東京大学医学部附属病院 心臓外科・呼吸器外科

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東京大学医学部附属病院心臓外科で診療を受けられる方とそのご家族の方へ

2021.06.11

東京大学医学部附属病院心臓外科では、循環器疾患の原因を明らかにし、正しく診断し、より有効な手術をはじめとする治療法を開発することを目標として、さまざまな研究を行っております。このような研究活動の基礎となるのが、実際に当院を受診された患者さんの診療録(カルテ)の情報です。診療録に記録されている各種の臨床情報、検査結果、治療内容と経過などの医学情報は、病気の解明、より良い治療法の開発のために大変貴重なものです。そこで、当科では、過去に心臓外科(旧胸部外科)を受診された方を対象として、診療録に記録されている情報を解析し、以後の診療に役立つ情報を取得し、医学の発展に貢献したいと考えています。
この研究の対象者に該当する可能性がある方で、診療情報等を研究目的に利用または提出されることを希望されない場合は、末尾に記載の問い合わせ先までご連絡ください。

研究課題

循環器疾患の疫学・病態・診断・治療に関する後ろ向き研究(審査番号3031-(4))

研究機関名及び本学の研究責任者氏名

この研究が行われる研究機関と研究責任者は次に示すとおりです。

  • 研究機関:東京大学医学部附属病院 心臓外科
  • 研究責任者:小野 稔(心臓外科 教授)

研究期間

1964年1月1日から2026年5月30日まで(本研究は長期にわたる研究を計画しているため、研究終了後も研究期間を延長していく予定です)

対象となる方

1964年1月1日から2026年5月29日まで、当院心臓外科で診療を受けた方全員。

研究の目的

循環器疾患の原因を明らかにし、正しく診断し、より有効な手術をはじめとする治療法を開発する。

研究の方法

診療録を閲覧しながら、患者さんの個人情報を排除して、病歴、検査所見、治療内容、臨床経過などの医学情報を調査票に記入し、各種の統計解析を行います。研究者は東京大学医学部附属病院内において解析を実施します。この研究は、東京大学医学部倫理委員会の承認を受け、東京大学大学院医学系研究科・医学部長の許可を受けて実施するものです。これまでの診療でカルテに記録されている血液検査や尿検査結果、画像検査、病理検査などのデータを収集して行う研究です。特に患者さんに新たにご負担いただくことはありません。

個人情報の保護

この研究に関わって収集される情報・データ等は、外部に漏えいすることのないよう、慎重に取り扱う必要があります。収集した情報・データ等は、解析する前にあなたの個人情報とは一切連結できないようにした上で、研究責任者のみ使用できるパスワードロックをかけたパソコンや鍵のかかるロッカー等で厳重に保管します。
この研究のためにご自分(あるいはご家族)のデータを使用してほしくない場合は主治医にお伝えいただくか、下記の問い合わせ先にご連絡ください。研究に参加いただけない場合でも、将来にわたって不利益が生じることはありません。ご連絡をいただかなかった場合、ご了承いただいたものとさせていただきます。
研究の成果は、あなたの氏名等の個人情報が明らかにならないようにした上で、学会発表や学術雑誌、国内及び海外のデータベース等で公表します。収集したデータは厳重な管理のもと、保存されます。なお、研究データを統計データとしてまとめたものについてはお問い合わせがあれば開示いたしますので下記までご連絡ください。
この研究に関する費用は、東京大学医学部附属病院 心臓外科の運営費から支出されています。本研究に関して、開示すべき利益相反関係はありません。患者さんご本人、もしくはそのご家族への謝金はございません。この研究について、わからないことや聞きたいこと、何か心配なことがありましたら、お気軽に下記の連絡先までお問い合わせください。

2021年4月

問い合わせ先

東京大学医学部附属病院 心臓外科医局
〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1
東京大学医学部附属病院 心臓外科
電話:03-3815-5411(内線33301)FAX:03-5800-9155

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