先日、6月に患った尿閉・高熱をきっかけに発見された前立腺肥大の手術を受けた。まあ採石位とかいうあられもない姿で手術を受けるので、気恥ずかしいやら、何やら、またバルーンはどんなに痛いんだろうなど心配だらけ。日頃患者さんの頭切っているのに、自分のこととなると心配だらけででした。まだその後遺症で少し激しい運動をすると血尿になるので、筋トレは開始できていません。(9月12日：再開しています）
ところで筋トレといえば、入院の前日に指導付セッションを受けたのだが、色々な手の向きや幅で懸垂を何度もさせられ、慣れていない運動だったので、手術前後含め、腕がぱんぱんだった。入院後数日は腕を曲げるのも上手くできない次第である。ことはそれだけではなく、手術前―後4日目までCPK（クレアチニンキナーゼ：心臓や筋肉や脳の破壊で上昇する）が異常に高値で主治医のE先生が、どこか痛くありませんか？と心配される始末。あまり高値が続くと腎障害になるので、点滴か飲水を多量にするかのチョイスを聞かれたくらいである。私がそれは多分上記の筋トレが原因です、、、と言ったら、、、E先生“えっ”という感じでした。筋トレも無理にすると腎障害きたし得るくらいCPKが上がるらしい。それで水をたくさん飲まないといけないのか、。と納得した次第です。
話を戻します。さてその手術・入院生活で支えられたのは、もちろん家族の励ましもあるが、何しろ大事なのは、受け持ちの先生の自信 を見ること。そう難しい手術ではないのかもしれないが、気楽な感じでICをしてくださったK教授とE先生には感謝である。ま、術中のカッコは仕方ないし、尿道カテーテルないとまた尿閉になるので、仕方ないな、と納得した次第。
もう一つの大きさ支えはなんと言っても看護師さん達の優しさと丁寧さ、そして狼狽えないこと。でした。医師は朝1回顔出してくれるくらいだが、看護師さんは、ちょくちょく顔を出してくれる。特に膀胱洗浄している時には、夜中でも尿の色や量をチェックしに来てくれる。また何かあればなんでも対応してくれる。決められた時間の血圧、体温、血中酸素濃度の測定。（これは外来で抗生物質の点滴を受けているときも1時間おきくらいにしてくれてました）
何せ酸素マスクしている時期やバルーンから膀胱洗浄している間は何も動けやしませんので、大変助けられるわけです。
実は翌日になるとシャワーも浴びさせてもらえたので、全身清拭（エイン部含めて）のオファーは受けたが、お恥ずかしいので、遠慮したのだが、ちょっと、、心残り。（かな）
意識がはっきりしてて全身清拭されるって、、どんな感覚なんでしょうかね。。赤ちゃんに戻った感じになるのでしょうかね。。
看護師さんは病院の宝だな。とつくづく思いました。
医師の自信と看護師さん達の心遣い が入院や手術の支えだとよくわかりました。
もう一つあげるとすると。
食事内容も日頃ドC級グルメを自称し、ワクチン摂取日でさえ飲酒を欠かさない自分が１週間近く、病院食の薄味とお酒なし。に耐えられるのかというのも大きさ問題ででした。だが実は日本医科大学付属病院には院内セブンイレブンという優れものがあります。夜中でも買いだしにいける。また折りもよろしくセブンでは夏のカレーフェアをやっており、私の大好きなデリー（上野ではなく銀座店）や魯加、Erick Southとかいったカレーの名店監修のものを販売していた。だがメインを購入するわけには行かないので、ちょっと追加食事だけで、入院中は基本夜食にデリー監修のドライカレーおむすびを購入して食していた。（200Calくらいのオーバーではありますが、その分各食事のご飯やパンを食べるのは減らしました。。）これを文京区の夜景と満月！を見ながら食べるのは、お酒を飲めないにしても結構な癒しだった。また食事も慣れると美味しい何やら、で食事の時間が来るのが楽しみになってきてました。
最近の病院食は、色々味付けや、バラエティに気を使っています。
まだちょっと不安が残る体調ではありますが、なんとか復調して業務に復帰は果たしております。また後半の数日はバルーンも点滴もなく、スポーツウエアで過ごし、あまり込み入ったデスク仕事はやる気にならないので、読書三昧。お堅い本は数冊にして、あとは妻に薦められた原田マハさんにハマってしまいました。
原田さんはあまりお酒は飲めないらしいですが、グルメ、美術、焼き物、温泉、旅好きときて、、ほぼ趣味が一致しており、原田さんの書かれた、さまざまな人生を楽しんで読んでいます。
今日も実は「風のマジム」を読みながらこれを書いてます。すぐに波照間島産の泡盛と沖縄県産のアグリラム(COR COR)を購入しました。
入院と言いながら、かなりリラックスした時間を過ごすことができました。留守の間ご迷惑をおかけしました。
また色々励ましのお言葉ありがとうございました。
病院生活の写真を添付します。
