森田明夫のやってきたこと 1982〜2023

Curiosityの人

総合東京病院・脳神経外科

森健太郎先生

森田教授、退官おめでとうございます。
森田教授とは卒業年度が同じ昭和57年組です。私は4年前に防衛医科大学校を勝手に辞めてしまいました。もし辞めていなければ私も森田教授と同じ時期に満期退官だったのだなと少し寂しい気持ちになりました。さて、私は有名な森田教授をずっと昔から存じ上げておりましたが、色々とお声かけいただきましたのは、私が順天堂大学から防衛医大に移った10数年前からだと思います。頭蓋底外科や脳卒中の外科など森田教授の専門分野を私も勉強しておりました縁と脳神経外科昭和57年会でご一緒するようになり親しくしていただけるようになった次第です。森田教授はご存じのように偉大な脳神経外科医でありますが、その探究心は脳神経外科にとどまらず、あらゆる領域(グルメにも)に及んでいることです。すなわち、森田明夫教授は一言でいうと「好奇心の人」と言えると思います。一緒にお酒を飲んでいても、いつもニコニコと新たな好奇心の対象について教えていただきました。この好奇心の強さが脳神経外科学会の泰斗を生んだものと勝手に思っております。一方、森田教授は忍耐の人でもあります。以前は一緒に酒を飲みながら、お互いのγGTP値の高さを自慢しあっておりましたが、数年前から森田教授はライザップを始めて見事にダイエットに成功されました。私は心の中で「どうせ1〜2年で元に戻るであろう」と思っていましたが、見事にリバウンド無しで体型を保っています。私も森田先生を見習って本気でライザップを始めようと思いましたが、持続する自信が無いため今も暴飲暴食で高いγGTP値を保っております。すなわち森田教授の本質は好奇心と忍耐力であります。
さて、この写真は2017年にイスタンブールで行われたWFNS meetingの時に、森田教授と2人で学会場からエスケープしてモスクなどを見学にいった帰りに立ち寄ったカフェでの写真です。森田教授は地元の人が普段食べる食べ物をオーダーしてうれしそうな顔(ライザップ前の写真です)をされています。しかし、実際はあまりおいしくなかったとガッカリされていました。これも森田教授の好奇心の一つです。
日本医科大学脳神経外科教授を退官されても、これからも先生とご一緒にお酒を飲みながら、先生の新しい好奇心の対象について教えてください。楽しみにしております。


ISTABUHLにて