Annals of Internal Medicineに4報のレターが掲載

ACPJC年次総会2018での「レターの書き方」と題したワークショップの結果、ACPの機関誌であるAnnals of Internal Medicineに4報のレターが掲載されました。その過程を片岡裕貴先生から報告いただきましたので、広報いたします。(PRC委員:前田正彦)

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兵庫県立尼崎総合医療センター 呼吸器内科・臨床研究推進ユニット

片岡裕貴

ACPJC年次総会2018において、「レターの書き方」と題したワークショップ(WS)を行い、その結果、ACPの機関誌であるAnnals of Internal Medicine (AIM)に4報のレターが掲載されましたので、その過程をご報告いたします。

もともと筆者らは、「誰でもできる臨床研究」を合言葉に、多忙な日本の臨床現場でも実施可能な臨床研究のやり方を学ぶ各種WSを運営していました。その中の一つに、系統的レビュー(systematic review)を学ぶワークショップがあります(1)。

ご承知のとおり、系統的レビューとは、一つの臨床疑問を元に、その臨床疑問に合致するありとあらゆる研究をまとめる技術であり、その利用はEBMの実践にあたって必須とされています(2)。一方で、研究論文にアクセスすることができて、一定の英語力を元にその解釈ができる人であれば、一定の時間をかければ誰でも実践できる臨床研究でもあります。

系統的レビューの過程においては、組み入れた一次研究のバイアスを評価する、というステップがあります。これを応用すると、レターを書けるということを共同運営者である辻元啓先生が発見し、いくつかのレターを書きました(2)。

この経験を元に、臨床研究の遠隔学習プログラムであるMCR extension (3)において、2日がかりのWSを実施し、実際に受講生がレターを書けるようになる、という効果を確認しました (4)。

その際の受講生はあくまで臨床研究に関して一定の学習経験がある人たちでしたので、このWSを経験のない医師に適応可能か、という疑問を元に、今回のWSを企画・運営することにしました。

実際のプログラムは以下のとおりです。

事前 – 事前学習動画を見る(15 分) https://youtu.be/mQ8BXtw_cVI
– 課題論文(Graham KL, et al. Preventability of Early Versus Late Hospital Readmissions in a National Cohort of General Medicine
Patients. Ann Intern Med. [Epub ahead of print 1 May 2018] doi: 10.7326/M17-1724 http://annals.org/aim/article-abstract/2680053/
preventability-early-versus-late-hospital-readmissions-national-cohort-general-medicine)を読む
当日 「交絡」に着目したRisk of Biasの吟味とポイントの指摘を考えるhttps://drive.google.com/file/d/1NX3ejjD0pmlrxP1MWamnGHODcLO42

FX5/view?fbclid=IwAR01jb0u-zbW40P6CLpC68kc99Gl9wq-WXwl8rhHSqXhFuv5VehQ1_z7Dso

事後 グループごとにレターを投稿

論文は、AIMがACPの機関誌であることに加えて、比較的レターが乗りやすい雑誌であったこと、Epub ahead of printとして掲載されたので、レター投稿の締切(冊子版に載ってから1ヶ月)までゆとりがあることなどを鑑みて選びました。

事前に当院で行ったテスト版には3名、当日は28名(含学生3人)の参加がありました。4通のレターがAIMのウェブサイトに掲載され、その後本誌に掲載されました。のべ13人が著者となり、1st authorとなったのはいずれも臨床論文を書いたことがない人達でした。

レターを書くことは、英語論文を書くことの練習にもなりますし、単なる揚げ足取りにとどまらずに結果を解釈する、という意味で科学的思考を涵養する役にも立つと思います。

資料は全て公開しておりますので、新しい論文をみなさんの施設でジャーナルクラブとして取り上げる際には、ぜひご活用ください。

また、レターを通じて、次にある一次研究としての臨床研究の実践へとつなげていただければと思います。

引用文献

  1. システマティックレビュー(系統的レビュー)作成ワークショップ:誰でもできる臨床研究 https://www.facebook.com/SRworkshop/
  2. Users’ Guides to the Medical Literature: A Manual for Evidence-Based Clinical Practice, 3rd ed. McGraw-Hill. 2014
  3. 「レター」の書き方の作法-週刊医学界新聞 http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA03164_02
  4. MCR extension https://www.google.com/search?q=MCR+extension&hl=en&safe=off
  5. Writing letters to the editor: A workshop. https://www.mededpublish.org/manuscripts/1824?fbclid=IwAR33ZVH1RZRDmgEI3wvbhzYSbi7JRGBf4irDKwb00Z9bvth1jKPRsFnyKOg

掲載されたレター
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30716746
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30716748
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30716749
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30716750

当日の様子

Annals of Internal Medicine へのレター投稿がアクセプト

Annals of Internal Medicine へのレター投稿がアクセプト
IEPCの牧石徹也先生(済生会滋賀病院)から報告を頂きましたので広報いたします。(PRC委員:前田正彦)
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平素より大変お世話になっております。IEPCの牧石徹也です。
平成30年のACP日本支部総会で「レターの書き方ワークショップ(片岡 裕貴先生)」に一般参加者として参加しました。当日の課題であったAnnals of Internal Medicineへのレター投稿がアクセプトされ、2019年2月号(Annals of Internal Medicine • Vol. 170 No. 3 • 5 February 2019 218 )に掲載されました。課題となった論文に対して計4本のレターが日本から掲載されています。一つは片岡先生が共著者のもの、そしてもう一つは私が参加したグループによるものです。後の2つも当日のワークショップの課題として提出されたものである可能性が高いと考えます(未確認)。このことは、ACP日本支部総会のワークショップのレベルの高さを示す具体例の一つになるかと思いますし、またニュースバリューもあるかと思いご報告する次第です。

Health and Public Policy Committee ACP Japan Chapter Interim Report

Health and Public Policy Committee委員長の小山雄太先生(日本海総合病院)から中間報告を頂きました。

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Health and Public Policy Committee

ACP Japan Chapter Interim Report

Chair: Yuhta Oyama, MD, FJSIM, FACP

Nihonkai General Hospital

  1. What We Accomplished
  • 2018年度ACP日本支部総会でHPPC/CMC合同企画セッション「FACPへの道〜なぜ、そしてどのようにそれを目指すのか〜」を行った。
  1. What We Are Working On
  • 2019年度ACP日本支部総会でのHPPC企画セッションの準備を始めている。2018年度と同方向の内容になる可能性が高く、またWomen’s Committeeとの共同開催となる可能性がある。
  • ACP日本支部におけるCOI基準策定に関する提案を検討中である。
  1. What We Plan to Initiate
  • FACPに関するセッションを開催したことによって,FACP申請者数の推移に変化があったかどうかを確認したいと考えている。
  • 前年度からの懸案事項として,ACP日本支部のHPにおけるProfessionalismのページのupdateを具体化させたい。
  • 実際に動き出すのは難しいのであるが,Choosing Wisely/High Value CareおよびEnd of Life CareについてのACP日本支部としての取り組みについても今後HPPCとして関わっていきたい。

Women’s Committee  ACP Japan Chapter Interim Report

Women’s Committee委員長の山本典子先生(やまもとクリニック)から中間報告をいただきました。

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Women’s Committee

ACP Japan Chapter Interim Report

Chair: Noriko Yamamoto, MD, FACP

Yamamoto Clinic

Women’s Committeeでは6月の支部講演会の企画を行った時の反省点を踏まえて、来年の講演会の企画を検討中です。女性医師を応援する企画というと女性医師は興味はあるけど構えてしまって参加しにくい、男性医師はあえて興味がないという方が多いのだと思います。そこでECPCやRFCとコラボして何かできないか検討中です。

また女性のメンバーやFACPを増やすということも大切なMissionですのでCredential CommitteeやPPCともコラボで企画を作れないかと考えています。まだまだ日本支部の中では女性FACPも1割に満たない状態です。学生や研修医などの若い世代の参加が増えていますので継続的にACPに参加しFACPについても知っていただき多くの女性医師がFACPを目指し元気な女性FACPを増やしたいと思っています。

ここ2年くらいACPでは9月にWomen In Medicine Monthというキャンペーンをしています。同時に支部長の推薦により女性メンバーをFACPにしてあげられるという機会を設けています。今年は日本からお一人を推薦することができましたがACPの活動に加わってくださる女性医師を増やして頑張る方にはぜひFACPになるチャンスを差し上げたいと思っています。

また今年よりFacebookでACP Women’s Committeeというページを作っております。 ACPのページリンクだけでなく女性医師たちの関心がありそうな記事をシェアしたりそれについてコメントしたりすることができます。札幌徳洲会のDr. Constantineも投稿して問題提起をしてくださったりしています。希望すればどなたでも参加できますので多くの先生方に参加して頂きたいと思います。

FACP昇格のご挨拶:北野 夕佳 先生

この度FACPにご昇格された先生方をご紹介させていただきます。(PRC委員  宮内隆政)

北野 夕佳 先生

(聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院救命救急センター)

ACP日本支部会との出会いは2011年頃と記憶しております。

2006-2009年にVirginia Mason Medical Centerで内科レジデンシーを修了し、総合内科医としてのトレーニングを身につけ米国内科専門医を取得して帰国したものの、それをどうやって日本の診療に還元したら良いかを模索していた時期でした。

ACP日本支部会に初めて参加したときのことを覚えています。「同じ総合内科~総合診療マインドを持った仲間が集まる基地みたいな場所であり、今後も毎年年次総会に参加することで生涯成長できる場所がある」と、とてもうれしかったのを覚えています。

ACP日本支部において、私はYoung Physicians’ Committee委員(現RFC)、次いでPublic Relations Committee委員、その後PRC副委員長を務めさせていただいております。いろいろなご縁が重なり、In the Clinic翻訳プロジェクトという画期的な無謀な企画もプロジェクトリーダーとしてはじめさせていただきました。これらのことができたのは、ACP日本支部を組織として築いてくださった先生方、現支部長の上野文昭先生、PRC前委員長安藤聡一郎先生、PRC委員長大島康雄先生ほか、ACP日本支部の先生方のお力添えあってのことと感謝いたしております。

このたび、In the Clinic翻訳プロジェクトのご縁もあり、FACPに昇格させていただきました。FACPをいただいたということは、今後もACP日本支部、日本の総合内科医療/教育に貢献するようにとの暖かい叱咤激励と受け取っており、今後とも精進してゆきたいと存じます。

I recall joining ACP Japan Chapter in 2011.

After completion of Internal Medicine Residency 2006-2009 at Virginia Mason Medical Center in Seattle and obtaining ABIM, I was confident of acquiring general internal medicine clinical skill, I was wondering how I could implement what I’ve learned in the U.S. in Japanese clinical training.

I remember when I first participated in ACP Japan Chapter Annual Meeting as one of the lecturers. I was very excited to find a community for aspiring general internists who have the same clinical passion to implement good general internal medicine practice. I felt that by attending this academic annual meeting regularly, I could be confident in my clinical knowledge and skills and would have life long learning opportunity.

I have served as a member of Young Physicians’ Committee and then a member of Public Relation Committee (PRC) and currently am a Vice Chair for the PRC. We as PRC started ‘In the Clinic Japanese Translation Project (ITC project)’ and I am proudly leading this project as the project leader. This project couldn’t have come to fruition without the support by Dr. Fumiaki Ueno, Governor for ACP Japan Chapter, Dr. Soichiro Ando, the immediate past Chair for PRC and Dr. Yasuo Oshima, the current Chair for PRC.

With the successful launch and progress of this ITC project, I have been promoted as an FACP. I take that being promoted as an FACP means to continue to contribute to ACP Japan Chapter and to promote General Internal Medicine in Japan, which I would proudly like to continue for the rest of my medical career.

 

FACP昇格のご挨拶:福田 英克 先生

この度FACPにご昇格された先生方をご紹介させていただきます。(PRC委員  宮内隆政)

福田 英克 先生

(名古屋市立大学病院 臨床研究開発支援センター 准教授 副センター長)

私は、平成7年に名古屋市立大学医学部を卒業後、1年間の一般内科研修を経て、循環器内科医として診療、教育、研究に従事して参りました。私と同様に、日本の内科医の多くは医学部卒業後にサブスペシャリティ研修を中心としているため、総合診療の経験を十分に有している内科医は少ないと思われます。日本は超高齢者社会を迎えており、多くの患者が多併存疾患を抱えているため、総合診療の重要性は増すばかりです。今後は、ACPおよびACP日本支部年次総会の参加を通じて、サブスペシャリストとしてのみならず、総合診療医としての診療技術の向上を目指し自己研鑽に励みたいと思います。また、多併存疾患を有する患者に最適な医療を提供するためには、医師以外の医療職との連携は欠かせません。医師としてチーム医療の中心としてリーダーシップを発揮するのみならず、医療人の育成にも積極的に取り組んでいきたいと思います。

 

FACPご昇格のご挨拶:塩田 哲也 先生

この度FACPにご昇格された先生方をご紹介させていただきます。(PRC委員  宮内隆政)

塩田 哲也 先生

(岡山市久米南町組合立国民健康保険福渡病院)

岡山県の中山間地域にある小規模国保病院の院長として赴任して、四半世紀近くが過ぎようとしています。フルタイムとしては院内に唯一の内科医として、内科全般の診療に従事することからスタートしましたが、当時、県内では決して多くはなかった内科専門医であることを誇りに感じ、可能な限り、安価で良質な医療を地域に提供できるよう心がけて参りました。自らの専門性や能力の及ばない分野は、非常勤の専門医を招聘して、診療の質の維持と、都市部へのアクセス手段に乏しい高齢者の利便性との両立を図りました。

 

その後、介護保険制度の導入をはじめとして、地域医療を取り巻く環境は大きく変化しました。勤務先の性質上、行政・保健・福祉などの他職種と連携し、診療に直結しない部分でも、地域に貢献できるよう努めましたが、院長業務や診療以外の雑務に時間を取られ、内外の論文に目を通すことも、つい疎かになってしまいました。 ACPに、そして、Publication Committeeに参加させていただいたのは、少しでも論文に接するきっかけにしたいという気持ちからでした。日常診療に追われる中での翻訳は、時に負担に感じることもありましたが、定期的に多彩な分野の論文を読み、また、各委員からの、単に翻訳だけではなく、内容にまで踏み込んだ生の意見も伺うことができ、とても有意義でした。毎年のように年次総会とCommitteeの打ち合わせ会に参加し、各委員と顔の見える関係が築けていたように思います。

 

ここ数年、昨今の医師不足の関係で、週末であっても、勤務先を留守にしづらいことが多くなり、年次総会参加の機会が限定的となっていました。それでも、ホームページやFacebookにアクセスすることで、日本支部の活動に接することができます。Facebookで送られてくるQuizは楽しみですし、一日に一度はDynaMed Plusを開いて、その日の診療を振り返るとともに、英文を読む機会を失わないよう、心がけています。今年、京都での年次総会に久しぶりに参加できましたが、ACPから与えられる内容の豊富さを改めて再認識いたしました。

 

ACP憲章に謳われるプロフェッショナリズムは、医師が高い水準の能力と誠実さを維持し、患者の利益に重きを置き、社会に対して専門的な助言を与えることが柱となります。その根底には、医師自身の誠実さとそれに対する公衆からの信頼がなければなりません。医師確保も含めて、過疎地の小規模自治体病院の経営が厳しくなった今日、自らに課した「安価で良質な医療の提供」が困難となりつつあるのではないかと不安に思うことがあります。自身のキャリアの中では、少し遅くなってしまいましたが、自らのプロフェッショナリズムをさらに高め、これまで以上に,内科医として地域に貢献できるよう、FACPを目指しました。サポートいただいたCredentials/Membership Committeeの先生方、Annals翻訳の時代からお世話になり、今回、ご推薦いただいた宇野久光先生、安藤聡一郎先生に、この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。

FACP昇格のご挨拶:佐藤 光博 先生

この度FACPにご昇格された先生方をご紹介させていただきます。(PRC委員  宮内隆政)

佐藤 光博 先生 (長崎大学大学院 熱帯医学・グローバルヘルス研究科)

FACP昇格にあたり、寄稿の機会を頂戴しました。昇格に際し、ほとんど面識のない先輩FACPのお二人に突然メールで推薦人となることをお願いしたことも含め多くの先生方に協力を頂きました。感謝の気持ちをこめ、また昇格時期に所属先の変更も重なったためご挨拶させて頂く次第です。

平成30年9月をもってJCHO仙台病院(旧仙台社会保険病院)腎センター診療部長を辞し、10月に長崎大学大学院熱帯医学・グローバルヘルス研究科に入学しました。以後臨床医としてのキャリアは一旦中断し、学生として過ごしております。

JCHO仙台病院腎センターには20年以上勤務し、その間一貫して田熊淑男先生の指導を受けてきました。田熊先生は1985年のN Engl J Medに糖尿病性腎症におけるACE阻害剤の尿蛋白減少効果を世界に先駆けて報告したことで有名ですが、学会等の対外的な活動よりも目の前の患者さんを大切にするという姿勢が終始徹底された方でした。1人1人の患者さんに起こる現象を問題意識を持って丁寧に観察することが臨床医学の原点であり、その姿勢を支えるのは医師の情熱に他ならないと考えておられました。臨床的に多くのことを教えて頂いただけではなく、論文執筆や学会のガイドライン作成に携わる経験もさせて頂きました。

夢中で過ごしてきましたが、気がつけば多くの先輩方が次のステップ(開業)に向かった年齢に自分も達していました。同じように開業を考えないわけでも、まして臨床腎臓病学に対する興味が薄れた訳ではありませんでしたが、日々の臨床のなかで①感染症に対する知識が不足している。特にグローバル化に伴う輸入感染症や新興感染症など。②日本の透析医療はすばらしいが、高齢化や医療費の高騰を考えると世界的には特異な状況?といったことが気になっていました。慰留頂きましたが、入学選抜試験に合格したこと、家族の理解も得られたことから、思い切って仙台を離れることにしました。

同期入学者は30名ですが、半数以上が外国人で、その背景も医師は約3分の1のみで、獣医師、看護師、薬剤師、理学療法士、非医療系と多彩です。すべての講義・事務連絡は英語で行われ、留学を含め海外居住歴のない自分にはかなり大変です。私が所属している熱帯医学コースのコース長は、長崎大学熱帯医学研究所臨床感染症学分野教授の有吉紅也先生です。有吉先生は初期研修後単身日本を飛び出し、以後10年間英国とアフリカを行ったり来たりしながら臨床と研究に従事した方です。とても情熱的で、日本がもっと世界の保険医療に貢献するにはどうしたらよいかを常に考えていらっしゃいます。入学セレモニーでは学生に、情熱が何よりも大切で、日本よりはるかに難問を抱えた途上国の現場で活躍したいなら、さらに努力して勉強する気概を持って欲しいとメッセージを贈っていました。

修了後どのような形で臨床の現場に戻るかはまだ分かりませんが、今は目の前のことに集中するつもりです。将来AIが医師の仕事を奪うという話も聞かれますが、少なくとも二人の師の情熱にはかなうまいと思われ、少しでも近づくことができるよう決意を新たにしております。

微力ではありますがACP日本支部の発展に貢献できるよう努力させていただきます。先輩方にご指導を頂く機会が今後もあろうかと存じます。どうかよろしくお願い申し上げます。

FACP昇格のご挨拶:小寺 永章先生

この度FACPにご昇格された先生方をご紹介させていただきます。(PRC委員  宮内隆政)

小寺 永章 先生 (医療法人社団東仁会久我山腎クリニック)

FACP昇格の御挨拶

東仁会久我山腎クリニックの小寺と申します。この度、FACP昇格にあたりまして、御尽力いただいたACP Japan Chapter関係者の皆様、御指導いただいた諸先生方に心から感謝申し上げます。

私は主に腎不全患者の臨床に従事しておりまして、腎臓病、高血圧、糖尿病、代謝疾患などを中心に診療しております。ふと気がつけば、教えてもらうという機会が減っていたときにACPに参加させていただくようになりました。この度、FACPの称号をいただいたことは身に余る光栄でありますが、一方で、FACPの諸先生方のこれまでの御功績を考えますと非常に身が引き締まる思いです。自らのサブスペシャリティー領域にこだわることなく、それ以前に内科医として医師という職業に真摯に向き合わなければならないことを再認識いたしました。

これからもFACPの称号に恥じぬよう内科学の発展に貢献できるように努力させていただきますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

LNCよりACP日本支部各賞の募集のお知らせ

LNCより2019年度のACP日本支部における各賞の募集のお知らせがありました。以下ご確認の上、対象となる先生がおられましたらご推薦下さい。(PRC委員 志村華絵)

ACP日本支部 会員の皆様

Local Nominations Committee (LNC) からのお願いです。

2019年度のACP日本支部における各賞の募集を開始いたします。ACP日本支部では、下記、Volunteerism Award, Sakura Award, ACPJC Contribution Award 各賞の対象者の推薦を受け付けます。それぞれのAwardの内容を記載いたしますので、適切と思われる方がいらっしゃいましたら、ぜひ、ご推薦下さい。推薦書(特別な様式なし)の送付先は、ACP日本支部 LNC です。締め切りを2019年2月28日といたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。また、次年度に任期満了となる委員がおりますので、委員に興味のある方の立候補もお待ちしております。

1.Volunteerism Award

本賞は、医療、福祉、教育に関してボランティア活動として多大な社会貢献をされたACP日本支部会員を表彰することになっています。基本的に、ACP会員は、日頃から素晴らしい医療を提供していると考えられており、すべての会員が受賞されても良いと思われますが、自分の日頃の仕事とは別に、ボランティア活動に成果を上げている先生に賞を差し上げています。本賞は、ACP日本支部会員より推薦を受け、当LNCで審議し、理事会での承認を経て、受賞者が決定します。推薦者は、『候補者が医療、福祉、教育に関してボランティア活動として、どのような社会貢献をされたか』について文書による推薦状(書式は自由)を作成し、ACP日本支部LNCに提出してください。

2.Sakura Award

Sakura Awardは、ACP日本支部の発展、活性化に多大な貢献をされた基本的にACP日本支部の会員以外の方を表彰します。2009年に新しく創設された賞です。過去には、Dr. David Gremillion、Ms. Eve Swiacki、Prof. Soma Wali、Dr. George W Meyer が受賞されています。この選考基準は、ACP日本支部会員より推薦を受け、LNCで審議し、理事会へ推薦することになります。推薦される場合は、『候補者が日本支部の発展、活性化にどのような貢献をされたのか』を記載した推薦状(書式は自由)をACP日本支部LNCに提出してください。

3. ACP Japan Chapter Contribution Award (ACPJCCA)

ACPに長く貢献してくださっている会員に積極的に差し上げることがきる賞として、2016年に設立しました。ACPの活動は、基本的にボランティアで行われているため、継続的に貢献している会員には、さらなる継続的な貢献を期待して積極的に贈呈します。よって、本賞は、ACP日本支部の会員であり、ACPの活動で貢献されている方を対象とします。日本支部会員およびLNCによる推薦者をLNCで討議して、理事会で承認された場合に決定します。積極的なご推薦をお願いいたします。

なお、受賞者には、別途ご連絡させていただくとともに、本年のACP日本支部総会(京都)におきまして、記念品あるいは賞状を授与いたします。奮ってご応募ください。

【ご応募先】 下記の宛先迄メールにてお送りください。
LNC委員長 永山 正雄:nagay001@iuhw.ac.jp
および
ACP日本支部事務局:office@acpjapan.org

ACP Japan Chapter
Local Nominations Committee
Chair, Masao NAGAYAMA, MD, PhD, FACP
Vice Chair, Toshihiko HATA, MD, FACP
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ACP Japan Chapter/ACP日本支部
Shin-Kagurazaka Building 2F, 43 Tansumachi, Shinjuku-ku
Tokyo 162-0833, Japan
Phone: +81 3 5946-8576   Fax: +81 3 5229-6889

一般社団法人米国内科学会日本支部事務局
〒162-0833 東京都新宿区箪笥町43 新神楽坂ビル2階
有限会社ビジョンブリッジ内
E-mail:office@acpjapan.org
http://www.acpjapan.org
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