森田明夫のやってきたこと 1982〜2023

年賀状、Google翻訳とAIの活用

あけましておめでとうございます。皆様どの様な新年を迎えられたでしょうか?よくいう寝正月、それともちゃんと病院で論文などを仕上げていましたでしょうか?当直や手術で大いそがしでしたでしょうか?

今年はコロナで活動や移動の自粛が叫ばれ、年末にはとうとう東京のコロナ新規患者が1000名を大きく超え次のステージに着実に向かっていることを示しています。これから再度緊急事態宣言が発出されるかも知れず、学生の講義やClinical Clerkshipはどうなるのか、研究活動はどうするのか、そして入学試験や国家試験はどうなるのか、留学や留学受け入れはどうなるのか?非常に心配なところです。

さてそんな中でも、我々は少しずつでも新しいことに進んでいかねばなりません。来年4月には新たな力強い仲間も加わってくれることが決まっています。本当に楽しみです。ぜひ彼らや若手の人たちが伸び伸び成長できる、同時に患者さんたちのためになる、かつ世界に新しい知見や手術を発信できる機関でありたいと思います。

 

今回は年賀状と思ったことについてお話しです。年賀状にはいろいろお考えもあり、若い人や発展的な方はメールで挨拶を送る、Lineで送る、などいろいろな代替の手段を取られていると思います。デジタル化担当相みたいな役職もでき、印鑑も廃止などという世界になるのだそうですから、紙の葉書を1枚1枚送るという風習は、だんだん薄れていくのでしょうか?ちなみに私は自分では毎年約600通弱の年賀状を出し、さらに関連・連携・紹介施設には医局から400通弱、合わせて1000通ほどの賀状を出させていただいています。妻にはいつまで続けるの、、?と毎年聞かれますが、できるだけ続けていきたいと思っています。というのは普段お話しすることのできない人や昔の患者さん、旧友から、定型的な文書の端っこにちょこっと記載された自筆の一筆がとても大切だからです。これが面倒くさくなって送信のボタンを押すだけになったら、自分ももう引退という時期なのかな。と思います。(すなわち私から年賀状が届かなくなったら、何かあったか、引退したかと思ってください)これも個人情報管理の上で、いろいろ考え方があると思いますが、医局、教室の住所録に大学や病院の住所しかない若者が増えていることです。こう言った人たちは、年賀状の受け取りを拒否しているのだと思いますので、出していません。ただ一方で住所録の管理も重要で、下手に出回れば、マンションや保険の勧誘がくるし、さらに悪いことに活用されてしまうかも知れないのです。この簡単に情報が手に入りデジタルでやり取りされる時代、なかなか情報管理が重要です。

Cushing先生は手術した患者に必ず年に一度彼に現在の状況を記した手紙をくれる様に頼んでいたそうです。当時(1910-30年代)米国ではCushing先生のいらしたBostonやNew Havenに西海岸とか南部とかから受診しようとすると数日がかりの旅でしたので、非常に簡便な徹底した経過観察の方法だったのだと思います。この様に電子機器が発達し、また電話、メールその他の通信手段の発達した現代でもなかなか真似のできない確実な経過観察手法なのだと思います。今上記デジタル情報が駆使できる様になっても、その背後に個人情報守秘の大きな壁がありなかなか簡単にはできないというのが現状です。自分のコンピューターに患者さんの情報を保管しておくことも固く禁止されています。

 

さて年賀状の話に戻ります。今年の年賀状で気がついたのはKey wordは当たり前ですがCORONAです。その他とても気になったのがH先生の送ってこられたGoogle翻訳に関する内容です。皆さんはGoogle翻訳をご存知でしょうか?最近SNSで外人の記載した文章が日本語で書かれていることにお気づきになりましたでしょうか?H先生は私の課した(?)課題(卒業年数=自己のFirst author英語論文数)を着実に守られ、達成されている先生の一人です。ほかM先生も近いです。彼がそのGoogle翻訳機能のおかげで英語論文を書くことが非常に楽になり、普段の英語力が落ちてきていると言うのです。実は私が現在進めている国際研究(くも膜下出血はなぜ日本人に多いのか?)で、スイスの共同研究を依頼していP Bijlenga先生と話している時も、プロトコールを日本語でいいので送ってくれと言うのです。英語訳するのに時間がかかるからと私が言ったからですが、Google翻訳は使えると言うのです。実はGoogle翻訳にそこそこ長い文章を入れるてもかなり正確にそれを翻訳してくれるのです。ですので、自分は全く読めない韓国語やフランス語、スペイン語の文書でもかなり正確に、まあ意味は通じるくらいに翻訳してくれるのです。これは以前から話題にしているAIの格段の進歩に伴うものなのです。まだまだ私は使いこなせていないのですが、ぜひ皆さん使ってみて、どんな論文でも英訳して出版することをしてみてください。そのためには理解できる筋の通った日本語文章をしっかりと書くことが重要です。まずそれができないと翻訳もなんだこれと言う文章になります。

この様にAIがいろいろ身近なところで使える様になってきた時代では、もっとも我々に課された重要な命題は、「課題」を見つけること。「疑問」を見つけること。誰もが解けない、不明と思われることをなんとか解決しようとする「意思」を持つことなのかと思います。何しろいくら周りが便利になっても、自分がやる気と活力を持って進まなければ何も始まらないしすすみません。

皆さん、今年一年どの様に我々の社会活動が制限されるかわかりませんが、デスクワーク、新しい趣味を始めるなど、色々な可能性があります。夢と意思があれば、何かをはじめられます。1年頑張りましょう。そして振り返って、無駄な1年ではなかったと思える様にしましょう。

 

下記は上記2センテンスをGoogle翻訳したそのままです(かなり美しい英語です。自分ではここまで書けません。):

In this era when AI has become available in various familiar places, the most important proposition imposed on us is to find "problems." Finding "questions". I think that it is to have the "will" to somehow solve what seems to be unknown that no one can solve. No matter how convenient the surroundings are, I'm sorry that nothing will start unless I move forward with motivation and vitality. Everyone, I don't know how our social activities will be restricted this year, but there are many possibilities, such as desk work, starting a new hobby, and so on. If you have a dream and will, you can start something. Let's do our best for a year. And look back and make sure it wasn't a wasteful year.

 

 

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