吉祥天女が舞い降りた!
「吉祥天女が舞い降りた!−奈良 薬師寺 未来への祈り−」
(2015年5月2日)
東日本大震災復興記念特別展の一環としての企画開催です.有名な「吉祥天女像」をまぢかに見ることができたのはすばらしい体験でした.
2008年の「国宝薬師寺展」(東京国立博物館),2011年の「国宝薬師寺展」(岐阜市歴史博物館)に行く機会がありましたので,展示されている仏像群はほとんど見たことのあるものばかりでしたが,それにしてももちろんすばらしいものばかりでした.
仙台市博物館正面.
サイズは53.0×31.7センチで,思っていた以上に小さく感じました.麻布に描かれていて額装仕立てになっています.通常は非公開で,年に一度の正月の吉祥悔過会(1月1日 - 15日)のときに公開されるのだそうです.
聖観世音菩薩立像.白鳳期を代表する仏像(国宝)です.
薬師寺・生駒基達執事による30分程度の「ガイダンス」.内容は簡単な法話のようのなものでした.故・高田好胤管長の薫陶を受けているのでしょう.お話はユーモアがあってとてもわかりやすいものでした.
常設展で展示されていた陸奥国分寺の緒像.左より木造十二神立像(申),木造毘沙門天立像,木造不動明王立像,木造十二神立像(寅).いずれも鎌倉時代で宮城県指定文化財.
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カウンタ 3685 (2015年5月2日より)