歴史の一部として見る目を養えるといいのだが。
革命が起きているのにそれに気づかないようではダメだ。
(18/Feb/2009 はてな)
- オレの欠点の一つは、戦略性のなさだ。
ある目的を達成するために、三つの方法を考えたり、
何事も三手先まで考えたりする習慣を付けること。
そのためには、一呼吸置く習慣を付けること。
(18/Mar/2009)
- 昔は自分もそうだったが、
先行研究にまったく言及せずに論文を書くというのは、
劇の途中で突然入ってきて、ぜんぜん無関係なことや、
すでに語られていたことを話し出すようなものだ。
本人は自説を披露できて楽しいかもしれないが…。
とにかく、主要な国内外の先行研究を参照しないのは悪徳。
見習わないようにしましょう。
自分の小人性(こびとせい)を自覚して、巨人の肩に乗せてもらうこと。
(22/Mar/2009)
- しかし、(普通の)企業というのは慣れなくて緊張する。
受付でも緊張して相手の名前を言い間違えたり。ふ〜。
なんか、誰も知り合いのいない懇親会に来たような、あるいは、
高級百貨店の紳士服フロアに一人で入ってしまったような、
そういうエイリアン度が高い。といっても、そもそも自分は火星人だしな。
しょせん普通の人間のふりはできないことを自覚すべし。(27/Mar/2009)
- 30年生き延びた(生命倫理関係の)本 (15/Mar/2009 はてな)。本の企画のためにちょっと考えてみている。
- 新聞を単に漫然と読むのではなく、次に何が起こるかを予想しながら読むこと。
昨日会ったことを確認するだけという読み方ではあまり意味がない。(31/Mar/2009 はてな)
- Break every rule. …とまでは言わないまでも、
常識的な考えや枠組みに捕われすぎないこと。
過去の自分と連続的である必要もない。
コンベンションを打ち破るのだ。は、はは、ははははは。(03/Apr/2009)
- 集団で行動するとき、何が何でも自分のやり方を通そうとすると
ストレスになるし不要な軋轢も生む。そこで、自分が一番よいと思う
やり方にこだわらずに、選択肢の許容範囲を広げて、明らかにまずく
なければそれでもよいことにした方が楽だ(また、結局その方が結果も
よかったりする)。そういう意味で、あるやり方に固執したり執着したり
しないこと。座右の銘はNothing really matters... (06/Apr/2009 はてな)
- 先日、某先生に、論文を書くのに手を抜かないようにと諭されたが、
「手を抜く」というのは、ここしばらく、というか、研究者になってから
ずっと身に付いている習性の気がするな。どうも論文を書くさいにも報告を
する際にも(どちらかと言えば、とくに論文を書くさいに)、7〜8割の努力で
満足してしまうところがあるように思う。(12/Jun/2009)
- 宗教が理性に反するという場合は、科学的な合理性を問題にしている。
道徳が理性に反する場合は、自己利益に関する合理性を問題にしている。
道徳に従うのは集団としては合理的、個人としては不合理(な場合もある)。
とすると、道徳についても、「不条理なるがゆえに我信ず」と言うべきか?
(29/Jun/2009 はてな)
- 一日一日があっという間で、今年も、もう半年経ってしまった。
沈思黙考するのは無理なので、人々との対話の中からいろいろ
学ぶようにするか。挨拶はほどほどにして、
善き生について語ることにしよう(ただし、ユーモアを交えて)。
「おはようございます。ところで人生の調子はどうですか」とか。
質問することを恐れてはいけない。(01/Jul/2009)
- 北風と太陽。一人で両方やる必要はないが、両方の役割が必要だ。
(10/Jul/2009)
- 上手な批判の仕方。「それはよいアイディアですね。ただ、
もし〜という視点からこういう批判があった場合には、
どう答えたらいいでしょうか」。True, but構文の進化形。
以前も書いたか。「あえて批判するならば、、、」というのが必要だ。
無用な摩擦は避けること。(24/Jul/2009 はてな)
- 世界を解釈することは手段。変えることが目的。
テオリアを怠ってはいけないが、そこに留まっていてもいけない。
(01/Aug/2009 はてな)
- 最初からやろうとする悪いクセ。たとえば岩波文庫だと、
ソクラテスから読まないといけないと思い、ロックだと、
チャックベリーとかロバートジョンソンにさかのぼらないといけないと思う。
すると、結局現代哲学、現代の音楽にまでたどりつけない。
本も最初から丹念に読み進めようとするから、途中で挫折したりする。
これはよくない習慣だ。(05/Aug/2009 はてな)
- そういえば、UCLのランゲージ・センターで先生に矯正されてから
逆にうまく行かなくなっていたLの発音に関して、
少しbreakthruがあった気がする。気がするだけかもしれないが。
(20/Sep/2009)
- 変革:内部からか外部からか。一方は御用学者と非難され、
他方は野次馬と批判される。どちらかを選ぶとすれば、
内部からの変革を選ぶ。なぜかと聞かれたら、効率性と漸進性と答える。
これは美学の問題なのかもしれない。自分が汚れるとか、
純粋でなくなるということはあまり気にならない。(09/Sep/2009 はてな)
- 「定職のある人は大学の紀要に、若い人は学会誌に」という意見を
某所で聞いたが、やはり学会誌は学会の顔なのだから、第一線の研究者が、
第一線の研究をちゃんと載せていくべきだろう。自然科学系の雑誌だって
そうだ。年寄りになっても論文に投稿するようにしよう。(19/Oct/2009)
朝
割と早目に起きる。体調はまあまあ。シリアル、朝刊。
先日買った豆は、東ティモールとマンデリン・ルクプサブン・スーパー。
両方とも、ちょっと味が濃く出るので量に注意。
お昼前
一年を振り返る作業。日記の方は終わったので、次はブログ。その前に家の掃除をしよう。
昼下がり
珍しく一階の大掃除。一年分(二年分?)の埃を取る。もう少しマメに掃除をしよう。
久しぶりに風呂に入ったあと、昼食。
夕方
ちょっと寝る。
起きてから死んだはずの東芝のDynabookの電源をひさしぶりに付けてみると、普通に立ち上がった。あれ、まあ。
今年の抱負の評価
ハーフタイムの反省も参照せよ。
- 鋭い批判を上手にすること。具体的には、「この報告には良い点が三つと、
悪い点が三つあります。良い点は…」
とすぐに発言できるように訓練すること。
→後半は忘れがちだった。まだまだ修業が必要。
- 週一日の研究日を作ること。
→後半は結局、忙しくてほとんど研究日が取れなかった。
週末もあまり勉強できず。もうちょっと生活スタイルを見直さねば。
- 本一冊書くこと。
→あれ、今年もダメでした。秋ごろ、少しがんばったんだけど、
力尽きました。また機が熟していない、ということにして、
来年の課題にしよう。
- 一日一
ジョークユーモアを心掛けること。
→今一つ。とくに後半は考えごとが多く、まじめな雰囲気のときが
多かった。反省して、来年は一日100ユーモアを心掛けよう。
今年の主なニュース
(「はてな」はブログの方に記述あり)
- 1月
- 2月
- 3月
- 4月
- 5月
- 5月から二ヶ月、産経新聞を講読。その前(1月から)は東京新聞。
7月からはまた朝日に戻した。
- 「シンブンクリップ」購入(25/May/2008)。重宝している。
- SennheiserのCX300を買う(26/May/2008)。これ以降、
インナーイヤータイプのものを使うようになる。
- ダーウィン展 (30/May/2008)。
たいへん勉強になった記憶がある。
- 6月
- DELL Optiplex購入
(14/Jun/2008)。
以前から使っていた4500Cが死んだと思ったので、新しく購入。
しかし、4500Cが奇跡的に蘇生したので、
そちらは某兄に引き取ってもらう。
- 京都出張 (28/Jun/2008)。
ある意味、これまでになくおもしろい研究会だった。
- 7月
- 8月
- 9月
- 10月
- 11月
- 12月
今年の貴重な経験は:
- グローバルCOEが採択されたこと。
日記にはあまり書けなかったが、去年の冬から申請の準備をし、
夏ごろに採択が決まり、それ以降は運営の手伝いをしていたため、
貴重な経験だったが、まさにこれで一年間忙殺されたと言ってよい。
あと4年、大いにがんばろう。
- 研究室が個室になったこと。これで研究が捗る…はず。
- 税と正義について考えるようになったこと。
- マジカルアイが見えるようになったこと。
- 平泳ぎが少しできるようになったこと。
- 週刊アスキーを読むようになったこと。
- コーヒーミルで豆を挽くようになったこと。
- 自宅にソファが入ったこと。贅沢品ではなく、必需品になりました。
- 香港に行ったこと。
- 某スウェーデン人と友人になったこと。
今年の(わずかな)業績は、
→こちらを見よ。
おもしろかった本・論文は:
(「はてな」はブログの方に記述あり)
- 米本昌平『クローン羊の衝撃』(05/Jan/2008 はてな)。
アジ文がおもしろかった。
- 吾妻ひでお『失踪日記』(06/Jan/2008 はてな)
- 米本昌平『先端医療革命』(07/Jan/2008 はてな)
- 米本昌平『知政学のすすめ』(09/Jan/2008 はてな)
- 加藤尚武「〈京大オーバードクター生一掃期〉二足のわらじを履きなさい」(『中央公論』2008年 02月号) (23/Jan/2008 はてな)。哲学系大学院生は必読。
- 『ブルマーの社会史』(25/Jan/2008 はてな)。
- 細井和喜蔵『女工哀史』(26/Jan/2008 はてな)。
- 市橋秀夫 『パーソナリティ障害(人格障害)のことがよくわかる本』(07/Feb/2008 はてな)
- 徳永直『太陽のない街』(11/Feb/2008 はてな)。
- 『よくわかる社会心理学』(19-21/Feb/2008 はてな)
- Max Brooks, World War Z (01/Mar/2008)。
まだ読み終わっていない…。
- 狩野力八郎 『自己愛性パーソナリティ障害のことがよくわかる本』
(12/Mar/2008 はてな)
- 松永昌三『福沢諭吉と中江兆民』(05/Apr/2008 はてな)
- 草原克豪『日本の大学制度』 (1808/May008 はてな)。
たいへん勉強になった。
昨年に引き続き、大学論をいろいろ勉強した一年だった。
- 山田昌弘 『希望格差社会』(03/May/2008 はてな)
- Kwame Anthony Appiah, Experiments in Ethics
(07/May/2008 はてな)
- 『路上喫煙にNO!』(10/Jun/2008 はてな)
- 『社会政策研究〈8〉特集 格差論再考』(12/Jun/2008 はてな)
- 三宅泰雄『空気の発見』(04/Jul/2008 はてな)
- 松下幸之助『指導者の条件』(05/Aug/2008 はてな)
- 『どんどん目が良くなるマジカル・アイ MINI BLUE (宝島社文庫)』(15/Aug/2008 はてな)
- Bruno S. Frey, Happiness: A Revolution in Economics (22/Aug/2008 はてな)
- 林真理子『本を読む女』(24/Aug/2008 はてな)
- 桂望実『平等ゲーム』(12/Oct/2008 はてな)
- 暉峻淑子『豊かさとは何か』『豊かさの条件』(16/Oct/2008 はてな)
- ハロルド作石『BECK』(19/Oct/2008)。最終巻。おもしろかった。
- 古谷美央著、中畑龍俊監修『iPS細胞って、なんだろう』(06/Dec/2008 はてな)
- Michael J. Sandel, The Case Against Perfection: Ethics in the Age of Genetic Engineering (29/Dec/2008 はてな)
音楽、映画その他については:
(「はてな」はブログの方に記述あり)
- 『シャイニング』(22/Jan/2008)。B+。
怖かった。今だに怖い。観るんじゃなかった。
- 『28週後…』(04/Feb/2008)。
走るゾンビ。怖い。評価なし。
- 『ロスト・イン・トランスレーション』
(11/Feb/2008)。B-。今思えばそれなり。
- 『The Island』(23/Feb/2008)。
C+。これもそれなりだった記憶が。
- 『ショート・バス』(28/Feb/2008)。B。
あんまり覚えていないが、おもしろかった記憶が。
- 『カサブランカ』(05/Apr/2008)。B+。
何か観る必要があって、再度見たんだったと思うが、なんでだったか忘れた。
- DUFFY, ROCKFERRY (16/Apr/2008 はてな)。
たしかに良いアルバム。
- The Feelingのコンサート
(23/Apr/2008, はてなにも記述あり)。良かった。
- 『ブロークン・フラワーズ』
(25/Apr/2008)。C-。覚えていない。
- 『ボーン・アルティメイタム』
(10/May/2008)。B-。これも覚えていないが、それなりにおもしろかった記憶が。
- 『プラネット・テラー』
(13/May/2008)。C。まあ、笑えた気はする。
- 『エヴァとステファンとすてきな家族(Together)』(12/Jul/2008 はてな)
スウェーデン映画。
- 『インディ・ジョーンズ4』
(18/Jul/2008)。C-。覚えていない。
- 『いのちの食べかた』
(23/Jul/2008)。
B-。淡々としたドキュメンタリーだったことと、
映像が鮮やかだったことだけ覚えている。
- 『恋愛小説家』
(30/Jul/2008)。
B-。ジャック・ニコルソンの変な顔しか覚えていない。
- 『攻殻機動隊』
(01/Aug/2008)。C-。ぜんぜん覚えていない。
- 『Once ダブリンの街角で』
(05/Aug/2008)。B-。最後が味わい深かった気が…。
- 『やわらかい手』(14/Sep/2008)
B。これはイギリスらしい良い映画だった。
- 『ぜんぶ、フィデルのせい』(18/Oct/2008)。
B-。これもおもしろかった。
- 『マーゴット・ウェディング』(19/Oct/2008)。C。
これは期待はずれ。
- 『ドーン・オブ・ザ・デッド』(03/Nov/2008)。C。やっぱり怖い。
- 『Iron Jawed Angels』(03/Nov/2008)。B-。教育的な映画。それなりに勉強になる。ちょっと長い。
- 『闇の子供たち』(07/Nov/2008)。B。
これも長かったが、観ておくべき映画。
- 『アイム・ノット・ゼア』(08/Nov/2008)
C+。まあ、意味不明な映画。
- 『ドリーム・ガールズ』(16/Nov/2008)。
B-。キャストがよかったのでそれなりに楽しめた。音楽もよい。
- Jeff Beck, Performing This Week...Live at Ronnie Scott's (10/Dec/2008 はてな)。すごい。
- 『ダークナイト』(29/Dec/2008)。
C+。映像に迫力はあったが、内容はそれなり。
観る価値があったのは、『ショート・バス』、『ボーン・アルティメイタム』、
『やわらかい手』、『ぜんぶ、フィデルのせい』、『Iron Jawed Angels』、『闇の子供たち』。
ただし、最高傑作はなし。
思い出深いメモ。
(「はてな」はブログの方に記述あり)
- それから急いで自転車で飯田橋の非常勤先へ。5分遅刻。
いかん、いかん、いかん。海より深く反省する。
今後は、「信号がすべて青だったらぎりぎり到着する時間」
を想定して行動するのではなく、
「信号がすべて赤でも5分前には到着する時間」
を想定して行動すること。(09/Jan/2008)
- 先日、自転車で大学に行く途中に考えていたが、
外野ではなく内部で仕事をしつつ、
「腐らない」ことを考えなくてはならないと思う。
米本先生はアカデミズムが(広義の)政治に関わらない状態を
「政治的去勢状態」と呼んでいるようだ(『知政学のすすめ』)。
政治に関わることは、必ずしも学者としての魂を売ることではない。
なるほど政治に関わらなければ、魂を売ることはないだろうが、
それは去勢された魂だろう。魂は売らずに、
政治に関わること。安逸を求めず、阿りもせず。(10/Jan/2008 はてな)
- よき研究者のモットー:研究は計画的に。(17/Jan/2008 はてな)
- 有楽町で電車を乗り換える際に、某非常勤先の学生に声をかけられて焦る。
Big sisters are watching me.
くれぐれも後めたいことはしないように気をつけよう。(24/Jan/2008)
- 昼下がりまで非常勤の準備をして、飯田橋へ移動。
生活環境の保全(環境保健)。今日で15回の講義は終わり。あとは試験だけ。
アンケートを取ったら、
「生徒を下に見ず、丁寧に授業をしているなと感じました」という回答があり、
下に見る先生がいるというのを残念に思うと同時に、
ややもすると学生を丁重に扱いすぎる自分の態度を反省する。
また、「(先日)有楽町駅で先生に会ったときに、
「(電車に)乗った方がいいよ」と言ってくれたおかげで、
寮の門限に間に合いました。ありがとうございました」とかいう回答もあり、
少し笑う。(30/Jan/2008)
- 自分や他人が議論において間違いを犯していることに気づいたとき、
単に間違いに気づいたことに満足するだけではなく、
なぜそのような間違いを犯したのか、
あるいは推論のどの過程で間違いを犯したのかまで考える
習慣を付けるが良い。そうすれば、同じ間違いをしなくなるだろうし、
一つの間違いから多くのことを学ぶだろう。(05/Feb/2008 はてな)
- お昼すぎ、某院生と不忍池を散歩しながらいろいろお説教。
まあ、学生というのは我が身を映す不完全な鏡のようなものだ。
自戒。手本を見せよ。(19/Feb/2008)
- 夜、某会議に出席したあと、大学のジムで筋トレ。
ジムの入口で偶然某氏に出会い、嫌な顔をされる。
なんか、一部の人の間では、ジムに行くのは恥ずかしいことのようだ。
(20/Feb/2008)
- それにしても、学生の指導というのは難しい。
人間ができていればある程度助かるのだが、なかなかそういうわけにも行かず、
研究指導だけでなく、生活指導もしなければならないのが大変だ。
しかも、どちらもやりすぎないように注意する必要がある
(前者は研究者としての自立性を失うと困るから、
後者はプライベートな領域に踏み込む可能性があるから)。
もちろん、自分も学生のときは同じように教員を手こずらせたので、
まあ人のことは言えない。世代間倫理だと思ってがんばろう。
また、人のふりを見てわがふりを直すように心掛けよう。
あと、寛容のこころも忘れないこと。
「人間をつくっているこれほど曲がった木材から、
申し分なくまっすぐなものを築くことはできない」(カント)。(26/Feb/2008)
- なぜ自分については長所も短所もわからないのだろう、
というのは重要な問いだと思う。が、とにかく、某妻と話した結果、
自分の長所や短所については、身近な他人と比較すればある程度わかる、
ということが明らかになった。たとえば、Aさんと自分を比べると、
Aさんは云々の点でわたしより優れていて、
別の云々の点ではわたしの方が優れているように思われる、、、という感じ。
このように他人と自分を「対決」させると、
自分の優れた点やそうでない点がある程度明らかになる。
あとはまあ、酒を飲みながら正直に話すことか。
自分の長所を伸ばし、短所を克服すること。それ以外に成長する途はない。
(29/Feb/2008 はてな)
- 幸福談義 (aka. 幸せはぶっとばせ) (08/Mar/2008)
- そういえば、出産祝いのプレゼントに何を買うかを選んでいるときに、
某妻に「自分が欲しいと思うものを、
他人の赤ちゃんのために選んではならない。
なぜなら、赤ちゃんはあなたと同じことができるわけではないからだ」
と諭される。「あなたが人々にしてほしいと思うように、
そのように人々にもしなさい」という黄金律が成り立たない一例。
仕方がないので、赤ちゃんになったつもりで選んだ。ばぶー。
(22/Mar/2008)
- 新しいコンピュータが来ると、
設定するのが楽しくてほとんど何もできなくなる。
昔からそうだったが、恐ろしいことだ。オレの仕事を数日邪魔したければ、
最新型のコンピュータを送ってくればよい。コンピュータ、怖いよ〜。
(06/Apr/2008)
- 「〜と分析」 (10/Apr/2008)。
おもしろい分析。
- 不正な行為だからといって、それに刑罰を加えることが直ちに正しくなる
わけではない、というのが功利主義の知恵。
同様に、正しい思ったことをすぐに口に出さないこと。
どうすれば正しいと思ったことを、正しい仕方で伝えられるかについて
考えること。(24/Apr/2008)
- 運動でも何でもそうだが、8割の力でやることをいいかげん
覚えなければならない。講義もそうだし、論文もそう。
余裕というか、無理をしないでこなすということを学ぶ必要がある。
いつも精一杯というのは、どうも苦しそうでいけない。
といっても、余裕でこなす力もないのだが。(25/Apr/2008 はてな)
- エピメテウス型人間とプロメテウス型人間。
自分はつくづくエピメテウス型人間だなあと思う。
それに比べると、某妻はいつも先のことを考えているので、
プロメテウス型人間だ。
ただ、予定通りに行かないとひどく心配するので、
プロメテウス型人間にはプロメテウス型人間の辛さがあるようだ。
エピメテウス型人間は楽天的で、トラブルが起きてから悩む。
しかし、いつまでも「モノが流れてくる」のを待つ生き方を
していてはいけない。先見の明を持つのだ。(03/May/2008)
- 自由な思考。これを維持するのは難しい。
自由な思考を維持するためには、
まず何よりも思想の自由が保証される必要があるが、
それだけではdormantになる可能性がある。
知らないうちに常識的な思考、
ルーチン的な思考にからめとられてしまうからだ。
つねにactiveにしておくには……とりあえず、ユーモアを忘れないこと!
(03/May/2008)
- ある人の意見が間違えているかどうかを判断できるだけでなく、
なぜその人がその意見をもっともらしいと思ったのかまで考え抜く必要がある。
というのは、間違った意見--とりわけ多くの人が抱いている意見--には、
一片の真理か、ある種の合理性があると思われるから。(11/May/2008)
- 4年前に某政治哲学研究会が
始まったんだな。
この研究会は色々な人のおかげで、月一でまだ活発に続いている。
某Bentham研(月一)は最近みな忙しくなってきたこともあり、
ちょっとダメぽな感じであれだ。
某ランチョン・セミナー(週二)は、それなりに続いている。
研究会にしろ何にしろ、人を巻きこんで一度始めたら、
ちゃんとその行く末に責任を持つ必要がある。(17/May/2008)
- 今朝、たまたま某妻より少し早く起きたので、某推敲作業をする。
朝食のときに「そういえば、外山滋比古か誰かが、
朝食を食べる前の勉強がはかどるって言ってた」と某妻に話すと、
「それは朝食を準備しない人のノンキな台詞だわね」とバッサリやられる。
(19/May/2008 はてな)
- 予防のパラドクス。予防がうまく行けば行くほど、
予防の大切さが理解されなくなる。
平和についても同じパラドクスがある。
(注、公衆衛生学のジェフリー・ローズはこれとは違った意味で
「予防のパラドクス」という言葉を用いている) (26/May/2008)
- 昨年も書いているが、自分の中にあるパターナリスティックな性格には
くれぐれも気をつけること。また、それとは関係ないが、
歯を磨くときは鏡の前できちんと磨くこと。さらに、毎日滑舌よく喋ること。
すべて来年の抱負の候補だな。(28/May/2008)
- 今の生き方を波乗りに喩えると、目の前の波をどう乗り越えるかに精一杯で、
その先にどういう波が来ているのかを見る余裕がない。
もっと先の波を見据えて行動できるようにならなければいけない。
そのためにはまず、スケジュール管理をきっちりやって、
予定表の先の方を眺めるようにしよう。(01/Jun/2008)
- 人の悪いところだけでなく、良いところも評価できるようになること。
そのためには、「あの人は嫌い」ではなく、
「あの人のここが嫌い」と言えるように
ならなければならない。(03/Jun/2008)
- 後藤語録その2「午後3時ごろの人間は使わない。満州は午前8時の人間でやる」。
(04/Jun/2008)
- 自己批評(self-portrait)負けず嫌い(自分に負けるのも嫌い)。
反体制派も嫌い(「政府がやることは間違っている」というのは、
ad hominemだ。自分は「体制派」ではないと思っているが、
二分法で考える人には理解されない)。
一般に外野は嫌い(そもそも「外野」というのは存在しないのかもしれない)。
反体制派と外野は少し違うと思うが、コミットメントしない人は嫌い。
自分なりの美学はある気がするが、美的センスはない。
ユーモアのセンスもない(努力しているが)。
人とは違うルートを取るのは好き。
「オレがやらねば誰がやる」という使命感から行為することが多い
(実際は「誰かがやる」んだろうけど)。
何かやらなければと思っているが、何をやればいいのか
(また、何に向いているのか)わかっていない。
最近他人の幸福に配慮するようになりつつあるが、
往々にしてパターナリスティックになっていていけない。(17/Jun/2008 はてな)
- 思えばこれまでの5年間は、次の5年間のための助走期間だった気がする。
どこまで高く飛べるか、あるいは途中で墜落するか。
高く飛ぶためには、もっと成長しなければ。(19/Jun/2008 はてな)
- 言われていないことに耳を傾けること。(24/Jun/2008)
- 自分が何をすべきかを知るには、まず自分に何ができるかを考え、
また社会が何を必要としているかを考える必要がある。未来について考えよ。
(21/Jul/2008)
- ミル先生の言う通り、たとえ間違った議論であっても、
十分に吟味するようにしないとな。
嫌いな意見ほど(寛容するのではなく)研究せよ。(25/Jul/2008)
- 一句。夏休み タンチョ、タンチョと ツルが鳴く。(28/Jul/2008 はてな)
- 机に積まれたまま読んでなかった本に目を通す作業。
おもしろい本を読んだら「翻訳を…」と考える傾向性は何なんだろう。
啓蒙体質? おもしろい本を読んだら、
それを紹介・批判するような自分の本を書こうと思う傾向性を
身につけなければ。(22/Aug/2008)
- さて、ロンブン、ロンブン。そういえば、
某妻が「タンチョ、タンチョ」と一日数回鳴くようになった。(26/Aug/2008)
- 夕方まで真面目にロンブン。
一旦やりだすと、おもしろくて途中で止めたくないぐらいになるんだよな。
一旦動きだすといいのだが、エンジンをかけるのが大変。
一旦止めてしまうと、またエンジンをかけるのに手間がかかる。
こういうのをどうにかしないとな。常に書いていればいいんだろうけど。
(27/Aug/2008)
- ある学問分野における一理論の欠点を指摘することによって、
「したがって、この学問分野はダメである」
と結論する議論をしばしば見かける。
たとえば、「生命倫理学において主流である功利主義はダメな理論である。
それゆえ、生命倫理学はダメである」。
たしかに一般化したいのは人間の常であるかもしれないが、
ある学問領域の一理論がダメなことと、その領域がダメなこと
(「ある領域がダメ」というのは意味不明であるが)は、別のことである。
(04/Sep/2008)
- 教訓:一般に、他人の文章は極力好意的に解釈するように心がけよ。
そして、自分の文章は極めて質の悪い悪意を持って解釈されることを覚悟せよ。
(04/Sep/2008 はてな)
- シャワーを浴びながら、
「結局、なりたいのはリベラルでも保守でもなくて、
rationalなんだよな」と考える。
もっと徹底して自分の生き方や思考を見直さねば。(05/Sep/2008)
- オレの特徴の一つは、よかれあしかれ、気分が安定しているところだろう。
テンションが高くなることが少ないかわりに、低くなることもあまりない。
以前はもうちょっとメランコリックになるときもあったが、
最近はさらに落ち着いてきたようだ。(19/Sep/2008)
- 倫理が必要とされるのは、一つには倫理に反する行為が多く行なわれるからだが、
それは何が倫理的に正しいかがわかっている場合。
もう一つは、まったく新しい状況で、何が倫理的かがわからない場合。
(06/Oct/2008)
- お昼すぎから思想史の勉強。11年前に読んだ形跡のある論文を読む
(Loudenのdeontologyに関する論文)。
コピーなのだが、なんか、読んでいたら文閲の香りを思い出した。
文閲の書庫に籠って勉強したいなあ。
今から思えば、書庫というのは宝の山のようなところだった。(30/Oct/2008)
- っていうか、読まなくてもよい本が多すぎる。
ミルもこういうことになるとわかっていたら、
みんな自由に本や論文を書いてよいとは言わなかったに違いない(うそ)。(08/Nov/2008)
- 忙しくて考える暇なし。いつも中長期的なことを考えている時間はない。
中長期的なことを考える時間と、目の前の仕事に集中する時間を区別して、
目の前の仕事をしているときには中長期的なことは心配しないなどの
二層的思考をしないと、ストレスになる。(26/Nov/2008 はてな)
- 何にせよ、最低1万時間は練習をしないと、達人にはなれない
(Malcom Gladwell, Outliers)とすると、
もっと勉強しないととても追い付かないな。(28/Dec/2008)
- 恋愛に限らず、何かがうまく行ってるときというのは、
さまざまな条件が絶妙なバランスで成立していて、
そのバランスがどうかして崩れると、あっという間に崩壊してしまう。
だから、うまく行っているときは慢心せずに、
どういう条件のおかげで成功しているのかを分析し、
あらかじめさまざまな対策を立てておく必要がある。…という教訓を読み取った。
(30/Dec/2008 はてな)
お昼すぎ
大晦日。朝、少し遅めに起きる。シャワー、朝食。
家の門に松飾りを付ける。こんなことをやるのは初めてだ。
午前中は某院生の投稿論文の草稿と、某修論にコメントをつける作業。
夜
少し遅目に昼食をとったあと、少し昼寝して、
それから某妻と一緒に家の掃除をする。
夕方、某妻と自転車で湯島神社に行き、某妻のいとこ二人と、
某妻のために学業札を買う。
それから不忍池の方からぐるっと回って帰宅。
某妻を疲弊させてしまう。帰りに東京新聞を買う。
帰宅してから一服。
某妻によると、松飾りは28日までに付けないといけないそうだ。
真夜中
夜、某氏来訪。三人で蕎麦屋に行き、蕎麦。
夜中、自宅で飲み喰いする。ワインと焼酎。気分が悪くなるまで食べる。
日付が変わるころに家を出て、歩いて白山神社に行く。
日付けが変わったころに到着。甘酒をもらう。おみくじを引くと、今年も吉。
「家庭: 邪まな愛は家を破り身を滅す。心身共に慎め」だそうだ。気をつけよう。
今年の抱負の評価
- 他人に対する義務
- 某ユニットおよび教室のために働く→後半は適当になった。
とはいえ、某名誉教授のためにはずいぶん働いた気がする。
- 某研究会のために働く→一つはあんまり、もう一つはそれなり。
- 某妻、家族に尽くす→まあまあ。
- 自分に対する義務
- よき功利主義者になる→まだまだ。
- 相手の立場に立つ→ときどき試してみたが、まだまだ。
- プロメテウスになる→まだまだ。
- 重要な決定についてはセカンド・オピニオンを求める→
某妻のおかげでかなり前進。
- 何ごとにも「保険」をかける→忘れてた。
- 雑用を断わる→みな遠慮してくれたのか、
職場以外ではあまり頼まれなかった。
書評、シンポのお誘いなどはいくつか断った。
- 家計簿黒字化→○○×××○○×××○○。
通年では某妻のおかげで大分貯金できた。さんくす。
過去の成績については、
ここを参照。
- 10時出勤→定着した。
- 自己改善する
- 話力をつける方法について考える→まだまだダメ。
ただし、滑舌が悪いと某妻が「何?」と聞き返すので、
滑舌は大分気をつけるようになった。
- 週一で本屋に行く→後半は今ひとつ。
- D論を本にする→いろいろ考えて、5年以内(2012年ぐらい?)に
出すことにした。
- 投稿論文を二本書く→雑文ばかり書いて、
結局一本しか書いてない。いかん。
その他、「寝るなら出るな、出るなら寝るな」ぜんぜん守れず。
「今後10年は翻訳をしないこと」やはり守れず。
今年の主なニュース
- 1月
- 2月
- 3月
- 4月
- 5月
- 6月
- 7月
- 神戸出張。
台風が来て大変だった。あと、某先輩に感謝。
- 研究室の引越し。
これも大変だった。未だに仮住まい生活。
- 8月
- 某集中コース。
今年もつつがなく終わった気がする(覚えていない)。
- 隠れ家でchill out。
ヨットに乗らせてもらったり、読書したり。
- ジョギングを始める。
これ以降、ジム以外でも走るようになった。
- 月末に研究会が続き、延々と飲んでいる。楽しかった記憶が。
- 9月
- 仮に倫理学する人生という
掲示板を作る。まだ今ひとつ人の集まりが悪い。
- 決死の函館行。函館、大沼、
洞爺湖と行って、おもしろかった。一応、これが新婚旅行だそうだ。
- 非常勤始まる。
飯田橋の某看護学校の公衆衛生。二年目なので少し楽。
- 10月
- 11月
- 12月
- 「iPS細胞研究の倫理的問題について」。事件が起きてすぐに反応するという
対応が必要されていると思われるので、その習作という性格が強い。
もっとブレインを集めてしっかりとした対応を迅速にできる態勢を
整える必要がある。
- 某国際コンファランス。
同僚の某氏の活躍でつつがなく終わる。
- 京都の某研究会で発表。
これもつつがなく終わる。
いろいろと気を使った気がしないでもない。
今年最も貴重な経験だったのは、
- 結婚したこと。結婚式をしたこと。
- 区立図書館を利用するようになったこと。
- 大学の図書館に籠ることも覚えたが、後半はあまり行かなくなった。
今年の(わずかな)業績は、
→こちらを見よ。
今年は人のために働いたので、あんまり個人的な業績はなかった
(と言い訳をしてみる)。
おもしろかった本・論文は:
- 四方田犬彦「先生と私」(21/Apr/2007)。師匠と弟子について。
『ハイスクール1968』(10/Aug/2007)もおもしろかった。
- 『物語「京都学派」』(22/Apr/2007)。ただし、感銘を受けた記憶だけ。
- 『岩波書店と文藝春秋』(05/May/2007)。パラパラと。
- 吉野源三郎『職業としての編集者』(09/May/2007はてな)。
あんまり覚えていないが、感銘を受けた気がする。
- 高橋隆雄・浅井篤編、『日本の生命倫理--回顧と展望』、
九州大学出版会、2007年(18/May/2007)。
いくつかの章は大変勉強になった。
- 松下圭一『現代政治 発想と回想』(5月ごろ)。名著。
『シビル・ミニマムの思想』なども読んで、
今はもう忘れたが勉強になった。
- 塩山芳明『出版業界最底辺日記―エロ漫画編集者「嫌われ者の記」』(6月ごろ)。
出版業界について勉強になった気がする。
- 江川達也『“全身漫画”家』(7月ごろ)。これもおもしろかった。あと、
『つっぱりアナーキー王』というMookもマンガ史の勉強になった。
- 『思想』1000号(27/Jul/2007)。勉強になった気が。
- 竹内洋『立身出世主義―近代日本のロマンと欲望』(8月ごろ)。
これも歴史の勉強になった。
- シンガー『人命の脱神聖化』(8月ごろ)。やっぱり重要な人。
- 寺崎昌男『東京大学の歴史』(9月ごろ)。これも歴史の勉強になった。
- 松永俊男『博物学の欲望―リンネと時代精神』(9月ごろ)。
リンネに凝っていたときに読んで参考になった本。
- 小宮山宏『「課題先進国」日本―キャッチアップからフロントランナーへ』
(9月ごろ)。某総長の本。日本一の総合大学を率いる総長としての
気合いの入った良い本だと思う。
- 最相葉月『星新一 一〇〇一話をつくった人』(9月ごろ)。
星新一の存在が身近になった。これも歴史。
- 『道徳教育を学ぶ人のために』(10月ごろ)。立派な教科書。
- Youngner et al., Definition of Death: Contemporary Controversies. 真面目に読んで勉強した。良書。
- 杉原四郎『J・S・ミルと現代』(12月ごろ)。名著。
いろいろ歴史(近現代日本思想史)の本を読んで勉強になった。
来年もこの調子で自分探しを続けるつもり。
音楽、映画その他については:
- 『スパニッシュ・アパートメント』(13/May/2007)。B。おもしろかったという記憶(だけ)がある。
- 『ラブソングができるまで』(14/May/2007)。C+。サントラにはまった。
- 『ヘドウィグ・アンド・ジ・アングリー・インチ』(16/Jun/2007)。B。これもかっこよかった。
- 『SiCKO』(06/Aug/2007)。B+。
医療倫理関係者はとりあえず必見だろう。
- 『ロンドン・コーリング』(20/Sep/2007)。
B+。パンク好きな人にお勧め。
- 『映像の世紀』『モンティ・パイソン(TVシリーズ)』にもはまっている。
- 音楽はThe Feelingのファースト。Amy Winehouseのセカンド。
- マンガでは『クピドの虹玉』、『ワースト』(7月ごろ)、
『GANTZ』(8月ごろ)、『万祝』(9月ごろ)、
『ハチワンダイバー』(12月ごろ)、『SIDOOH-士道』(12月ごろ)とか。
重要なメモ。
- いろいろ執着心があるから心が動揺する。たとえば名誉欲。
人に仕え表に出ない黒子に徹する決心さえあれば、わずらわされずに済む。
出世欲もしかり。(16/Feb/2007)
- 独身のときは週末ほとんど人としゃべらないこともあったが、
結婚してからそういうことはなくなった。急速に社会化しつつある。
孤独な方が思索が進むかと言えば、かならずしもそうではない。
思ったことを話せたり、何か話を持ちかけてきたりする相手がいる
というのはよい。(18/Feb/2007)
- 「私たちは例えるなら地球に生まれた異星人。常識でも、
教えてもらわないと分からないこともある。少しの支援で、
社会的役割を果たせるようになるんです」
(ジェリー・ニューポート, 05/Mar/2007)
- 千石の梟はお昼前に飛び立つ。(08/Apr/2007)
- 日本人の多くが外国に行って初めて日本について勉強するように、
オレも本郷に来て初めて京大について勉強するようになった。
そもそもが没歴史的かつ没教養な人間だから、
西田哲学も和辻倫理学も「知っておかなければ」という強い欲求がなかった。
が、京大や東大の歴史について書かれた本を読んでみると、
いろいろ思い当たることがあり、
自分とその周りの世界がよりよくわかってきた。(…)
歴史を知ることは有名な歴史的人物や事件を知るためだけでなく、
現在も埋もれている地雷を踏まないためにも重要なので、
あまり軽視しないこと。(08/Apr/2007)
- 悪いことが起きたときに何とかやりすごすための方法について。(…)
このごろ思うのは、
人生も野球と同じように考えるべきかもしれないということだ。
すなわち、最初から完全試合や完封試合じゃないとだめだと考えて試合に
臨むのは、理想が高すぎる。むしろ、相手に点を取られるのは当たり前で、
取られたら取り返せばよい。会心の投球のつもりでも相手にホームランを
打たれることもある。しかしそれで一気に調子を崩してしまってはだめで、
気を持ち直して次の回からまたがんばって、最後に帳尻を付ければよい、
等々。(17/Apr/2007)
- アイデンティティ。この評論(「先生と私」)や、『物語「京都学派」』
などを読むにつれ、自分が embedded selfであることに、
ようやく気付きつつある。オレは、いやがおうでも、
ただの「こだま」ではなく、「〜の弟子のこだま」、
「某大医学部〜のこだま」等々である。
党派的な心情に基いて行動する必要はないが、
自分の置かれた立場をよく考えて行動・発言すること。(21/Apr/2007)
- 哲学研究者が陥りがちな、二つの危険。一つは、
自分で考える(Selbstdenken)だけで済ませること。
もう一つは、他人の考えを学ぶだけで済ませること。(22/Apr/2007)
- 倫理あるいは哲学一般を学ぶ意義についての、二つの考え方。
一つは、教養、すなわち世界を理解するため(観想としての哲学)。
もう一つは、社会改革、すなわち世界を変革するため(実践としての哲学)。
(22/Apr/2007)
- 名誉欲や独占欲。どれか一つでも弱めることができれば、
不幸になるのを免れることができる。(23/Apr/2007)
- やっぱり眠いのは人生が退屈だからなんだろう。(研究上の)刺激が欲しい。
(18/May/2007 はてな)
- 大したこととそうでないことを区別する能力を身につけること。
大したことじゃないことに拘ったり、大したことなのに安易に妥協したりしないこと。(21/May/2007 はてな)
- 義務論と功利主義の違い。一見すると道徳規則に反する事例に関して、
それが不正ではないと言うために、義務論は構成要件に該当しないと主張し、
功利主義は違法性が阻却されると言う。DDRに対する態度を比較せよ(27/Jul/2007 はてな)。
- 「人生ってなんなんだろう」という問いは、ため息のようなものだ。もっと具体的なレベルまでarticulateしなければならない(08/Aug/2007 はてな)。
- 最近、言いたいことの半分ぐらいしか言わなくなった。
また、言いたいことを言うべきときまで待てるようになった。
以前は言いたいことを思いつく端から言っていたので、これは成長だ、
と思う。ただ、冗談は、機を逸せずに言えるようになりたい(27/Aug/2007)。
- 英語の勉強についてメモ(26/Oct/2007)。
もっとライティングとスピーキングの力を付けないと。
- われわれの心は、どうしても外部からの影響を受けざるをえない。
悪い影響を打ち消すために、自分の好きな音楽、小説、
映画などを手元においておくことが重要。(…)
身体の健康と同様、精神の健康も日ごろからケアしておく必要がある。
(27/Oct/2007 はてな)
- 一般人の「倫理」理解について、もっとよく考える必要がある。
これまで、一般人の「倫理」理解は浅薄だとして無視してこなかったか。(…)
ヒサタケ流の倫理学は、そういう一般人の倫理理解に鈍感というか、
意図的に無視しているように思われる。(…)もう少し
「一般人がどのように倫理を理解しているか」
について掘り下げて考える必要がある。これをやらないと、
「倫理学は、外国の議論の輸入ばかりで、現実の日本人の倫理的関心からは
イレレバントなことをやっている」と言われかねない(23/Nov/2007)。
- 「学部の壁をぶっこわせ」。小さな研究所を作ることでも、
一定の学際的空間を作ることはできる。
しかし、総合大学における学際性を言うなら、
学部の壁を壊す必要がある。現在の「総合大学」は、
学部同士の緩い連合体というか連邦国家のようなものだから、
本当の学際的な空間にするには、どうにかして学部制度を改変する必要がある
(01/Dec/2007)。(丸山眞男の引用も参照)
- 「生命倫理学」はもう30代。ある種の社会運動として始まり、
若いころは反権力だったが、今では社会(「権力」)に受け入れられ、
エスタブリッシュメントとなった(日本でも、
今やT大医学部にまで進出している!)。
当然、反権力・反体制派の人々には「自己批判せよっ」と批判される。
(…)
上の説明はカリカチュアだが、
現今の「生命倫理学」に対する批判や不満はある程度当たっていて、
少なくとも日本の生命倫理学は新しくなる必要がある。
今や、New LabourならぬNew Bioethicsが必要なのだ。
とかいって(02/Dec/2007)。
- 批判というのは、将棋で言えば、固めた守りに対して、
弱いところを突いてくるようなものだ。また、テニスで、
自分の取りにくいところに打ち込んでくるようなものだ。
怒ることではない。弱点をなくし、長所を伸ばすためには必要な作業なのだ
(03/Dec/2007 はてな)
- ドイツ語のテキストだとありがたがって読む人、
英語のテキストだとありがたがって読む人、
日本語のテキストだと読まない人。どれにもなってはいけない(26/Dec/2007 はてな)。
お昼前
目覚しを合わせないで寝たら、いつもより1時間遅くに起きる。
8時間睡眠が望ましいようだ。
ゆっくりシャワーと朝食と新聞(共時的ではなく、継時的に)。
さて、年賀状を書かねば。
昼下がり
年賀状の宛名印刷。文面の方は先日、某印刷屋に頼んでおいたので、
あとは少しコメントを書くだけ。喫茶店に行ってやろう。
真夜中
昼下がり、巣鴨の喫茶店でコーヒーを飲みながら年賀状を完成させる。
夕方、駅前で買物をしてから帰宅。
夜、遊びに来てくれた某氏らと一緒に近くの蕎麦屋で年越し蕎麦を食べる。
そのあと、家で飲み喰いしながら歓談。
日付が変わったころに白山神社に歩いて行き、
甘酒を飲みながらおみくじを引く。吉。
今年の抱負の評価
- 某ユニットのために尽力する(one for all, all for oneの精神で)。
---最初の半年はがんばったが、残りの半年は自分のことに忙しく、
今ひとつでした。来年はもっとがんばるべし。B-。
- D論を本にして出す。
---ダメでした。来年こそは。F。
- 功利主義的思考をさらに身に付ける。
---だんだん功利主義者になってきました。
功利主義と義務論(直観主義)の対立はよりよく理解できるように
なりましたが、まだまだnoviceです。来年もがんばります。C+。
- 将来を予見する能力を身に付ける(五ヶ年計画)。
---相変わらずimprudentです。これについてはもう少し具体的な
目標を設定する必要があります。C-。
- 雑用は原則として断る(ノーと言える研究者になろう)。
---いくつかは断りましたが、結局いろいろ引き受けてしまいました。
来年はもっと仕事を断れる人間になりたいです。C-。
- 毎日10時に出勤する。
---定時出勤は遅刻が多かったですが、劇的に早起き人間になりました。
来年もがんばります。B。
- 家計簿を毎月黒字にする。
---1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, つまり年の前半はボーナス月以外は赤字でした。
9月以降は若干赤字体質が改善されましたが、予断を許さない状況です。
来年はもう少しprudentになる予定です。F。
今年の主なニュース
今年最も貴重な経験だったのは、
某ユニットの倫理学関係の同僚たちと一緒にテキストを執筆したこと。
この経験は研究人生を大きく(おそらく良い方向に)変えるものになるだろう。
図書館で勉強するようになったのも大きな進歩。来年もそうしよう。
昨年に引き続きプールもがんばっている。
音楽、映画その他については:
重要なメモ。
- 行間を読む訓練を意識的にすること。
- dogmatic slumberに陥らないこと。
- Disagree Without Being Disagreeable
- `fifty ways to leave your lover'と同じで、同じ質問も50通りの仕方で
尋ねられるよう、訓練しなければならない。
ソクラテスはなぜ死刑になったか。質問の内容以上に、
質問の仕方が悪かったからだ。相手を怒らせてはいけない。
相手の出方を予想して質問の仕方を考えることは、
今年の抱負の一つであった三手先まで考えるというのにも合致している。
- 研究会は「寝るなら出るな、出るなら寝るな」をモットーに
参加することにしよう。
昼下がり
今年最後の日なのに、お昼すぎに起きてしまう。いかん。
夕方
急に「年の瀬」感が迫ってくる。
少し筒井康隆を読んだあと、部屋を小掃除する。
いつも掃除をしないので積もっているほこりを掃除機で吸っていると、
突然、多幸感に襲われる。ほこりに何か変な成分でも入っているのか。
夕暮れ
小掃除のつもりが、なんだか調子に乗ってきて、中掃除ぐらいになる。
部屋を片付けながら、もうちょっとお金に余裕ができたら、
小さなパーティが催せるくらいのところに引越したいとか考えてみたり。
真夜中
もう日付が変わってしまったが、
気付かないふりをして書く。
夕方、某スタバに行き、某事典の最後の項目の翻訳に手を付ける。
一番簡単というか明快なのが残っていたのですらすら進むが、
半分も済まないうちに閉店時間になってしまう。
それから歩いて神保町へ。しばらく某マクドナルドで時間をつぶしたあと
(ひさしぶりにマックポテトを食べた)、
都内に残っていた某F氏と一緒に蕎麦屋で蕎麦を食い、
さらに水道橋の居酒屋で焼酎を飲む。
食べすぎたのと、タートルネックのシャツが首を絞めつけるのとで、
吐きそうになる。コーヒーを飲んで春日で解散。
歩いて帰宅しているうちに日付が変わってしまう。
今年の抱負の評価
- D論の口述試験に通ること
---おかげさまでなんとかなりそうです。B+
- 功利主義的な思考法を身に付けること
---少し身に付きましたがまだまだです。B-
- お昼まで寝ないこと
---これも少し身に付きましたがまだまだです。
来年こそは早寝早起きの徳を身に付けましょう。C+
- 毎週最低一回はジムに行くこと
---これは十分に達成。散歩と水泳の習慣が付きました。A
- 人と話すときは「でも」を使わないこと
---だいぶ身に付きました。
そのかわりに「難しいですね〜」が口ぐせになりました。B+
- 新聞の切り抜きを三日以上ためないこと
---これは後半、だめになりました。F
7月ぐらいからの新聞がまだたまっています。
- 一日一善をかならずやること
---これはすっかり忘れていました。F
今年の主なニュース
- 英国旅行(3月中旬)。楽しかった。
- 3月末から水泳を始める。
- 1月ごろから4月始めごろまで、臓器移植についてのサーベイ論文を書く。
論文の作法について改めていろいろ勉強する。
- 4月ごろ、某銀行の口座を開設。QOLが少し上がる。
- 5月ごろ、万歩計を買ってそれ以降散歩の習慣が付いた。
- 5月18日から連用日記に変更する。一部の方には不評だったようだが、
個人的には過去を見つめ直す良い機会になった。
- DVDレコーダーを買ってからNHK7時のニュースを
習慣的に見るようになった(1.3倍速で)。
7月末から日記にも記録している。
- 7月末に初めて北海道に行く。
- 8月、生命・医療倫理夏期集中コースを開講。
- 9月、公衆衛生倫理のサーベイ論文を書くべく文献調査。
公衆衛生的視点について考える
ようになっている。
- 10月に学位申請論文の口頭試問。
- 11月は某翻訳の校正に苦しめられている。『生命・医療倫理入門DVD』が出る。
某学会で臓器移植サーベイ論文の発表。それからメタ倫理の勉強。
- 12月、某親友の結婚式に参加。
メタ倫理の勉強と某事典の翻訳作業にいそしんでいる。
後半は外国人接待で忙しくしている。そのせいか風邪を引いてしまった。
書いたもの (あれ、あんまり仕事してないな…)
- 「功利主義の福祉制度論」、『倫理学研究』(第35号)、晃洋書房、
2005年4月、3-12頁。
- 赤林朗編著、『入門・医療倫理I』、勁草書房、2005年10月、
(第1章「倫理学の基礎」(15頁から27頁)、
第15章「脳死と臓器移植」(267-285頁)、
第16章「医療資源の配分」(287-302頁)を担当)
- 「生命倫理と学部族の争い」、『DALSニューズレター』(9号)、2005年5月、3頁
- 「生命倫理」、『現代用語の基礎知識2005』、自由国民社、2006年1月、951-955頁(赤林朗と共著)
話したもの
- 「強制的臓器提供制度」、日本功利(公益)主義学会、
於東京大学、2005年7月2日発表。
- 「公衆衛生の倫理学とは何か」、
京都生命倫理研究会、於京都大学、2005年9月24日発表。
- 「倫理学研究者が生命倫理学に関わる意義と学会主導の人材育成の必要性について」、日本倫理学会共通課題「倫理学の現実(リアリティ)」、
於岡山大学、2005年10月9日発表。
- 「臓器提供制度のあり方に関する過去5年間の英米学術誌の動向」、
日本生命倫理学会、於東京女子医科大学、2005年11月20日発表。
訳したもの
- ピーター・シンガー、『グローバリゼーションの倫理学』、
山内友三郎/樫則章監訳、昭和堂、2005年7月、第5章(190-247頁)を担当。
- トム・L・ビーチャム/ノーマン・E・ボウイ編、
『企業倫理学1: 倫理的原理と企業の社会的責任』、
加藤尚武監訳、晃洋書房、2005年7月、
第一章概略およびIの途中(2-13頁)、および第二章I(83-91頁)を担当。
- ジョアン・エントウィスル、『ファッションと身体』、
鈴木信雄監訳、日本経済評論社、2005年7月、
第4章(161-199頁)を担当。
読んだ本、論文 (本、読んでないなあ)
- Hont and Ignatieff, Wealth and Virtue
ちょっとだけ。たいへん良かった。
- Titmuss, The Gift Relationshipの新版(1997)
これもたいへん良かった。
- W. Hudson, Ethical Intuitionism (1967)
理性的直観主義と道徳感覚論を対比させて論じてあるらしいが、
すっかり忘れた。良かった記憶がある。
- 『人生相談「ニッポン人の悩み」』
これもすっかり忘れたが、おもしろかった記憶がある。
- Anne Maclean, The Elimination of Morality
生命倫理学における功利主義を批判した本。それなり。
- S. Toulmin, `How Medicine Saved the Life of Ethics'(1982)
あんまり覚えていない。
- 『功利主義は生き残るか』
勉強になった記憶がある。
- Matti Hayry,
`European values in bioethics: why, what, and how to be used?'
尊厳とか連帯とか。勉強になった記憶がある。
- Albert Jonsen, `The History of Bioethics as a Discipline'
これも勉強になった記憶があるが詳細は忘れた。
- Will Kymlicka, Contemporary Political Philosophy 2nd ed.
一年ぐらいかかって勉強会で読んだ。細部は忘れたが勉強になった。
- `The Birth of the Empirical Turn in Bioethics'
社会学、実証研究が生命倫理で勢いを増しつつあるという論文。
日本でもそうなりつつあるようだ。
- 夏目漱石、『三四郎』
ひさしぶりに読むと本郷界隈の話が出てきておもしろかった。
- 伊勢田哲治、『哲学思考トレーニング』、ちくま新書、2005年
勉強になった。
- 森鴎外、『山椒太夫』
ふたたび読んで少し泣く。
- Bioethics and Society (1998)
これも社会学による生命倫理学批判の書。
- Hare, `Nothing Matters'
「人生は無意味だ」という意見に対するヘアの回答。
詳しい内容は忘れた。
- 『ダーウィン自伝』(ちくま文庫)
ちょっと読んだだけ。
- Roger Watson, Edwin Chadwick, Poor Law & Public Health (1969)
エドウィン・チャドウィック伝。それなり。
- ジョゼ・サラマーゴ、『白の闇』(NHK出版、2001年)
『トリフィドの日』を思わせるSF小説。おもしろかった。
- D・ケイリー編、『イリイチ 生きる意味』、高橋和哉訳、藤原書店、2005年
重要な思想家がいることを知った。これも勉強になった。
- Rosemarie Tong, `Feminist Approach to Bioethics'
ケアアプローチと権力アプローチの解説。明快でけっこう勉強になった。
- Peter Singer, `Ethics and Intuitions', in The Journal of Ethics, (2005) 9:349.
おもしろかったようだが忘れた。
- 上野千鶴子、「ケアの社会学」
勉強になった。社会学者による倫理学批判がある。
- Daniel Callahan, `Professional Morality'
(in Philosophical Perspectives on Bioethics, 1996)
これもどんなのか忘れた。
- Stephen Darwall, Philosophical Ethics
ずいぶん勉強させてもらった。
- 『信州に上医あり--若月俊一と佐久病院』(南木佳士、岩波新書、1994年)
勉強になった。
- Hilde Lindeman Nelson, `Narrative Approach to Bioethics'
物語倫理をなんとなく理解することができた。
- Thomas Pogge, `Real World Justice'
第三世界の援助は完全義務か不完全義務かというような論文。勉強になった。
- 堺屋太一、『組織の盛衰』(1996)
まだ読み終わっていないが、考えさせられることが多い。
観た映画 (今年はあんまり観なかった)
B以上の評価があるものはもう一度見てもいい。
『アイ・ロボット』は何がそれほど良かったのかもう覚えていないのだが、
たぶん哲学的だったのだろう。
買ったCD (たくさん買ってしまった)
- Scissor Sistersの1stアルバム
- Stereophonics, Word Gets Around
- Stereophonics, Performance and Cocktails
- Stereophonics, Language, Sex, Violence, Other?
- Macy Gray, On How Life Is
- Macy Gray, The Trouble With Being Myself
- Macy Gray, The Id
- Love Affair, The Best of the Good Times (2001)
- Coldplay, X&Y (2005)
- Tim Ries, The Rolling Stones Project (2005)
- The Rolling Stones, Exile on Main St.
(失くしたので再度購入)
- Aerosmith, Pump
(失くしたので再度購入)
- CCR, Willie and the Poor Boys
- CCR, CCR
- CCR, Bayou Country
- CCR, Green River
- CCR, Cosmo's Factory
- CCR, Pendulum
- The Rolling Stones, A Bigger Bang (2005)
- Katie Melua, Piece by Piece (2005)
- Jamie Cullum, Catching Tales (2005)
- Daniel Powter, Daniel Powter (2005)
- Rod Stewart, Thanks for The Memory: The Great American Songbook
Vol. IV (2005)
- Smokey Robinson & the Miracles, The Best 1200,
Motown, 2000.
- Stevie Wonder, A Time to Love, Motown, 2005.
- Pilot, Magic (A Golden Classics Edition)
- Monty Python, Monty Python Sings
- Monty Python, Eric Idle Sings Monty Python
- The Doors, The Best Of Doors 2000
一番良かったのはDaniel Powter。その次はStevie Wonderかも。
その他、QOLを上げるのに有用だった買物
- 体脂肪計(オムロンのHBF-353)
- タタキ式マッサージャー(電動肩たたき機)
- DVDレコーダー(DIGAのDMR-EH50)
- ref2000
(ただし、フリーウェア)
- 万歩計。現在は3台目(TANITA FB-711)。
- ヘッドフォン(Sennheiser MX550)。今は二代目。
- 温湿度計(Empex sucre midi, Adesso Model GF-563)
- 衣類ラック
- 腕時計(SKAGEN 530LTLW)
- iPod miniを交換してもらい、バッテリーの持ちが長くなる。
これもQOL向上に貢献した。
- 低反発枕
- FenderのMini '57 Twin Amp
- PrincetonのiPod用スピーカー, PSP-312IP
- 新しいPHS (SANYO H-SA3001V)
最もQOL向上に貢献したのはヘッドフォンとプリンストンのスピーカー。
あとは腕時計かな。他のものもQOL向上に大いに貢献した。
夜明け前
あれ、日記を一年分読み返していたら6時間近くかかってしまった。
時間の無駄。もう寝よう。
今日のニュース
- JR羽越線脱線事故、1週間にわたる捜索終える。
今後は事故原因の究明に当たるとのこと。
- 秋田県湯沢温泉泥湯温泉、近隣4世帯に避難勧告。
- 各地で年越し行事
- イラク、選挙不正の調査のため、正式政府発足遅れる。
- 明日の東京2度から6度。曇りときどき晴れ。
真夜中 (午前)
昨日は夕方に大学に行き、少し翻訳をしたあと、
某氏らとお茶の水で夕食。
二つメモ。ニーチェ的には、
「優れた」と「劣った」という貴族のモノサシに対して、
平民は「善い」と「悪い」というモノサシを使って、
自分たちが貴族よりも「道徳的に優れている」と主張したそうだ。
同じように、ノモス(慣習による正と不正)というモノサシに対して、
ピュシス(自然による正と不正)というモノサシが用いられることもある。
もっと一般的には、
体力を誇る人に対して頭脳というモノサシを持ち出してきたり、
理論家に対して実践というモノサシを持ち出してきたり。
「このモノサシでは彼は優れているが、別のモノサシでは彼は劣っている」
ん、何を言いたかったのか忘れた。
不得意なモノサシ(=相手の土俵)で勝負をする必要はないということだったか。
政治制度を考えるときは、ワーストケースシナリオを念頭に置いて、
もっと真剣に考えること。
バラ色のストーリーを描いても絵に描いたモチなら仕方がない。
マッド・ソーシャルサイエンティストにならないこと。
あれ、USBフラッシュメモリが逝ってしまってる。
アクセス中に抜いたのかなあ。困ったなあ。
真夜中2 (午前)
『デブラ・ウィンガーを探して』を観る。
「女性はキャリアと家庭のどちらを優先すべきか」という問いはおもしろいが、
どうにも退屈なドキュメンタリーだったので、
途中で観るのを止めようかと思ったが、
一応最後まで観た。
キャリアを断念する決断をしたデブラ・ウィンガーや
ジェーン・フォンダのインタビューはおもしろかった。
上の問いに対する答えは、人それぞれで、
自分で決断しなきゃ仕方がないというのが落ち着くところなのだろう。
内容はそれなりにおもしろいが、
映画としての出来があまりよくないと思うので、C。
(女性なら1万回観たいと思うんだろうか)
「キャリアと家庭のどちらを優先すべきか」という問いは、
「どうしたら良い人生(エウダイモニア)を送れるか」という問いなんだよなあ。
オレはどうしたら良い人生を送れるんだろう。
やっぱり何はともあれもっと真剣に研究することが必要だろう。
そういえば、『28 Days』はおもしろかったので、
もう一度見直した。
こういう、人生を見つめなおすタイプの映画が好きなんだろうか。
早朝
『ドッグヴィル』を観る。
最後の展開はおもしろいが、まさかこんなに長いとは。
美しいニコール・キッドマンじゃないと、
こんな陰鬱な映画は3時間も見れないだろう。
子どもを甘やかしすぎると、どうしようもなくなるように、
大人も罰を与えなければ、やがては人間の尊厳を平気で犯す存在になる、
という話。
あるいは、一度「他所者」と認識したら、
同じ道徳的地位を持った人間とは見なさなくなるということだろうか。
これは、より大きな規模では、
移民の扱いにも当てはまることかもしれない。
よく出来てるがあまりにも長いのでC+。
(できれば)今日やること
- 一日一善
- 某翻訳(かなりやばい)
- 新聞を読む
- 新聞の整理…ほぼ終わり
- 某テキスト執筆
- 某リバイズ
お昼前
遅寝遅起き。朝から電話があったりして何度か起きたが、
けっきょくさっきまで寝ていた。今日は大晦日か。
お昼
blog文化についておそまきながら知る
(せめてInternet Watchぐらいは定期的に目を通すようにすること)。
はてなダイアリなんかのことを、
blogosphereというんだろう。
いつまでも旧式なことをやってないで、
こういうのに参加すべきなのか。
お昼前
今年の疲れを癒やすため、
ちょっと城崎に行ってきた。
芋を洗うがごとく混雑した温泉に入り、
もう当分カニは見たくないというほどカニを食べ、
城崎マリンワールドでトドやセイウチの姿に癒やされ、
昨日の夕方に帰ってきた。それから朝まで爆睡。
大晦日。電話代を払う。洗濯。
夜
夕方までさらに寝てしまう。シャワーを浴びたあと、
パンクを直してもらうために自転車を押して自転車屋へ。
しかし、三軒回ってもどこも閉店で、
大晦日までパンクを放っておいたことを激しく後悔する。
が、ようやく四軒目にしてやっている自転車屋を見つけ、
なんとか修理をすることができた。
銀行に寄り、米などの買物をしてから帰宅。
新聞。自分は「進歩的知識人」なのかどうか。
- 進歩的知識人
- 愛国心がなく、「ジェンダーフリー」を説き、
去年まで拉致問題は存在しないと主張しており、
GHQ主導の戦後教育には特に問題はなかったと考えており、
産経も正論も読んでいない、メディアで跳梁跋扈する人種。
保守主義者が用いる蔑視語。左翼文化人とも。
今年の抱負の評価
- 議論をすること…まったくダメ。
- 愚問をすること…まだまだ努力が足りない。
- 平明に書くこと…それなりに努力はした。
- 新聞を読むこと…Guardian Weekly、ネット、雑誌、産経など。Well done.
- 逃避しないこと…けっこうしてしまった。努力が足りない。
来年の抱負(原案)
- D論を書くこと
- 議論すること
- 逃避しないこと
- 知らないことは知らないと言うこと
- むやみにタクシーに乗らないこと
今年の研究成果…業績のページを参照。
○外国には行かなかったが、東京や広島や愛媛などの学会・研究会に出席した。
某投稿論文も無事採用された。某奨学金もなぜか合格した。
非常勤もなんとかやっている。
×D論が進んでいない。後半は研究会の量が減った。人間的成長が見られない。
日記に笑いがない。
総合評価: 研究においても人生においてももっと修業を積むこと。
「他の或る者は自分の田地をより立派にした時に悦び、
また他の或る者は馬をより善くした時に悦ぶように、
私は毎日私自身がより善くなるのがわかる時に悦ぶ」(ソクラテス)。
死んだ人…ノージック(01/23)、ヘア(02/17)、ロールズ(11/24)、
ジョン・エントウィッスル(06/27)、ジョー・ストラマー(12/22)。合掌。
机に向かっている時間…0hr
今日の勉強時間…0hr
マルクス係数…0
真夜中 (午前)
「昨日はお昼から夕方まで某ミスドで勉強したあと、
夜に某友人と一緒に四条で食事」
「某ミスドでスリッパをもらう」
「夜中、マルコヴィッチの穴を見る」
「ビルの7.5階にあるトンネルをくぐると、
俳優ジョン・マルコヴィッチの視点から物を見れるようになる、
という奇抜なアイディア」
「しがない人形使いの主人公が、
この穴をくぐることで人を操るようになる」
「他人になるとはどういうことかについて考えさせられる映画…、
かと思ったが、それほど深くはなかった。
マルコヴィッチがマルコヴィッチの穴をくぐるときもおもしろいかと思ったが、
彼の深層心理を見るというつながりはよくわからない」
「俳優が豪華なのはいいが。最後にビョークを持ってくるところもよい」
「倫理学的には『インビジブル』の方がおもしろそうだ」
「もう眠いから寝よう」
「映画の評価は?」
「全体的にはよくできた映画だったが、
どうもピンとこなかったので、C+」
朝
「大晦日っすね」
夜
対話にするのも疲れてきたので、しばらく独白に戻ることにする。
今日は風邪を引いたようだ。
頭が痛く、熱があり、背中が痛い。
のどと鼻はまだ大丈夫。
やることが多々あるので、
ひさしぶりに薬を飲む。
薬局のおじさんに勧められて、
カツジン28などという薬を飲む。
あと粉末の風邪薬も買わされる。
夜中に神社に行きたかったが、
どうもこれではだめそうだ。
今日は午前中に某非常勤先の書類を書いて、
郵便局で送る。違うフォームの履歴書を送りつけてきたので、
それを完成させるのに数時間かかる。
非効率だ。履歴書ぐらい統一してくれ。
そういえば、昨日写真屋さんで写真を現像したついでに、
白黒の証明写真も何枚か撮った。
それから某ショッピングモールに行き、
通路の椅子に腰掛けて勉強。
喫茶店で勉強する楽しさ(と効率の良さ)を覚えつつある。
が、日本の喫茶店は禁煙席がきちんと確保されていないところ
が多いのが難。
近くの某ミスドには当分足を踏みいれることはないだろう。
その点、某スタバは全面禁煙ですばらしい。
グローバリゼーション万歳。
通路の椅子に座ってしばらく某氏の修論草稿を見たあと、
地下でたこやきを食べ、さらに某スーパーに行き、
水炊きとおでんの材料を購入。
が、何を買ったらいいのかわからないので、
とりあえず水炊きはセットを、
おでんは餅入りのあげのパックに付いていた小さな写真を解読して、
大根やこんにゃく、里芋その他を購入。
今日は水炊きにする予定。
しかし、しんどいのでちょっと寝よう。
2000年12月31日の正しい過ごし方
朝4時就寝。
朝8時半起床。朝食を食べたあと、二度寝。
昼12時に起床。いそいそと外出の用意をして、
歩いてトラファルガー広場へ。
13時にナショナルギャラリー入口で某夫妻に会い、中華街で食事。
ごちそうになる。感謝。
15時すぎにナショナルギャラリー入口で某友人に会い、
バッキンガム宮殿の前の大通り(The Mall)でやっている
fun fair(遊園地のこと)を見に行く。
かなり危なげなアトラクションもあったが、
おれも友人もchicken(臆病者のこと)なので、
小さな観覧車に乗る。
それでもけっこう恐かった(ボロだから)。
16時すぎに日が暮れたので、
テムズ川に沿って寮に戻る。
途中、サマセットハウスに寄る。
コートールド美術館に寄り、
印象派の絵を重点的に見る。
ドガの「椅子に座って髪を整える女(Seated Woman Adjusting Her Hair)」
のポスターを買う。
17時半に寮に戻って夕食。
そのあと21時まで寝る。
21時半、
ギターを弾いていたら寮の一角で行なわれているパーティに誘われたので顔を出す。
しかしパーティといっても酒を飲むだけなので早々に退散。
22時30分、雨がしとしと降るなか、
友人たちとトラファルガー広場に向けて出発。
23時ごろに到着すると、すでにかなりの人数が集まっている。
警官も相当数いる。
体育で使うような笛(呼び子)を吹く連中がたくさんおり、
鼓膜が破れそうになる。
24時、まわりの人につられてぎゃあぎゃあ騒ぐ。
しかし、カウントダウンも花火もIRAのテロもなかったのでいくらかがっかりする。
臨時に設置された巨大なスクリーンを見ると、
「A Happy New Year from the City of Westminster;
Please Leave the Square Now」と書いてあった。
24時半、友人たちの大半とはぐれる。
もう一人の友人と二人で中華街に行き、夜食を食べる。
26時ごろ、オクスフォード通りを通って帰途に着く。
友人を寮まで送ったあと、自分の寮に戻る。
お昼過ぎ
昨日の記録。
朝8時半に起床。
お昼過ぎから昨日買ったコンピュータの環境設定を開始。
マックをいちからいじるのは初めて。
OS7.5.1にはいろいろ制約があることを知る。
圧縮・展開ソフトと某氏推薦のミミカキエディットなどを入れる。
夕方にみなで大宮に行くことになる。
駅前の某中華料理で夕食を食べる。
駅の反対側にある某甘いもの屋さんにも行く。
ぜんざいなどを食べる。
全部おごってもらう。謝謝。
家に帰り、母のマックでインターネットに接続する準備を始める。
兄にDIONのオンラインサインアップ用CD-ROMなどを借りたので、
オンライン契約をする。
しかし、母のマック(Performa 6260)もOSが7.5.1であるせいか、
無事に契約が済むまでにいろいろ不具合が生じる。
- ネットスケープコミュニケータ4.5はなぜか起動時に凍ってしまう。
やむなくインターネットエクスプローラ4.5を入れる。
- MacPPPではだめと言われる。
やむなくDIONのCD-ROMについていたFreePPPを入れる。
- ユードラプロ2.1.3も苦労して設定したが、
なぜか「DNS云々が云々」と文句を言って動いてくれない。
とりあえずあきらめ、やむなくOutlookを使うことにする。
ユードラもOutlookもまともに使うのは今回が初めて。
- なんとかインターネットに接続できたので、
Better Telnetをダウンロードしてきて、pascalにログイン。
DNSサーバが落ちているようなので、
苦労してIPアドレスを思いだし、どうにか接続する。
そんなことをしているともう朝の5時。
疲れ果てて寝てしまう。
しかし、
母はまだコンピュータにもワープロにも触れたことのない人間だ。
そんな人をつかまえて、まずマックの立ち上げかたから始め、
次にキーボードとマウスの使い方を説明し、
そしてインターネットに接続してメイルを見るためには、
FreePPPを開いてConnectしたあとにOutlookを起動して云々なんですよ、
などという複雑な説明するのかと思うとクラクラする。
最近のコンピュータに「Eメイル」とかいう変なキーが付いているのも
少し理解できるようになった。
まだまだインターネットの敷居は高いわけだ。
真夜中
うわ。大晦日。う、うわ〜ん。どうすんねん。
夜明け前
う。6時間近く寝てしまう。さ。勉強勉強。
1987年6月5日4時32分10秒ってのは?
< 2345年6月7日8時9分01秒
朝
利益の自然的調和のところ、半分書く。現在22000字ちょい。
しかし、今書いてるところはよれよれなので後でだいぶ手を入れる必要あり。
だが、とりあえずその前にこの節を書ききってしまおう。
ふと、去年の今ごろ何をしていたのか気になって日記を遡る。
年末年始は兄の家に泊まりに行っていたらしい。
京都に戻ってきた後に、こんなことが書いてあった
(01/03/98の日記)。
今年の抱負
もう1998年。平成もいつのまにか10年。昭和が続いていたら昭和73年。
信じられん。信じられん。
松浦「そう--古い話だけど、心理学者のジャネの法則というのを知ってる?
子供は大人より同じ時間量を長く感ずるってやつだ。よくおぼえてないが、六
歳の子供は、六十歳の老人より、おなじ一時間が十倍ぐらい長く感じられるら
しい」
(小松左京、『果しなき流れの果に』、角川文庫、1974年、193頁)
しかし、そんなことも言ってられん。今年もがんばらないと。え、今年
の抱負? う〜む。まずなんといっても、ベンタムをしっかり勉強して知的興奮
度の高い修論を書くこと。それから、メタ倫理を勉強すること。さらに、SFを
100冊読むこと。
ううむ。結局SFは50冊も読めなかったのではないか。
修論が知的興奮度の高いものになるかどうかは、
今のがんばりにかかっているな。
メタ倫理は一応勉強した気がする。
お昼前
朝食(シリアル、ヨーグルト、バナナ)を食べてから、
結局、昨日の夜から書き始めた部分を読み直して手を入れていた。
うう。もう疲れた。
お昼過ぎ
またラーメン。
昼下がり
一時間半ほど昼寝する。
夜
わあ。もう夜。24000字ちょい。
かなり混乱してきた。
25500字。字数が足りなくなる心配がちょっとでてきたかも。
うれしい悲鳴というか。
おれは日頃から研究室に巣喰っていると思われているし、
おれもその意見はだいたいにおいて正しいと思っているが、
大晦日を研究室で過ごすのは実は今回が初めてのようだ。
またラーメン。大晦日の晩ごはんにラーメン。しくしくしく。
↑ちなみに、カップラーメンではなく、鍋で作る袋入りラーメンです。
一応、卵とわかめを入れているので健康的です:-)
記載なし。
記載なし。
Satoshi KODAMA
email: satoshikodama-tky[at]umin.ac.jp
All rights undeserved.
Last modified: Thu Jan 2 07:31:50 JST 2014