まさママ

~PTA役員~言えなかった罹患歴

まさママ 30代 血液がん

治療を終えて数年が経過した頃、子どもの学校のPTA役員選出時に、もっと強く主張すればよかったと思う出来事がありました。

自分自身のことで悪く言われるのは仕方ないとしても、わたしのせいで子どもに影響が出てしまうのは本当につらいものです。娘が小学6年生のとき、スポーツクラブと学校の役員が同時にまわってきました。
スポーツクラブはボランティアで運営されているため、「役員をしないならチームを去れ!」というスタンス。小学校も、役員未経験者から選出ということで、どちらも選択権がほぼありませんでした。

小学校は「がん」を理由に免除申請することもできたのですが、がん罹患から年数が経っていて、周りの人から見ると健康そうに見えるため、「がん」とは別の理由のみ記入し、申請しました。

結果、免除は却下。役員に選出されてしまいました。

後日、他学年のメンバーとの顔合わせで事情を話し、「役員の仕事はできるが、委員長の大役は難しいこと」をお伝えしましたが、一人の方がどうしても納得してくれませんでした。「すでにキャパオーバーであること」、「命には代えられない」など何度も説明したのですが、「絶対にダメ」の一点張りでした。
結局、PTA会長の判断で委員長については免除してもらいましたが、最初から遠慮せずにきちんと公表しておけば良かったと反省しました。

2022年執筆

この執筆者による他の記事

まさママの自己紹介(38歳で悪性リンパ腫・女性)

子育てと治療~病院でも相談ができた~

末梢神経障害②

自分で決める

末梢神経障害①

治療中の食欲不振

化学療法の副作用~口内炎~

化学療法の副作用~便秘~

キャンサーギフトとキャンサーロスト