書籍刊行「社会と健康: 健康格差解消に向けた統合科学的アプローチ」

書籍「社会と健康: 健康格差解消に向けた統合科学的アプローチ」を刊行しました。医学、公衆衛生学、看護学、福祉社会学、医療社会学、医療経済学など、いのちにかかわる分野の学習や研究を始める人に読んでほしい一冊です。東京大学大学院公共健康医学専攻(School of Public Health)の講義「社会と健康I」のテキストに指定されています。

http://www.amazon.co.jp/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%81%A8%E5%81%A5%E5%BA%B7-%E5%81%A5%E5%BA%B7%E6%A0%BC%E5%B7%AE%E8%A7%A3%E6%B6%88%E3%81%AB%E5%90%91%E3%81%91%E3%81%9F%E7%B5%B1%E5%90%88%E7%A7%91%E5%AD%A6%E7%9A%84%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%81-%E5%B7%9D%E4%B8%8A-%E6%86%B2%E4%BA%BA/dp/4130604112

健康格差のメカニズムを探る教科書の決定版

社会的な健康格差は、人間社会の大きな課題である。本書は、この課題に対して社会科学と健康科学の研究者が協力し、さまざまな視点からの分析を試みる。日本のデータやエビデンスを紹介し、社会政策に応用していく際のポイントにもふれる、新たな健康格差研究のテキスト。
★イチロー・カワチ氏(ハーバード大学公衆衛生大学院・教授)推薦
トップクラスの学際研究チームによる5年間のプロジェクトの到達点であり、社会階層と健康に関する最新の知見を網羅した教科書の決定版。医学や公衆衛生学の研究に携わる者だけでなく。社会科学領域の研究者および学生、行政や自治体の政策担当者、そして日本社会における健康格差に関心を持つ全ての人に読んでいただきたい。

【主要目次】
まえがき
序章 社会階層と健康への学際的アプローチ(川上憲人・橋本英樹)
第I部 階層と健康
第1章 社会階層と健康(橋本英樹・盛山和夫)
第2章 職業と健康(堤 明純・神林博史)
第3章 ワーク・ライフ・バランスと労働(大石亜希子・島津明人)
第4章 幼少期の環境と健康(藤原武男・小塩隆士)
第5章 ジェンダーと健康(本庄かおり・神林博史)
第II部 健康格差のメカニズム
第6章 貧困・社会的排除・所得格差(近藤尚己・阿部 彩)
第7章 社会的ストレスと脳神経機能(大平英樹・笠井清登・西村幸香)
第8章 生活習慣の社会格差と健康(福田吉治・宮木幸一)
第9章 都市環境と健康(井上 茂・中谷友樹)
第III部 社会連帯の形成
第10章 社会保障制度(小林廉毅)
第11章 社会関係と健康(杉澤秀博・近藤尚己)
第12章 健康の公平性と倫理(浦川邦夫・児玉 聡)
第13章 国際的な政策対応や取り組み(狩野恵美・藤野善久)

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