■侵害受容反応 | │痛み刺激による(可塑的)変化│ ←→痛覚変調性疼痛 |
|
|
種々の侵害情報の持続的入力┓ | |
┣ | →痛み関連のニューロンの興奮性の変化←慢性痛の原因? |
強度の侵害性シグナルの入力┛ |
↓細胞内情報伝達系
タンパクのリン酸化
↓
↓ニューロン構成の再構築
↓遺伝子発現レベルの変化
↓
↓神経回路の変化
神経損傷性疼痛 | 炎症性疼痛 | ||
末 梢 |
閾値 | ・閾値の低下 | ・閾値の低下 |
NGF | ・NGF、成長円錐タンパク質あるいは接着分子などによる神経の発芽 | NGF | |
Na+チャネル | ・脱髄部にNa+チャネル増加 ・切断端(神経腫)にNa+チャネル増加 ・Nav1.9が減少し、Nav1.3が出現 |
・Nav1.9の増加 | |
BK受容体 | B2受容体増加 | ・B1受容体発現 | |
PG | ↑ | ||
炎症メディエーター | |||
TRPV1受容体 | ↑ | ||
ATP | ↑ | ||
アドレナリン受容体 | ・異所性のアドレナリン作動性α受容体の発現上昇 | ・アドレナリン受容体の発現 | |
D R G |
伝達物質の遺伝子発現 | ・増加:VIP, PACAP, NPY, galanin, B50/SAP43 ・減少:SP, CGRP, NF, NPY |
・増加:SP, CGRP |
受容体の遺伝子発現 | ・増加:TTXs、B2受容体、α受容体 ・減少:TTXr、TrkA、TRP、P2X2 |
・増加:B1受容体、IP受容体 | |
チャネルの遺伝子発現 | ・増加:Nav1.3 ・減少:Nav1.9 |
・増加:Nav1.9 | |
酵素の遺伝子発現 | ・COX-2 | ||
神経栄養因子の遺伝子発現 | ・増加:BDNF | ・増加:BDNF | |
M A P K s |
・TRPV1受容体発現ニューロンにERKの活性化(急性炎症) | ||
脊 髄 |
脊髄内再構築 | ・C線維が脱落すると、Aβ線維が側芽を伸ばし、表層の侵害受容ニューロンとシナプス接続する。 | |
PG | |||
2次ニューロン | ・NMDA受容体過敏化 | ・NMDA受容体過敏化 ・NK1受容体の活性化 ・ERKの活性化 | |
NO | |||
FOS | |||
グリア | ・アストロサイトの著明な肥大化 ・ミクログリアの著明な増殖と肥大化、突起の短縮化 ・ミクログリア内で、p38のリン酸化(慢性炎症) |
||
炎症性サイトカイン | 放出増加 | ||
下行性疼痛抑制系 | 機能異常 |
Pain Relief |