高齢者医薬品適正使用検討会

高齢者医薬品適正使用検討会が2017.10.30に開催されました。構成員の一人が、「自分はMRから一度もポリファーマシーについての話を聞いたことがない。」「MRにはポリファーマシーの概念がない。」と現状を訴え、MRへのポリファーマシー教育の必要性を説きました。ポリファーマシーとは、単純には不要な薬が処方されていることを意味します。【数が多いという事を意味する場合もあるようです。】でも、不必要な薬を処方してくださいというような説明をしている人はいるのでしょうか?また、ポリファーマシーという概念を含む医療・医学一般の知識については、本来医者が自分で勉強してするべきものでしょう。各社が自社品をアピールしたとしても、必要な薬を必要であると判断し、その薬を使うのか使わないのかは医者が判断するべきものです。
MRは、情報提供が仕事です。自社品についてはその製薬企業しか持っていない情報もありますので、そうした情報は彼ら経由でしか入手できないかもしれません。でも、医療・医学一般に係る情報はどうなんでしょうかね。営業からもらった情報に頼り切っているような先生は、良いように利用されるのではないでしょうか?

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