東京科学大学病院
病院長 藤井 靖久 
2021年10月に、東京医科歯科大学医学部附属病院と歯学部附属病院が一体化し、東京医科歯科大学病院が誕生しました。一体化により医学と歯学の融合が進み、相乗効果を発揮して、「頭から足先まで」トータルに全身を診ることで、今まで以上に患者さんの健康に貢献できる医療を提供することを目指してきました。
2023年10⽉には、C棟（機能強化棟）が本格稼働しました。C棟は、機能強化棟の名前のとおり、急性期医療提供機能の強化・充実を目的とし、ハイブリッド手術室を含む高機能な手術室、ICU/HCU, ER等を有しています。また免震構造、非常用医療機器・発電機を有し災害時の診療拠点となる機能も持ち合わせています。
そして2024年10月に、東京医科歯科大学は東京工業大学と統合し東京科学大学となり、当院も東京科学大学病院に生まれ変わりました。新しい病院の理念は「世界最⾼⽔準のトータル・ヘルスケアを提供し、人々の幸せに貢献する」です。医学、歯学に加えて理工学と連携することで、皆様によりよい医療を開発、提供していきたいと存じます。
東京科学大学病院は次の5つの基本方針を掲げました。
1. 患者中心の安全、良質な全人的医療を提供する
2. 人間性豊かな医療人を育成する
3. 高度先進医療を開発、実践する
4. 社会に開かれた病院として、人々の信頼に応える
5. 力を合わせて患者さんと仲間たちを守る
東京医科歯科大学病院は、診療、教育、研究を発展させ社会貢献することを使命としてきました。新型コロナ感染症に対しては「力を合わせて患者さんと仲間たちをコロナから守る」をキャッチフレーズに大学、病院が一丸となって取り組みました。積極的にコロナ診療を行い、都内で最多数の重症患者さんの入院診療を行い社会貢献に努めました。東京科学大学病院は、引き続き、皆様の信頼に応えられる社会に開かれた病院でありつづけたいと存じます。
「日々是新」
この言葉は、３０年以上前に私の結婚式である先生から賜りました。私は、日々の努力、革新、すなわち毎日何か新しいことに挑戦し自分を発展させことの重要性を意味するものと理解してきました。ただ、人生は幸せなことばかりではなく困難なことも待ち受けています。「日々是新」は、問題をひきずらずに気持ちを切り替えることの重要性を意味するものと理解するようになりました。毎日毎日を新たな心で前を向いて生きるように心がけています。
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1988年3月 東京医科歯科大学医学部卒業 1999年1月 医学博士 2016年8月 東京医科歯科大学大学院腎泌尿器外科学 教授 2023年4月 東京医科歯科大学病院 病院長 2024年10月 東京科学大学大学院腎泌尿器外科学 教授 兼 東京科学大学病院 病院長 専門は泌尿器科（悪性腫瘍） |
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