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Posted on June 13, 2018June 23, 2018 by 隆政 宮内

岸誠司先生のACP2018参加とFACP昇格記事

徳島大学病院腎臓内科の岸誠司先生から、New Orleansで開催されたAmerican College of Physician(ACP) Internal Medicine 2018の参加の報告とFACP昇格の報告を頂きましたので、PRC委員会から広報いたします。(PRC 宮内隆政)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

自身にとっての原点を維持すること 研修医時代の恩師とともに

徳島大学病院 腎臓内科 岸 誠司

ACP Japan chapterの皆様はじめまして。この度FACPに昇格いたしました、徳島大学腎臓内科の岸 誠司と申します。今回のFACP昇格にあたり、寄稿の機会をいただきました。誠に光栄なことであり、さらには舞鶴市民病院時代に医師としての基礎を身につけさせていただいた松村理司先生のHonorary FACP昇格と同時期ということも重なり(写真1)、今回この場を借りてFACP取得までの道のりを振り返らせていただきたいと思います。

  • 内科医としての初期研修

私は徳島の田舎の出身で(やまびこ打線で有名になった池田高校のある、現徳島県三好市出身です。)。医師というとなんでも診てくれる内科の先生が自分の抱いている医師像でした。大学卒業後、何も迷うことなく内科医になることを選択し、日本の臨床研修の原点ともいうべき市立舞鶴市民病院でみっちりと内科医としての基礎をたたきこんでいただきました。医師にも働き方改革の波が押し寄せる昨今ではありますが、当時は月曜早朝から日曜の深夜まで、自己の医師としての能力を高めることに全力を注ぐ若い医師の集まりがそこにはありました。日々の回診、夕方のフィードバック、Common diseaseからrare diseaseまで病歴・身体所見からせまる臨床診断、臓器のみならず原因菌をも同定したうえで進める感染症治療、幅広い疾患をバックアップの元経験できる救急医療、教育にたけた米国人医師によるカンファレンスなど、現在でもどこを探してもないような理想の研修環境がそこにはありました。まさに“三つ子の魂100まで”の医師版“研修医時代の医師としての姿勢が医師人生を決める”であり、私の医師としての根幹はこの時期にしっかりと形成されたのは間違いありません。

  • スぺシャリスト(腎臓内科医)として学んだこと

舞鶴市民病院での研修の後、兵庫県立尼崎病院で腎臓内科医として研鑽を積みました。非常に症例の多い忙しい病院で、腎炎ネフローゼから緊急透析症例、さらには全身疾患の中の部分症としての急性腎障害など非常に多彩な症例を経験しました。また、ちょうどCKDや心腎連関などの概念が広がり始めた時期でもあり、伝統ある循環器内科のアクティビティが高いこともあって、腎臓内科医としていろいろな意味で鍛えられました。一方で腎臓内科医である前に総合内科医であるというプライドをもって働いておりました。当時は総合内科はなく、腎臓内科は全身を診る科という上司の理解もあり、“うちじゃないといわない”という精神で多くの症例に関わらせていただきました。これだけにとどまらず、舞鶴魂で積極性を発揮し、舞鶴市民病院で学んだ腹部エコーを継続する機会も頂き、もう一歩進んで消化管内視鏡の研修もさせていただくことが出来ました。

ちょうど現在の臨床研修制度が始まった時期でもあり、研修医教育にも積極的に関与することができました。先述のとおり、当時は尼崎病院には総合内科はなく、腎臓内科に入院する症例をみながら舞鶴で教わったこと、身に着けたことを後輩医師に伝えるべく努力しました。それは初代最優秀専攻医(研修医の投票で選ばれる指導医の表彰です)選出として評価を頂く機会につながり、とてもよい自信になりました。

尼崎病院の総合内科の立ち上げの際にも少しだけ関わることが出来ました。現在科長である吉永先生を藤本卓司先生、川島篤志先生のおられた市立堺病院にお連れし、総合内科を見学させていただいたこともよい思い出です。

総合内科専門医を尼崎病院在職中に取得しました。同僚の先生の情報でアメリカ内科学会に入会できるとのこと、舞鶴市民病院OBの血が騒ぎ、さっそくアメリカ内科学会に入会しました。

  • 大学病院の医師として、大学院生として

腎臓内科後期研修を終え、次のステップを考えました。病院を移り、さらなる研鑽を積むことも考えたのですが、自身の中に“米国留学”という次の目標が生まれました。とはいえ、USMLEを受ける、という選択肢には自分は至らず、徳島大学に帰り、学位を取って研究留学する、という目標を立てました。徳島大学に帰り、腎臓内科医員としての診療を開始し、併せて土井俊夫教授のもと基礎研究を始めました。地方国立大学は尼崎病院時代に始まった臨床研修制度の影響をもろに受けている感じでした。当時の医局の上司の先生に、FACPという制度があることを教えていただきました。その頃はとても遠い存在に感じており、FACPを目指す、ということは考えていませんでした。

  • 米国留学

学位取得後、Harvard Medical School/Brigham and Women’s Hospital, Renal Division, Bonventre Labに留学しました。文字通り、留学先を探すところからのゼロからのスタートでした。自身のCVと学位論文を持ち込み、直接交渉をしました。結果、なんとかボストンにたどり着き3年間ポスドクとして基礎研究を行いました。研究室での本業に加え、日常生活、ヒトとの出会い、すべてが刺激の連続でした。舞鶴時代に多くのアメリカ人医師と接していたことが自分の中で大きな自信でした。そして、今回のACP総会に留学時代のボスも演者として来られておりました。写真2

そして今回留学から帰国し、FACP申請、昇格に至りました。

  • まとめ

以上振り返ってみますと、医師になってからのキャリアすべてが今回のFACP昇格につながっていたと考えられました。さらには、すべての過程において、舞鶴市民病院で身に着けた医師としての基礎があって、次のステップに進めたと確信できました。Diversityは世界を取り巻くkey wordでありますが, 私自身も上記のとおり、総合内科診療、臓器専門医、医学研究者としての様々なキャリアを積むことができました。これからもジェネラルとスペシャル、臨床医と医学研究者、の間を往復しながら進んでいきたいと考えております。今後も多くの内科医師の方がFACPを目指され、そして昇格されることを願って今回の体験記を終えさせていただきます。

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