平成30年度実験動物関係教職員高度技術研修報告書
日程: | 平成30年11月19日(月)〜11月22日(木) |
場所: | 大阪大学医学部 |
主催: | 大阪大学医学部附属動物実験施設 大阪大学微生物病研究所附属感染動物実験施設 熊本大学生命資源研究・支援センター |
共催: | 文部科学省新学術領域研究・先端モデル動物支援プラットフォーム 日本ゲノム編集学会 |
平成30年度高度技術研修 報告書
藤田医科大学(旧称:藤田保健衛生大学)
総合医科学研究所システム医科学研究部門
高宮 義博
私は藤田医科大学で、先端モデル動物支援プラットフォームの行動学的解析支援事業に携わっています。近年は、従来の遺伝子改変動物に加え、ゲノム編集によって作製された遺伝子改変動物が急速に増えています。これに伴い、当事業においてもゲノム編集を施した動物の解析が求められます。更にゲノム編集技術が解析ツールに応用されることも報告されています。こうした新しい動物を適切に管理し、効果的な解析を施すためには、このゲノム編集技術を深く理解することが必要でした。この度、そのための絶好の機会を高度技術研修という形で賜り、ゲノム編集の方法のみならず、関連法規、産業応用、研究倫理に至るまで高度な知見を得ることができました。進展が著しいゲノム編集の研究を目の当たりにして、当支援事業に(延いては科学研究に)一層努めたいと思いました。更に、高い倫理観を持った振る舞いが重要であることも改めて理解できました。ここに至りましたことに、深く御礼を申し上げる次第です。