MID-NETによる解析の様子

医薬品の業界で最近話題になることがあるキーワードに「MID-NET」という言葉があります。これは、簡単に説明するのは難しいのですが、医療情報データベースの様な物で、医薬品の安全性の評価に使用することが主眼の物で、データベース的に使うことができる仕組みというふうに理解しています。これを構築してきた方々が様々な資料を作成して公開したり、講演会を開いたりしてきたので、ずいぶん情報を得ることができましたが、これまで稼働しているイメージを見る機会がありませんでした。ご利用料金が4200万円とお高いので、おいそれと触る訳にはいかないですし、使い始めるまでどんなものかわからない。使ってみて「これは使い物にならない(自分の研究目的に沿わない)」と解った場合のダメージが非常に大きい、ということで、なかなか手が出せない代物です。

本日参加したデータサイエンティストの研究会で、稼働のイメージを演者の方が示され、その雰囲気だけの動画が公開されています。一応お断りしておきますと、この研究会では録音・録画を禁止していません。動画では音声が聞き取りにくく、何をしゃべっているか解りにくいかもしれませんが、よく聞くと日本語で説明しています。とりあえず、症例数を見て辺りを付ける程度の解析をデモンストレーションしています。じっさいには、この結果を元に対象症例のデータを施設から得るためのクエリを作成し、各施設に送って、施設側でデータ提供の可否を判断して、可であればデータを解析センターに送り返す、という長い手続きが待っています。その後、その集積されたデータから本解析に使用するデータを抽出して、解析用のデータセットを作成するという、ことになります。その入り口の部分の様子がデモンストレーションされています。

MID-NET稼働の様子

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