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KODAMA'S (NEW) WORLD

いまだに読まれていない優れた社会科学[の研究]があまりに多い。 それは、専門語だらけで理解できないからかもしれない (わたしの経験では、優れたジャーナリストが或る研究の内容を理解できないとすれば、 たいていの場合、それは研究者自身もわかっていないからである)。 また、研究成果を出す人間が、それを外部の世界にどうやって伝えたらいいかを 知らないという場合もある。さらにまた、 世間でチヤホヤされることに研究者が道徳的なためらいを覚えるという場合もある。 しかし、優れた社会科学は、適切な仕方で公表されれば、 公の議論の質に大きな違いを生み出すことができるのである。

---Frances Cairncross,
`Just what is the point of social science?'


昨日 / 明日 / 2013年3月 / 最新 / はてな

この日の出来事


13/Mar/2013 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

京都案内、冷蔵庫購入など

本日は、京都観光案内をしたのが一番おもしろかった。

定時起床。ゴミ出し、朝食、朝刊。筒井康隆の連載小説が終了。朝日の大阪版 のサンヤツに『マンガで学ぶ生命倫理』が出ていた(東京版は3月11日だった)。

朝、娘がガラスのコップを床に落として割ったのでその処理に難儀した。それ から某氏の車に乗せていただき、某ドイツ人の観光案内をする。

午前中は高尾に行き、神護寺を参拝。某卒論生にばったり会って驚いた。

お昼すぎに比叡山延暦寺に着き、昼食にそばを食べる。中根中堂や阿弥陀堂を 訪れる。このころから小雨が降り出す。

それから滋賀に行き、Miho Museumを訪れる。そもそもが驚くべき場所にあるが、 壮大な建築と驚くべき個人コレクションに圧倒される。また歴史を勉強したく なった。このころから大雨に。

夜、京都市内に戻り、先斗町で寿司。某ドイツ人にごちそうになる。夜中に解 散。ちょっと疲れたが楽しく勉強になる観光だった。

帰宅して娘の世話をしながら、ニフティのADSLのセットアップをしたり、風呂 に入ったり。そろそろ寝るべし。

そういえば、注文していた冷蔵庫が届いた。

シャープ 424L 5ドア冷蔵庫(シルバー系)SHARP プラズマクラスター冷蔵庫 どっちもドア SJ-PW42X-S: 某妻と相談して東芝のものにするかだいぶ悩んだが、 今後の引越しの可能性を考えると両方から開くのが便利だと判断してこれを購 入。高かったので大事に使おう。某量販店で買ったのでリサイクルなどもスムー ズで助かった。


13/Mar/2012 (Tuesday/mardi/Dienstag)

いろいろ勉強中

定時起床。髭剃り、朝食。

某娘を保育園に送ってから本三駅前の某喫茶店でお昼まで思索。昨日某氏にコ メントして送り返してもらった某原稿の推敲中。

お昼、某事務室でおにぎり。

お昼すぎ、しばらく臓器移植の勉強。

昼下がり、某ミーティングや某先生との相談など。夕方、しばらく学生と雑談。

夜、帰宅して夕食。娘の相手を少し。週アスも読む。

夜中、娘を風呂に入れ、しばらく新聞データベースで調べものをしてから、食 器を洗う。

もう寝ないと。今の時期は研究者にとっては講義もなく「稼ぎどき」なので明 日もがんばろう。


13/Mar/2011 (Sunday/dimanche/Sonntag)

真夜中

朝、遅めに起床。朝食をとったあと、休日診療している隣の駅のクリニックまで 車で送ってもらう。保険証を持ってこなかったため、とりあえず自費で。 タクシーで家に戻ろうとすると、渋滞に巻き込まれる。

帰宅してから昼食。それから薬を飲み、布団に入って寝るはずが、 夕方までかかって『AKIRA』を読み終わってしまう。 いかん、なぜこんなことを…。それから少し寝る。

夜、千石の自宅を見に行っていた某妻らが戻ってくる。 二階の本棚が横倒しになり、ぎゅうぎゅう詰めだったCDやSF小説が すべて階段から玄関へと滑り落ちていたらしい。大変。

シャワーを浴びてから夕食をごちそうになり、夜中に駅まで送ってもらい、 一人で千石に戻ってくる。体調もまだ今ひとつなので、 とりあえず片付けるのは明日にして、寝ることにしよう。

さて、明日はbusiness as usualということになるのだろうか。


13/Mar/2010 (Saturday/samedi/Sonnabend)

真夜中

昨晩は夜更かしして飲む。少し寝て朝風呂。朝食。

湯河原には素晴しい梅林があるというので、バスに乗って観に行く。 すでに大半は散っていたが、なかなか良いところだった。 すごい強風で飛ばされるかと思ったが。山登りは楽しい。

蕎麦を食べてから湯河原を出る。東海道線に揺られて東京へ。 途中、死んだように寝ていたようだ。

夕方、自転車を取りに研究室に寄ったあと、喫茶店で少し勉強してから帰宅。

夜、夕食。そのあと、真夜中まで真面目に勉強。というか、もう相当やばい。 あ、新聞も読まないと。

今年も確定申告の季節。某妻にいろいろ助けてもらう。 いろいろ必要書類が見つからず、叱られる。

メモ。「威厳を付けたい」と相談すると、「ヒゲを伸ばすとよいのでは」 という助言あり。あんまり伸びないので、付け髭でも付けるかな。 毎日、チョビヒゲとか、マルクスヒゲとか変えてみると楽しいかもしれない。 また、「いばってどうするんですか」というコメントもいただいたが、 「いばる」というのと「威厳がある」というのはちょっと違うように思う。 威厳というよりは、最近言うところの「品格」に近いんだろう。


13/Mar/2009 (Friday/vendredi/Freitag)

今日のこと。

ホテルで早起き。寝不足。朝食、髭剃り。

スーツに着替え、早目に会場へ。 朝から某国際会議。司会。準備不足であまりうまく行かなかった。 が、まあなんとか無事に終了。

昼食後、午後も日が暮れるまで濃密なセッション。無事に終わる。

夜、豪華な部屋で懇談会。サプライズスピーチが一件。 ホストの一人としていろいろな人に話して回り、疲れる。 無事終了。

二次会には行かず、まっすぐ帰宅。 某妻と某説明書の校正をしてからすぐに寝る。


13/Mar/2008 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

夜中

今日のこと。

メモ。アレゴリー。野良猫の一群がプラカードを持ってデモをしている。 プラカードには、「われわれの存在を否定する、野良猫の去勢・不妊手術反対!」 と書いてある…。

真夜中

しこしこと某翻訳のチェック。手強い一文があり、1時間以上悩む。 時間の無駄、と思う反面、こういう訓練が重要という気もする。 が、いずれにせよ疲れたのでもう寝よう。


13/Mar/2007 (Tuesday/mardi/Dienstag)

いつも通りに起きて、シャワー、朝食。 昨日の夕刊を読んでから定時出勤(少し遅刻)。 一日早いが、ホワイトデーのお返しを持っていく。

今日も天気は良いが寒い。

夜中

午前中は某英語文献講読。ハリス、ギロン。

お昼は某ランチョン・セミナー。 先日作成した某ガイドラインのパブコメ案にコメントをもらう。

お昼すぎ、某氏の原稿にコメントをしたり、 読売による倫理委員会の調査を某氏と検討したり。

昼下がり、某ミーティング。読売の記事の検討など。

夕方、いろいろ雑用。某パブコメ案も厚労省に送り付けておく。 Medical ethics in action. パブコメで文章を書くというのは、 昔の哲学の懸賞論文に似ているのかもしれない。

それからプールへ。今日はプールの入口の電気が付かないとかで、 シャワーのあたりが真っ暗。御殿下は大丈夫なんだろうか。 1.6キロ泳ぎ、サウナに入ってから帰宅。

某妻と夕食。片付けをしたあと、二階の勉強部屋で新聞を読む。 なんだか一日はあっという間に終わってしまう。 時間を無駄遣いしないように注意しよう。

真夜中

風呂。今日は早く寝よう。

今日のニュース


13/Mar/2006 (Monday/lundi/Montag)

なんとか起きる。

メモ。 あなたは自らの悪行がみなに知られることを耐えがたいと思うと同時に、 自らの善行がみなに知られないことも耐えがたいと思う。 だが、もしあなたが本当に見返りを求めないつもりであれば、 神にすら知られないような善行をなせ。

お昼前

定時出勤。午前中は新聞を読んだり雑用をしたりでつぶれる傾向にある。 なんとか有意義に過ごせるように工夫しよう。

昼下がり

ちょっと遅目に昼食に出かけ、某所で魚のつみれカレー。 本三近辺ではここのカレーが一番おいしい。

財布を家に忘れてきていたので、それを取りに帰ってから再び研究室へ。 眠い。

昨日の天気予報通り、今日はとても寒い。

昼下がり2

ちょっとウトウトしかけたところで用事で起こされる。

コツコツ勉強しよう。3つ論文読んでも2つはすぐに忘れる。 ♪一日一本、三日で三本、三本読んだら二本忘れる〜♪ まあ、それでもとにかくコツコツやるしかない。コツコツ。

昼下がり3

コツコツ。

ノージックの経験機械、試用期間があるなら有給を取って試してみたい。 ノージック(故人)は経験機械を「売る」さい、 才能もなければやる気もないセールスマンのように説明している。 だからわれわれはそれを魅力的に感じない。 もしクーリングオフの期間や試用期間があるなら、 試してみたい人は多いだろう。

夕方

ウトウト。コツコツ。

メモ。クリアに考えるよう努めること。元々クリアでない方だから、 あまりにからまった他人の糸を解きほぐそうとして泥沼にはまらないこと。

他人の文章を読むときは、一語一句に誤りが潜んでいる可能性があるから大変だ。 しかも、「部分的には誤りがあるが、全体的な方向性は正しい」 とかいう評価もありえる。 だから、木を見て森を見ず状態にならないように注意しないといけない。

夕方、ちょっと某相談。 そのあと、明日は某の日だというので、 上野御徒町に行って買物をしたり、 ワードでカードを作ってみたり、 2時間ほどかけていろいろ準備。

晩御飯は某海鮮丼。

なんだか疲れたので、もう少し論文を読んだら帰ろう。 まあ、一日にできる仕事は限られている。

夜中

まだ研究室。

Mark Kelman, `Hedonic Psychology and the Ambiguities of "Welfare", Philosophy and Public Affairs, 33(4):391-412. 幸福とか快楽の測定についての、近年の心理学領域での実証的研究の 意義と限界について。 `Back to Bentham'という快楽説回帰の流れがあるそうだ。 たいへん参考になった。

真夜中

めずらしくコンビニで買物してから帰宅。 買ってきたサラダにツナ缶のツナを足して食べる。

真夜中2

7時のニュース、英語でしゃべらナイト。 今日は時間が割とゆっくり使えた。 1時前には寝て、早起きすること。

今日のニュース


13/Mar/2005 (Sunday/dimanche/Sonntag)

虎の門で開かれた某研究会に出席。個人情報保護法について。 忙しいので飲み会はパス。お昼に少し雪が降る。


13/Mar/2004 (Saturday/samedi/Sonnabend)

昨日は時差のせいで夕方から眠くなり、雨も降っていたので 昏々と寝てしまう。夜中に一度起きるが、買物に行くには遅すぎたので、 ロンドンの友人に電話したりしてしばらく過ごし、それからまた朝まで 寝てしまう。

朝起きると、借りているコンピュータの調子がおかしくなっているので 焦る。Telnetでmillにログオンしていると、ひどく古いフリーの セキュリティソフトがときどき起動してコンピュータをロックしてしまう ので、ときどき強制終了させていたら、OSがWindows Meということもあってか、 まともに立ち上がらなくなった。しばらくいろいろやっていたが、 Safe Modeで起動して正常に起動していた時点にシステムを戻すと、 また動くようになった。こわいこわい。

昨日はコンピュータのせいで一日つぶしてしまった気がする。 もう無駄なことはやめて、とりあえず勉強と観光をすることにしよう。

ドイツでの滞在は、ジョン・ハリスやジェラルド・ドゥウォーキンらと 同じホテルで泊まることになった。フランクフルトの駅からは、 ドゥウォーキン夫妻と一緒に車に同乗するとかで、 なんだか空恐ろしいことになってきた。

昼下がり

午前中はGreat Portland Street StationのそばのHartsで買物をしてから、 リージェンツ・パークをちょっと散歩。リスを見る。 いったんホテルに戻って荷物を置いてから、 歩いてUCLに。ベンタムを見に行くが、 今日はケースが閉まっていた。

UCLのそばのWaterstone'sで本を物色。 哲学や法の書籍を1時間以上眺めていたが、 荷物になるので何も買わず。 ULUでお昼のサンドイッチを買ってから (なんだか何を買っても高い気がする)、 ちょっと歩いてJudd Bookstoreへ。 ここでも長いしたので、少しだけ本を買う。

さらにBrunswick Centreに行き、 Skoob Booksでもブラウズするが、 ここは時間をかけずにさっさと出てくる。 しかし、本屋に行くと自分がいかに勉強してないかが わかってほんとにげっそりする。

昔住んでいたインターナショナルホールの写真を撮ってから、 疲れたのでOne Day Travel Cardを購入してチューブで帰宅。 リージェンツパーク駅で降りる。

帰ってきてから調べて気付いたが、 GMCの本部はここからすぐそば(Great Portland Street上)にあるようだ。 たぶん今日は開いてないだろうが、 ちょっと行ってみて、 それからテート・ギャラリーにも行ってみよう。

昼下がりに一瞬寝てから、再び外出。 通り雨のあと、一転して天気がよくなっていたので、 歩いてオックスフォード・サーカス、 ピカデリー・サーカスと歩いて行き、 ナショナル・ギャラリーに着く。 テートに行くつもりだったが、 歩きつかれたので、予定を変更して ナショナル・ギャラリーを見る。

が、休日のせいか人が多いので、 さっさと出てきて、 ナショナル・ポートレイト・ギャラリーの方を見る。 じっくり見るのは今回が初めてで、 17世紀以降の英国史の勉強になった。 絵葉書を少し買う。

それからレスタースクエアを通ってピカデリーサーカスに戻り、 少しヴァージンとHMVでCDを物色。そういえば、 Love ActuallyのDVDは19日が発売日だそうで、 こちらでは買えないことがわかった。残念だ。

地下鉄に乗ってリージェンツパーク駅に戻ってきて、 少し買物(水とかベジタブル・サモサとか)をしてから部屋に戻ってきた。 今日は勉強せねば。しかし眠いな。


13/Mar/2003 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

真夜中 (午前)

風呂に入ったり読書したり。

そういえば、クラッシュの「ラジオ・クラッシュ」と クイーンの「地獄へ道づれ(Another One Bites the Dust)」はそっくりだ。

起きる。某超有名野球選手のように寝違えたのか、頭が痛い。

燃えるゴミを出し、朝食。

新聞。昨日、 「そのうち『タマちゃんに自己決定権を』なんて意見も出てきそうだ」と書いたが、 産経抄がまさにそのようなコメントをしている。

こうしたことの要諦は「放っとけ!」である。 川は確かに汚れてはいるだろうが、 彼は縁あって日本の川をすみかとした。 強制連行されてきたわけでも何でもない。 自らそういう人生、いや"アザラシ生"を選択したのである。(…) タマちゃんを北海へ戻してやろうという試みも人間の善意からだろうが、 動物には大きな迷惑、余計なお世話かもしれない。 その独善に気がつかぬ人は世に少なくない。
(産経抄本日付)

いつもの産経抄からすれば、 「強制連行」より「拉致されてきたわけでもなんでもない」 と書くべきところだと思うが、 それは別として、 このようにアザラシに自己決定権を与えるべきかどうかというのは 難しい問題だ。アザラシに判断能力はあるのか? タマちゃんも人生の実験をしているのだろうか。

なんてことを書くと、き印と思われるだろうからここらでやめておこう。 それでなくてもDQN研究者だと思われてそうだしなあ。 ああ、早く人間になりたい…。

お昼前

どうも頭が痛い。頭痛持ちになったのだろうか。

お昼すぎ

というわけですこし睡眠。まだ後頭部が変な感じだが、なんとか。 休んでばかりいないで勉強しよう。運動もしよう。

そういえば寝てるときに地震があったが、めんどうなのでそのまま寝ていた。 大きい地震が来たら死ぬな。

ご飯を炊いたつもりが、保温になっており、中途半端な炊け方をしていた。 現在、鍋でちゃんと炊けるか実験中。

夕方

おかゆとおこげができる。

苛酷な労働時間が少子化の一因になっているというのは本当のようだ。 最近ベネズエラでは二ヶ月に渡るゼネストがあったが、 そのあいだに飛ぶように売れたのがバイアグラだったそうだ。 性の専門家に言わせると、「ストライキによって高まった国家的な緊張が、 ベネズエラ人のリビドーを高めたのだろう」とのこと (Ananova)。

ひい。電気代が。今後、電気ストーブは使用禁止(もう春だけど)。

バハ(Bach)を聴きながら、ようやく腰をすえて勉強中。 逃避してはいけない。逃避してはいけない。

中国版のForty Licksにはブラウンシュガー、夜をぶっとばせ、 ホンキートンクウィメン、ビーストオブバーデンの四曲が検閲に引っかかり、 収録されていないそうだ。Thirty-Six Licksということになる。

夜2

ミカンにカビが生えていてびびる。ゴミ袋へ。合掌。

夜3

やっと某ボクシング原稿(本になるやつ)が書けた。 4000字だからやれば半日でできるのに、 なぜ一週間も二週間もかかってしまうのか。 この怠惰さをなんとかしなければだめだ。 〆切がこないと行動できないようでは、 他律的だとカント先生に杖でぶたれてしまう。 もっとがんばれ。

今年の抱負を思い出そう。

  1. D論を書くこと (進んでない)
  2. 議論をすること (できてない)
  3. 逃避しないこと (毎日してる)
  4. 知らないことは知らないと言うこと (努力してる)
  5. むやみにタクシーに乗らないこと (そもそもひきこもってるので乗る機会がない)

激しく反省。13時間勉強しろ。

う、鍋の底が焦げてる。まいったなあ。


13/Mar/2002 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

真夜中 (午前)

しばらく雑用的勉強。いらんことしてないで、某翻訳をせねば。

真夜中2 (午前)

う。もうしんどい。 もう寝て、明日朝から学校に行って翻訳しよう。

真夜中3 (午前)

寝るつもりでベンタムの同性愛論を読み出したら、興奮して眠れず。 いや、もちろんそういう意味ではない。 学問的に興奮したということだ。

弘文堂の『ホモセクシュアリティ』に収録されている翻訳は、 かなりがんばった方だと思うが、 いくつか重要な箇所で不正確なところがあるので原文と照合しつつ読み進める。 (不思議なことに、この翻訳の訳者の人たちは、 土屋恵一郎の『ベンタムという男』を読んでいないようだ --そこにある部分訳をまったく参照していないようなので。 いや、この部分訳もけっこうずさんに見えるのだが)

なんか読んだ気がするなと思って日記を調べると、 97年の5月ごろに原文に当っているようだ。 たぶんそのときは最後まで読まなかったと思うが。

夜明け

信じられないが、勉強欲が睡眠欲に勝ってしまった。 エルニーニョ現象と同じくらいめずらしい現象だ。 しかし、徹夜するほど体力も根性もないので、数時間眠ることにしよう。

睡眠欲に打ち勝って朝起きる。シャワー。

朝食は、生焼けのシシャモと、 賞味期限が一週間過ぎて干からび始めたちりめんじゃこ。 …食べていて殺伐とした気分になった。 もっとおいしい料理を作る努力をしよう。

お昼前

銀行で泣く泣く授業料を払う。しくしく。

大学に来ると事務室が閉まっている。 何かおかしいと思って掲示板を見ると、 退学届の〆切は11日(月)とある。ひっ。

どうりで月曜日に事務から電話があったはずだ。 完全に勘違いしていたことに気づいて動転していると、 事務のおばさんが出てきたので、泣きついて書類を出させてもらう。 なんとか無事に退学することができそうだ。 退学するのに無事もくそもあったものではない気もするが…。

掲示板のところで卒業生の某さんに偶然会う。 元気そうで何より。

夕方

某さんと一緒に満員御礼の某祇園会館でA.I.を見てきた。

A.I.

話のあらすじ: 近未来、厳しい産児制限のある社会の話。 世界初の感情を持った子供ロボットのディヴィッドが、 子供を失なった夫婦のもとにやってくる。 ディヴィッドは夫婦の愛を求めるが、 夫婦は、愛情ばかりか嫉妬や恐怖などの感情を示すロボットと うまく付き合うことができず、 かといって返品して廃棄処分にすることも気の毒だというので、 ある日森の中に捨てさってしまう。

ぬいぐるみロボットのテディと一緒に捨て猫のように森をさまようディヴィッド。 やがて彼は、ロボットを差別する人間たちによって捕えられ、 あやうく見せ物スクラップショーで殺されかける。 間一髪で一命をとりとめたディヴィッドは、 寝物語で母親から聞かされたピノキオの物語を思い出す。 そして彼は「自分がホントの人間になれば母親の愛情をえられる」 と信じて、 他のロボットに助けられながらブルーフェアリーを探す旅にでる…。

続きは省略するが、 結局、彼が長い旅のはてに最初に見つけだした答は、 「ホントの人間にはぜったいになれない」という絶望的な事実。 しかし、彼がさらに苦しんだ末に最後に見つけだした答は、 「『自分がホンモノになれば、母親の愛情をえられる』 というのは間違いで、 『母親の愛情をえられたならば、自分はホンモノになれる』」 ということ。 言い換えれば、 「ホントの自分を見つけたら、人から愛されるようになる」 というのは順序が逆で、 「人から愛されることによって、ホントの自分になる」 というのが正しい、という結論だ。というのは一解釈だが。 まあ「自分探し」的問題意識からはそういうメッセージを読み取ることが できると思う。最後のシーンはほろりと来た。

「ホンモノ」ということについて考えさせる作品だが、 全体的には盛り上りに欠け、しかもやたらに長いので退屈だ。 これだけのSF的設定を使ったわりには、 しかも子供が親の愛情を求めて自分を探す旅にでるという古典的内容なのも芸がない。 普遍的なテーマだとは思うが、 もっと新しい切り口を示して欲しかった。 でもまあ、そこそこおもしろかったのでC+。

花見小路を少し歩いたあと、さっき自転車ではるばる下宿まで戻ってきた。 猛烈に眠い。

真夜中

夜、某電話で起きたが、眠くて死にそう。 翻訳と明日の勉強会の準備をしなければならないのだが…。

Richteten israelische Polizisten angeblichen Attentäter hin?
イスラエルの警官たちが、テロリストと言われている男を処刑したのか?

(from Spiegel)

Die Bildserie eines israelischen Amateurfotografen lässt erhebliche Zweifel an den offiziellen Darstellungen von Gewalt und Gegengewalt im Nahost-Konflikt aufkommen.
イスラエルのアマ写真家の一連の写真によって、 近東の衝突における暴力と反対暴力についての公式な見解に対して 重大な疑いが投げかけられた。

Dabei geht es um die Erschießung eines vermeintlichen Selbstmordattentäters - der wehrlos auf der Straße lag.
そこで問題になっているのは、自殺テロ者と推定されている男 --この男は無力に路上に寝ている--の射殺である。

(hinrichten=execution; angeblich=alleged; erheblich=considerable; Darstellung=representation, statement; Gewalt=violence; aufkommen=arise; es geht um ...=at stake is ...; vermeintlich=supposedly; wehrlos=powerless; lag (liegen))

今日の勉強時間…4hr


13/Mar/2001 (Tuesday/mardi/Dienstag)

法哲学の授業

フェミニズムによる自由主義批判について。

「こう、あれですね」

「なんだ、あれって」

「あの、フェミニズムの授業というのは、この、なんとなく、 ドイツ人がユダヤ人と同席して ナチスの歴史の講義を聴くような居心地の悪さが…」

「しかたないだろう、だって、きみは男として生まれてきて、 普通の女性が味わう苦労を経験せず、 男性優位社会で利益を亨受してきたんだから」

「おっしゃるとおりです。やっぱり、あれですね」

「あれってなんだ、あれって」

「その、フェミニズムにしても、 批判法学研究(Critical Legal Studies)にしても、 ハート対ドゥオーキンという法哲学のひのき舞台から一歩しりぞいたところで、 その、舞台の上に立っていたら気がつかない誤ちや不正を指摘しているので、 非常に新鮮というかなんというか。 舞台から離れたところに立って全景を眺める、 というのが批判をするときの基本ですよね、 それを思い出すことができました」

「じっさいにそういう舞台から離れた立脚点があるのかどうかというのも 問題だと思うぞ。舞台から離れたつもりでいても、 やはりまだ同じ舞台に立っていたり、 客席で客観的に観察しているつもりでも、 やはりいろいろな前提を意識しないで用いている可能性もある。 きみの考えるようなアルキメデス点は存在しないのかもしれない」

「やっぱり、あれですね」

「だから、あれってなんだあれって」

買ったCD

アマゾンに注文したやつが届いた。本当にこれから節約します。


13/Mar/2000 (Monday/lundi/Montag)

今日のニュース

今日は新聞の休刊日です。
気づかずに買いに行って恥をかきました。 みなさんも恥をかかないように気をつけましょう。
午前中はコンピュータで某作業をしていました。
コンピュータをずっと使いつづけると目も頭も悪くなるので、 ときどき休憩するようにしましょう。
そういえば先日カウンタが90000を超えたようです。
カウンタが100000を超えたら何をするか考えておきます。
ルネで本を買いました。
キケロの新選集で『義務論』が出ていたので欲しかったのですが、 今月も家計が苦しいので見送りました。
ブ○ティッシュカウンシルで勉強してきました。
ついにあと一回です。
今日の新聞
忙しいのについ夕刊を買ってしましました。 今日はASAHI EVENING NEWSです。

今日の新聞

Pope apologizes for church's sins
教皇ヨハネス・パウロ2世がカトリック教徒がこれまでに犯してきた 罪について謝罪した、という話。 ユダヤ人にどれだけ具体的に謝罪するかが焦点になっていたようだ。 ユダヤ人側からは、ホロコーストについても謝るように言われていたらしいが、 これに関しては一言も言わなかったらしい。
>ホロコーストもキリスト教徒の罪と考えられてるのか。 チベットの仏教僧が南京大虐殺について謝るようなものだろうか。
S. Korea's economy climbs but victims of crisis linger
韓国の経済事情が1998年ごろの最悪の時期(失業率8.6%)に比べると、 かなりよくなったらしい(失業率5%)が、 ソウル大学の卒業生ですらまだ就職率は5割以下らしく、 苦しい日々が続いているらしい。
Net changes doctor-patient relationships
最近、米国では患者が医者に診てもらうときに、 患者はウェブで得た情報をプリントアウトしたものを数十枚から数百枚 の単位で持っていくんだそうだ。 (いや、もちろん全員が全員そうじゃないだろうけど)
患者は医者から聞いたことやもらった薬を逐一ウェブ検索をして確認し、 次に診察してもらうときにさらにプリントアウトしたものを携えて、 質問を用意していくらしい。
問題点は、医者はいちいちプリントアウトされたウェブ上の情報を 見ている時間がないこと、ウェブ情報の信頼性に問題があること、 さらに、ウェブ上で仕入れた怪しい情報を信じて医者の言うことを信じない 患者が増えたこと、などなど。
医者の中には、ウェブ上の情報の方が正しく、 医者の診察が間違えている場合も少なからずあるので、 この傾向は歓迎されるべきだ、と考える人もいるようだが、 いろいろ問題が多いので大半の医者は頭を抱えているらしい。
>医療サイトのレイティングをすればいいんじゃないかな。

03/13/99 (Saturday/samedi/Sonnabend)

昼下がり

昨夜、 先日購入したオーソン・スコット・カードのLost Boysを (いわゆる)ペーパーバック版で読み始める。 SFを原書で読むのは初めての経験なのだが、 これがなかなかおもしろい。 勉強のためにもこれからは原書で読むべきか。 (と、なんでもすぐに勉強に結びつけてしまう)

朝、昨日頼んだガス会社の人が来る。 聞くと、今のところガスもれなどはないが、 風呂の外にあるガス湯沸し器が不完全燃焼してるので、 近いうちに装置の中身を全部取り換える必要があるとのこと。

お昼過ぎに某喫茶店へ。 ミックスサンドのセット。 プレイボーイ。


某君が風邪で欠席のため、ロック読書会は中止。


夕方

某E研で雑用。

ぐわ。14ページの論文(両面で7枚)を100部コピーしてたら、 途中でソートし忘れていることに気づいた。 すでに80部近くコピーされていたが、 とても手動でソートする気にはなれなかったので、 それらはミスコピーにして最初からやり直すことにした。

(7枚*80部=560枚)

…紙の神様、ごめんなさい。


街頭アンケート 「あなたは何のために生きてるっすか?」

こんにちは、リポーターのこだまっす。 今日は狂徒大学近辺でアンケートを行なってみたっす。 質問は「あなたは何のために生きてるっすか?」っす。 以下は回答順に並べてあるっす。

というわけっす。みなさんいろいろな展望をお持ちのようっす。 ディスプレイに向かっているあなたは何のために生きてるっすか? リポーターはこだまでしたっす。では。


真夜中

夜、某助教授が寿司の出前をとられたので、 おこぼれにあずかる。ごちそうさまでした。


今度のFINEのワークショップで 発表するために某国から日本に一時帰国されている 某先輩にお会いした。 今日日本に到着したということ。 元気そうで何よりっす。


03/13/98(Friday/vendredi/Freitag)

真夜中

今までスコフィールドの翻訳に燃えてた。もうちょっとやるつもり。

昨日は、昼下がりに予定していたロンリ学読書会は多忙のために中止し、 申し訳ないが下宿に戻って風呂に入り、 夕方から倫理学入門書読書会(「功利性と善」その3)をやって、 その後みんなでスパゲティをずるずると食べ、 んで研究室に戻ってきて今までえんえんと翻訳してた。 ちょっと疲れた。


ううむ。ロンリ学の勉強もせねば。 なんだかやたらと忙しいぞ。 日記に冗談を書くひまもない。


最近椅子に座りっぱなしなので、 すこし腰が痛くなってきた。 まずいまずいまずい。腕立伏せとスクワットとストレッチ励行。


お昼前

爆睡。爆睡。

スコフィールド氏の翻訳。

ああ、ロンリ学ロンリ学。


お昼

先にロック読書会の準備。勉強勉強。


昼下がり

わっ。居眠りしすぎたっ。


夕方

ロック読書会、ロンリ学勉強会終わり。 ようやく精神的負担から解放される。 (しかし、明日もロンリ学…)

今年度からはNHKラジオの「やさしいビジネス英語」を受講することにした。 「ラジオ英会話」は浪人生のころから6年間お世話になったが、 これで卒業ということにする。感謝。


久しぶりにSFを読了。 が、つまんなかった。


現在、イギリスな人々が研究室で勉強中。ぼくはスコフィールドの翻訳。


真夜中

下宿に戻って片付け。 休むこともなく再び研究室へ。 一体ぼくにとってどこがほんとうの下宿なんだろうか。 (ここか)


03/13/97(木)

・朝・

あーあ、伊達さん負けちゃった。<『はじめの一歩』

昨日は(加藤研究室にカギを忘れた!!)、自由意志の読書会が終わってすぐにバ イト。バイト終わったら家に帰って朝まで寝たおした。しかしはなは相変わら ず出る。これから読書会の準備。やばい。


さて、この前のライブのとき、ギターのやつが「サンバ・ホイッスル 」という笛を吹いていたのだが(600円ぐらいで買えるらしい)、それ をその時初めて見たぼくと、その友人との会話を再現しよう。

「ほら、これ買ってん。ええやろ」

「え、なにそれ」

「さん@@@@@する」(よく聞こえない)

「え、なにって?」

「さんば@@@@する」(また聞き取れない)

「ごめん、ゆっくりも一回言って」

「さ・ん・ば・ほ・いっ・す・るっ」

「さんばほいっする?」

「そう。耳悪いな、おまえ」

「う〜ん。さんばホイッスル・・・って、『はい生まれま す生まれます、はいがんばって、生まれますよっ、はいっ、ピピーッ』ってお ばあさんが吹くやつ?」

「あほかっ」


・サンバ・ホイッスル(んば・ほいっする)
黒人が集団で怪しげな踊りをするときに使う、十字型の笛。

・宵・

研究室にコンピュータが来たかもしれない。インストールもほとんど済んだか もしれない。


Satoshi KODAMA
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Last modified: Sun Apr 7 00:33:16 JST 2013