わんころりん

入院を「楽しむ」、「休む」ための工夫

わんころりん 30代 乳がん

術前抗がん剤を中断し、予定より乳がんの手術が早まることになりました。

入院日まで1週間ほど。
その間、「楽しむ」、「休む」という気持ちでカバンの中には好きなものを詰め込んで行きました。
がんの種類や、その時の状況によって、そんな気分になれない人もいると思います。
私の場合は、抗がん剤治療をしているのに大きくなっている腫瘍をやっと取ることができる解放感のようなものがあり、手術に対して前向きでした。
そして、何年もずっと子どもと離れてベッドで寝ることはなかったので、久しぶりに1人でその空間を満喫できるかもしれないという期待もありました。
なので、入院のための準備品や、術後の下着や洋服、入院中にかぶる帽子やウィッグも楽しく選びました。

とても役立ったのは、ふわふわクッションとDVDプレーヤーです。

クッションは、術側の腕や腰を支えたり、枕を二重にしたりと調整アイテムとして活躍しました。

そして、私の病院にはWi-Fiはなく、スマホのデータ量もすぐに達してしまったので、術後は好きなダンスのDVDを観ながら、リハビリがてら上半身だけ踊っていました!
その後も入院の機会があったのですが、「ポケットWi-Fi」がとても活躍しました。スマホでできることがたくさん増えたので、ギガは大事です!

また、それらを充電するための「延長ケーブル」や「充電ポート」もあるといいと思います。
病院によって、コンセントが複雑な場所にあるので、周辺機器も便利です。

現在、私が仲間と運営している団体では、Zoomやチャット等を使った交流会をしているのですが、入院中にスマホから参加してくれる方もいます。患者会や仲間同士でのそういった交流の機会は増えていますので、その時の孤独感や不安なことを話してみたり、入院中の気晴らしとして参加されてみるのもいいかもしれません。

たまたまですが1番リフレッシュできたのは、入院中に1日外出ができたことです。ドレーンを下げたままですが、新しいウィッグをつけて、近くの観光地をお散歩しました。

2022年執筆

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