メッシー
肺切除後のお腹の張り
左肺(さはい)の上葉(じょうよう)※を切除したことにより、空間ができて左側の臓器の位置が少し上に上がりました。術後、お腹にガスがたまりやすくなり、常にお腹がパンパンになる症状が苦しく、呼吸器の主治医に症状を話して呼吸法を試しましたが改善せず、消化器内科の診察を受けました。そこでも根本的な解決は難しいといわれ、処方された漢方でも症状は改善しませんでした。
生活の中でガスがたまりやすい時間帯やガスの抜き方を自分で研究して、お腹の張りとうまく付き合っています。肺の術後6年が過ぎ、今までにないお腹の張りと肋骨下の痛みを感じ、近隣の総合病院でレントゲンを撮影したところ、診察した医師が驚くぐらい大腸にガスが溜まっていて、「これだけガスが溜まっていると地味につらいね」と診断を受けました。胃のガスを抜く薬を処方されましたが、根本解決には至らず、現在もいろいろ模索しています。
年数が経ち、がんの治療が終わったとしても、こうして体の変化と共に生きていくことが「がんと共に生きていくこと」だと今は理解しています。
※肺の上の左側
2018年執筆