M.S.
私のお守り
私のお守りについてご紹介させていただきたいと思います。
がんを経験してから、私はお守りを手に入れました。それは心理的安定剤のようなものです。
もう少し具体的に言えば、「自分の人生とその終わり方を、自分で考え、選べるようにしておく」ということです。
私は、がんの診断後、また骨転移が判明してから、※リビングウィルに関して情報発信し、人権擁護の活動をしている団体などから積極的に情報を入手したり、団体の人ともコミュニケーションを取ったりするようになりました。
これらの団体とのコミュニケーションや取り組みと学びを通じて、将来への漠然とした不安が少し軽くなったような気がします。「いつか迎える終わりも、自分で準備できる」という安心感が、今を生きる力に繋がっているのだと思います。
もちろん、こうした考え方が全ての方に合うとは限りませんので、お勧めするものではありません。けれど、私にとっては生きるための「お守り」として大きな力を発揮してくれています。
※リビングウィル
リビングウィルとは、自分で判断や意思表示ができなくなった場合に備えて、医療やケアの希望を前もって共有し、状況に応じて見直していく考え方です。
2025年執筆