2006年6月号 / 2006年8月号 / 最新号

こだまの世界

2006年7月号

会話というのはキャッチボールのようなものである。 上手なパートナーは、こっちが何もしないでもすっぽりグラブに収まる、 取り落としようのないボールを投げてくる。受ける側に回れば、 どんなに下手糞な、とんでもない球が飛んできても、 難なくキャッチしてしまう。

---ポール・オースター『ムーン・パレス』

僕は自分が嫌になっていた(…)。 自分のことしか考えない性分を改めたかった。 掛け値なしの自分勝手から一変して、 今度は掛け値なしの無私の境地をめざそうと決心した。

---ポール・オースター『ムーン・パレス』

善い人間の在り方如何について論ずるのはもういい加減で切上げて 善い人間になったらどうだ。

---マルクス・アウレリウス

職場において、わたしは自分の収入を、 自分の同僚たちの収入(自分が知っているかぎりでのそれ)と比較する。 もし同僚たちがインフレ率以上の昇給をしたのに、 わたしは昇給なしでインフレの被害しか蒙らなければ、 わたしは怒り狂うだろう。 この明らかな心理学的知見は、標準的な経済学においては知られていない。 標準的な経済学では、 一人の収入が増えて、他の誰の収入も減らない場合、 誰も被害を蒙っていないため状況は改善したとされる。 だが、現に、わたしは被害を蒙ったのだ。

---Richard Layard, Happiness

「倫理について熟考するだけでは善人にならない。 倫理について熟考するだけでは、非常に悪い人間にもならないだろうが、 たいして善い人間にはならないであろう。 善い人になるためには、有徳な人格を確立しなければならず、 これは思考だけではできない。しかし、倫理についてよく考えることは 人をより善い人にする手助けをすることができるし、 そうすることは最高の種類の道徳的善さを達成するのに必要でもあるのだ と固く信ずる」

---ウィリアム・K・フランケナ『道徳についての思考』

つねに同一の人生目的を持たぬ者は一生を通じて一人の同じ人間ではありえない。 しからばその目的はなんであるべきか(…)。 公共的市民的福祉を目的とせねばならない。 自己のあらゆる衝動をこれに向ける者は、彼の全行動を首尾一貫したものとなし、 それによってつねに同じ人間として存在するであろう。

---マルクス・アウレリウス『自省録』

「共同の力をあげて、各構成員の身体と財産を防御し、 保護する結合形態を発見すること。 この結合形態によって各構成員は全体に結合するが、 しかし自分自身にしか服従することなく、 結合前と同様に自由である」 これこそ社会契約の解決する基本問題である。

---ルソー


主な話題


01/Jul/2006 (Saturday/samedi/Sonnabend)

真夜中 (午前)

ドイツ対アルゼンチン戦。後半、両チームが1点ずつ入れて延長戦へ。 クローゼのヘディングによる1点がかっこよかった。

お昼前

昨晩はドイツ対アルゼンチン戦を延長戦、 PK合戦まで見てから就寝(PK4-2でドイツの勝ち)。 お昼前までよく寝た。あれ、昨日はぜんぜん勉強しなかったな。まずい。

7月になったので、年頭の抱負を チェックしておこう。

  1. 某ユニットのために尽力する(one for all, all for oneの精神で)。
    →ちょっといいかげんになっている。ユニットの仕事を最優先し、 何よりもまず、`ask what you can do for ...'の精神を忘れないこと。
  2. D論を本にして出す。
    →まあ、ぼちぼちがんばっている。
  3. 功利主義的思考をさらに身に付ける。
    →これも、ぼちぼち前進している。
  4. 将来を予見する能力を身に付ける(五ヶ年計画)。
    →これはあんまり鍛えられていない。 というか、目標が曖昧だし、鍛え方がわからない。
  5. 雑用は原則として断る(ノーと言える研究者になろう)。
    →いくつか雑用は断わったが、どんどん降ってくるので大変。 今後も注意すること。
  6. 毎日10時に出勤する。
    →最近ちょっと遅刻気味だが、今年の抱負の中では一番達成率が高い。 今後もがんばろう。
  7. 家計簿を毎月黒字にする。
    →ぜんぜんダメ。今年後半は、 財政の健全化について真剣に取り組むこと。 自分の家計のやりくりができない人間が、国家の財政のやりくりが できるだろうか(いや、できない。しかし、国家の財政のやりくりを する予定もないが)。

お昼すぎ

面倒だが、髪が長くなっていたので散髪へ。すっきりする。 あれ、調べてみると前回散髪に行ったのは4月1日のようだ。 道理で髪が伸びていたわけだ。

昼下がり

自宅を出ようとすると雨。 お昼は某サブウェイで。 某氏にいただいた『ムーン・パレス』という小説を読みながら。

今日初めて気付いたが、正門の左側に某スタバができていたので、 小説の続きを読もうと思って入ろうとしたが、 小さいところだったのであきらめ、 代わりに総合図書館の2F閲覧室を使う。実はこの閲覧室を使うのも初めてだが、 なかなか心地良い空間であることがわかった。ときどき通うことにしよう。

メモ。 ひさしぶりに小説を読んでいる気がするが、たまに読むと良い。 小説は「向こうの世界」を見せてくれるが、 そればかり読んでいると現実の世界のことがおろそかになってしまう。 かといって小説をまったく読まないと、 「今、ここにある世界」に閉じこめられてしまい、 他に世界があることを忘れてしまう。 あれ、これはデカルトが『方法序説』で言ってることと同じだな。

ようやく研究室へ。

夕方

昼下がり、某研究会に出席する。 オランダの安楽死や事前指示の話など。たいへん勉強になる。 某社会人コースの同窓会が正式に発足するようだ。

真夜中

夜、新宿に行き、某百貨店で靴を一足買う。 夕食は某タイ屋台料理。よく汗をかく。

そのあと、東急ハンズで湿度計を買ったり、 HMVでDVD(Four Weddings and a Funeral)を買ったり。 新宿に行くとついいろいろ買ってしまうので危険だ。 それに比べて本郷は、あまり購買意欲を駆り立てるものがなくてよい。

橋本龍太郎元首相が死んだそうだ。合掌。 しかし、いろいろ裁判中じゃなかったっけ…。

今日のニュース


02/Jul/2006 (Sunday/dimanche/Sonntag)

真夜中 (午前)

イングランド対ポルトガル戦、0-0のまま延長戦へ。 ルーニー、レッドカードで退場。

真夜中2 (午前)

またPK戦まで。1-3でイングランド負け。

昼下がり

お昼ごろに起きる。そろそろ喫茶店にでも行って勉強しよう。

昼下がり、某スタバに行き、夕方までかかって『ムーン・パレス』を読み終わる。 人生についていろいろ考えさせられるところあり。

そのあと、本三の喫茶店に場所を移して、新聞を読む。

駅前のドラッグストアで少し買物。 ドラッグストアを出ると、夏の夕暮れを感じさせる空気が。 初夏の雨とか夕暮れは、どこかなつかしいにおいがして、心が落着く。

それから研究室へ。ちょっとは仕事をしよう。

夜2

某現代用語の作業を少し。 自分の書いたものに毎年少しずつ手を加えるというのは、けっこう骨が折れる。

真夜中

夜、いったん帰宅してから春日のラーメン屋へ。 そのあと、散歩がてら某スーパーで買物。

今日のニュース


03/Jul/2006 (Monday/lundi/Montag)

なんとか起きる。

朝2

定時出勤。

お昼前

新聞の切り抜き。

早稲田大学理工学術院の松本和子教授が国の研究費(科学技術振興調整費)を 不正流用した問題で、文部科学省が担当する研究予算の一部106億円の支払 いのめどが立たなくなった。財務省から不正防止対策の徹底を求められたため。 通例、新規研究は7月1日から始まるので、支払い開始が遅れると研究機関が 自前の費用負担を強いられることになる。早大の問題が、全国の研究機関に飛 び火した形だ。

早大の不正流用余波、研究費の支払いめど立たず」(朝日)

みな、早稲田の某教授を恨んでいるだろうな。 某教授はよく眠れているだろうか(How do you sleep?)。

メモ。科学者の不正(より一般には、ある集団に属する一個人の不正) は当人だけでなく、科学全体に被害をもたらしうる。 しかし、一方で、この人を責めるだけでなく、不正を犯しやすい構造上の問題 があったのではないかと考えることが必要だ。 不正が一件ばれた背景には、 ばれていない不正がごまんとあるのかもしれない。

お昼は某スタバで。昼下がり、木曜の授業の準備と、某面接。 某院生の発表準備に少し付き合ったあと、夕方から某神の委員会。 そのあとまた木曜の授業の準備。

疲れた。眠いが、ちょっとプールに行ってこよう。

夜中

プール。ひさしぶりに1時間ほど泳ぐ。 30分ほど両手両脚でクロール。

そのあと、足を使わずに手だけでクロールすると、 途中1度だけ息継ぎすれば25メートル泳げることに気付く。 肺活量が上がったのか、省エネ泳法が身に付いたのか。 20分ほどそれで泳いでみる。最後は思い切り両手両脚で。

もうすぐ、エラ呼吸もできるようになるかもしれない。

真夜中

帰宅して適当に食事。板わさなど。

眠い。

そういえば、今日の夕方に少しチョコレートを食べたときに、 左下の歯の間が猛烈に痛くなった。虫歯だろうか(そうだろう)。 困った。

また、こないだ奈良に行ったときに安い扇子を買ったが、 これはなかなか良い小道具だ。そのうちちゃんとしたのを買おう。 扇子にレーザーポインタが付いていれば、講義のときに使えるのだが。

ライトセーバー型レーザーポインターというのはあるようだが、 残念ながら、扇子型のレーザーポインタはないようだ。

今日のニュース


04/Jul/2006 (Tuesday/mardi/Dienstag)

よく寝て、定時出勤。

昼下がり

午前中は某英語文献講読。 お昼、某ランチョンセミナー。

そのあと、少し転寝してから、今週の授業の準備を進める。

真夜中

昼下がり、某ミーティング。某勉強会も今回から始まり、夕方まで。 夕方から1時間半ほど、某テキストの相談。

夜、数独を一つ解いたあと、同僚の某氏らと本三の居酒屋に行き、 歓談。ビール、日本酒(黒牛)。けっこう飲む。

今日のニュース


05/Jul/2006 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

なんとか起きる(と、去年も書いている…)。

朝2

ちょっと遅刻したが、定時出勤。

お昼前

午前中は某勉強会に出席。

昼下がり

お昼、明日の授業の準備を少し。昼食は某氏と某サブウェイで。

昼下がり、院生の指導を少し。

夕方

少しプールへ。腕だけのクロールと、足も使ったクロールとでは、 ほとんど速さが変わらないようだ。もうちょっとキックの練習をするか。

購買部で買物をしてから研究室へ。Vittelのボトルのデザインが変わっていた。

真夜中

夕方、いったん帰宅してから、某所でやっていた学科懇親会に 少しだけ顔を出す。ビールだけ。

夜、早目に帰宅して家で夕食。ゆっくり休む。

今日のニュース


06/Jul/2006 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

お昼前

よく寝て、定時出勤。午前中は新聞の切り抜きなど。

夕方

お昼は某ランチョン・セミナー。動物実験の話。

お昼すぎから、研究室や喫茶店で今日の授業の準備。ほんとはベンタムの勉強も したかったのだが、時間がなかった。あ、ジョナサン・ウルフの UCL Dept of Philosophy From Jeremy Bentham to the Second World Warという 論文(というか講演の原稿)を読んだら、なかなかおもしろかった。 宗教に対するUCLの立場のあいまいさとか、 基本的に戦前までのUCLの哲学科はスコットランドの植民地だったというくだりとか。

真夜中

夕方から某授業。脳死臓器移植。ちょっと時間が押してしまったが、 一応、つつがなく終わる。

終了後、同僚の某氏らと某事務室でビール。いろいろ相談。 日付が変わるころに帰宅。

今日のニュース


07/Jul/2006 (Friday/vendredi/Freitag)

お昼前

なんとか朝起きて、定時出勤(ちょっと遅刻)。

お昼すぎ

午前中は新聞の切り抜きと、昨夜の授業の反省を兼ねてスライドの手直し。

夕方

午後、面接2件、 同僚の某氏とサブウェイを食べながらの相談1件、 医図書で文献コピー1件、学生の発表の相談1件、 昨日の講義の質問1件。

眠い。

真夜中

夜、某イタメシ屋で夕食。白ワインを少し。 早目に帰って休む。

夜中、散歩がてら春日の本屋へ。 時代に遅れないよう、一週間に一度は本屋に行くようにしよう。

今日のニュース


08/Jul/2006 (Saturday/samedi/Sonnabend)

お昼前

よく寝る。大学に行かねば。

「功利主義の在り方如何について論ずるのはもういい加減で切り上げて、 功利主義者になったらどうだ」。わかりました、アウレリウス先生。

お昼すぎ

大学に来て、書籍部と購買部で買物。書籍部では新書を数冊買う。 米本昌平『バイオポリティクス』、真野俊樹『入門 医療経済学』、 小田中直樹『日本の個人主義』など。

夜中

お昼すぎから夕方まで、某授業の手伝い。

夕方、某神の委員会。 長引く。

夜、プールに行こうと思ったが、時間がなかったのであきらめ、 同僚の某氏らと事務室でビールとつまみ。いろいろ反省。 良き功利主義者への道は険しい。

メモ。心を落ち着けること。 自分が浮足立っていないかどうか、つねに自問せよ。

真夜中

夜、少し転寝。 真夜中に起きだして、しばらくケリーのLiberalismを読む。 ハートとデブリンの論争を思い出したり、メタ倫理の話を思い出したり。 ハートの時代は、 リベラリズムの論争は法実証主義対リーガルモラリズム(と自然法論)だったが、 現在は共同体主義や多元文化主義による中立性(不偏性)批判なんだな。 まあ、同じような話を装いを変えて繰返しているというか。

あとでわかるようにもうちょっと詳しく書いておくと、 「法の成立要件の一つに道徳性を入れることはしない」 という法実証主義が正しいかどうかという論争は、 リベラリズムが支持できるかどうかという広い文脈の中での問題と理解できる。 というのは、法実証主義的立場が支持できず、 自然法論やリーガルモラリズムが正しいことになれば、 法体系は特定の道徳を体現することになり、 それは各人の善の構想(人生設計)に中立的であることを目指す リベラリズムの精神に反するからだ。

今日の議論は舞台が法哲学から政治哲学へと移ってはいるものの、 やはり議論は、リベラリズムが標傍する中立性 (これは法実証主義が支持していたものでもある) は支持できるか、ということが焦点になっている。 これと関連して、デブリンがハートの「批判道徳」を 「哲学者の特定の道徳」と揶揄していたことを想起せよ (どこに書いてあったっけ?)。

今日のニュース


09/Jul/2005 (Sunday/dimanche/Sonntag)

お昼前

よく寝る。

マルクス・アウレリウス風のメモ。 荷物を多く担える人が、より多くを担う。 そこに何も不公平はない。それなのになぜ君は不平を言うのか。

昼下がり

お昼に部屋を出て某スタバに行き、新聞とベンタムの勉強。

メモ。自分にとって最大の堕落は、関心が狭くなること。 好奇心がないわけではないが、 現在の関心で手一杯になりがちなのだ。 新聞やテレビを見たり、本屋に足を運んだりして、 常に関心を広げる努力をしなければならない。Wide Awake.

夜中

昼下がり、本三の喫茶店に場所を変えてケリーの勉強。

夕方、後楽園の某所で夏服を買う。この夏はもう服を買わずに済むはず。 インドカレーを食べてから、小石川のあたりを散歩をしつつ帰宅。

真夜中

ちょっと寝てから、ベンタムの勉強。進まない。

素麺を食べる。つゆがまずいのか、今一つ。

夜明け前

まだ起きてる。もう寝ないと、明日泳げなくなる。

今日のニュース


10/Jul/2006 (Monday/lundi/Montag)

昨日は早朝までW杯決勝戦(フランス対イタリア)を見てしまう。 1-1で延長戦になり、 ジダンがイタリア選手を頭突きしてレッドカードで退場し、 結局PKにもつれこみ、イタリアが5-3で優勝。

眠いが起きて大学に行かねば。

お昼前

1時間ほど遅れて出勤。某相談、新聞の切り抜きなど。

占いというのはまったく信じていないが、 これを見ておくことが、(今年の抱負の一つである) 将来を予見する能力を身に付けるのに役立つかも しれないと最近思うようになった。ときどき見るようにしよう。

お昼すぎ

ちょっとベンタムの勉強。

真夜中

お昼すぎ、某サブウェイで昼食。 昼下がり、某院生の発表の相談。 夕方、少しベンタムの勉強をしてからプール。

夜、本三の喫茶店でケリーの勉強。 某定食屋で夕食を食べてから帰宅(ビール)。

今日は早く寝よう。

今日のニュース


11/Jul/2006 (Tuesday/mardi/Dienstag)

よく寝て、定時出勤。

真夜中

今日のこと。

今日のニュース


12/Jul/2005 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

なんとか起きる。

朝2

定時出勤。

昼下がり

午前中は某勉強会。 今日で前期は終了。

お昼、ちょっとカントのグルントレーグングを読み返してみる。 以前に比べると、ずっとおもしろく読める。 お昼すぎ、某サブウェイで昼食。 フランケナの『道徳についての思考』を読み返してみたり。 これも、昔は無味乾燥な気がしたが、今読むと非常におもしろい。 ようやくスタートラインに立ちつつある。

そういえば、 『入門・医療倫理I』の増刷が決まったそうだ。 めでたい。

昼下がり、椅子に座って少し居眠り。すっきりする。

真夜中

夕方までベンタムの勉強。夕方から小一時間ほどプール。

夜、教室の某納涼会に参加。イタメシ屋。ビールとワイン。 3時間以上歓談。

二次会にも参加。ダーツ。コロナとスミノフ。

酔っぱらい。もう寝よう。

今日のニュース


13/Jul/2006 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

なんとか起きて定時出勤(ちょっと遅刻)。

今日の運勢は、

頭が冴え、分析能力が抜群。それだけに人のやることに注文をつけたくなり、 ストレスを溜め込んでしまいそう。皮肉や批判でストレス解消するのは避ける こと。睡眠は十分に取って。

だそうだ。がんばれ、全国の魚座の人々。

昼下がり

午前中は新聞の切り抜きを少し。 お昼は某ランチョンセミナーで発表。 科学者の不正行為について。

眠い。今日は心を落ち着けて行動するようにしよう。

真夜中

昼下がり、医図書に文献を受け取りに行ったついでに、 閲覧室で本を読みながらうたた寝。 Richard LayardのHappiness(2005)を読み出す。 これはおもしろい。

夕方から某授業の手伝い。今日が最終日で終了式があったので、 ビールを飲んだり、原稿を持ってスピーチしたり。楽しかった。

そのあと、スタッフで打ち上げ。ピザとワイン。今日も飲んでしまう。

さらに、某事務室で三次会。いろいろ歓談。

日付が変わってから帰宅。疲れた。

メモ。Give until it hurts. まだまだ「某ユニットのために尽力する」 というコミットメントの度合が足りない。

メモ2。占いは「当たる、当たらない」という観点からすれば、 たしかに意味がない。 たいていの占いは、天気予報以上に根拠レスだから。 占いに有用性があるとすれば、それが将来のことを考えるうえで、 想像力を膨らませる役に立つからだろう。 「今日はこういう予定だけど、ひょっとして、 こういう可能性があるのかな」とか。 占いの意味を解釈することは、 将来の出来事について慎重に考える(mull over)ための視点を与えてくれる。 もちろん、占いを見なくても、将来のさまざまな可能性を予見でき、 それに対する対応もすぐに思いつく人にとっては、占いは意味がないだろう。

まあ、何事も人生の実験ということで。

今日のニュース


14/Jul/2006 (Friday/vendredi/Freitag)

お昼

朝起きて、定時出勤(ちょっと遅刻)。午前中は新聞の切り抜き。

メモ。ジダン。「言葉の暴力」に対して、 物理的暴力に訴えることが正当化できる場合があるか。

メモ2。戦争。抑止力論から先制攻撃論(敵基地攻撃論というのは、 これとは違うそうだ。難しい)へ。相手がぎりぎりまで攻撃してこないと わかっていれば、こちらも攻撃しないが、相手が先制攻撃をしてくると わかっていれば、こちらも先に手を打たなければという気になるだろう。 どうも危険な時代になりつつある気がする。

昼下がり

同僚の某氏らと弁当を食べ、それから少し勉強とうたた寝。

夕方

ちょっと勉強。

占いの効用

おもしろい話題なので、 さらにメモ。 某仙人が言われるように、ある人の性格や行動の善さや悪さを、 その人の血液型や星座に帰してしまうのは、説明としておかしいと同時に、 道徳的にも嫌なものを感じる。 説明としておかしいというのは、四つの血液型や12の星座で、 人間のタイプ分けして、「A型だから、彼は〜という行動をしたのだ」 と説明するのは科学的におかしいということだ。

まあ、これについては科学も占いもよく知らないので、 ひょっとしたらおかしくないのかもしれないし、 生まれた場所や誕生日時まで正確に特定する占いだと、 ある程度正確にその人の性格や行動を説明できるのかもしれない。 しかし、その場合に道徳的に嫌なものを感じるのは、 「性格や行為の説明」において血液型や星座によるを強調しすぎると、 「遺伝子によって性格や行為が決まる」というのと同様に一種の決定論となり、 われわれの行為や意志には自由がなく、それゆえに責任もない、 という議論になる可能性があるからだ。 「あ〜、あの人はB型だからああいう行為をしたんだよね。仕方ないよね」とか。 本当に「BさんがB型である」という事実と、「Bさんがある行為をした」という事実に 因果関係があるとすると、Bさんにある行為をした責任を取らせることは、 責任についての普通の考え方ではできないように思われる。 (自由と責任の問題を研究している方に: 適当だけど、 まあこんなもので負けといてください)

まとめると、人間をタイプ分けして、その人の行動を説明(予測)するのは、 非科学的である(ある人がA型であるという事実と、 その人がある行為をしたという事実の因果関係を示すことは困難である) という理由でもっともらしくないだけでなく、 ある種の決定論を取りがちになるという点で、意志の自由を愛する人にとっては 道徳的に嫌なものであろう (決定論を嫌ったサルトルもそう言うんじゃないかと思う)。

その上で、もう一度占いの効用を記しておこう。 自分が魚座であるかどうかとか、AB型であるかどうかというのは どうでも良く、極端な話、魚座の人が蠍座の占いを見ても、 AB型の人がO型の占いを見てもまったくかまわない。 その意味で、当たる、当たらないは重要ではない。 もっと言えば、そもそもこのようなグループ分けもなくて良く、 おみくじのような無差別なものでもよい (ある種のおみくじは血液型などで分類されるようだが)。 あるいは、天気予報のように、 「東京に住む人の明日の運勢は…」というのでもかまわない。 週間天気予報が予定を立てるのに役立つのと同じような仕方で、 占いは将来の出来事を考えるさいの手助けになる。 もちろん、どちらもあまり当てにはならないので、 それを確実なものとして信じるのは間違っている。 が、重要なのはプランニングの一助となるというところだ。 これが占いの最大の効用だろう。 (「当てにならないけれど、役に立つ」というのは、 将来のことについて思いをめぐらせるさいに、想像力を働かせる役に立つ、 というほどの意味。だから、 「明日は晴れ。明後日は雨」とはっきり言う天気予報と違って、 占いは解釈の余地が大きくてどのように理解できてもまったく構わない)。

それ以外の使用法に関しては某仙人の言うように有害かもしれないので、 おみくじ以外の占いは廃止してもよいかもしれない。 また、最終的には、占いなどを見なくても、 将来に起こりうる出来事を予測して対応できる人間になることが重要である。

真夜中

夕方、しばらく勉強してから帰宅。その後、 春日の中華料理屋兼バーのようなところで、 中華料理とビール、ウィスキー。

夜中、散歩がてら本屋に行く。いろいろ勉強。

今日のニュース


15/Jul/2005 (Saturday/samedi/Sonnabend)

お昼前

よく寝る。プールに行こう(って、小学生みたいだな)。

お昼すぎ

プール。手足別々にクロールの練習を40分ほど。

ロッカーの鍵の抜き差しがうまく行かず、 抜くときに鍵で少し指に怪我をする。 なんか最近、御殿下のジムのボロさが目立ってきた。

ジムを出ると、昼間なのに空が暗く、雨模様。 ゴロゴロと雷の音も少し。今年初めて蝉の鳴き声を聞く。

最近iPod miniをよく床に落とす。気をつけよう。

昼下がり

昼下がり、大雨になる。帰宅して洗濯。 久しぶりにUSBフラッシュメモリを洗ってしまう。

お昼は春日の喫茶店でツナサンドなど。

真夜中

夕方、散歩がてら言問通りの方から不忍池へ。蓮の花が少し咲いていた。 喫茶店で一服してから辺りを散歩して、御徒町の居酒屋で夕食。 それから歩いて帰宅。今日はよく歩いた。

今日のニュース


16/Jul/2006 (Sunday/dimanche/Sonntag)

なんとか起きる。

真夜中

お昼、昼食を食べに外に出る。茗荷谷あたりのフレンチ。それなり。 暑いので地下鉄で後楽園に行き、本屋で本を買ってから帰宅。 池田清彦の『脳死臓器移植は正しいか』(2006)など。

昼下がりは部屋で昼寝。日が暮れたころ、小石川に買物に行き、 夜は自炊。メルシャンの無添加赤ワインも飲んでみる。 ブドウジュースのようで、つい飲み過ぎてしまった。

今日のニュース


17/Jul/2006 (Monday/lundi/Montag)

昼下がり

お昼すぎまで寝てしまう。

今日は海の日だそうだ。 5月はこどもの日と母の日、6月は父の日、7月は海の日。 海に何かプレゼントしたりするんだろうか。

夕方

自宅で洗濯、新聞など。

ペペロンチーノを適当に作ってみたり、 本を読んだり、転寝したり。

夜2

今日は終日雨のようだ。本三のドラッグストアで買物をしてから、 某スタバで一服。それから研究室へ。Richard LayardのHappiness (2005)を読了(半分は飛ばし読んだ)。 現代の心理学や脳科学などの知見を用いて、 ベンタム流の快楽説功利主義を復活させようとする、非常におもしろい本だった。 1930年代以降の心理学における行動主義の流れが、 経済学における顕示選好中心の発想を生み出したという話を初めて聞いた (本当かどうかわからないが)。 70年代以降は快楽(幸福)を計測しようとする流れが復活したとのこと。 論理実証主義の流れが倫理学に与えたのと同じような影響が心理学や経済学にも あったんだろう。 このあたりの歴史的な、学問の相互影響についても勉強しないといけない。

こういう本が書ければなあ。勉強しよう。

真夜中

まだ研究室。

週末にちょっと油断していると、 そこら中に雑用が。 というわけで、とりあえず一件片付ける。

真夜中2

雨の中、帰宅。インスタントの焼きそばを食べる。ジャンクだ。 足りないので、ごはんとみそ汁も食べる。 食べすぎ。 というか、栄養に偏りが…。

メモ。温度計と湿度計のおかげで、室温をどのぐらいにすればよいのか、 だいぶわかるようになった。

真夜中3

某テキストの執筆を少し。もう寝なければ。

今日のニュース


18/Jul/2006 (Tuesday/mardi/Dienstag)

お昼前

前日寝すぎたせいか、昨夜はよく寝られず、2時間おきに目が覚めた。

大学に行く前に、郵便局に行ってお年玉切手を受け取る。 今日が最終日だったので。

午前中は某氏と少し打ち合わせをし、某英語文献講読。 第6章の精神疾患の話。

お昼、某ランチョンセミナー。 クローズアップ現代の医療事故問題の回を見る。

お昼すぎから某講堂で某リハーサル。 実際にやってみるといろいろ決めなければいけないことがあったので、 リハーサルをしておいてよかったと実感。

夕方、某院生の発表。 そのあと、某ミーティングと、某テキストの相談。 かなり疲れたので、プールは明日にしよう。

夜中

夜、同僚たちと6人で韓国料理。ビール。 辛いので額に汗をかく。

それから帰宅。眠い。

真夜中

少し転寝。

The Pipettesという おもしろいバンドがあることを知る。 シャングリラズが現代に復活したようなtongue in cheekな音楽が良い。 今日ファーストのフルアルバムが出たようだ。 わ、この映像(`Your kisses are wasted on me')、かっこいいな。

真夜中2

真夜中、『自省録』を読んで自省する。

今日のニュース


19/Jul/2006 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

お昼前

寝坊して、1時間ほど遅刻してしまう。いかん。

今日も雨。涼しい。

メモ。一度や二度の失敗であきらめないこと。「あれはすっぱい葡萄だから」 ではなく、「次は今回よりもうまくやろう」と考えること。

お昼

新聞。雨が降り続く。

昼下がり

某所でカレー。そのあと、某スタバで某合評会報告書に目を通す。

メモ。勇気について。自分の暗闇を見つめ、冷静に分析する勇気。 重力の魔に逆らう勇気。

真夜中

夕方まで研究室で某テキスト執筆作業。 そのあと、某ハンバーガー屋で夕食(ビール)を食べてから帰宅。くつろぐ。

真夜中2

某添削と、某翻訳を少し。ベンタムの勉強をせんとやばい。

今日のニュース


20/Jul/2006 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

お昼前

朝、なかなか起きられなかったが、なんとか定時出勤(少し遅刻)。 午前中は新聞の切り抜きなど。

昼下がり

お昼、某ランチョンセミナー。医師不足の問題。

昼下がり、某院生の指導を少し。

某講師から非常勤を一つ紹介していただく。感謝。

夕方、ベンタムの勉強を少ししてから、プールへ。クロールを30分ほど。 プールのサウナや、更衣室の扇風機などがしばらく壊れたままになっており、 少し腹を立てる。その後しばらく、なぜ腹を立てるのかを考えていたが、 それについてはまた今度。

真夜中

夜、某氏とその友人、 某同僚らと一緒に本三で飲む。歓談。 芋焼酎をロックで4杯。酔っぱらう。 帰りは少し雨が降っていた。

今日のニュース


21/Jul/2006 (Friday/vendredi/Freitag)

定時出勤。このごろ遅刻が続いているので、来週の月曜日からは心を入れかえて 遅刻しないようにすること。

今朝は小雨。

お昼すぎ

午前中は新聞の切り抜きなど。

人間性が試される事柄が二件発生。 一時の感情に流されることなく、冷静に対処すること。

夕方

昼下がり、某サブウェイで昼食。

夕方、人間性が試されるが、あまりうまく対応できず。 考えてみるに、 だんだん不正に対する怒りの感情は陶冶されてきたと思うが、 「適切なときに怒りをぶつける」という練習をする必要があるよな。 根がパシフィストなのか、どうもうまく行かない (→というか、臆病なだけだ。勇気の徳を身に付けるべし)。

立派な人間になるのは難しい。がんばれ火星人。

同僚の訳者の方から、以下の本をいただく。感謝。

真夜中

夕方まで少しベンタムの勉強。

夕方、春日の某スーパーに買い出しに出かけ、夜は自炊。ワインを少し。

真夜中2

ベンタムの勉強を少し。

「なぜベンタムの勉強をするのか。何がおもしろいのか」

「一つは、ベンタムの思想を足掛かりにして、 功利主義者であり、かつリベラルであるという仕方を模索するためです。 また、統治功利主義の名の下で、個人の倫理に関してはサイレントであろうと する最近の傾向に抗するためです。 また、直観主義や自然権論を批判するためです。 また、心理的利己説を論駁するためです」

「それは、自分の説として主張したらいいわけで、 何もベンタムを使ってやらなくてもいいんじゃないのかね」

「一応、ベンタム解釈のつもりなんですけど、そうですねえ、 自分の思想である気もするし・・・。 まあ、今日の哲学研究のスタイルとして、 ある思想家(○×)の解釈からスタートし、○×研究者として名を成したのちに、 独自の哲学を打ち出す、という理想的コースがあるので、 その途上にあると言えるかもしれません」

「そんなまわりくどいことをやらないと、一人前の哲学者にはなれんのか。 君はどうせその途中で挫折するんじゃないのか。今、何合目なんだ。 最初からシンガーの研究でもやっていた方がよかったんじゃないのか」

「いや、哲学の殿堂入りした思想家しか、普通は研究できないんですよ。 殿堂入りするのは、まあ死んでからか、あるいは死ぬ10年前ぐらいなので、 シンガーはまだもう少し殿堂入りするのに時間がかかると思うんですよね」

「また訳のわからないことを…。まあとにかく、中途半端な雑文的な仕事は 早々に切り上げて、哲学的にしっかりした研究をしたまえ」

「わかりました。ご指摘ありがとうございます」

今日のニュース


22/Jul/2006 (Saturday/samedi/Sonnabend)

お昼

お昼前までよく寝る。喫茶店に行って勉強しよう。

お昼すぎ、某スタバでしばらく新聞とベンタムの勉強。

昼下がり、プールで少し泳ぐ。ゆっくり2キロ泳ぐつもりが、 30分で500メートルを3本、全力で泳ぎ、力尽きる。 力を抜いて8割の力で泳ぐ練習も必要だ。

そのあと、書籍部で看護関係の書籍を買う。某非常勤の準備のため。 ついでに購買部で弁当やお菓子も買う。

夕方、某氏にお越しいただき、某テキストの相談を2時間ほど。 そのあと、近くの喫茶店でしばらく歓談。 某氏を地下鉄の駅までお見送りしてから、 本三のドラッグストアで買物をして帰宅。

真夜中

夜、適当に自炊。ツナオムレツ(卵とじ?)など。ワイン。

そういえば、最近自炊が増えたせいか、手のあれが目立つようになってきたので、 ゴム手袋を購入した。あと、先日ハブラシを買い換えたら、 なんか先が針のように鋭いハブラシなので、歯茎が痛くなった。恐るべし。

毎日少しずつ翻訳。

真夜中2

ちょっとベンタムの勉強。

今日のニュース


23/Jul/2006 (Sunday/dimanche/Sonntag)

真夜中

お昼前に起きる。

お昼すぎ、同僚の某氏と一緒に、 五反田の某病院に某氏をお見舞いに行く。 あとから某氏も合流。2時間ほどいろいろ話す。 無事に回復しつつあるようで何より。

夕方、某ファーストキッチンで遅い昼食を食べてから、 ひさしぶりに東急に乗って蒲田へ。蒲田もひさしぶりで、なつかしくて しばらくうろうろしてしまう。 某中華料理屋で餃子、ビールその他。

[minatomirai]

[みなとみらい]

夜、京急で横浜へ。横浜中華街まで延長した東横線 (正確には横浜以降は「みなとみらい線」と言うらしい)を使って馬車道まで行き、 しばらく散歩してみる。横浜に住むというのもありかな、と思う。 とにかく夜景がすばらしい。 (もうちょっと大きいバージョン)

帰りはみなとみらい線とJRと地下鉄を乗り継ぎ、ふらふらになって帰宅。 車内では疲れて何もできなくなったので、数独を解く。 どうも糖分が不足していたようで、本三のコンビニでコーヒー牛乳などを買って 飲んだら少し元気になった。最近、お腹が減ったとか、栄養が足りないとか いう感じがとみに実感できるようになってきた気がする。

夜中、某合評会の報告書の修正を少し。 母から電話があり、祖母が死んで今日で15年になると言う。合掌。

夜中、カップラーメンを食べてしまう。

今日のニュース


24/Jul/2006 (Monday/lundi/Montag)

お昼前

なんとか起きて、定時出勤(少し遅刻)。 明日は遅刻しないようにしよう。

今日のこと。


25/Jul/2006 (Tuesday/mardi/Dienstag)

定時出勤。自宅ではネットに繋がらず。しかし、そのおかげで、 出掛けにメールをチェックしなければ遅刻しないことに気付いた。

家賃その他を支払ってから研究室へ。今日も雨。

お昼前

午前中は某英語文献講読。

寝違えたのか、昨日から首の左側が痛い。

お昼すぎ

お昼は某ランチョンセミナー。ニューロエシックス。

眠い。数独を一問解く。

昼下がり、椅子に座ったままちょっと寝る。 そのあと、某ミーティング。夏期コースの最終調整で議論が長引き、 疲弊する。

夕方、某テキストの相談を少し。カント。

どうも疲れがたまっているようだ。 栄養に気をつけ、早寝早起きを心掛けよう。

真夜中

夜、プールで泳ぐ。疲れていたので、1時間ゆっくりかけて2キロ。

いったん研究室に戻ってから帰宅。適当に自炊。

今日は早く寝よう。

真夜中2

ちょっと翻訳。もう寝よう。

そういえば、先日クイーンの熱心なファンに会ったが、 『ホットスペース』はやはりあまり評価していなかった。 `Under Pressure'以外にも、`Staying Power', `Cool Cat', `Put Out the Fire', `Life is Real'など、結構良い曲があると思うんだけど。

あと、『ジャズ』の`Mustapha'はいつ聞いても笑える。い〜ぶらひ〜む、 い〜ぶらひ〜む…。


26/Jul/2006 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

よく寝て、定時出勤。今日も遅刻せず。

朝2

氏の某原稿のチェック。

セミが鳴いている。どうも梅雨が明けたようだ。

お昼

新聞の切り抜き。今日の産経抄のエピソードが興味深いので、一部転載。 毎日の記事は調べがつかない。

▼先日目にとまった毎日新聞のコラムにも考えさせられた。ある小学校のPT A総会で、役員の男性が寄付を呼びかけてこう締めくくったという。「これは 見ず知らずの可哀そうな子などでなく、可愛いわが子たちのためにだけ使われ るお金なんです」。

▼筆者の藤原章生記者は、南アフリカとメキシコで長年特派員生活を送ってき た。日本よりはるかに社会格差が激しい両国でも、こんな「身もフタもない」 発言はあり得ないという。会場からは笑いまで起こった。格差の広がり以上に 恐ろしい、社会の劣化を示すエピソードではないか。

産経抄(平成18(2006)年7月26日[水])から

シンガーが喜びそうな話だ。

お昼すぎ

メモ。論理的な思考力に加えて、想像力が必要であること。 トムソンのバイオリン弾きの事例は、論理的に考えるだけでは出てこない。 また、他人の立場に立つには想像力の陶冶が必要である。

お昼すぎ、本三付近の鰻屋で鰻重を食べる。

昼下がりから、日曜日の発表の準備を始める。 論文そのものは以前に書いたので、パワーポイントにまとめる作業。 それでもたっぷり5時間ほどかかってしまった。 明日のランチョンセミナーで意見を聞いて修正しよう。

もう一件、片付けたい仕事があるのだが、今日はもうやめた方がいいかな。

夜中

夜、本三の某カレー屋へ。 偶然、功利主義者の某氏とご一緒する。 カレーを食べながら密談。 そのあと、スタバでもいろいろ密談。

真夜中

少し翻訳。

そろそろ寝て、また明日がんばろう。

怒り心頭に「達する」?「発する」?

文化庁の「国語に関する世論調査」は、慣用句や、言葉の意味が重複している 言い方についても調べた。

二つの慣用句を挙げてどちらを使うかを4例尋ねたら、本来とは異なる言い方 を選んだ人が多かったのは2例。「怒り心頭に発する」は14.0%なのに 「怒り心頭に達する」は74.2%と多く、「あいきょうを振りまく」の43. 9%に対して「あいそ(う)を振りまく」は48.3%だった。

意味が重複する言い方では、「あとで後悔した」「一番最後」「従来から」の 3例とも、「気にならない」が「気になる」を上回った。また、「元日の朝」 を意味する「元旦」を「元旦の夜」と使ったり、「白羽の矢が立つ」を「白羽 の矢が当たる」としたりするのも、3〜4割の人が「気にならない」だった。

(2006年07月26日22時22分 from asahi.com)

「あとで後悔する」はときどき言ってしまうので気をつけよう。 「一番最後」は、`at the very last moment'という表現ではありえそうだ。 そういえば、 「まず最初に」は、 よくマイクロソフト・ワードに怒られるが、だめなんだろうか (一応、書かないようにしている)。

上下意識薄い?上司に「ご苦労様」…文化庁国語調査

仕事を終えた後、一緒に働いていた相手にかける言葉を尋ねたところ、マナー 本などでは上司に使う言葉と教えている「お疲れさま(でした)」を、部下に も使っている人が半数以上もいることが26日、文化庁の「国語に関する世論 調査」で分かった。

部下には「ご苦労さま(でした)」とねぎらうのが一般的とされるが、調査で は“ご苦労さま派”は36・1%にとどまった。

文化庁は調査結果を、敬語の使い方に関する指針づくりを進めている文化審議 会国語分科会に提出し、来年2月までに、指針を完成させる方針だ。

調査は今年2〜3月、全国の16歳以上の男女3652人を対象に実施した。

仕事を終えた後の言葉について、「お疲れさま(でした)」「ご苦労さま(で した)」「ありがとう(ございました)」などから選んでもらったところ、相 手が上司の場合、「お疲れさま」を使う人は69・2%だったが、「ご苦労さ ま」を使う人も15・1%いた。部下に「お疲れさま」と言う人も53・4% いた。

こうした結果について、文化庁は「上下意識が薄れてきている」と分析する一 方、「どちらもねぎらいの言葉で、マナー本に書かれているような、明確な使 い分けの決まりがあるわけではない」と指摘する。

就職活動を支援するNPO法人「NPO人材アカデミー」(本部・横浜市)の 大森淑子理事長も、「最近では、上司が部下に気を使い、『お疲れさま』を使 う会社が増えている。『ご苦労さま』は、いずれ使われなくなるのでは」と予 想した。

(2006年7月26日23時39分 読売新聞)

たしかに「お疲れさま」しか使わないよな。 しかしまあ、それは、そもそも部下がいないからでもある…。 早く偉くなって「ご苦労、ご苦労」と言いたいものだ。

そういえば、この職場に来たころ、 朝でも昼でも、一日の最初に会ったときの挨拶の言葉が「お疲れさまです」 と言う人がいたので驚いたが、もうすっかり慣れてしまった。 最初は、この挨拶を聞くたびに、 「いや、まだ疲れてないんですけど…」と内心思ったものだが、 習慣とは恐ろしいものである。

今日のニュース


27/Jul/2006 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

よく寝て、定時出勤(アイロンをかけていたらちょっと遅刻)。 やはり夜中の1時前に寝るようにした方が、調子が良い。

曇り。

真夜中

今日のこと。

真夜中

ちょっと翻訳。こつこつ。

今日のニュース


28/Jul/2006 (Friday/vendredi/Freitag)

定時出勤。

真夜中

今日のこと。

真夜中2

ちょっと翻訳。もう寝よう。

今日のニュース


29/Jul/2006 (Saturday/samedi/Sonnabend)

お昼前

いつも通りの時間に起きて、朝はスタバに行き、少しベンタムの勉強。 それから研究室へ。

去年の今ごろから、公衆衛生の倫理学を始めてるんだな。

お昼すぎ

メールの返事、某院生の発表要旨の添削など。

真夜中

今日のこと。

真夜中2

少し翻訳。こつこつと。

今日のニュース


30/Jul/2006 (Sunday/dimanche/Sonntag)

早起きして研究室へ。これから某研究会に参加。

朝、地下鉄を乗り継いで、豊洲にある某工業大学(新校舎)へ。 午前中、「公衆衛生の倫理学とは何か」というタイトルで発表させてもらう。 いろいろ質問をいただき、勉強になる。

お昼は近くの某マクドマックで。 またジャンクフードを食べてしまう。

午後、フランスの生命倫理法と、 ドイツの事前指示法制化に関する発表を聞く。

明日の研究会の準備がまだなので、懇親会は遠慮させてもらい、 高田馬場の某氏と駅前のスタバで少し相談してから、 地下鉄を乗り継いで研究室に戻ってくる。 明日の準備をしなければ。

どうでもいいが、去年の昨日あたりから「今日のニュース」 を記録しだしたようだ。たいていの場合、 ニュースの内容は、某NHKの7時のニュースに基いている (なぜか副音声の英語で聞いている)。 いつまで続くかな。

今日のニュース


31/Jul/2006 (Monday/lundi/Montag)

真夜中

昨日は、夜に家に帰って適当に食事をしたあと、さっさと寝てしまう。 「〆切からの逃走」だ。

今朝、早くに起き、 「昨日のオレのバカバカバカ」と悪態を吐きながら、 某発表の準備。When will I ever learn?

朝から某ベンタム研。午前中に快楽説について発表。 いろいろご指摘をいただく。もっと勉強せねば。

お昼をはさんで、夕方まで研究会。勉強になる。

そのあと、本三から少し歩いたところにある某イタメシ屋で食事。 ヒューガルテンの白ビール2本でけっこう酔っぱらう。

いったん帰宅して休んだあと、大学へ。 自宅のネットがまだ復旧しないので。 明日も早いので、もうそろそろ帰ろう。

真夜中2

まだ大学。某雑用とか、メールの返事とか、某ベンタムとか。

今日のニュース


何か一言

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KODAMA Satoshi <kodama@ethics.bun.kyoto-u.ac.jp>
Last modified: Thu Jul 31 14:42:54 JST 2008