さる７月19日に日本医科大学脳神経外科教室開設50周年記念式典を開催いたしました。160名を超える先生方、関連諸氏にご参会頂き盛会裏に終えることができました。ご協力、ご支援大変ありがとうございました。また会に先立って開催されたニューロサイエンスセミナーでは順天堂大学新井医学部長から私立大学の医療における役割、今後の脳神経外科の展望、PMDAの近藤理事長には医薬品、医療機器の認可のスピードアップと安全性の担保、大学の関与のありかたなどをご講演いただきました。数々の御祝辞の後、杉浦先生、矢嶋先生から日本医大能神経外科の創生期から現在の教室の原型となる時期のお話をスライドを交えて拝聴できました。特に千駄木の病院の下手（いまの東館のあたり）に銭湯の煙突がみえる写真には一同が感銘しておりました。ありがとうございました。この場をおかりしてお二人のお話に感謝いたします。

さて付属病院も新病棟が半分完成し先週末より稼働を開始しました。まだまだ混乱もありますが、すこしずつ新しい風がふいてきているように思います。

この50年を踏まえて、さらに心機一転　次の50年、100年に向けて力をつけ、さらに進歩してゆきたいと思います。

３つのテーマがあります。

12. 高いレベルの医療の質の維持
13. 新しい医療の構築
14. 新しい人の育成

です。それを成し遂げるために、教室をさらに国際化し、様々な診療科、基礎医学教室、そして他大学、他企業とも積極的に連携ととりつつ事業を進めたいと思います。ぜひ今後も教室の発展のために御叱咤と御協力をお願いいたします。