本院は宮崎県で唯一の特定機能病院であり、宮崎県の医療の中核として、質の高い医療を提供しています。中でも総合周産期母子医療センター、ドクターヘリを有する救命救急センターは「最後の砦」として機能しています。2015年4月より全国で初めて、国立大学法人が指定管理者制度によって自治体病院(宮崎市立田野病院)の管理運営を開始し、地域医療・総合診療学の中心施設と位置付け、総合診療医の養成に努めています。
宮崎県医療の中心として、宮崎県、宮崎県医師会と連携し、地域医療の拡充、機能分担を明確にします。大学病院における医師の勤務把握を透明化し、医師の能力に資する自己研鑽、大学病院に求められる臨床研究などは労働時間として扱います。タスクシフト・シェアを推し進め、あらゆるハラスメントの根絶を掲げ、最も働きやすい大学病院を目指します。
「そもそもと真っ当を考える」です。情報が氾濫し、様々なものが入り混じり、複雑化しています。まずは自分の頭で物事の「そもそも」を考え、「真っ当」は何かを認識した上で、場合によっては「長いものには巻かれる」ことも必要かもしれません。また、全ての経験が「肥やし」になると思っています。それらも「そもそもと真っ当」を考え抜けば必ず生きてくると思います。
1961年大阪生まれ。1987年京都大学医学部卒業、ただちに泌尿器科学教室に入局し1997年から京都大学医学部泌尿器科助手。その後、講師、准教授を経て2009年に宮崎大学医学部泌尿器科学分野教授に就任した。専門は泌尿器腫瘍学、泌尿器病理、内視鏡手術。2011年から数々の副病院長を務め大学病院の管理運営の経験を経て2024年10月から病院長。趣味はゴルフ。医学部ゴルフ部顧問、ラグビー部副顧問、阪神タイガースファン。 |