森田明夫のやってきたこと 1982〜2023

脳動脈瘤研究につき今後共よろしくお願い申し上げます

国立循環器病研究センター研究所分子薬理部 室長

青木友浩先生

森田先生におかれましては、私共の研究に御指導賜りつつ御一緒させて頂く機会を頂きましたこと感謝申し上げます。この度、御退官の節目を迎えられたことおめでとうございます。
私は、京都大学大学院医学研究科の大学院生時代から一貫して脳動脈瘤のモデル動物を使用した研究を実施してまいりました。その中で、脳動脈瘤の領域で本邦発のエポックメイキングな森田先生らによるUCAS JAPANの論文公表に触れ、大変感銘を受けました。そして、幸運にも先生の前座として公演させていただく機会を得て、ご挨拶させていただきした。その後、私共の研究のアウトプットとしてのマクロファージイメージング法の開発等でご指導を頂くとともに、脳動脈瘤標本のご提供等で私共の研究へご協力いただいたり、先生が主導されるくも膜下出血の人種差を解明するための研究へ参加させていただく等、脳動脈瘤に関する研究につきまして幅広くご指導を頂く機会を頂きました。また、先生の広い人脈の中で多くの先生方に引き合わせていただき、研究の発展を可能としてくださいました。先生には、私共のような小さなグループの研究にご興味を持っていただき本日に至るまで継続してご指導いただきましたこと、感謝に堪えません。今後も、引き続き宜しくお願い申し上げます。
私は、学外の人間としてご指導を頂きましたが、先生のフランクな感じの中でも非常に鋭い洞察の上で常に適切なコメントをされることに感銘を受けてまいりました。今後共、是非私共の研究活動及び医療開発に御指導のほどよろしくお願い申し上げます。