2007年4月号 / 2007年6月号 / 最新号

こだまの世界

2007年5月号

東京にも京都にもそのほか大都市には綜合大学というものがあります。 文科系、理科系のいろいろな学部をもっている大学を綜合大学といいますが、 綜合という言葉は実に皮肉でありまして、実質はちっとも綜合ではない。 法科とか経済とか、いろいろな学部があって、それが地理的に一つの地域に 集中している、各学科の教室や研究室が地理的に近接しているというのを 綜合大学というにすぎない。そこで綜合的な教養が与えられるわけでもなければ、 各学部の共同研究が常時組織化されているわけでもない。 ただ一つの経営体として、大学行政面で組織化されているというだけのことです。 ユニヴァーシティという本来の意味からは甚だ遠いのが実状です。

---丸山眞男『日本の思想』

「[読書の魅力は] 一冊の本から、さまざまに心を羽ばたかせることができるところですね。 本はおちびさんに買って与えるだけじゃなくて、 その本を真ん中において親と子が話し合ってほしい。 読む時間が5分だとすれば、話し合う時間が何時間もあるというのが 素晴らしいと思う。

---高見のっぽ、朝日新聞5月16日夕刊より

たしかに高度成長は、日本の国民生産力の拡大をもたらした。しかしながら、 それは企業資本のみの増大ないし内部経済の充実であって、老人などにおける 社会保障の未整備、住宅・公共施設などの社会資本の不足、ついで郊外という 外部不経済の排出をうながしたことは周知の事実となっている。その間隙をぬっ て社用族の横行、主婦や青年層・老人層の倦怠感の拡大、あるいはバーや喫茶 店の繁昌、レクリエーション・センターやマージャン屋、パチンコ屋の活況、 トバクの横行、ノーキョウ型団体旅行の隆盛などが爆発しているのである。こ こに余暇の増大にもかかわらず、人間的安静の欠如、あるいは余暇の増大にと もなう社会的荒廃がみられる。これはまさに日本における余暇空間の不在といっ てよい現実を反映している。

---松下圭一『シビル・ミニマムの思想』(1971)

My general creed is that if something can be said at all it can be said clearly enough for anyone of good will and moderate education to understand it.

---Simon Blackburn


主な話題


01/May/2007 (Tuesday/mardi/Dienstag)

お昼

朝起きる。ゆっくりしているとすぐに昼になってしまう。少し雨。

お昼すぎ

昼食。

(某妻の)努力の甲斐もむなしく、先々月に引き続き、先月も赤字だった…。 今月こそは財政健全化を目指そう。

w-zero3の待受画面に予定を表示する設定にしてあるのだが、 何も予定が入っていないと、 「近い将来の予定はありません」と表示される。 なんだかおかしい。

昼下がり

まだw-zero3にはまっている。

メモ。対症療法と根治療法。犯罪によって市民の安全が脅かされているから という理由で、個人の監視を強め、市民的自由を制限するのが対症療法。 犯罪が増える原因である貧富の差に取り組むのが根治療法。

昼下がりから某妻と散歩。 近所で宅急便などの用事を済ませてから、駒込の旧古川庭園まで歩いていく。 平日でまだバラも咲いていなかったせいか、ほとんど貸し切り状態だった。 それから染井銀座を歩き、巣鴨駅の方に出てから、買物をして帰宅。 よく歩いた。

PHSは一昨年の11月に機種変更していたようだ。 約1年半ぶりに交換したということになる。

夜中

夕食(中華風)。焼酎を少し。

夕食後、ひさしぶりにテレビを見る。 3月に録画しておいた「英語でしゃべらナイト」 の釈由美子と松本和也の卒業の回。この番組は、 「いかにして英語を学ぶか」という問いを「いかにして生きるか」という問いと 結びつけたところがおもしろかったのかな。 有名人の人生哲学がわかる英語番組。 釈さんと松本アナも英語を学ぶことを通して語学的にも人間的にも成長し、 卒業する。こういう番組って外国にもあるんだろうか。

机の上に請求書や明細書などの郵便物がたまってきたので、その整理を少し。

真夜中

新聞。

遅いデビューだが、はてなで日記をやってみることにした。 w-zero3でこちらの日記を更新するのは難しいため。 外出中などは、はてなの方が更新されることになる(かもしれない)。

また雨が強く降り始めた。

そういえば、某出版社から『現代用語の基礎知識2007』のCD-ROM版が届いていた。 それと一緒に『2008』の原稿依頼も来ていたので、また夏にやらねば。


02/May/2007 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

お昼前

朝、ゴミ出しをしてから二度寝。朝遅くに起きる。 昨夜の強い雨はすでに止み、良い天気になっている。

それにしても新しいgadgetというのは楽しいものだ。 某妻に「呼吸を忘れるほど集中している」と指摘されたが、 どうも息を止めてしまっているようだ。気をつけよう。

Wiiも買ってみたいと先日から思っていたが、 息をするのを忘れて死ぬかもしれないので当分やめておこう。

夜中

お昼すぎ、某妻と一緒に小石川植物園へ。ベンチに座って某妻手製のサンドイッチ とおにぎりを食べる。シャガ、アヤメ科の植物(菖蒲、ジャーマン・アイリスなど)、 藤などが咲いていた。また、イロハモミジの通りがきれいだった。

昼下がり、大学の総合図書館に行き、夕方まで新聞を読む。 途中、少し居眠りする。

夕方、書籍部で一冊本を買う。 仲正昌樹『日本の現代思想』(NHKブックス、2006)。

そのあと、プールで1.6キロほど。相変わらず手足の連携がよくない。 最近、一向に上達してなくてやばい。 まあ、体を動かすことが主たる目的なわけだけど…。

帰宅してから某妻と夕食。なかなか勉強する気にならない。やばい。

「いま日本に認知症の人たちは約170万人。6分間に1人の割合で増え続けている」 (朝日新聞本日付夕刊)。だそうだ。

真夜中

ようやく少し勉強する気になってきた…と思ったら、もう寝る時間。 一日は短い(とくに朝遅く起きた場合は)。明日は早起きして勉強しよう。


03/May/2007 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

お昼前

朝、ゴミ出しのために起きたところ、喉が痛いので、 葛根湯を飲んで二度寝する。少しまし。 喉が痛くなる原因を考えたが、よくわからず。 プールが原因だろうか。

昼下がり

昼食後、某妻と一緒に家の掃除。夜に来客があるため。 こういうときでないと、きちんと掃除しない二人であった…。

夕方

昼下がり、某妻と巣鴨まで自転車で買物に出かける。 帰宅してから、『岩波書店と文藝春秋』を読み始める。

真夜中

夜、某氏や某院生たちと自宅で一緒に楽しく飲む。 シャンパン、森伊蔵など。一人酔っぱらいが出る。


04/May/2007 (Friday/vendredi/Freitag)

お昼すぎ

朝、ゴミ出しをしたあと、しばらく読書。 それから二度寝をして、お昼に起きる。 扁桃腺はまだ腫れているようで、嚥下運動をすると少し痛い。 これを言い訳にして、今日もゆっくり過ごそう。

メモ。昨日の朝日の社説の「国益」と「国際公益」。 朝日も「国益」という言葉を使うんだな。 今日の朝日の敬語の記事で「わたし」と「僕」は使い分けるように書いてあったが、 大学では少し規範が違うような。 しかし、立派な社会人を目指すわたしとしましては、 普段から意識して「わたし」を使うようにしたいと思うわけであります。

昼下がり、某妻と自転車で外出。茗荷谷の方から後楽園に行き、 某ショッピングセンターをぶらぶらする。 そのあと、いくつかの店で買物をして夕方に帰宅。

夕方、本を読んでいたら眠くなったので少し仮眠。

そのあと体温を計ったら、37.0度。暑いはずだ。 代わりに喉は治まってきた。

夕食。

真夜中

夜中、しばらく『岩波書店と文藝春秋』を読み進めたあと、 手つかずになっていた某論文の査読結果を読んで修正。 非常に丁寧に読んでくれている方がいて、大変参考になる。

体調もあれだし、そろそろ寝よう。


05/May/2007 (Saturday/samedi/Sonnabend)

お昼

早起きしてゴミを出すが、そのあと二度寝してしまう。 お昼前に起き出す。今日も天気がよい。

大量に汗をかいていたのでシャワー。 風邪は、喉が少し腫れており、まだ全快ではない。

昼下がり

お昼はキャベツとアンチョビのペペロンチーノを作る。

畳の部屋で本を読んで、少し寝る。体調がまだ優れず。

夕方、某妻と買物に出かける。薬局でカゼ薬を買う。 某妻がスーパーで買物をする間、本屋で立ち読みをする。 だんだん立ち読みができる人間になりつつある。

和菓子屋に立寄ってから帰宅し、風邪薬を飲む。 一時間ぐらいすると、喉の腫れは治まってきたようだ。 日が暮れるまで、『岩波書店と文藝春秋』を読み進める。 二段組のせいもあり、なかなか読み終わらない。

日暮れというのはどこか良いものだ。感傷的になるというか、 小さいころを思い出すというか。 夜になったらなったで、また元気が出る。

真夜中

夜、夕食後、『岩波書店と文藝春秋』の続きを読む。 さきほどようやく読み終わる。駆け足気味の後半は退屈だったが、 60年代ごろまでの総合雑誌や論壇の動きが勉強になった。 『世界』も『文藝春秋』も『中央公論』もぜんぜん読まなかったもんなあ…。 まあ、おそらくこれからもほとんど読まないだろう。 真面目に専門の勉強をしよう。

「総合雑誌を読まんでどうする、このタコツボ人間め」

「たっこでーす」


06/May/2007 (Sunday/dimanche/Sonntag)

夕方

お昼前に起きる。薬を飲んだせいか、風邪は少しまし。朝から強い雨。

朝から某妻が外出のため、椅子に座ったり布団に寝転がったりして本を読む。 昼下がりに少し寝る。

夕方、雨の降る中、クリーニング屋へ。 先月預けたまま受け取っていない衣服があると電話が来たため。 ついでに区立図書館に行くが、土日は5時に閉まるそうで、 すでに閉まっていた。ドラッグストアで少し買物をしてから帰宅。

夕食は先日作った塩味のカレーを温める。塩辛いっ。

『日本の現代思想』を読了。 70年代以降の日本の思想状況が少しわかった。 ただ、『岩波書店と文藝春秋』ほどinformativeではない(だからすぐに読めた)。 また、現代思想のどこらへんが魅力的なのか、結局わからずじまいだった。 おそらくわたしには縁のない思想なのだろう。

メモ。なぜ現代思想が廃れたのか、あるいはなぜ今ジャンル横断的な メタ理論のようなものができなくなっているか、という問いについて。 誰も弟子や教科書を作る努力をしていないからではないか。 人文社会系のアカデミアでは少子高齢化が急速に進んでいるのではないか (という仮説)。

それはともかく、「丸山眞男」がキーワードであることに、 ようやく気付いた。この人を読んで「日本における思想的座標軸」 を得られるかどうかわからないが、ちょっと読んでみることにしよう。

カントより人類愛をこめて

「さあ、それでは今週の第一位はっ」

「今週の第一位はっ、カント先生の『人類愛から嘘を付く権利なるものについて』 です。ではさっそくカント先生に歌ってもらいましょうっ」

(前奏) ちゃ〜、ちゃ〜ちゃ〜、ちゃらららら……

誠実(まこと)と人類愛を 秤にかけりゃ

誠実が重たい カントの世界

幼なじみの 善意志様にゃ

俺の心は お見通し

背中で吠えてる 定言命法

「いつもながら、 カント先生の歌う完全義務と不完全義務の衝突の問題は本当に泣けてきますね…」

「『背中で吠えてる 定言命法』のあたりがシビれます」

真夜中

Guardian Weekly. 次期首相と目されるGordon Brownによる近刊書 Courage: Eight Portraitsから、アウン・サン・スーチーの所が 抜粋されていたので、それを読んで少し涙する。真面目に生きよう。


07/May/2007 (Monday/lundi/Montag)

しばらく怠惰な生活を続けていたが、今朝はちゃんと起きる。 風邪はだいぶまし。一応、大学の診療所に行っておくか。

朝2

定時出勤(少し早目)。大学に来るのは一週間ぶりぐらいだな。がんばろう。

w-zero3のデータをデスクトップPCでも使えるように、 Outlook 2003の設定をする。Outlookを使うのは、これが初めて。 ファイルの同期と、祝日の設定ができるようになった。

昼下がり

お昼前に某保健センターへ。風邪薬をもらう。 ついでに購買部でminiSD(256MB)を購入し、w-zero3に付け足す。

昼食後、うだうだする。 やるべきことはあるのだが、やる気がでない。motivationがない。いかん。

真夜中

夕方、なんとかinertiaの状態から抜け出て、しばらく某論文の修正をする。 少しやると日が暮れてきたので、帰宅して夕食。いかん、 大学にいる間にもっと仕事をしないと。

デザートのメロンを食べながら、 学内広報にあった小宮山総長の入学式の式辞を読む。 「常識を疑う確かな力」と「先頭に立つ勇気」がキーワードのようだ。 どうでもいいが、なぜ「常識を疑う力」ではなく、 「常識を疑う確かな力」なんだろう。 「確かな野党」というキャッチフレーズを思い出して仕方がない。

夜、夕刊を読んだ後、某妻と40分ほど散歩。 戻ってくるとひどく眠くなる。 今日も一日があっという間に終わる。

少しMooreのEthicsを読む。 この人の文章はどうしようもなく冗長だな。

今日のニュース


08/May/2007 (Tuesday/mardi/Dienstag)

よく寝て起きる。某筋の情報によると、夜中に鼾をかいていたらしい (しかも、一度注意されたらしい)。

曇り空。

朝2

図書館に寄って本を受け取ってから、大学へ。定時出勤(少し早目)。

夜中

午前中は某英語文献講読。アナロジーを用いた推論と、 権威(authority)を用いた推論について。

お昼は某ランチョン・セミナー。福知山のトリアージの番組。勉強になった。

お昼すぎは某スタバで某氏といろいろ相談。

昼下がりから某ミーティング、某研究会、某ミーティングで夜まで。 どっと疲れる。が、やるべきことはやらねば。

八百屋に寄ってから帰宅。夕食をとってから新聞。


09/May/2007 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

昨晩は丸山眞男の「超国家主義…」を読んでから寝る。

早起きしてゴミ出し。 シャワー、朝食。風邪はほぼ治りつつある。

朝2

定時出勤(少し早目)。順調に社会人になりつつある。

眠い。

昼下がり

午前中は某勉強会。お昼は集会室でお弁当。

〆切を過ぎた原稿に手を付ける気にならず、昼下がりに購買部へ。 iPod shuffle(小さいやつ)の青を買ってしまう。 水泳もさすがに飽きてきたし、しばらくジムで汗を流そうと考えたため。

それから総合図書館に行き、『群像』1956年8月号の「文学・倫理・享楽」 という対談(佐藤春夫と舟橋聖一)をコピーする。 石原慎太郎の「太陽の季節」の関連で起きた 「快楽論争」の一環として組まれたもの。 自分でコピーしようとしたら、紙が痛んでいるという理由で、 生協の人にやってもらうことになった。 上からスキャナを当ててコピーするやつで、一枚20円。

それから研究室に戻ってくる。

『君たちはどう生きるか』の吉野源三郎による、『職業としての編集者』も ぱらぱらと読んでいる。岩波新書も世界も創刊にはこの人が関わっている。

真夜中

昼下がり、よい知らせが一件。

夕方に帰宅。大学では何も生産的なことはできず。反省。 明日はもうちょっとがんばろう。

区民図書館に寄って、予約していた本を受け取ってから帰宅。 夜は夕食後、朝夕の新聞を読み、それから図書館で借りた本を読む。 図書館のおかげで精神生活が豊かになりつつある(が、仕事は進まない)。


10/May/2007 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

今日も定時に起きる。ゴミ出し、シャワー。

朝2

定時出勤(少し早目)。しかし、何もしないと意味がない。勉強しろ。

夕方

午前中は脳死の勉強。お昼は某ランチョンセミナー。 お昼すぎも脳死の勉強。

お昼すぎに、 某新聞社から某判決が出たからファクスするからコメントくれ、 と電話。 手段として利用されていると思いつつ、急いでコメントを作成。 電話とメールで返事をする。 時間に余裕があるときはいいが、忙しいときは断るようにしよう。

真夜中

夕方から某授業の手伝いを少し。内職で某査読論文の手直しをやっていた。

強風の中、帰宅。

メモ。判決について。オレはやはり「悪法も法なり」的な考え方を してるんだなあと実感。


11/May/2007 (Friday/vendredi/Freitag)

少し早起き。強風。

真夜中

朝、iPod Shuffleが動作しないのでいろいろ調べていたら、大学に行くのが遅れる。 某講義の手伝いをしながら、某査読論文の手直し。

お昼の弁当を食べたあと、某査読論文の手直しを終わらせ、郵送の手配をする。 だいぶ手直ししたつもりだが、勝手がわからないこともあり、少し心配。 大丈夫だといいが。

昼下がりから某ミーティングに出席。早起きしたせいもあり、 眠くて危うく眠りそうになったが、なんとか持ちこたえる。いかん。

夕方、医図書で借りている図書の延長手続きをしたあと、急いで帰宅。 それから某妻と一緒に新宿へ。新宿の某百貨店で某氏と会い、某買物。

そのあと、新宿三丁目あたりの居酒屋で飲み喰いする。ビールと日本酒(獺祭)。 喫茶店にも行き、某氏からいろいろ教わる。

夜中に巣鴨に戻ってきて、某氏と別れたあと、マンガ喫茶へ。 『あずみ』を40巻まで読む。展開はpredictableなところもあるが、 真剣勝負は迫力があってすごい。頭がリフレッシュされた。

真夜中に帰宅。もう寝よう。明日は勉強すること。


12/May/2007 (Saturday/samedi/Sonnabend)

夕方

朝、一度ゴミ出しに起きてから二度寝。お昼前に起きる。

昼食後、某妻と散歩がてら買物に出かける。 昼下がりに戻ってきてから昨日と今日の新聞を読む。

そういえば、昨日、二階の勉強部屋にエアコンを取り付ける工事があった。 某妻がエアコンの値段の年次推移を調べていてくれたおかげで、 比較的安く購入できた。なるべく節約して使うこと。

いろいろ考えるべきことややるべきことがあるが、 後回しにしてしまっている。風邪もほぼ治ったので、 来週からがんばることにしよう。

真夜中

夕方に某妻が出かけたので、夜は自分でお好み焼きを作って食べる。それなり。

夜、手持ちぶさたになり、マンガ喫茶へ。いつも週刊誌を読もうと思うのだが、 その前に単行本に手が伸びてしまい、読む時間がなくなる。


13/May/2007 (Sunday/dimanche/Sonntag)

お昼前

朝起きる。シャワー、朝食、新聞。

夕暮れ

お昼に某母親が来たので、近くのイタメシ屋で昼食。 そのあと、家で母の日のプレゼント(歩数計)を渡す。

某母親は日本橋の百貨店に何かを観に行くというので昼下がりに別れ、 某妻と某区立図書館へ。頼んでおいた本を受け取る。

帰宅してから一睡し、夕方から押し入れの掃除。 衣更えのついでに着なくなった服などをゴミ袋に詰める作業。 できれば古着の回収に出したいと思っているが、要検討。 服その他で45Lのゴミ袋6袋分くらいになる。 おかげで押し入れが片付いた。

真夜中

夕食後、某妻とDVD鑑賞。 『スパニッシュ・アパートメント』。 主人公はスペイン語とスペイン経済の知識を身に付けるために、 エラスムス奨学金を使ってバルセロナに一年留学しにきたフランス人大学院生。 他のヨーロッパ諸国の学生と共同生活をして、 いろいろな(留学生にありがちな)経験をするうちに、 自分らしい生き方(アイデンティティ)を見つける、 という話。 典型的なビルドゥングス・ロマンであると同時に ヨーロッパ共同体という複数のアイデンティティがあり一見混乱した社会が、 どうあるべきかという話でもあるようだ。 欧州に留学経験のある人、あるいは留学中の人は必見。B


14/May/2007 (Monday/lundi/Montag)

なんとか起きる。朝食。今朝のニュースでも某名誉教授が出ていたようだ。

そういえば、ガーディアン・ウィークリーは紙面が一新された (サイズが小さくなった。日本の新聞も追従してほしい)ついでに、 数独がなくなってしまった。 なんでも、読者から「簡単すぎる」というコメントが多かったんだそうだ。

朝2

定時出勤(少し早目)。

メモ。内閣府が今月12日に出した 「食育に関する意識調査」。

真夜中

午前中は雑用。お昼は某氏といろいろ相談しながら。 午後も雑用。昼下がりから某院生の論文の草稿を読む。 自分の原稿も書かないといけないのだが…。

夕方に一度帰宅し、某妻と一緒に日比谷へ。 ひさしぶりに映画館で映画を観る。

『ラブソングができるまで』。ヒュー・グラントと ドリュー・バリモア。音楽は楽しかった。 いわゆるフィールグッド・ムービーだが、 コメディ面では今ひとつ。 アメリカ映画のせいか、 ポリティカリー・インコレクトな毒があまりなかった。 C+

タイ料理を食べてから、大手町まで散歩し、 地下鉄に乗って帰宅。ひさしぶりに風呂に入る。

月曜日から遊んでしまった。 明日からは修業僧のごとく禁欲に仕事しよう(たぶん)。


15/May/2007 (Tuesday/mardi/Dienstag)

起きる。晴れ。

定時出勤(少し早目)。午前中は某英語文献講読。相関関係と因果関係について。 勉強中に突然大雨になる。

お昼は某ランチョン・セミナー。代理出産について。

お昼すぎから昼下がりまで、某出版社の某氏と某相談。

昼下がりから某ミーティングと某院生の発表。

夕方、書籍部へ。『論文捏造』(新書ラクレ、2006年)を購入。

夜、某ミーティング。長くなりジムに行きそびれる。 今日こそ走ろうと思っていたのだが…。

帰宅。新聞を読まなければ。

真夜中

夜中、買物ついでに某妻と散歩。少しchill outする。 眠いので早目に寝よう。


16/May/2007 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

早朝

なぜか少し早く目が覚める。今日もがんばろう。

朝食。

食後、食器を洗いながら、先日の朝日新聞にあった「妻の家事を手伝う」 という表現が嫌われるという記事について考えていた。 この表現が嫌われる理由には、おそらく二つある。 一つは、家事に関して、妻が主、夫が副という発想。 もう一つは、「手伝う」のは、完全義務ではなく、不完全義務、 つまり「やらなくてもよいがやったらほめられる」という善行である という発想。「家事は二人でやるもの」という考え方からすると、 この両方が問題なのだろうが、想像するに、 とくに頭に来るのは後者の「善行としての家事手伝い」という部分なのだろう。

夕方

定時出勤(on time)。午前中は某勉強会。お昼は集会室で。

お昼すぎ、某会議。書記を務める。 昼下がりまで議事録の作成。

夕方、某写真撮影。 論文を書かないとまずいが、雑用が続いて疲弊する。 ちょっと散歩してこよう。

夕暮れ

アプリケーションが立ち上がりすぎていて、メモリに余裕がなくなってきたので、 三四郎池に行き、再起動。音楽を聴きながらしばらく放心する。

某原稿、今は準備運動をしていることにして、明日から書くことにしよう。

夜中

ジムに行き、ひさしぶりにトレーニング室へ。 年間使用料を払う。まず20分走る(3キロちょい)。汗だくになる。 それから筋トレ。ひさしぶりにやったので辛かった…。

それから帰宅して夕食。今日は早目に寝よう。

真夜中

しばらく松下圭一の本を読んでから風呂。


17/May/2007 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

雨。筋肉痛。眠い。

朝2

定時出勤(少し遅刻)。地下鉄は時間がかかる。

昨日の毎日新聞の記事。 「博士」の粗製濫造のため、 「余剰博士」「低品質博士」が増加しているとのこと。

「けっ。低品質博士、結構じゃないか。博士も質より量だっ。 大量生産、大量失業のどこが悪い。 今まで質が高かったという証拠はどこにあるのだ。 ポストをめぐる競争がないと、 そもそも質も高くならないのだ。 目指せ、一億総博士化」

「そうです。ミルも、『質の高い豚であるより、質の低い博士であるほうがよい。 もしその馬鹿なり豚なりがこれとちがった意見をもっているとしても、 それは彼らがこの問題について自分たち側しか知らないからにすぎない。 この比較の相手方は、両方の側を知っている』と言っていますからね」

「言ってませんよ、そんなこと」

「博士、閑居して論文書く」

「あ、こんなこと書いてないで論文書かないと」

昼下がり

午前中は雑用。お昼は某ランチョン・セミナー。 最近翻訳が出された『WMA医の倫理マニュアル』をざっと読む。 わかりやすいが、役に立つかどうかは不明。

お昼すぎ、しばらくのあいだ暴風雨になる。 少しシエスタ。すっきりする。 起きると晴れていた。

腕だけでなく、太もものあたりも少し筋肉痛。 昨日筋トレをしていて思ったが、腕や足の感覚が、 以前より少し鋭くなっている。今どこの筋肉が使われているとか、 そういうのが少しわかるようになった気がする。

さて、論文を書かねば。

夕方

某論文のための勉強。

昨日から事務関係で細かいミスをしている。もっと慎重にせんといかん。 誰かに確認してもらうか、自分の中に「ダブルチェック機能」を作ること。

真夜中

夕方から夜まで某授業の手伝い。

夜、居酒屋でちょっとビールを飲んでから帰宅。


18/May/2007 (Friday/vendredi/Freitag)

起きる。胸が一日遅れで筋肉痛…。

お昼すぎ

定時出勤(少し早目)。午前中は某授業の手伝いを(ほんの)少しと、 いろいろ雑用。お昼は某氏と。

本をいただく。資料集と紀要もいただく。感謝。

眠い。

昼下がり

もらった本や紀要を読む。おもしろい。

日本学術会議って、いろいろ仕事しているんだなあ。勉強になる。

真夜中

夕方、いったん帰宅してスーツに着替えたあと、神保町へ。 某氏と会って喫茶店で一服。それから某所でカレーを食べながら 某会議。高校教育の現状について考えさせられる。 今日は某名誉教授の古希だったので、帰り際、 某氏らと一緒に買った簡単なお祝いの品を渡しておいた。

夜中、某氏と自宅でワインを飲みながら歓談。

あとで赤ワインがシャツの袖に飛んでいたことに気付き、 泣きながら手洗いする。 某妻に次から赤ワインを飲むときは裸になるようにと言われる。


19/May/2007 (Saturday/samedi/Sonnabend)

昼下がり

朝、ゴミを出したあと、雨音を聞きながらお昼前まで二度寝する。 お昼はお好み焼きを作る。しばらく新聞を読む。

胸の筋肉がまだ痛い。

真夜中

昼下がり、某妻と一緒に散歩。 白山、駒込、千駄木のあたりを歩いて農学部の側の喫茶店で一服。

雨が降ってきたので某妻は押してきた自転車で帰宅し、 オレは医図書で本を返してジムのトレーニング室へ。 まだ筋肉痛が残っていたが、筋トレをして、トレッドミルで20分ほど走る。

夕方、研究室で荷物を置いたあと、 某学会の大会が行なわれている千葉に行こうとお茶の水まで行ったが、 どうにも面倒になったので、神保町まで歩いて千石に戻ってくる。 それから某居酒屋に行き、坂本多加雄『新しい福沢諭吉』を読みながら かつおのたたきその他を食べる。日本酒一合。

帰宅してから新聞。ゆっくりと過ごせた一日だった。 なるべく週末は充電に使うようにしよう。

真夜中2

夜中、某妻と巣鴨駅前まで散歩。買物をしてから帰宅。


20/May/2007 (Sunday/dimanche/Sonntag)

週末にしては早目に起床。シャワー、朝食、洗濯など。

町内会のおばあさんがやってきて、 日本赤十字社の寄付を払ってくださいと言うので、 少し寄付する。町内会費はこれから払うことになるそうだ。 おばあさんはこの仕事を40年以上やっているそうだ。

真夜中

お昼は某妻と某東洋大学前にあるイタメシ屋で。うまい。

昼下がり、某小学校の運動場で開かれていたフリーマーケットを少し覗く (覗くと言っても、「ペド」ではない。念のため)。 某区立図書館で『新潮45』6月号の文学者の色恋話を読んでから自宅に戻ってくる。

夕方、少し眠ったあと、ダンボールの片付け。 昔のアルバムを見せたら、某妻が大受けしていた。

夕御飯のあと、しばらく新聞を読み、それから勉強。 いろいろ仕事が溜まりつつある…。 これ以上仕事を引き受けないこと。

哲学研究におけるプロテスタンティズム

一部の哲学研究者の悪癖というか特徴として、 『二次文献は時間の無駄だから読む必要はない。 原典さえしっかり読めば良い』という姿勢があるのかもしれない。 二次文献などというのは、いわば教会のようなもので、 そのようなものにかかずらわっていたら道を誤る可能性があるため、 聖書と同様、原典に向き合いさえすれば研究によって義とされて就職できる、 というわけだ。

まあ、実際のところ、古典研究において新しい研究成果を出すためには、 しっかり原典を読む必要がある。しかし、 やはりこれまでの研究の蓄積を無視するわけにはいかないだろう。 先人を批判的に乗り越えていく必要がある。 以上、自戒を込めつつメモ。


21/May/2007 (Monday/lundi/Montag)

朝、寝不足気味だが何とか起きて、シャワー、朝食。 必要があり久しぶりにスキャナを使ってみると、 しばらくギーギー言っていたが、なんとか動く。 5年前ぐらいに買ったものの気がするので (2002年10月のようだ)、 コンピュータ年齢で言えば、もう70才くらいだろうか。 がんばれ、おじいちゃん。

定時出勤(on time)。いろいろやらねば。

昼下がり

午前中は雑用。某所から降ってきた某英文校正も始める。 雑用は雑にやるべからず…。お昼は集会室で弁当。 そのあとも某英文校正。

真夜中

夕方、某図書館に籠ってsocial capitalの勉強。市民社会論。 R・パトナムのインタビューがおもしろい。

夜、少し学部生の相手をしてから、某政治哲学研究会。 健康の社会的要因の話の続きと、パトナム。 1980年から1993年のあいだに、アメリカでボウリングをする人は10%増えたが、 リーグ戦に参加する人は40%下がったという印象的な話から、 市民社会の崩壊を語る『孤独なボウリング』。 日本でもカラオケで同じことが起こっていないか調査して、 『孤独なカラオケ』という本を書いたらどうだろう、とか。

そのあと、居酒屋で飲み会。歓談。ビール、梅酒。


22/May/2007 (Tuesday/mardi/Dienstag)

眠いがなんとか起きる。シャワー、朝食。 ちょっと喉の調子が悪い。麻疹が流行っているので怖い。

メモ。大学における学問の自由。有名無実化しないようにしないといけない。 free-thinkingを実践しよう。

朝2

某区立図書館で本を数冊返してから(一冊は延長してもらった)、 タクシーで定時出勤。昨日、地下鉄で帰宅したため。 家を出る前に、iPod Shuffleが動作せずに手間取ったこともあり、少し遅刻。

お昼すぎ

朝、某英語文献講読。因果関係と演繹的推理。

お昼、某ランチョンセミナー。日本学術会議の2年前の報告書を読む。 「いのちの尊厳」とか「こころの尊重」とか。某名誉教授来訪。

メモ。日本的・アジア的といっても、 西洋倫理学の言葉だけ変えたものでは仕方がない。よく研究すること。

メモ2。今年は(とくに)人のために生きること。 内発的・外発的にどうしても発表しなければならない場合を除いては、 なるべく論文発表も報告もしないこと。

真夜中

昼下がり、少し仮眠したあと、某ミーティング。夏の相談。 そのあと、某研究会。倫理委員会。夕方に某相談。

夜、某学科見学会があったので学生が来るのを待つ。 教室の紹介は5分ほどで終わったので帰宅。 PHSを持って帰ってくるのを忘れて後悔する。

夕食後、某妻と散歩がてら春日の本屋へ。 大学にPHSを取りに行きたいのをぐっとこらえて地下鉄で帰宅。 帰ってから某英文校正。たいへん。


23/May/2007 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

なんとか起きて、シャワー、朝食、アイロン。定時出勤(少し早目)。 朝から雑用。

真夜中

朝、某研究会の司会。お昼は某集会室で弁当。 お昼すぎに某卒業生がやってくる。頼まれて某推薦状を書く。 字が汚なくて鬱になる。

昼下がり、某会議に出席。居眠りしてしまう。社会人失格。

夕方、ジムのトレーニング室で走ったり筋トレしたり。 それから急いで家に荷物を置きに帰り、地下鉄で某所に行き某会議に出席。 いろいろ考えることあり。

夜、帰宅してから某英文原稿の推敲作業の続き。 なかなか終わらず苦しむ。 翻訳その他の作業はやらないという誓いを新たにする。

某妻に、政治ポジションテストというのを教えてもらったのでやってみる。 「リベラルかつ大きな政府を目指すタイプ」だそうだ (「社会・経済の激しい変化にさらされても、国民が人間らしい生活を維持で きるように、政府は積極的にセーフティネットを充実させるべき」という考え を持っているのではないでしょうか--だそうだ)。 リベラルだがリバタリアンではないということだな。

政治哲学の立場(功利主義、共同体主義、マルクス主義、フェミなど)についても、 このようなテストがあるとおもしろいだろう。倫理学も。 「あなたは義務論的で博愛よりも誠実さを重んじるタイプです」とか。


24/May/2007 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

お昼すぎ

昨晩は某推敲作業で寝るのが少し遅くなったが、なんとか起きる。 シャワー、朝食。そのあと、某妻と一緒に、 某推敲作業の最終チェックをお昼前までかかってやる。 なんとかメールで発送。某妻に感謝。

それから急いで大学へ。今日は暑いので半袖のシャツ。 某ランチョン・セミナーでは、 先日の和歌山の和歌山県立医科大付属病院紀北分院で起きた治療中止の話を議論。

『入門・医療倫理II』を10冊ほど著者買取をしたのが届く。

明日の授業の準備をしなければ。

板橋区民からの情報によると、 日本語版ポリティカル・コンパスというのもあるそうだ。 この元となった英語のポリティカル・コンパスの簡易版が、 昨日の政治ポジションテストであるらしい。

真夜中

昼下がりから夕方にかけて、明日の授業の準備。

夕方、息抜きに三四郎池に行く。今年初めて蚊に喰われる。 (某妻に「蚊に刺されるかまれる」はおかしいと言われた。 あ、方言サイトでいろいろ争いがあるようだ)。

夜、某授業の手伝い。明日の授業の予習も少し。

夜中、千石の某居酒屋で新聞を読みながら夕食。ビール。 真夜中に帰宅。某妻に「甚平」を買ってもらう。感謝。


25/May/2007 (Friday/vendredi/Freitag)

朝、少し早起きして、雨の中タクシーで大学へ。 午前中は学部の授業。2時間半近く一人で話して疲れた。

お昼、集会室で休みながら人々の話を楽しく聞く。

昼下がり、本三の某所でカレーを食べてから、地下鉄に乗って麻布十番へ。 終わりかけの某シンポジウムに形だけ参加してくる。 終了後、ロクに挨拶もせずそそくさと退出。 もうすこし社交性を身に付けないとなあ、と後で反省。

「しかし、知らない人と何を話せばいいのだ」

「いや、そういう問題じゃなくて、とりあえず挨拶したり、 名刺を交換したりするのが立派な社会人でしょう。 それに、偉い人に会うときは、事前にその人の本を読むなり何なりして、 話すネタを作っておくのが礼儀でしょう。 ちゃんと挨拶しないから、敵を余計に増やすんですよ」

「そういうものかなあ。面倒だな、社会人というものは」

「社交というのは先行投資が必要なんですよ。 面倒がらずに努力してください」

それから千石に戻ってきて、某喫茶店でアイスコーヒーを飲みながら しばらく読書。帰宅して新聞。

真夜中

夕食後、某妻と巣鴨のマンガ喫茶へ。頭がリセットされる。 日付が変わる少し前に店を出ると、一日降り続けた雨がようやく止んでいた。

メモ。よく言い間違えるのは、エレベーターとエスカレーター、 ツツジとツバキ、アジサイとアサガオなど。 どうも、語頭の音が同じで、単語の長さが同じだと、 脳が適切に区別できずに混乱するらしい。


26/May/2007 (Saturday/samedi/Sonnabend)

昼下がり

お昼前に起きる。 昼食にキャベツとアンチョビのペペロンチーノ(aka 焼きそばパスタ)を作る。 新聞を読んだあと、読書。

週末は某査読と某研究会の準備をしなければならないが、 図書館に返さないといけない本もあるので、それも読まなければ。 また、ジムにも散髪にも行かなければ。ノルマな生活。

夕方

少し寝る。

はしか感染者は「お断り」 東大「五月祭」始まる」(朝日)。 早稲田が休講、法政も休講、中央も休講、明治も慶應も休講。 その中で五月祭を決行するのは結構だが、 国公立大学は休講にする気はないのか。

あ、五月祭か。ということは、今日は大学のジムは休みだな。 危うく大学に行くところだった。家で勉強しよう。

夕方2

ちょっと喫茶店でも行こうかと思って、近くにスタバがないか探してみる。 文京区は本郷か後楽園か水道橋、豊島区は池袋か大塚、 台東区は上野か浅草のあたりにあるようだ。北区には2店舗、 荒川区には店舗なし…。なんか、 スタバってもうちょっと数が多いかと思っていたのだが、 このあたりはあんまりないようだ。巣鴨か千石にも一つ作ってほしい…。

喫茶店に行くはずが、w-zero3のソフトのダウンロードにはまってしまう。 UKTenkiAutoConnect3をインストールし、天気予報が調べられるようにする。 ついでに、天気のアイコンも変えられるようにする (UKTenki icon)。

NextTrainという時刻表ソフトもインストールしたいのだが、 なんだか面倒そうなのでまたにする。

真夜中

夜、巣鴨の中華料理屋で水餃子と冷豆腐など食べる。ビール。 そのあと、某妻と合流し、某スーパーで買物をしてから一旦帰宅。

夜中に二人で一時間ほど散歩に出かける。


28/May/2007 (Monday/lundi/Montag)

少し寝坊。起きてシャワー。

朝から反省すること一件あり。「よかれと思って…」とパターナリスティックに 行為しないよう、注意すること。助言は差し控えるべきでないが、あくまで 本人の意思を尊重すること。また、手続きも重視すること。Do as you preach.

真夜中

朝から夕方まで某ベンタム研究会。 マンデヴィル、ヒューム、ブラックストン、神経心理学と道徳器官(オレの報告)。 どれも大変勉強になる。ただ、だんだんベンタムから離れてきているな…。

夕方、本三の居酒屋に行き、夜中まで飲み喰いする。ビールと日本酒。 そのあと、春日の喫茶店で一服し、帰宅。

なんだか今日は空転気味。まあ、ペナントレースにはこういう日もある。 明日は落ち着いていこう。

松岡農水相自殺。合掌。大臣が死ななければならないほどの、 ものすごいスキャンダルが背景にあるんだろうか。


29/May/2007 (Tuesday/mardi/Dienstag)

定時出勤(地下鉄の乗り換えに失敗し、少し遅刻)。

松岡農水相の自殺、 某新聞では第一面からここぞとばかりに安倍内閣を叩いている。 とくに、見出しの「参院選前、政権に打撃」というのは、 「自殺によって政権に打撃があった」という事実を述べているのか、 「自殺によって政権に打撃が与えられるだろう、あるいはそうあるべきだ」 という信念を述べているのか。

この主張は、同じく第一面にある内閣支持率最低という世論調査によって 一見裏付けられているように見えるが、その調査は松岡氏が死ぬ前の5月26日と 27日に行われている。どういう理由で自殺に追い込まれたのか明らかにしないまま、 「松岡農水相が自殺した」→「安倍首相が悪い」→「安倍政権は打倒されるべきだ」 と世論が動くのは、拙速だし、日本のためにもならない。とかなんとか。

夜中

午前中、某英語文献講読。演繹推論と論文の準備について。

お昼、某ランチョンセミナー。代理出産。

昼下がり、某院生の相談。

それから某ミーティングと院生の発表。 夕方にもう一つミーティング。

夜、ジムに行こうかと思ったが、つかれていたので明日行くことにした。 このごろさぼり気味。いかん。帰宅して夕食。それから新聞。 某教授から結婚祝いが届く。感謝。

真夜中

夜中、某妻と春日まで散歩。帰り、ノラ猫をなでようとしたところ、 右手の親指の付け根あたりをひっかかれる。帰ってから消毒する。

優れた研究者とは

某妻と夕食をとりながら、優れた研究者の特徴について考えてみる。

もちろん、あいさつができる、協調性がある、セクハラや痴漢をしないなどの 「社会人としての徳」が、 良い研究者の前提条件として(必ずしも必要条件ではないかもしれないが) 考えられる。

少しずつ苦手な分野を克服して行こう。 研究者能力尺度とか作っている人いないのかな。


30/May/2007 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

昨晩は石原慎太郎の「処刑の部屋」を読んでから寝る。

朝、いつも通り起きてゴミ出し、シャワー、朝食。曇り空の中、定時出勤(少し早目)。

研究者としても人間としても、成長しなきゃなあ、と思う。がんばろう。

昼下がり

午前中は某勉強会。 お昼は集会室で。お昼ごろから雨。

お昼すぎから某院生の論文の添削。眠い。

夜中

昼下がり、某院生に論文のコメント。そのあと、書評の依頼が一件。

ぼーっとしていると夕方になったので、ジムに行き、筋トレ。 雨の中、自転車で帰宅。

夕食後、疲れて30分ほど寝てしまう。起きてから新聞。

ブラックバーンの上の引用には、 明らかにC.D.Broadの影響が見られる。 彼がケンブリッジのトリニティカレッジで勉強していたとき、 引退したブロードがよく大学をうろついていたそうだ。

真夜中

夜中、しばらく読書。

マルクス天気予報

「それでは明日の天気について、マルクスさん、よろしくお願いします」

「うむ。明日は九州地方でブルジョア市民革命が起きる。 関西と関東では社会主義革命が起きる。 北海道では夕張ではプロレタリアが団結して労働組合を結成する」

「ちょっとちょっと、それ天気予報じゃないでしょ。 誰だこんな人を呼んだのは。 お〜い、半井さん、このオジサンと代わってよ」


31/May/2007 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

起きる。とりあえず雨は止んでいるが、午後からまた降るそうだ。 ゴミ出し、シャワー、朝食。

朝2

朝食後、クリーニング屋にスーツを受け取りに行ってから、大学へ。 少し雨。定時出勤(少し早目)。

夕暮れ

午前中、明日の授業の準備。 お昼は某ランチョンセミナー。生命倫理諮問委員会について。

昼下がり、雑用、居眠り、某院生の論文指導。

夕方、明日の授業の準備の続き。レポートも読む。

真夜中

夜、某授業の手伝い。無事に終わる。 授業が終わったころに大雨になる。

帰りにちょっとビールを飲んでから帰宅。

あ、5月も終わってしまった。


何か一言

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KODAMA Satoshi <kodama@ethics.bun.kyoto-u.ac.jp>
Last modified: Tue Jan 1 18:30:38 JST 2008