肺癌切除症例の予後と術前胸筋筋肉量および肺機能の関連に関する多施設での後ろ向き観察研究
2013年4月から2020年3月までに当院呼吸器外科で肺癌手術をうけた方またはそのご家族様へ
2023.05.22
当院では下記の臨床研究を実施しています。この研究の詳細についてお知りになりたい方は、問い合わせ担当者まで直接お問い合わせください。なお、この研究の研究対象者に該当すると思われる方の中で、ご自身の情報等をこの研究に使ってほしくないと思われた場合には、2023年6月30日までに問い合わせ担当者までその旨をご連絡下さい。
研究課題
肺癌切除症例の予後と術前胸筋筋肉量および肺機能の関連に関する多施設での後ろ向き観察研究(審査番号2022369NI)
研究機関名及び自機関の研究責任者氏名
この研究が行われる研究機関と研究責任者は次に示すとおりです。
研究機関 | 東京大学医学部附属病院 呼吸器外科 臓器移植医療センター |
---|---|
研究責任者 | 佐藤 雅昭・准教授 |
機関の長 | 東京大学医学部附属病院長 |
担当業務 | データ取得、提供および解析 |
共同研究機関 | 杏林大学医学部付属病院 呼吸器・甲状腺外科(主任研究機関) |
研究責任者 | 助教(任期) 平田佳史 |
機関の長 | 杏林大学医学部付属病院長 |
担当業務 | データ取得と提供および解析結果の解釈 |
この研究に利用する情報は共同研究機関の範囲のみで利用されます。
研究期間
承認後から2026年12月31日まで
対象となる方
2013年4月1日から2020年3月31日までに当院呼吸器外科で肺癌手術をうけた方
研究目的・意義
本研究では非小細胞肺癌に対して手術を受けられた患者さんの術後生存期間と呼吸機能・胸筋筋肉量を後ろ向きに観察し、関連性を明らかにすることを目的します。
過去の当院における検討から呼吸機能と胸筋筋肉量は相関関係があることがわかってきました。また肺癌自体の予後が同じ患者さんでも、呼吸の強さや胸筋の量の違いによって予後が変わってくることがわかってきました。同様の研究が杏林大学においても行われています。
当院と杏林大学における患者さんの背景にある差異を越えて、筋肉量と呼吸機能の値が予後を予測する因子として有用であるのか、より多数の症例で検討するために共同での研究を行うこととしました。
本研究はこれまでの診療で診療録(カルテ)に記録されているデータを用いる研究ですので、追加の検査や費用等は一切発生しません。研究期間の設定は、①解析可能なCT画像が入手できる、②予後解析が行えるだけの術後観察期間を経ている、③統計解析に足るデータベースを作成可能である、等の理由から設定されています。
研究の方法
これまでの診療で診療録(カルテ)に記録されているデータを用いる研究です。
なお、研究計画書や研究の方法に関する資料を入手・閲覧して、研究内容を詳しくお知りになりたい場合は、末尾の連絡先にお問い合わせください。他の研究対象者の個人情報等の保護や研究の独創性確保に支障がない範囲でご提供させていただきます。
研究に使用する情報
研究対象者背景(性別、年齢、既往歴、等)、臨床検査((例)血液学的検査、生化学検査、CT検査等)、有害事象、転帰など
個人情報の保護
- この研究に関わって取得される資料・情報等は、外部に漏えいすることのないよう、慎重に取り扱う必要があります。
- 取得した資料・情報等は、個人情報を削除し、代わりに新しく研究用の符号をつけ、どなたのものか分からないようにします。
- どなたのものか分からないように加工した上で、研究責任者のみ使用できるパスワードロックをかけたパソコン、鍵のかかるロッカー等で厳重に保管します。
- どなたのものか分からないように加工した資料・情報等は、東京大学医学部附属病院 呼吸器外科で解析・保存されます。
- 研究責任者のみ使用できるパスワードロックをかけたパソコン、鍵のかかるロッカー等で厳重に保管します。ただし、必要な場合には、当診療科においてこの符号を元の氏名等に戻す操作を行うこともできます。
- この研究のためにご自分(あるいはご家族)のデータを使用してほしくない場合は主治医にお伝えいただくか、下記の問い合わせ先に2023年6月30日までにご連絡ください。研究に参加いただけない場合でも、将来にわたって不利益が生じることはありません。
- ご連絡をいただかなかった場合、ご了承いただいたものとさせていただきます。
- 研究の成果は、あなたの氏名等の個人情報が明らかにならないようにした上で、学会発表や学術雑誌で公表します。
- 取得した情報・データ等は厳重な管理のもと、研究終了後5年以上、2次利用の可能性がなくなるまで保管します。保管期間終了後には、適切な方法で廃棄します。もしも将来の研究に二次利用する場合は、倫理審査委員会に将来的に再度倫理申請をする可能性があります。なお研究データを統計データとしてまとめたものについてはお問い合わせがあれば開示いたしますので下記までご連絡ください。
- 尚、提供いただいた試料・情報の管理の責任者は下記の通りです。
試料・情報の管理責任者
所属:東京大学医学部附属病院 呼吸器外科 臓器移植医療センター
氏名:佐藤 雅昭 - この研究は、東京大学医学部倫理委員会および杏林大学医学部倫理委員会の承認を受け、東京大学医学部附属病院長の許可を受けて実施するものです。
- この研究に関する費用は、東京大学医学部附属病院 呼吸器外科の運営費交付金ならびに杏林大学医学部付属病院 呼吸器・甲状腺外科の講座研究費から支出されています。
- 本研究に関して、開示すべき利益相反関係はありません。
- 尚、あなたへの謝金はございません。
この研究について、わからないことや聞きたいこと、何か心配なことがありましたら、お気軽に下記の連絡先までお問い合わせください。
2023年4月
連絡・お問い合わせ先
研究責任者:佐藤 雅昭
連絡担当者:川島 光明
〒113-8655 東京都文京区本郷7-3-1
東京大学医学部附属病院 呼吸器外科
TEL:03-3815-5411(内線37590)
E-mail:kawashimam-sur@h.u-tokyo.ac.jp
研究全体の連絡先
研究責任者:平田 佳史
杏林大学医学部付属病院 呼吸器・甲状腺外科
〒181-8611 東京都三鷹市6丁目20番2号
TEL:0422-47-5511
E-mail:y-hirata@ks.kyorin-u.ac.jp