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闘病中は何が起こるかわからない
最初の入院では、突然クリーンルームで治療することになり、その後に化学療法が開始されました。
化学療法の後は、翌日から吐き気とだるさが止まらず、夜中には胸が痛み、治まったと思ったら次は夜中に指先が異常に熱くなり、朝起きたら指先が真っ黒になっていたことがありました。そのほかには髪が抜け、肌が浅黒くなることもありました。肌や指先が黒くなった原因は分かりませんでしたが、その時は薬の副作用ではないかと説明を受けました。
また、何度やっても点滴のルートが取れず、両腕が内出血だらけになってしまったことや、免疫の弱いときに肺炎が重症化してしまったこと、ある感染により個室に隔離されたこと、認知症の方が自分のベッドで間違えて寝ていたこと、同室の患者のいびきがうるさくて眠れないことなどがありました。
長期の入院や治療では、予想もしなかったことがたくさん起こると思いますが、病気との付き合いの中での出来事は、それも合わせて治療の一つと思うように過ごしました。
2021年執筆