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東北大学大学院医学系研究科医科学専攻先進成育医学講座胎児医学分野(室月研究室) ホームページ

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写真左より今井,小川(CGC),室月,齋藤,宮下,石川 (2022年8月19日)

先進成育医学講座胎児医学分野は,東北大学大学院医学系研究科の連携講座であり,宮城県立こども病院内におかれています.宮城県立こども病院は東北大学の臨床研究拠点病院と位置づけられており,大学院教授に任命された専門医師が連携講座を開講し,博士号を目指す医師らを指導するものです.

当講座の室月淳は,東北大学大学院教授と宮城県立こども病院産科部長を兼任しています.産科診療としては,超音波断層装置や遺伝子検査などを駆使した胎児診断と,胎児鏡下手術や子宮内シャント術などの積極的な胎児治療を特徴としています.研究面では,東北大工学部との共同研究である位相差トラッキング法の臨床応用,胎児骨系統疾患の診断と管理,マイクロアレイ法を用いた胎児診断などのテーマに取り組んでいます.

当科医師はこども病院の診療に携わりながら,同時に社会人大学院生として勉学と研究により博士号を取得することも可能です.当講座では成育医療研究,胎児医療の拠点として,レベルの高い医療人の養成を目指しています.当科,当講座で胎児医療を学びたい,臨床研究に取り組んでみたい,学位取得に興味があるといった方がからのご連絡をお待ちしています.

 

 当科で働きたい,当講座で研究をしたいと考えているひとのために Click!!

当科スタッフ,および連携講座大学院生を募集中!!!

宮城県立こども病院産科で胎児診断胎児治療,臨床遺伝学などを学びながら,同時に東北大学大学院で研究して学位取得をめざしませんか?

当講座の正式名称は,「東北大学大学院医学系研究科医科学専攻先進成育医学講座胎児医学分野」といいます.連携大学院講座とはなにかについてくわしくご紹介いたします.大学院生を全国からひろく募集中です. → 紹  介

 

 第44回日本母体胎児医学会学術集会報告 Click!!

当科の企画・主催による第44回日本母体胎児医学会学術集会は9月2-4日の3日間仙台でおこなわれました.参加人数が400名をこえる大盛況でした.学術集会についてご報告いたします.

 

 研究室ニュース Click!!

当講座の話題やトピックスです.随時更新いたします

研究室ニュース(2013年〜)
研究室ニュース 過去の記録(2009〜2012年)

 

 胎児治療について Click!!

子宮の中にいる胎児を治療する「胎児治療」が国内でも始まっています.超音波診断の発達により胎児の理解が進み,出生前に治療することで命を助けたり,障害を軽くできる病気の存在が明らかになったためです.内視鏡の一種である「胎児鏡」を用いて治療する双胎間輸血症候群もそのひとつです.「胎児鏡下胎盤吻合血管レーザー凝固術」は,麻酔下に超音波ガイドで母体腹壁をとおして子宮内にスコープを挿入し,胎盤上にある両児間の複数の吻合血管を観察同定後に,レーザーを用いて凝固焼灼して両児の循環を完全に独立させる手術です.

わが国での胎児鏡下胎盤吻合血管レーザー凝固術は,現在7施設(宮城県立こども病院のほか,北海道大学,国立成育医療センター,聖隷浜松病院,国立長良医療センター,大阪府立母子医療センター,徳山中央病院)で行われており,これまですでに1000例以上の施行実績があります.きわめて予後の不良であった双胎間輸血症候群の予後を胎児鏡下レーザー手術は劇的に改善しました.われわれは「将来の人類となるべき胎児は医療の対象,患者として扱われるべきである」という”Fetus as a patient”という理念を大事に進みたいと願っています.

 

読売新聞夕刊(2015年5月1日)記事より

胎児輸血について(2015年2月1日)
骨系統疾患の胎児治療の可能性(2014年8月28日)
胎児鏡下レーザー手術の胎児循環への影響(宮下進)(2013年5月12日)
胎児鏡下レーザー手術を経験して(手記) (2013年2月17日)
本邦における胎児治療の私的歩み(2012年4月22日)
胎児治療の現状と将来(2012年4月10日)
双胎間輸血症候群に対する胎児鏡下レーザー手術(2012年4月10日)

 

 非侵襲的出生前遺伝学的検査(NIPT)(いわゆる新型出生前診断) Click!!

非侵襲的出生前遺伝学的検査(NIPT),あるいは母体血による胎児染色体検査にかんする資料と論考集です

 

 保因者(キャリア)診断 Click!!

遺伝性疾患の保因者をスクリーニングし,妊娠前に児の罹患リスクを評価する検査です.NIPT,いわゆる新型出生前検査のつぎに日本に来るといわれる,次世代の検査である保因者診断についての文章をここにまとめました.

 

 胎児診断について Click!!

胎児超音波検査,羊水穿刺,絨毛生検,臍帯穿刺(PUBS),胎児組織生検などのノウハウと合併症について,さらに採取検体のとりあつかいの基礎などをまとめたものです.経験にもとづく実際的な知識にしぼって解説しております.

 

 講習会・カンファレンス開催実績

周産期関係講習会・カンファレンス開催 Click!!
当講座が中心となって企画開催してきた周産期関係の講習会やカンファレンスをまとめてみました.NCPRやALSOなどの臨床実技講習会は,下の「NCPR・ALSOなどの実技講習会開催」に別にまとめています.
臨床遺伝講習会・カンファレンス開催 Click!!
こども病院あるいは当講座が中心となって取り組んできました臨床遺伝や遺伝カウンセリングについての講習会,カンファレンスの実績です.
産科救急・新生児蘇生などの実技講習会開催 Click!!
われわれ胎児医学講座では周産期医療における社会的貢献を目指し,臨床実技プログラムに基づいた講習会の開催に積極的に取り組んでいます.NCPRは新生児蘇生法,ALSOは産科救急についての臨床実技プログラムです.
第10回日本胎児治療学会学術集会開催のご報告
2012年11月30日(金)〜12月2日(日),仙台情報・産業プラザ(アエル5階)おいて,第10回日本胎児治療学会を主催いたしました.同時に,第5回胎児骨系統疾患フォーラム(12月2日),第576回宮城産科婦人科学会集談会併催(12月1日)も併催しております.そのご報告とお礼です.

 

 遺伝子の時代と遺伝カウンセリング Click!!

ポストゲノムの時代を迎え,臨床における遺伝カウンセリングの重要性は非常に高まっています.周産期医療では出生前診断の問題も絡み生命倫理の視点からの考慮も不可欠です.人類遺伝学あるいは遺伝カウンセリングなどに関しての文章と資料をまとめています.

遺伝カウンセリング一般
出生前診断
地域遺伝カウンセリング
妊娠と薬カウンセリング
放射線被曝カウンセリング
臨床倫理・生命倫理に関する問題

 

 流死産・中絶・新生児死亡などについて Click!!

流死産・中期中絶・新生児死亡やみとりなどについてのいくつかの考察です

 

 胎児生理学,とくに数理解析について

ヒツジ胎仔実験モデル総論(2017年7月27日)
胎児心拍変動のdetrended fluctuation analysisによる胎児well-beingの評価(2017年7月10日)
胎児心拍制御機構(2017年7月8日)

 

 日本の切迫早産管理を考える Click!!

 

 DOHaD (胎児プログラミング仮説) Click!!

 

 そのほか

周産期医療の特徴(2017年6月22日)
胎児病名標準化の試み−胎児医療の確立にむけて(2016年8月29日)
死戦期帝王切開とは?(2016年3月18日)
電子カルテが医療の思考様式を変える(2015年9月10日)
電子カルテ批判(2015年8月15日)
胎児カルテについて(2015年8月5日)
死戦期帝王切開の訳語について(2015年7月13日)

 

 研究室/講座/産科 業績 (工事中)

学会賞・奨励賞受賞など

 

 

外部リンク

宮城県立こども病院産科

東北大学病院産婦人科・室月淳研究室

胎児骨系統疾患フォーラム(フロントページ)

厚労科研 難治性疾患克服研究事業 致死性骨異形成症の診断と予後に関する研究班(澤井班)

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連絡先

室月 淳

〒989-3126 宮城県仙台市青葉区落合4-3-16 宮城県立こども病院産科

(Phone) 022-391-5111

(Fax) 022-391-5118

(Mail) murotsukiにyahoo.co.jpをつけたものです

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カウンタ 56561(2011年3月28日より)