特定機能病院、そして地域の急性期中核病院として先端的治療や重症患者の診療に積極的に取り組んでいます。本院が掲げる基本理念の一番には「患者中心の医療の実践」を掲げており、患者さんが安心して診療を受けることのできる高度な医療安全・管理体制を確保し、病院全体の医療の質・安全管理システムを確立・運用してまいります。また、患者さんに満足していただける医療を提供していくために、医療スタッフが生き甲斐をもって働けるような環境作りも重視しています。
情報技術を中心とした急速な技術革新の中で、国の指針でも示されている「Society 5.0:超スマート社会」といわれる構想などとも連動して、社会の仕組みの変革もこれからさらに加速していくと考えます。今後は病院の在り方、そして機能においてもその流れが浸透すると考えられ、本病院においてもいち早くこれに対応、他に先駆けてこの変革を牽引し、より安全で質の高い医療の提供を目指します。
真理の探究
神戸大学は、「研究憲章」の冒頭で「深く真理を探究して新たな知を創造する学術研究の拠点として、その固有の使命と社会的・歴史的・地域的役割を認識し、日本国民及び人類に貢献する責務を遂行する」と定めています。本学の研究者による「真理の探究」を起点として、本病院が果たすべき責務の実現を目指したいと思います。
1990年 神戸大学医学部卒業 神戸大学医学部附属病院にて研修を開始 1998年 神戸大学大学院医学研究科博士課程修了 2001年 米国Memorial Sloan-Kettering Cancer Center, Program in Molecular Biology, Research Fellow(~2003年5月) 2003年 神戸大学医学部医学科 助手(のちに助教)(~2009年3月) 2009年 同大学大学院医学研究科 講師 (~2012年11月) 2012年 同大学大学院医学研究科 教授(~現在に至る) 2016年 同大学大学院医学研究科 研究科長補佐(~2021年1月) 2019年 神戸大学医学部附属病院 副病院長(~2021年1月) 2021年2月より現職 専門:呼吸器外科学 |