健康格差の測定と「見える化」

所得や学歴といった個人の社会背景によって健康状態が異なることを「健康格差」といいます。行き過ぎた健康格差は是正すべきですが、その把握のためにも、まずは健康格差を比較可能な形でしっかりと、継続的に測定しなくてはなりません。その方法や、結果の利活用についての研究を進めています。

これまでの研究成果

  • 健康格差の是正をねらいとした介入研究の現状と課題(文献
  • 「健康格差の是正」にどう取り組むか(文献

解説:健康格差対策について

「2012年7月に全部改訂された国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針「健康日本21(第二次)」では、「健康寿命の延伸」に加え、「健康格差の縮小」が基本方針に加えられました。健康格差対策には、まず地域の生活状況や健康状況を正確に評価し、健康格差の全体的な大きさや、特に健康状態悪かったり、健康リスクが高かったりする地域を明らかにすることが必要です。(文献

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