森田明夫のやってきたこと 1982〜2023

森田先生の思い出

五反田リハビリテーション病院副院長
日本医科大学武蔵小杉病院 元病院教授

喜多村孝幸先生

森田先生 無事定年御退職を迎えられ、誠におめでとうございます。
10年間本当にお疲れ様でした

脳神経外科学会事務局での思い出:

森田先生とは約20年以上前から日本脳神経外科学会の総務委員、専門医試験会場委員としての御付合いがあります。森田先生は桐野教授を支え、私は寺本教授を支えるという立場で年に数回は少人数の会議で一緒になり、夏の脳神経外科専門医試験では5日間泊まり込みで一緒に仕事をする仲間でした。特に夏の脳神経外科専門医試験の際は(以前倫理的にあまり厳しくなかった頃)、日中は非常に緊張した状態で仕事をしているため、夕食は私がA級グルメ担当(主に高級フレンチ)、森田先生がB級グルメ担当(居酒屋、沖縄料理など)として、全国から試験の御手伝いに来られている各大学の准教授、講師クラスの方たちの慰労をするのが常でした。森田先生と私は大学卒業が同期ということもあり、まさに「気の置けない仲間」というお付き合いでした。

医局通信:

森田先生が日本医科大学に着任してから、医局から医局員・同門会員に毎月月初めに「医局通信」をメール配信するようになりました。その中で森田先生は毎月エッセーを寄稿してきました。内容は多岐に渡っていて、ご自分が思ったこと、感じたことをかなり率直に述べておられました。「私だったらこんなプライベートなことは書かないなあ」というような内容も書かれていて、こういうところが森田先生のお人柄を表していました。中でも私にとって最もためになったのは、森田先生の「OOザップ体験記」でした。森田先生はかなりの投資をされて得られた「OOザップ体験」をかなり詳細に披露してくれました。私はそれを参考にして、投資ゼロで6kg減量に成功してリバウンドもしていません。勿論森田先生は私の2倍以上の減量に成功したそうですが、森田先生のお蔭で投資ゼロ、ジム通いもゼロで減量に成功したことは、偏に森田先生のお蔭と心から感謝しています。
医局通信と言えば、森田先生のフランクな内容のエッセーの直後には毎月武蔵小杉病院の足立教授の神経解剖の超難問が控えていて、そのギャップに苦笑しながら難問に挑戦していたのも楽しい思い出です。
森田先生には教室の若い脳神経外科医(私の息子も含めて)の指導に力を注いで頂いて、心より感謝しています。先生の撒かれた種は、きっと大きく花開くことと思います。
先生にはくれぐれもご自愛の上、手術と趣味の世界に心置きなく突き進んで行かれることを祈っております。先生とは今後もお付合いが続くと思いますがどうぞ宜しく御願い致します。