Drʼs Dilemma に参加して(2)

先のACP日本支部総会におけるDoctor’s Dilemmaで見事優勝した東京ベイ・浦安市川医療センターチームの高野敬佑先生からの寄稿(日本語ver)です。是非、ご覧ください。(PRC 小尾佳嗣)

 この度、京都大学で開催されたACP日本支部のDr’ Dilemmaに参加させて頂きました。パ-トナーにも恵まれ優勝する事ができ、2019年にフィラデルフィアで開催される本選に日本支部代表として参加することになりました。簡単ではありますが、当日の報告をさせて頂きたく思います。
 私はACPの会員ではありましたが毎年京都で行われている日本支部には参加したことはなく、もちろんDr’ Dilemmaという企画の存在も知りませんでした。しかし今回参加してみて、非常に教育的なセッションが多く、充実した2日間を過ごす事ができたと感じています。京都へのアクセスが大変という方もいるとは思いますが、その労力をはるかに上回るものを得られるので、ぜひ1度は参加してみることをお勧めします。
 Dr’ Dilemmaは2日目に行われました。合計20チーム以上が参加していました。予選と決勝の2部構成で、予選ではスマートフォンを使って回答する方式でした。問題の内容はCBT~国家試験レベルで一見簡単ですが、その分1問のミスも許されないレベルの高い争いとなることが予想されたためかえって緊張しました。結果は4問間違いの4位で通過することができました。
 10分ほどの休憩を経て決勝が始まりました。総合内科、感染症、膠原病、腎臓内科、血液内科の5分野から10、20、30、40、50点の5問が出題される形式でした。10~30点は早押しの問題でしたが問題はそれほど難しくなく、各チームが一斉に押している状況でした。我々も必死になってボタンを押しましたがなかなか回答権が得られず、気づいたらトップのチームとは100点ほど差がついていて非常に焦りました。
 40、50点問題は各チームが一斉に回答する方式でした。問題の難易度はやや上がりますが、確実に回答権が与えられ、何よりパートナーと議論してから回答する事ができました。ほぼ全問に正解し、気づいたら2位の状態で最終問題に臨む事ができました。
 最終問題は診断当てでした。自分が診たことがない疾患を鑑別として書くのには抵抗がありましたが、典型的な症例であり自信を持って回答する事ができました。最終問題は持ち点のうち好きなだけかける方式だったのですが、持ち点を全てかけ、結果的に逆転する事ができました。
 振り返ってみると点数は拮抗しており、厳しい戦いでした。運によるところも大きかったと思いますが、我々が優勝する事ができた要因の1つに、当院の総合内科では全員がMKSAPを購入して自己学習教材としている点があると思います。当日は多くのスタッフが応援してくださり本当に良い研修環境だと思っています。もし当院での研修に興味を持たれた方がいらっしゃいましたらご一報いただけると幸いです。
 末筆ではありますが、このような貴重な体験を与えて頂いたACP日本支部の先生方、開催にご尽力されている方々に心から感謝を申し上げたいと思います。多くの方に興味をもって頂き、年々レべルが高くなっていくことを切に願います。
東京ベイ・浦安市川医療センター
高野 敬佑

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