!!!さくらの枝の芽
さくらの枝の芽(2013年3月1日)
きょうから3月ですが,まだまだ寒い日がつづいています.新田川からみる南相馬市立病院はつめたい霧雨のなかでかすんでいました.
原発事故がおきて多くの放射性物質が漏れだしたのはもうすでにおきてしまったことであり,その事実を取り消してしまうことはできません.すなわち東北に暮らすということは,なにがしかの量の放射性物質とともに生きるということにほかなりません.低線量被曝は程度問題ですが,もしかするとなにかしらの健康被害を惹起するのかもしれないし,いずれにしろリスクをゼロにすることはできないでしょう.しかしわたしたちが感じる不安は不安としてうけとめながらも,それでも前向きのメッセージを発していきたいと考えています.なぜならばわたしたちはここに生きており,これからもくらしはつづいていくからにほかなりません.
病院にちかづいて見上げると,さくらの枝には,まだかたくても無数の芽が息吹いていました.春はもうすぐと確信しました.
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カウンタ 1812(2013年3月2日より)