毎年思うが、今年の夏の暑さは半端ない。朝6時台に家を出るとまあ大学までの2kmを歩くのもそれほど苦にはならないが、7時台、またはもうちょっと遅く8時台になると、小学生と出くわすためもあるが、暑さは半端ない。日陰も減ってくるし、風が吹いてももわっあったかい。
さて日本では昔からこの暑さ対策のために、涼しげな工夫がなされてきた。冬は寒く欠点も多いが、木で家を作り、障子で日をよけ、風通しの良い家の構築が日本の伝統建築だ。そして京都とか古い街では、路に水をまく打ち水が行われ、気化熱で路の暑さや照り返しを和らげ、周囲全体の気温をさげようとした。風鈴はどれほどの効果を上げるのかわからないが、まあ一応涼しげな音を立てる。やはり私は金属の風鈴よりもガラスの方が好きだか、でも音は金属の方が良いかな。。皆さんはどう思いますか?
昨年の今頃は、オリンピックで暑さ対策と称して、マラソンの通路とか、周囲の観客席に霧をまく装置が作られていたように思う。無観客になったし結局はあまり使われていなかったようだが、本来なら打ち水方式の道路を冷やす手段の方が良かったのではと思いますが、滑って転ぶ人もいるか?またはちょっとは涼しいかもしれない山の上の方でするとか、、越後湯沢には道路に雪溶かしのための噴水装置もあるし。
また最近は特に若い女性を中心に目の前に小型の扇風機みたいなものを抱えて歩いている人をよく見かける。特に携帯を見ながら歩行している人に多い。日本には昔から扇子や団扇という手動の扇風機があったが、なかなか携帯を見ながらうちわを仰ぐのも大変なのだろうか? 私の場合、何しろ扇子の忘れ・無くしもの率が高く、買っても必ず無くす。暑いので、しまわないで脇にいて忘れてしまうのだろう。高いのを洒落て買っても無駄にするのでななかな最近は購入していない。
次の最近の私の対策であるが、「空調服」というのをご存知だろうか?
今は模倣品がworkmanとかでも作られており、NHKの番組でも昨年、広島県府中の大手メーカーとのパテント訴訟の話と開発の話が紹介されていたくらい苦労して作り上げた逸品である。本当に涼しいのか?と思われる人もいるかもしれません。
この6月末から使い出したのですが、腕のないタイプです。
服の中に空気を外から流し込み、腕や首のところから抜けて行きます。
マシュマロマンみたいなぽっこりした雰囲気になるのですが、これ多分暑いところの一箇所に止まって活動・作業する人(交通整理、建築現場、道路工事などなど)にはとても良いと思いました。また下は薄着にするのがベストです。そうするとかいた汗が流れる空気で蒸発して、ひんやり感がます。また前もってひんやり(cool)body sheet(これもすぐれもの!)で皮膚を気化熱敏感にしておくと良いような気がします。空気の流れを皮膚に感じないようなしっかりしたものだと、汗でしみた服が乾く時の気化熱でヒヤッとするかもしれません。昨日来年の学会のために、理科大に行って校内を見学したのですが、中の空調はちょっと温度をあげてあるので、その時に効果は抜群でした。ただ私の周りはファンの音がするので、ちょっと違和感を感じられてしまいます。
また歩いている時はどうも、歩く方に気がとられてあんまり気化熱凉を感じてません。それより照り返しの反射熱がすごすぎです。やはりUCカット機能のある男性用の日傘、つばひろ帽子が必要かなと思う今日このごろです。
皆様も色々な暑さ対策を考えられていると思います。
良い知恵があったらご教授ください。
恒例ですが、食事もとても大事。涼しげな食事もいいですね。昨年から夏にはよく桃と白身魚のカルパッチョをよく作ります。これがシャンパンとの相性!!抜群です。ミントとレモンの具合が肝です(塩胡椒、カイエンペッパー少し、レモン半分、オリーブオイル小さじ2位がドレッシングです)。活力のつく食事もこの暑さ対策には欠かせませんね。根津にはとんかつのすごい名店があって、そこのとんかつもとても良いのですが、エビフライ(450円)がすごいのと冬のおおぶりなカキフライが絶品です。昼のランチについてくる、何年継ぎ足しているのかと思うような、こくのある豚汁も最高です。また先日うかがった浜松(第8回医療安全学会、来年3月に第9回日本医療安全学会を開催します)では鰻が非常に美味しいです。
皆様も夏を元気にお過ごしください。