2006年4月号 / 2006年6月号 / 最新号

こだまの世界

2006年5月号

「民主主義などという主義はない。あるのは民主制度であって、 システムが自由と人権を保障する」

---関嘉彦、産経新聞2006年5月5日の追悼記事より

余が如きは、既に哲学士たらんと欲する者なれば、 必ずや倫理の大本を講究せざるべからず。

---井上哲治郎『倫理新講』

君の肉体がこの人生にへこたれないのに、魂のほうが先にへこたれるとは 恥ずかしいことだ。

---マルクス・アウレリウス

The only function of economic forecasting is to make astrology look respectable.

---John Kenneth Galbraith, 1908-2006.

完全な人格の特徴は、毎日をあたかもそれが自分の最後の日であるかのごとくすごし、 動揺もなく麻痺もなく偽善もないことにある。

---マルクス・アウレーリウス『自省録』

I don't wanna die asking for another chance.

---Georgia Satellites, `Another Chance'


主な話題


01/May/2006 (Monday/lundi/Montag)

お昼前

朝起きる。今日は一応、有給を取ってある。

お昼前2

が、一応大学に来てみた。外はすっかり暑くなった。

夕方

お昼は大宮の中華料理屋で会食。 昼間から紹興酒とビール。

大宮のホームで帰りの電車を待っているときに、 鳥にフンをかけられる。少し泣く。 帰ってジャケットを洗濯。

夕方2

半時間ほど寝る。さて、また大学に行こう。

夜中

夜、プール。45分間泳ぎ続ける。速い人が多かったので疲れた。 もっと体力を付けないといけない。

某海鮮丼屋で食事をしてから帰宅。

古いガーディアンを読んで、ボディショップがロレアルに買収されていた ことを今頃知った。

真夜中

ラーメンを食べに行きたい欲求をぐっとこらえて、 古いガーディアンを読む。 スコットランドでは4月からレストランやパブなどの公共施設で 全面禁煙になったんだな。これも知らなかった。

真夜中2

Transamericaという映画はおもしろそうだ。

今日のニュース。あれ、ニュースを録画しそこねた。


02/May/2006 (Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中 (午前)

ちょっと早目に日記の更新。 あと2週間ちょいで連用日記が365日分できる。 毎日よくがんばったものだ。

早起き。 曇り。

"徒弟制" 一掃、文科省が大学院を抜本改革へ(読売)。 徒弟制に変わるどういうビジョンがあるのかな。 一徒弟としては非常に気になるところだ。


03/May/2006 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

真夜中

ネットにつながって仕事をしていないと手が震えるワーカホリック状態が しばらく前から続いていたので(ウソ)、昨日、ちょっと息抜きに箱根へ。 雨が降り深い霧が出て外出できないのを口実に、 昼間から温泉に入ったり、ワインを飲んだりしてくつろぐ。

今日は一転好天に恵まれたので(寒かったが)、 強羅や箱根湯本のあたりをうろうろする。 夜に帰宅。

昨日のニュース

今日のニュース


04/May/2006 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

お昼前

朝起きる。ニュースを見ながら部屋の掃除。 相変わらずほこりがすごい。

夕方

お昼前に本三の喫茶店に行き、フランケナの『倫理学』を第三章まで読む。 この本は98年ごろに少し読んだ形跡があるが、最初の方しか読んでいなかったようだ。 第一章、第二章はよく書けていておもしろい。

メモ。moral philosophy as a subversive act. 道徳哲学の主たる目的は道徳のあり様を解釈することではなく、 道徳を合理的なものへと変えていくことである。

昼下がりから夕方まで、同僚の某氏とテキストの構成について相談。 もっと勉強しないと良いものが書けない。

真夜中

夕方、ちょっと新宿に行き、夕食。

ルミネの某新星堂でMott the HoopleのGreatest Hits (1976/2003) を購入。このベスト盤は高校のときによく聴いた。 Collectionというベスト盤も持っているのだが、 `Honaloochie Boogie'が入っていないので、こちらも買ってしまった。 このバンドはこの曲の他にも、`You Nearly Did Me In'や`Saturday Gigs'など、 秀逸なバラードが多い。

近くのコンビニで電話代などを払ってから帰宅。

今日のニュース


05/May/2006 (Friday/vendredi/Freitag)

お昼前

ちょっと遅目に起きる。シャワー、洗濯、ご飯。

昼下がり

というわけで、新幹線で京都へ。 今回は錦市場の近くの某ホテル。

駅弁を抜いたので、お腹が減った。 お好み焼きが食べたい。

京都はもう初夏。

真夜中

夕方、某氏らと待ち合わせをし、河原町通りを散策。 そのあと、某教授と会い、某喫茶店で一服し、 木屋町の某京料理屋で夕食を食べながら歓談。ビール、日本酒。

その後、川床のある木屋町のバーで飲み、 さらに対岸のバーで飲む。

そこで別れ、少し酔っぱらってホテルへ戻ってくる。 今日は楽しく飲ませていただいた。感謝。


06/May/2006 (Saturday/samedi/Sonnabend)

ベッドが柔らかすぎる、空調の設定が難しい、 などの問題がありつつも、よく眠る。

朝2

朝食はホテルのバイキングで。 洋食はサラダ以外あまり食べるものがなかったので、 サラダをはむはむと食べる。草食動物。

お昼前

チェックアウトまで時間があったので、 少し読書…と思ったら、うたた寝してしまう。 そろそろ行かなければ。

夕暮れ

お昼前、チェックアウトしてから四条烏丸の某スタバで少し勉強。 お昼に某氏にお会いし、寺町のお好み焼き屋へ。 それなり。それからまたスタバに行き、いろいろ人生相談。

某氏と別れてから地下鉄で京都駅に行き、 しばらく某百貨店内を見学。 それからタコ焼を食べて新幹線に乗る。 移動中はひたすら寝てしまう。

東京に戻ってきて、まっすぐ研究室へ。 なんだか雨が降りそうだ。

夜中

夜、研究室で同僚の某氏とテキストの相談。 ようやくだんだん形ができてきたようだ。

某海鮮丼屋で食事をしてから帰宅。 新幹線であれだけ寝たのに、もう眠い。

フランケナの『倫理学』は5章(内在的価値)もけっこうよく書けている。

真夜中

ついフラフラとマンガ喫茶へ。いろいろ最新刊を読んで過ごす。 ラーメンは食べずに帰宅。 今日はずいぶん風が強かったようで、 いろいろ物が飛び散らかっていた。

今日はしらふ。

今日のニュース

昨日のニュース


07/May/2006 (Sunday/dimanche/Sonntag)

昼下がり

お昼すぎまで寝てしまう。大学に行かねば。

夕方

小雨の降る中、大学へ。 同僚の某氏と、引き続き某テキストの構成の相談。

夕方、1時間ほど某スタバでガーディアン。 たまっていたガーディアンもようやく減ってきたが、 今度は産経新聞がたまってきた…。

夜は同僚の某氏とラーメン。

ささやかな気持ちDES

そういや、どうでもいいが、 よくお昼に使っている某弁当屋が、 先月ぐらいから、サービスでスクラッチの金券を配り出した。 それはまあいいのだが、そこに書いてある一文がおもしろくて、 「ささやかな気持ちDES」とある。

[DES]

この末尾の`DES'というのは何なんだろう。 なぜ「です」でも`DESU'でもなく、`DES'なんだろうか。 ひょっとしたら巷で流行っている書き方なんだろうか。 しかし、もしこれが「ささやかな気持ちDEATH」とかだったら、 完全にヤンキーだな、とか考えて、金券を見るたびについ笑ってしまう。

真夜中

ちょっと某テキスト執筆。いろいろ仕事がたまりつつある…。

今日のニュース


08/May/2006 (Monday/lundi/Montag)

なんとか起きる。

「宗教が阿片だとすると、哲学は薬だ。エピクロス先生も 『医術が身体の病気を追い払わなければ、何の役にも立たないように、 そのように哲学も、もし霊魂の悩みを追い払わないならば、何の役にも立たない』 と言っている」

「なるほど。じゃあ、ぼくらはみな薬局ですか」

「そうも言える。しかし、問題は誰のために薬を作っているかだ。 ふつう、薬屋は自分の病気を治すために薬を作るわけではない。 しかし、哲学者の多くは自分の病気を治すために 哲学をやっているのではないだろうか」

「要するに、哲学者は病人が多いと。しかし、それはある種の文明病というか、 みなに共通する普遍的な病であり、 自分の病気は他の人の病気でもあるということではないですか」

「そうかもしれん。しかし、多くの哲学者は自分を治癒するのに精一杯で、 他人や社会の病気を治す前にその短い一生を終えてしまってはいないだろうか」

朝2

クリーニング屋に寄ってコートを受け取ってから、定時出勤。

昼下がり

午前中は某文献講読。

同僚の某氏と今週の予定について少し相談したあと、 某カレー屋で昼食。戻ってくると眠くなる。

夕方、ひさしぶりに文学部の図書館に行き、文献のコピー。 Griffinの`Modern Utilitarianism' (1982). 論文を見たとたん、 以前にもコピーをした記憶が甦ってきたが、 たぶん探しても見つからないだろうと思い、コピーした。 しかし、コピーに失敗して二度コピーすることに。少し泣く。

さらに、総合図書館の書庫に入って『現代思想』(2001)の「恐怖のリベラリズム」と、 『思想』(2000)の「近代『倫理』概念の成立とその行方」をコピー (「恐怖のリベラリズム」をまだ読んでなかったことは国家機密扱いでお願いします)。 総合図書館でも、コピーした論文を床にぶちまけたり、 コピー機に入れたおつりを取るのを忘れたりして(気付いたときには次の女性が そのまま使っていた)、ブルーになる。いやはや、図書館は恐ろしいところだ。

[hentai]

[復刻版 変態心理]

大正時代の学術雑誌だそうです。

それから水泳。45分ぐらい泳ぐ。 疲れはてて、購買部に寄ってからいったん帰宅。

夜2

子安宣邦の「近代『倫理』概念の成立とその行方」を読む。 井上哲治郎らのEthicsの訳語としての「倫理(学)」の使用と、 「倫理」を元来の儒教的意味(人倫の道)に戻そうとする保守派との争い、 そして語源的解釈を用いて「倫理(学)」を後者の意味で用いることを定着させた 和辻哲郎、という話。 本当かどうか検証できる能力がないので真偽のほどはよくわからんが、 おもしろい論文だ。

夜中

某海鮮丼屋で鰹丼を食べて研究室へ。

あれ、先日から思っていたのだが、 やっぱりだんだん精神的な調子が良くなってきてるな。 なんなんだろう。季節的なものかな。 発狂したり調子に乗りすぎたりしないように気をつけよう。

大学に来て、ちょっと棚を調べると、Griffinの論文がすぐに出てきた。 ウツだ…。同僚の某氏にその話をすると、 「ぼくなんか、本一冊コピーして、帰ったらその本を以前買っていたことに 気付いたなんてのもありましたよ」と言って慰めてくれる。

夜中2

いろいろ勉強中。

真夜中

いろいろ用事を済ませて帰宅。

ひさしぶりに紅茶を入れる。 つかれているので、メイプルシロップも入れてみる。

今日は夕方から小雨が降り、気温も低かった。 昨日に引き続き今日もしらふ。

今日のニュース


09/May/2006 (Tuesday/mardi/Dienstag)

今日もそれなりに早起き。

曇りで涼しくてよい。

朝2

定時出勤。今日もがんばろう。

昼下がり

午前中は新聞。もうちょっと午前中を有効活用できるようにしなければ。

お昼は某ランチョン・セミナー。昨日のクローズアップ現代の ハンセン病女性患者の胎児標本の話をDVDで見る。

夕方

昼下がり、少し勉強したあと、某ミーティング。今日は簡単に終わる。

真夜中

夕方、某研究倫理セミナーに出席。 途中は抜けて、本三で買物し、腹が減ったので某定食屋で夕食。小雨。

夜、再び大学に戻り、某研究倫理セミナーに出席。利益相反の話を聞く。

やたらに眠いので、早目に帰宅。微睡む。あれ、「まどろむ」って、 こう書くのか。漢字と読みはどう対応しているんだろう…。

今日のニュース


10/May/2006 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

よく眠る。

あれ、キース・リチャーズ、大丈夫かな。 フィジーでココナツの木から落ちたという話は聞いていたが、 脳外科手術も受けたそうだ (Stones guitarist has head surgery)。 そろそろ脳もコンピュータに交換した方がいいんじゃないのかな。

お昼すぎ

定時出勤。朝は曇り。 少し新聞を読んでから、朝の勉強会に出席。

お昼は同僚の某氏らと、医図書のそばの食堂で。

夕方

お昼すぎから教室の大掃除。窓を拭いたり、ブラインドの掃除をしたり。 蒸し暑かったせいか、けっこう汗をかく。

掃除は公共精神を陶冶するのにそれなりに役立つことがわかった。

真夜中

夕方、プールで泳ぐ。2キロ。

夜は春日の某イタメシ屋で。ワイン。 散歩がてら千駄木まで歩く。 雨が降ってきたので地下鉄で湯島に行き、 コンビニで傘を買い、歩いて帰宅。

こないだ飲んだおいしいワインの名前はネロモーロだった。 覚えておこう。

真夜中2

NHKで先日放映されていた、「ふたつの命」(米国の臓器移植の話)を見る。 勉強になった。

今日のニュース


11/May/2006 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

ちょっと遅く起きる。もう行かねば。

朝2

ちょっと遅刻したが、一応定時出勤。 同僚の某氏から本を一冊いただく。

お昼すぎ

午前中は新聞の切り抜きと勉強を少し。 お昼は某ランチョン・セミナー。 ミラノで行なわれた某国際学会の報告とミラノ案内。 たいへん勉強になった。

昼下がり

「恐怖のリベラリズム」、やっと読む。 (似非)関西弁でひとことで言うと、これってベンタムやん、という感じだ。 マクファーソンの言うところの「防衛的民主主義」、 おそらくベンタムに言わせれば、「安全のリベラル・デモクラシー」 になるところだ。 名前だけが一人歩きした、たいした論文ではないように思えるが、 参考にはなった。ついでに、同僚の某氏に原文もコピーさせてもらった。

夕方

昼下がり、明日の授業の準備をする。

なんか、いろいろ〆切が迫ってきているような…。

真夜中

夕方から某授業の手伝い。守秘義務と個人情報保護法。勉強になる。

夜、同僚の某氏らと事務室で飲み会。 ミラノみやげのワイン。ビール。つまみ。夜遅くまで歓談。 日付が変わるころに皆わらわらと帰宅。

今日のニュース


12/May/2006 (Friday/vendredi/Freitag)

朝から授業があるので、早起きして大学へ。 さて、深呼吸をしてがんばろう。

お昼すぎ

午前中は授業。医療資源の配分。なんとか乗り切る。 同僚の某氏が手伝いに来てくれる。

授業後に某氏とカレーを食べながら雑談。

某雑誌に論文が無事に掲載されたようだ。

昼下がり

つかれていたため、しばらく椅子の上で意識を失う。

いろいろ仕事をしなければ。

夕暮れ

夕方、学振申請書〆切の季節なので、学生のものをいくつか見る。 他にも同僚の論文にも目を通してコメントする。 そのあと、一時間ほど某テキストの構成についてミーティング。 ようやく方針が固まってきた。

今日はどっとつかれた。週末もやることがたくさんあるが、 なるべくスローダウンするようにしよう。

真夜中

夜、新大久保に行き、某氏らと韓国料理。 ビール、マッコリ。 ほろよい気分で帰宅。

眠い。

今日のニュース


13/May/2006 (Saturday/samedi/Sonnabend)

お昼前

雨音を聞きながら、いつもより2時間ほど長く寝てしまう。

大学に行こう。

昼下がり

某院生の某書類のチェック。まだまだ売り物にはならない。

なるべく今日中に某事典の項目を書き上げてしまおう。 しかし、とりあえず食事に行き、ついでに喫茶店で新聞を読もう。

夕方

昼下がり、某海鮮丼屋で昼食。 その後、某スタバに行き、ガーディアン・ウィークリーを読む。 食後だったせいか、少し居眠りする。

ブルンディのMarguerite Barankitseというimpressiveな女性のことを初めて知る。 「アフリカのマザー・テレサ」と呼ばれているそうだ。

某事典の項目執筆。一つ終わった。 あと二つ。

とりあえず、プールに行こう。

夜中

夜、プール。クロールで手を伸ばす練習をしていたら疲れてしまい、 500メートルを3本泳いだあとにいったんサウナで休憩し、残り500メートル泳ぐ。 そういえば、 今ごろ気付いたが、5月1日から夜9時半まで延長しているようだ。 時間延長は7月31日まで。

雨が降っていたので、構内の某コンビニで適当に買物してから研究室に戻ってくる。 つかれたが、某事典の仕事の続きをせねば。

真夜中

某事典の項目、もう一つ書き上がる。 あれ、どうも時間切れで明日に持ち越しのようだ。 ラーメンでも食べて帰ろう。

真夜中2

とりあえず帰宅。

Labour of Love

最近、朝から大学に行くようにすると、 明らかに残業が多いことに改めて気付いた。 しかし、裁量労働制(奴隷制とも言う)なのでもちろん残業手当は付かない。

そうすると当然「なぜ残業手当も付かないのに、馬車馬のように働いてるんだろう」 という問いが頭をもたげてくる。それに対しては、「愛の労働だから」、 つまり研究が好きだからやってるんだという答が、頭の別のところに用意されている。

しかし、本当に研究が好きでやってるんだろうか。 いつも逃避行動を見せ(最近ようやくましになってきたが)、 〆切というサンクションがないと働かない。 これでもほんとに研究が好きなんだろうか。

ほかの人は自分の技術を愛してこれに要する労力のために身をすりきらし、 入浴も食事も忘れている。ところが君ときては…。 上にいった人たちは熱中すると寝食を忘れて寝食を忘れて 自分の仕事を捗らせようとする。 しかるに君には社会公共に役立つ活動はこれよりも価値のないものに見え、 これよりも熱心にやるに値しないもののように考えられるのか。

---マルクス・アウレリウス先生

う〜ん。寝食を忘れるほど研究が好きだろうか。いつも「ラーメン食べたい」とか 「眠い」とか言っていないだろうか。

まあしかし、一方で、寝食を忘れるほど好きなものは長く続かない気もする。 飽きっぽいわりには、倫理学に対する興味はなんだかんだ言って 10年ほど続いているわけで、まあそれなりに好きなんだろうと思う。

あれ、というわけで結論はなんだろう。やっぱり愛の労働ということか。 あるいは、他にできる仕事もないし、愛せざるを得ないということか。 研究職は比較的自由だし、やっぱり天職なのかなあ。

「まあ、もう若くないんだから、寝食は忘れない方がいいんじゃない? The Corrsも---
And it doesn't really matter that we don't eat
And it doesn't really matter if we never sleep
No it doesn't really matter, really doesn't matter at all
って歌ってるけど、
`Cause we are so young now, we are so young, so young now
って言ってるわけだしさ」

「いや、それもそうなんですけど、やっぱりアウレリウス先生が言うように 『あたかも一万年も生きるかのように行動するな。不可避のものが君の上に かかっている。生きているうちに、許されている間に、善き人たれ』 という言葉を聞くと耳が痛いんですよね。なんでも後回しにして、 逃避行動に走ってしまって…」

「わかっているんだったらやったらいいんじゃないの。 『某ユニットのために尽力する』というのが今年の抱負の一つでしょ。 ちゃんと公共精神を発揮してがんばったら?」

「いや、そうなんですけど、意志が弱くて…」

「それは倫理学者の悪い言い訳だ。有言実行で立派に生きたまえ」

真夜中3

ちょっと春日でラーメン。

そういえば今日は寒かった。風邪を引かないように注意しよう。

今日はしらふ。

あれ、2002年にも上とほとんど同じことを書いてる。 周期的に同じことを考えているようだ。

今日のニュース


14/May/2006 (Sunday/dimanche/Sonntag)

お昼前

雨音は聞いていないが、今日もよく寝てしまう。

シャワー、洗濯、朝食。さて、大学に行って仕事をしよう。

お昼すぎ

大学。某事典の仕事。

サブウェイのサンドイッチが 食べたいが、あいにく大学にできたサブウェイは日曜・祝日は休み。 次に一番近いのは水道橋か神保町。う〜ん。

昼下がり

某事典の仕事、ひとまず終わったことにして、明日同僚にでも見てもらおう。

さて、お昼を食べたら、喫茶店で新聞と明日の研究会の論文を読もう。

夕暮れ

ちょっと歩いて本三のそばのイタめし屋へ。あんまり。 ついZIMAを飲んでしまう。

それから本三で買物をして某スタバへ。 新聞を読んでいたらつい寝てしまう。いかん。

ガーディアンにあるSudoku(数独)にはまってしまう。 初めて最後までやったが、最後で少し間違えてしまった。 おもしろいが、時間の無駄。

真夜中

まだ明日の研究会の準備中。数独なんてやるんじゃなかった。

夕食はカップラーメン二つ。不健康。

真夜中2

予習の途中だったが、遅くなったので帰宅。


15/May/2006 (Monday/lundi/Montag)

昼下がり

定時出勤。午前中は某英語文献講読。安楽死について、作為・不作為、 意図・予見など。

お昼は某定食屋で鰹刺身定食。

夕方

昼下がり、今日の研究会の予習。

夕方、少し新聞の切り抜き。

アマゾンから、QueenのNews Of the World (紙ジャケット使用)、 William Paley, Natural Theology, Jonsen, Clinical Ethics 6th ed.が届く。 ジョンセンはこないだ第5版を訳したばかりなのに…。

真夜中

夕方、工学部のサブウェイに行き、サンドイッチを食べながら研究会の予習。

夜、某政治哲学研究会。クカサスの「グローバルジャスティスという蜃気楼」 の後半。 リアリズム、懐疑主義の立場からグローバルジャスティス論を批判する論文。 分配的正義に関するconception of justiceは不可避的に多元的であるから、 一つに統一しようとするとエリート主義的になるから正義の話をするのは よくないんだそうだ。あんまり納得しないが勉強になった。

その後、研究会の参加者とお好み焼きともんじゃ焼きを食べる。 ビール、焼酎(富乃宝山)。けっこう酔っぱらって帰宅。

今日のニュース


16/May/2006 (Tuesday/mardi/Dienstag)

お昼前

定時出勤。小雨。

午前中は新聞の切り抜きと雑用。某発表の準備をやらないと。

昼下がり

お昼は某ランチョンセミナー。NHKでこないだやった「ふたりの命」を見て議論。

某事典の項目を、一応発送する。

Next.

真夜中

昼下がりから某ミーティング。いろいろ相談。

夕方、某教授らと密談。

夜、プールに行くはずが、 同僚の某氏と某院生と一緒に某居酒屋に行き、いろいろ相談。 ビール、焼酎、日本酒。少し酔っぱらって帰宅。

今日のニュース


17/May/2006 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

よく寝る。

「あの人は自分のことしか考えていません」

「君も少し前はそうだったように見えたがね。 しかし、おそらく彼は自分のことで手一杯なのだ。 もし君が他人のことを考えているというなら、 まず彼の荷を軽くしてやりたまえ」

最近、寝る前にアウレリウスを読んでいるせいか、 指導理性の声が聞こえるようになってきた:-)

昼下がり

定時出勤。午前中は某勉強会に参加。

お昼すぎ、雨が降ってきたので、某スタバに行き、 ぼんやり外を眺めながら昼食。

よく寝たはずなのに、なぜか寝不足気味。眠りが浅いのかな。

真夜中

夕方まで週末の某発表の準備。夕方、プールで30分ほど泳ぐ。 クロールで1.5キロ。

夜、某ハンバーガー屋で夕食。バドワイザー。

今日でついに365日、連用日記になったこともあり、 帰宅してからワインを開けてしまう。酔っぱらい。

ポール・マッカートニー、ヘザー・ミルズと離婚。 結婚していたのは4年間。

今日のニュース


18/May/2006 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

真夜中 (午前)

しばらく某発表の準備。そろそろ寝よう。

リディレクトについてしばらく調べてみたが、 よくわからないので、 とりあえず、.htaccessファイルを次のようにやってみた。


DirectoryIndex 0518.html
Redirect /~kodama/world/newworld.html http://plaza.umin.ac.jp/~kodama/world/0518.html

これでhttp://plaza.umin.ac.jp/~kodama/world/にやってきた人は0518.htmlに 自動的に辿り着き、今までのようにnewworld.htmlファイルを開こうとした人は、 やはり自動的に0518.htmlに辿り着くことになる(はず)。 もっとスマートな解があれば教えてください。

昨日はつい夜更ししてしまったので、6時間睡眠。

あれ、こないだの多内臓移植の彩花ちゃん、 死んじゃったのか。合掌。

朝2

定時出勤。某発表の準備をしないと。

昼下がり

お昼、某ランチョンセミナーで某発表の予行演習をさせてもらう。 自分ではけっこうおもしろいと思うのだが、今ひとつウケが悪かった。 もうちょっとわかりやすいプレゼンにしよう。

真夜中

夕方、いろいろ雑用。 それから某授業の手伝い。

夜、明日の授業の準備を終えて、同僚の某氏らとビールを飲みながら歓談。 何度も書いているが、気心の知れた同僚がいるというのは良いものだ。

雨の降る中、帰宅。

今日のニュース


19/May/2006 (Friday/vendredi/Freitag)

真夜中 (午前)

さて、明日も早いし、もう寝なければ。

朝から授業(の手伝い)があるので早起き。 今日も雨のようだ。

お昼前

某授業の手伝い。眠い。

夕方

午前中は授業の手伝い。お昼から同僚の某氏に付き合って建設中の某研究所を 拝見させてもらう。大学病院のそばで昼食。購買部と三四郎池を回ってから 戻ってくる。

昼下がり、某院生の学振の書類の件で某教授と相談。

つかれていたので、休みがてらぼーっと数独をしていたら、初めて解けた。

真夜中

夕方、プールに行こうと思ったが、ちょっと体調が悪い気がしたのでやめる。 そのかわり、神楽坂で飲んでいる某氏と合流し、飲む。ビール、ワイン。 喫茶店に寄ってから帰宅。雨が強く降ってきたのでコンビニで傘を買ったが、 喫茶店を出るころには止んでいた。

メモ。前々から考えていることだが、 「『倫理学』や『医療倫理学』ってどんな学問なんですか?」と訊かれたときに、 self-derogatoryにならずに簡潔かつ興味深い紹介ができるよう、 準備しておくこと。

ピーター・シンガー講演会@東大。 しっかり準備して臨むこと。

今日のニュース


20/May/2006 (Saturday/samedi/Sonnabend)

真夜中 (午前)

そろそろ寝よう。

メモ。 それ自体でよいもの(内在的価値を持つもの)は快だけだとする。 次に、行為を行なっている最中に、その行為によって快が引き起こされる場合、 その行為は「固有のよさ」を持つとみなす。 さらに、行為そのものは固有の良さを持たないが、その行為を通じて、 結果的に快が得られる場合、その行為は「手段的なよさ」を持つとみなす (ここまではフランケナの『倫理学』を参考にした)。

さて、他人を助ける行為(利他的行為)は、 その行為そのものが喜びを与えてくれる場合には、 「固有のよさ」を持っているし、 その行為を通じて、名誉や報酬などの形で喜びを与えてくれる場合には、 「手段的なよさ」を持っていると言える。 いずれにせよ、快が得られるが、 前者ではその行為そのものが目的となっている点で、利他的行為と言える。

「その行為そのものではなく、自分の快を目的としているのではないのですか」

「それはおかしな物言いだろう。水泳それ自体を楽しんで泳いでいるとき、 快を追求していると言うだろうか。 われわれは水泳から得られる快を楽しんでいるのではなく、 水泳を楽しんでいるのだ」

「では、利他的行為が『固有のよさ』を持つことがあるとおっしゃりますが、 守銭奴が手段を目的と考えるに至り、お金そのものが目的と化すのと同じで、 『固有のよさ』とは、報酬や賞賛を得るというもともとの目的が忘れられて、 『手段的なよさ』が変化したものに過ぎないのではないですか」

「そうかもしれないし、そうではないかもしれない。 歯医者に行くことは『手段的なよさ』を持つが、 だからと言って歯医者に行くことが『固有のよさ』を持つこと、 つまりそれ自体が快をもたらすことはまずないだろう。 しかるに、利他的行為が『固有のよさ』を持つことがあるというのは、 それは何か守銭奴の場合における錯覚があるというのとは違い、 感性が磨かれたために高級な快を感じられるようになったという ことではないだろうか。すなわち、利他的行為そのものに 喜びを覚えられるというのは、感受性が洗練されたと言えないか」

ちょっと遅目に起きる。 ちゃんとあたかも最後の日であるかのように過ごさないといかん。

だんだん暑くなってきた。そろそろ衣更えをしないと。

あ、スイカとパスネットを洗濯してしまった。大丈夫かな…。

お昼前

大学へ。

夕方

お昼すぎから、某授業の手伝いを少し。

それから時間ぎりぎりに東京駅に行き、仙台行きの新幹線に乗る。 二階建て車両の二階。 地下鉄の駅まで走ったうえ、雨にも降られて疲れていたが、 車内で駅弁を食べてから少し寝たら回復。

問題は、急いでいて以前に予約したホテルの名前を調べるのを忘れてきたこと。 仙台に着いたらネットにつなぐか何かして、ホテルの名前を調べないといけない。 so imprudent.

仙台着。同僚の某氏のおかげでホテルの名がわかり、なんとかチェックインする。 部屋でLANが使えて便利。

真夜中

夜、某学会の懇親会に参加したあとの某氏らと合流して飲み屋へ。 いろいろおいしい食べものを食べ、日本酒を飲む。

そのあと、某教授らも合流し、別のバーで閉店時間まで飲む。 名物のモスコーミュールを三杯飲み、酔っぱらってホテルに戻る。


21/May/2006 (Sunday/dimanche/Sonntag)

早朝

カーテンを開けて寝たせいか、あるいは深酒をしたせいか、 夜明けごろに目覚める。のどが乾いたので、 自販機を探したが見つからず、 仕方がないので水道水に氷を入れて飲む。

さて、起きて散歩でもしようか、あるいは二度寝しようか。

欲求に負けて、二度寝を選んでしまった。 何度か起きたが、よく寝る。

さて、チェックアウトして喫茶店で勉強するか。

お昼

朝遅くにチェックアウトしてから、近くの喫茶店で朝食を食べ、 某発表の準備。 仙台の喫茶店はべローチェがやたらに多い気がするが、気のせいだろうか。

お昼すぎ

お昼は駅ビルで寿司。それなり。となりの人は牛にぎりを食べていた。 それからまた某ベローチェ(朝に行ったところとは別)に来て、勉強。

真夜中

お昼すぎからしばらく喫茶店で勉強したあと、昼下がりから某科研費研究会に出席。 二つ発表を聞いたあと、 「生命倫理学における自律概念云々」という発表をする。 いろいろ有益なコメントをいただき、勉強になる。 できれば議論を煮詰めて、もう一度どこかで発表してみよう。

そのあとの飲み会にも少し参加。 新幹線の時間になったので先に失礼したところ、 飲み会のテーブルに手帳を忘れてきたことに気付き、慌てる。 いろいろな人の携帯に電話を入れてみるが、誰も出なかったので、 泣く泣く新幹線に乗る。新幹線では大宮までひたすら寝ていた。

東京駅に着いて某氏に電話すると、 手帳は預ってくれているとのこと。感謝。 行きはホテルの件で同僚の某氏に助けてもらったし、 今回もいろいろな人に助けてもらった。 I get by with a little help from my friends.

真夜中2

いったん大学に寄ってから帰宅。 明日の発表の準備をする必要があるが、とりあえず寝るか。

今日のニュース

昨日のニュース


22/May/2006 (Monday/lundi/Montag)

少し早起きして、某発表の準備。

真夜中

定時出勤。朝、某院生らと英語文献講読。

お昼、急いで横浜の某大学へ。 電車とバスを乗り継いで行ったが、あいかわらず遠い。 夕方に少し発表。

そのあと、急いで大学に戻り、2年生のガイダンスに付き合う。

夜、某ベトナム料理屋で食事をし、あたりを散歩してから、 買物を済ませて帰宅。買ってきたスプレーを使って、クーラーの掃除をしたり、 数独をしてみたり、 メールを何本か打ったり。

真夜中2

ちょっと仕事。そういえば今日はしらふ。

今日のニュース


23/May/2006 (Tuesday/mardi/Dienstag)

寝不足だが、なんとか起きる。早寝早起きを心掛けること。

「患者様」という表現は、1990年代後半に民間病院で始まり、「医療もサー ビス業」という経営コンサルタントらの意見もあって徐々に拡大。2001年 に厚生労働省が指針で、「患者の呼称は、原則として姓(名)に『様』を付ける」 ことを当時の国立病院に求めたことで、一気に広まったようだ。知人の医師は、 「形式から意識が変わる人もいるだろうから、一概に悪いことではない」と言 う。 (読売新聞)

だそうだ。なんか、起源についていくつか説があるようだ。

そのうち、次のようなことも起きるかもしれない。

「学生様」という表現は、2000年代後半に私立大学で始まり、「大学もサービ ス業」という経営コンサルタントらの意見もあって徐々に拡大。2011年に文部 科学省が指針で、「学生の呼称は、原則として姓(名)に『様』を付ける」こと を当時の独法化された国公立大学に求めたことで、一気に広まったようだ。知 人の大学教員は、「形式から意識が変わる人もいるだろうから、一概に悪いこ とではない」と言う。

お昼前

定時出勤(少し遅刻)。曇り。朝は新聞の切り抜きを少し。

Nuffield Council of Bioethicsが、公衆衛生の倫理に関するパブコメを 募集している。 Consultation Paperを読んで勉強しよう。

お昼すぎ

お昼は某ランチョン・セミナー。 日本と台湾の研究倫理・臨床倫理の制度について。勉強になった。

真夜中

昼下がりから某ミーティング。夏の某シンポの話と、某講義の話。

そのあと、いろいろ雑用をしてから、 ジムのプールで泳ぐ。首が痛いのと、狭いレーンでバタフライする人がいたので、 1.5キロほどで上がる。

夜は同僚の某氏らと某居酒屋で夕食。ビール、日本酒(獺祭)。 楽しく酔っぱらう。日付が変わるころに帰宅。もう寝よう。

それにしても、地方の殺人事件やひき逃げ事件も重要だと思うが、 三日も四日もトップニュースにするべきほどの話題だろうか。 もっと国際ニュースや政治・経済ニュースをやるべきではないのか。

今日のニュース


24/May/2006 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

なんとか起きる。シャワー、朝食。 ひさしぶりに作ったカスピ海ヨーグルトを食べてみたり。

このニュース、 最後の部分が笑える。

いかん、遅刻遅刻。

お昼

定時出勤(ちょっと遅刻)。朝は某勉強会に参加。

真夜中

昼下がり、某院生と学内の某喫茶店に行き、 学振の書類を再度チェック。

夕方、同僚の某氏らと某テキストについて相談。

夜は早目に帰宅。夕方から強い雨と雷。

今日のニュース


25/May/2006 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

なんとか起きる。シャワー、朝食。

朝2

定時出勤。今日は暑くなりそうなので、押し入れから半袖のシャツを出してく る。今週末に押し入れを整理して衣更えをしよう。

真夜中

お昼はランチョンセミナー。NHKスペシャルの「中絶胎児利用の衝撃」を (また)見る。

昼下がり、家賃を払いに行き、プールで泳ぐ。1.5キロほど気合いを入れて泳ぐ。 研究室に戻ってくると、仙台で忘れた手帳が某氏から送られてきていた。 感謝。

夕方から某授業の手伝い。インフォームド・コンセント。勉強になった。

夜、同僚の某氏らと事務室でビール片手に歓談。日付が変わるころまで飲み続ける。 少し酔っぱらう。

今日のニュース


26/May/2006 (Friday/vendredi/Freitag)

早起き。大学に行かねば。

朝2

某授業の手伝い。今日は半袖だと少し寒い。

今日のニュース


27/May/2006 (Saturday/samedi/Sonnabend)

夜中

ちょっと海を見に鎌倉へ。 ついでに鎌倉文学館、 長谷寺、鶴岡八幡宮などに立ち寄る。雨だったせいもあるのか、 観光客が少なく、ゆっくりできた。

鎌倉文学館は旧前田侯爵家別邸を1985年に改装して使用しており、 旧古川邸を思わせる作りで、由比ヶ浜を見渡せる高台にある。 たまたま行くと、与謝野寛・晶子展がやっていて、 二人の業績や恋愛について解説されており、おもしろかった。

ところで、与謝野晶子の「道を云はず後を思はず名を問はず ここに恋ひ恋ふ君と我と見る」(『みだれ髪』)などに見られる浪漫主義は、 いかにも不合理な感情に流されることを是認する危険な思想だ:-) とはいえ、良い功利主義者なら、直観レベルではある程度このような 「後先を考えないで恋愛をする」を認めるんだろうか。

それにしても、鎌倉は海も寺もあって素晴らしい。 たぶん次に引越すとすれば鎌倉だろう。

夜、疲れて帰宅。

真夜中

今日の早朝に、ジャワ島中部で強い地震があり、 死者は3000人以上と考えられるとのこと。気の毒。

今日のニュース


28/May/2006 (Sunday/dimanche/Sonntag)

お昼前

よく寝る。

真夜中

お昼すぎに家を出る。某海鮮丼屋で昼食。本三の喫茶店で新聞(と居眠り)。 今日まで五月祭があったため、本郷通りはごった返していた。

夕方、大学に行き、しばらく勉強。あまり集中できなかったので、 文献をコピーして春日の某喫茶店へ。あまり長居せずに帰宅し、 少し寝る。今日は休日モードに入っているようで、あまり生産的でない。

夜は自宅でカレー。

ジャワ島中部地震のこともあり、 MSFに少し寄付。

真夜中2

ぼーっとしていると、あっという間に一日が終わってしまった。まずい。

今日はしらふ。

メモ。読んだ本や論文の内容をかたっぱしから忘れており、 ひどい場合は数年前に一度読んだという事実さえ忘れている。 速読術は身に付かなくてもいいから、 せめて読んだものの概要だけでも記憶しておく術はないのか。

今日のニュース


29/May/2006 (Monday/lundi/Montag)

真夜中 (午前)

R・ドゥウォーキンの文章はなぜ読みにくいのだろうか。 何か魅力に欠けていると思う。抽象的すぎるのかな。 それとも、当たり前のことを難解な仕方で延々と語っているからだろうか。

よく寝る。

押し入れから扇風機を出す。

夕暮れ時

定時出勤(今日も少し遅刻--自己批判せよっ)。 午前中は某英語文献講読。医療資源の配分。 the rule of rescueにからめた、maximinかmaximizeか、というような話。

お昼は同僚の某氏と某サブウェイで。シーフード・クラブというのは よくわからん味がするのでダメ。

そのあと、某氏の仮の研究室で、無線LANの設定を手伝うが、 なかなかうまく行かず。

夕方、研究室に戻ってきて、ちょっとクリシンの勉強をする。 FisherのCritical Thinking: An Introductionは、 翻訳が出ているようだ。 Antony FlewのHow to Think Straightなんかも翻訳すればいいのに と思うが、こういうのは今ひとつなんだろうか。 たしかに練習問題が付いている方が良い。 クリシンというのは、公文式でやると良い気がする。

夜中

夜、プールで2キロ泳ぐ。

そのあと、某海鮮丼屋で夕食を買い、 同僚の某氏とビールを飲みながら事務室で夕食。クリシンの話など。


30/May/2006 (Tuesday/mardi/Dienstag)

定時出勤。

昨晩はドゥウォーキンの論文を読んでから帰宅。 自宅でネットにつながらず、7時のニュースも録り忘れていたので、 さっさと寝る。

お昼前

新聞の切り抜き。

夕暮れ

お昼は某ランチョン・セミナー。

そのあと、高田馬場な某氏が学生を連れて訪ねてきたので、 ちょっと喫茶店に行き、某密談。

昼下がりから某ミーティング。今日は議題も出席者も少なく、すぐに終わる。

夕方、ちょっと某原稿に目を通す。 数独も一題解いてしまう。

夜は同僚の某氏とカレー。 そのあと、椅子に座ってしばらく寝る。

真夜中

夜、研究室でベンタムの勉強をしてから帰宅。

お腹が減ったので去年の素麺を食べてみる。今のところ大丈夫。

ネットにはまだつながらず。今日もしらふ。

今日のニュース


31/May/2006 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

起きてシャワー、朝食。だんだん気温が上がってきたな。

朝になってもネットにつながらないので、管理人さんのところに相談に行くと、 現在調査中とのこと。

ネットにつながらない生活というのは、10年前までぐらいまでは当たり前 だったわけだが、今では異常事態だよな。そのうち、移動中でもネットに 常につながっているのが当たり前になるんだろう。

しかしまあ、ネットがないと寂しい一方で、落ち着く気もする。 考えてみれば、つねにメールをチェックするというのは、 しょっちゅう郵便受けを覗いているようなもので、 ネットサーフィン(死語? 今は何て言うんだろう)するというのも、 玉石混交の本屋か百貨店(あるいは文化祭?)の中を常にうろうろしているような もので、心が落ち着くわけがない。

コンビニが24時間やっているのが問題だとしたら、 ネットも夜9時ぐらいにシャットダウンしてしまうというのはどうだろう。 そうすると、夜中はやることがなくなって子どもは早寝早起きの習慣が付き、 大人は子作りに励んで少子化に歯止めがかかる…とかなんとか。

朝2

定時出勤。

昼下がり

午前中は某勉強会。

教育と研究の両立?

そのあと、いろいろ雑用を済ませ、某スタバで昼食。 某講師にいただいた、 文科省の大学院改革についての「大学院教育振興施策要綱」を読む。 たしかに、「研究の片手間に教育をやる」という従来の徒弟制度では、 よほど優秀な研究者が集まらないかぎり、 国際的に魅力のある大学院は作れないだろうと思う。

しかし、 教育と研究がそれほど分化していない徒弟制は止めて教育と研究を切り離し、 両者について本腰を入れてやるとなると、 大学で働く研究者は二人分働かないといけなくなると思うのだが、 その場合、優秀な研究者は給料は二人分もらえるんだろうか。

ひょっとすると、「学生は研究者の背中を見て教育されることはないが、 研究者は教育を通じて研究が進捗する」ので、 徒弟制はダメだが、研究者は教育と研究をやることで二人分働くことには ならないという風に考えているのだろうか。 しかし、 これまでの(わずかな)経験からすると、教育メソッドが完成すればするほど、 教育と研究は切り離されてしまうような気がするのだが。

まあ、いずれにせよ、今後は教育レベルと研究レベルのバランスをどう取るか が問題になっていくんだろう。

ついでに、大学院生に対する博士号の乱発はもう始まっていると思うが、 「要綱」を見ていると、「教員の学位の保有状況」もそのうち調査・公表の対象 になりそうなので、教員に対する博士号の乱発というのもいずれ起こるんだろう。 そうなると、 「一億総博士」とか、「学位デフレ」なんていう言葉がそのうち出てくる気がする。 あれ、前者はすでに出回り始めているようだ

昼下がり

お腹の調子が悪い。

ベンタムの勉強中。文章を書くのは、やはり莫大なエネルギーがいる。 脳に小型の原子力発電装置が取り付けられないものか。

夕方

ベンタムの勉強中。まだお腹の調子が悪い。

一件、某院生と密談。

セカンドだけど、英文雑誌に論文が載ったので宣伝。 科学者の不正行為に関する論文。 この論文を投稿する寸前に韓国の捏造問題が起きて、 ビックリしたのを覚えている。

真夜中

夕方、ベンタムの勉強やら雑用やらしたあと、プールで1キロ。 お腹が減っているうえに全力で泳いだため、ヘトヘトになる。

夜、新宿に行き、某氏と夕食。 ビール、黒霧島のお湯割り。喫茶店に寄ってから帰宅。

今月も微妙に赤。

今日のニュース


KODAMA Satoshi <kodama@ethics.bun.kyoto-u.ac.jp>
Last modified: Sat Dec 19 15:59:04 JST 2015