学校
就学に関する支援
更新・確認日:2022年3月30日

入院、治療中は「学校に戻れるのか」「進路はどうなるのか」といった、復学や進学に関する不安を感じることがあります。学校から離れている期間が長ければ、その不安な気持ちでいっぱいになる時もあるかもしれませんが、復学や進学をあきらめる必要はありません。一人で悩まずに、家族、友達、教職員、医療者(主治医、看護師、ソーシャルワーカー(がん情報サービスへリンク)、心理士(がん情報サービスへリンク))など周りの人たちの助けを借りながら、復学や進学に向けた準備を少しずつ進めていきましょう。その際は以下のことを参考にしてみてください。
入院前

15歳までのがん患者が入院する小児専門の医療機関では、学習と治療・療養生活が両立できるよう様々な制度が作られ、「学習を継続する」ことが推奨されています。しかし、高校生・大学生が入院した場合、治療を受けながら学習を継続するシステムは施設ごとにばらつきがみられるのが現状です。あなたの学校の状況について、担任や学生相談室の教職員に尋ねてみましょう。また、治療中や治療後の学校生活、単位認定、クラスメイトへの病気の伝え方なども相談してみましょう。
復学時
復学前に、教職員に今のあなたの状況を伝え、復学後の学校生活について話し合っておくと復学がスムーズになります。学校生活でどのような配慮があるとよいか、または病気のことや治療の影響による外見変化などについてクラスメイトにどう伝えるかなど、あなたの希望について話し合えるとよいでしょう。教職員に自分の病気や復学について話すことに自信がない時は、家族や、あなたの病気・生活のことがわかる人に同席してもらうことも一つの方法です。
復学時・復学後に利用できるサービス
がん治療後に後遺症が残ったとしても、大学で勉強するために様々な配慮を受けることができます。独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)では障害学生支援に関する情報をまとめています。JASSOのウェブサイト「合理的配慮ハンドブック_障害の捉え方(外部リンク)」の項に、障害のある学生とは、「学生生活支援(外部リンク)」の項に、学校生活で学校側が配慮すべきこと、受けられる支援、教職員に向けたガイドなどが掲載されています。参考にするとよいでしょう。
進学について
治療後に何らかの健康問題が生じた人が、大学入学共通テストを受験する場合、「受験上の配慮」を受けることができます。
詳細は独立行政法人大学入試センターのウェブサイト「大学入学共通テストQ&A(外部リンク)」の項から確認できます。
主な受験上の配慮内容や申請方法については、「受験上の配慮案内(PDF形式)(外部リンク)」の項からダウンロードできます。
また、多くの大学や専門学校では、受験生に向けてオープンキャンパスや学校説明会が開催されています。その機会に、入試や入学後の生活で、必要な支援や配慮が受けられるかどうかを相談してみるとよいでしょう。
教育費の支援制度については、当ウェブサイト「助成制度・相談窓口」のAYA世代が活用できる減免制度 教育費の支援制度を参考にしてください。
高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)について
病気や治療によって高校を卒業できなかった場合でも、「高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定=大検)」を受けることができます。この試験を受けることで、高等学校卒業者と同等以上の学力があると認定され、大学、短大、専門学校の受験資格が与えられます。また、就職、資格試験などに活用することもできます。試験の詳細については、文部科学省のウェブサイトの「高等学校卒業程度認定試験(外部リンク)」の項から情報を得ることができます。
参考文献
- 日本学生支援機構(ウェブサイト). 学生生活支援(閲覧日2018年9月5日)
- 大学入試センター(ウェブサイト). 障害等のある方への受験上の配慮(閲覧日2018年9月5日)
- 文部科学省(ウェブサイト). 高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)(閲覧日2018年9月5日)