この度FACPにご昇格された先生方をご紹介させていただきます。(PRC委員 宮内隆政)
福田 英克 先生
(名古屋市立大学病院 臨床研究開発支援センター 准教授 副センター長)
私は、平成7年に名古屋市立大学医学部を卒業後、1年間の一般内科研修を経て、循環器内科医として診療、教育、研究に従事して参りました。私と同様に、日本の内科医の多くは医学部卒業後にサブスペシャリティ研修を中心としているため、総合診療の経験を十分に有している内科医は少ないと思われます。日本は超高齢者社会を迎えており、多くの患者が多併存疾患を抱えているため、総合診療の重要性は増すばかりです。今後は、ACPおよびACP日本支部年次総会の参加を通じて、サブスペシャリストとしてのみならず、総合診療医としての診療技術の向上を目指し自己研鑽に励みたいと思います。また、多併存疾患を有する患者に最適な医療を提供するためには、医師以外の医療職との連携は欠かせません。医師としてチーム医療の中心としてリーダーシップを発揮するのみならず、医療人の育成にも積極的に取り組んでいきたいと思います。