ACP Internist Weekly March 10, 2020よりMKSAPクイズをご紹介いたします。
MKSAP Quiz: Difficulty holding head upright
71歳女性が頭部挙上保持困難を主訴に来院している。彼女は頭が重いと感じており、夕方になると嚥下障害と発語障害が断続的に出現すると言っている。疼痛、感覚障害、四肢筋力低下はなく、認知機能障害、視覚症状も認めない。他の医学的問題はなく、薬も服用していない。
身体所見では、バイタルサインは正常である。発語は軽度の構音障害を認め、 頚屈は弱く、眼瞼下垂、眼筋麻痺、感覚障害、四肢筋力低下は認めない。
血液検査では、血清CK値は正常で、抗アセチルコリン受容体抗体は検出されていない。
四肢の神経伝導検査及び針筋電図では明らかな異常所見を認めないが、反復刺激試験にて減衰を認める。頭部MRIは正常である。
次のうち最も可能性の高い診断はどれか?
A. 球麻痺型筋萎縮性側索硬化症
B. 封入体筋炎
C. 多発性硬化症
D. 重症筋無力症
E. 多発性筋炎
正解と解説は、下記のリンクからご覧ください。
https://www.acpinternist.org/weekly/archives/2020/…/10/3.htm
PRC委員 池田賢一