fufufu
まわりにもっと甘えてもいい(家族も第二の患者)
私は子育て真っ最中に治療しました。難治性だったので再発などを繰り返し、治療はトータルで約5年かかり、発病時2歳半だった娘は小学生になっていました。
―――――
私が病気になってから生活は一変。私だけでなく家族も本当に大変そうでした。急遽娘の保育園を探し、母と義母に交代で手伝いに来てもらうことになりました。余裕が全くない夫、疲労していく母と義母、不安定になっていく娘。その様子を見るのがすごく辛かったことを覚えています。どうにかしたいけど自分ではどうにもできず、そしてその原因を作ったのは自分だと、ずいぶん自分を責めました。
これ以上心配事を増やしてはいけないと思い、辛くても辛いと家族に言わないようになりました。少しは言いましたが、たぶん1割ぐらいしか言えなかったように思います。
特に思うのは、病気になると患者本人だけではなく家族も本当に大変だということ。家族だけでどうにかしようとすると限界があるような気がします。
患者は、治療は辛いし精神的に不安定になりやすく、それを誰かにわかってほしくて家族に当たってしまうこともあります。
家族に受け止める余裕があればいいですが、家族は家族で仕事・家事・育児などで大変。その上、「患者本人が一番つらい思いをしているのだから自分(家族)がそんな弱音を吐いてはいけない」と思い詰めてしまうこともある気がします。
もうこうなってしまっては家族共倒れ。そんな時は家族でどうにかしようとするのではなく、まわりにもっと甘えたほうがいいと思います。精神的に辛いのであれば心療内科の先生等。それと患者会やがんサロンもオススメです。病気のことは周りにはなかなか言えないことが多いですが、患者会はみなさんが病気に関係しているので言いやすい場でした。
家族や友人にはなかなか言えないことも意外と第三者だと話せたりするので、患者本人だけでなく家族の方も積極的に利用してほしいと思います。
―――――
助けてくれる人は必ずいます。