研究助成に関する規程
- 研究助成の目的
日本赤十字看護学会(以下、「本学会」という)の事業の一環として、学会員の看護に関する研究を支援するために、研究費の一部を助成し、看護の質の向上と看護学の発展に寄与することを目的とする。 - 資金
本学会の研究助成は、一般会計の活動費の一部を基金として行う。
会計年度は4月1日より翌年の3月31日までとする。 - 助成の金額
金額は年間60万円を総額としてこれにあて、研究1題について30万円を限度として交付する。助成額は対象研究課題の2年間(1年も可)の研究費用に充当するものである。 - 助成の対象
個人または共同の看護学に関する研究を対象とする。 - 応募資格
研究代表者は、申請時において本学会会員であり、かつ看護教育ないし看護研究、もしくは看護実践に携わる者であること。 - 助成の決定
別に定める研究助成選考基準により、選考委員会で審査し、理事会で決定する。
選考委員会の委員は、研究活動委員会の議を経て本学会理事長が委嘱する。 - 義務
助成を受けた者は、以下の義務を負う。- 研究成果を助成期間内もしくは助成終了後3年以内に本学会学術集会に発表すること。
- 学会発表等の際には「本助成を受けた研究」である旨、記載すること。
- 助成期間終了時に「研究成果報告書」と「決算報告書」を別紙様式により学会事務局に提出すること。
附則
この規程は、2004年6月4日から施行する。
この規程の改正は、2006年4月22日から施行する。
この規程の改正は、2017年4月1日から施行する。
この規程の改正は、2020年10月1日から施行する。
この規程の改正は、2023年10月21日から施行する。
2025年度研究助成募集要項
- 助成の主旨
日本赤十字看護学会は看護研究を推進し、看護の質の向上と看護学の発展に寄与するため、学会員による研究費用の一部を助成します。 - 助成の対象
個人または共同による看護学に関する研究を対象とします。 - 応募資格
研究代表者は、申請時において本学会会員であり、かつ看護教育ないし看護研究、もしくは看護実践に携わっていること。 - 助成金の金額 総額60万円
研究1題について30万円を限度とします。
(下限はありません。10万円程度の申請も可能です。) - 研究助成期間
2025年4月1日から2027年3月31日までの2年間(単年度も可能)。 - 応募方法
- (1)学会指定の申請書(様式は学会ホームページ参照)に必要事項を記載し、2部(正副1部ずつ)を学会事務局宛に「研究助成申請書類在中」と朱書きし、書留もしくはレターパックにて送付して下さい。なお、申請書類は返却できません。
- (2)応募受付期間:2024年11月1日(金)~2024年12月20日(金)(消印有効)
- 選考および助成の決定
選考委員会において選考審査のうえ、理事会で決定します。2025年3月下旬までに応募者に文書にて結果を通知します。応募件数が多い場合、申請金額から減額して採用することがあります。選考に関する問い合わせには応じられません。
なお、研究助成を行った研究課題、研究代表者名、研究代表者の所属を本学会のホームページ等で公開します。 - 助成金の使途
研究活動に必要な物品費、旅費、通信・運搬費、印刷費などを含みます。研究計画書には、詳細な研究費の使用計画を可能な範囲で具体的に記してください。
他の研究助成(科研費、在籍学校の研究費、学校独自の奨学・奨励研究費)と併用することは可能ですが、申請研究について他の研究助成がある場合には必ず申請書に記入してください。他の申請の採択等により本研究助成を取り下げる場合には、すみやかにご連絡ください。 - 義務
- (1)助成を受けた方は、その研究成果を2029年度までに開催される本学会学術集会に発表して下さい。本学会誌での論文投稿は義務ではありませんが、投稿することをお勧めします。
- (2)学会発表等の際には「本助成を受けた研究」である旨、記載して下さい。
- (3)併用予定の他の研究助成が本学会学術集会以外での発表を義務付けている場合には、二重発表・二重投稿になる可能性がありますので、その点を考慮してください。
- (4)助成期間終了時までに「研究成果報告書」と「決算報告書」を所定の様式に従って作成し、学会事務局宛てに提出してください。なお、所定の期日までに研究成果を発表もしくは投稿できない場合には、その旨を学会事務局へ報告してください。場合によっては、研究助成金の返還を求める場合があります。
研究活動委員会事務局(日本赤十字看護学会事務局)
〒150-0012 東京都渋谷区広尾4-1-3
日本赤十字看護大学内
e-mail:jrcsns@redcross.ac.jp
研究助成のための研究計画選考の手続きおよび選考基準
- 選考の手続き
- 選考審査は選考委員が行い,理事会で承認を受ける。
- 選考委員は,毎年会員から若干名選出し,理事会の承認を受ける。
- 選考委員の任期は1年とし,再任を妨げないが,原則として3年を越えて継続することはできない。
- 選考委員会は,委員以外の者に専門的意見を求めることができる。
- 選考委員会は,「研究計画選考基準」に基づき助成する研究計画を選考し,その経過および結果を理事会に報告する。
- 研究計画選考
- 申請書はすべて研究助成申請書記入要領に沿って書かれており,必要十分な書類が整っていなければならない。欠ける場合は受理しないことがある。
- 選考委員は、以下の6つの項目ごとに5点満点(計30点満点)で評価する。
- 日本赤十字看護学会にふさわしい研究テーマか。
- 研究の目的が明確で,かつ研究の意義が認められるか。
- 研究方法が具体的に示されており、妥当であるか。
- 倫理的配慮が十分になされているか。
- 助成金の使用計画が綿密かつ具体的であり,妥当であるか。
- 計画全体から見て実行可能性はあるか。
- 選考結果の通知
採否の結果については,原則として理事会での承認後速やかに本人へ文書にて通知する。選考の経過や内容についての質問には応じない。
(2016年4月改訂)
日本赤十字看護学会 研究助成申請書記入要領
様式1
- 申請者欄に記名し、氏名の上にふりがなを付けてください。
- 所属機関が複数ある場合には、すべて記載してください(医療機関と大学院など)。職位についても同様です。
- 連絡責任者は、書類の送付や選定結果通知の受領など、主に研究活動委員会の事務局と連絡を取られる方をいいます。申請者と別に設定される場合には、記入をしてください。申請者自身の場合には記載は不要です。
- テーマは研究内容を具体的に表すよう、できるだけ簡潔に記入してください。
- 他の研究助成と併用する場合には、チェックボックスにチェックを入れて、併用する研究助成名と金額を記入してください。
- 共同研究者は、研究の中で具体的な役割を担う方に限ります。申請書では10名までの記載となっていますが、それ以上の場合には【2年間の研究スケジュール】に記載してください。
- 共同研究者全員から本申請について承諾を得た上で、チェックボックスにチェックをしてください。
様式2
- 研究の背景と目的では、研究の動機とテーマに関わる社会的背景、研究の意義や着眼点などについて説明してください。
- 研究方法では、研究参加者もしくは対象者、データ収集および分析の方法、さらに倫理的配慮について記載してください。なお、研究依頼書・同意書などは別紙で添付してください。
- 2年間の研究スケジュールでは、共同研究者がいる場合、その役割を明記し、本学会学術集会での発表ならびに本学会誌への投稿予定も記入してください。
- 大学院学位論文への助成を申請する場合、学位論文全体の研究スケジュールと今回の助成を受ける研究範囲を明示してください。同一の学位論文に対する研究助成は一度のみとなり、それ以上の申請はできません(前年度に学位論文に関する研究助成をうけた場合には、翌年度以降に同一の学位論文に係る申請はできません)。研究スケジュールの中で、研究計画書審査、研究倫理審査受審なども含めて具体的に記載してください。
様式3
- 研究助成金の使途について、具体的に研究助成金科目一覧表を参照して記入してください。
- 研究に使用するために購入する文献・図書については、タイトルや著者名などの書誌情報も含めて文献リストを作成し、別に添付してください。ただし、当該研究に使用するためのものだけに限り、基本的文献などは除きます。
- 他の研究助成と併用する場合には、その使途を明記し、本助成金の使途とを区別してください。
(2023.10.31)
研究助成スケジュール
【お知らせ】
2017年度より研究助成の募集期間が変更になります。
詳しくは,下の2025年研究助成スケジュールをご覧ください。
2025年度 研究助成スケジュール
〈2024年度〉 申請年度 |
2024年11月1日(金)~2024年12月20日(金) 申請書受付期間 2025年1月上旬~1月下旬 選考委員会にて選考 2月 日? 理事会にて助成決定 3月中旬までに申請者へ通知 |
〈2025年度〉 研究開始年度 |
2025年4月1日~研究開始 |
〈2026年度〉 研究終了年度 |
2027年3月 研究終了 研究成果報告書・決算報告書 提出 <規程より> *助成期間終了時に「成果報告書」と「決算報告書」を別紙様式により学会事務局に提出すること。研究成果報告書は理事会で報告ののち、本学会誌に掲載される。
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〈2026年度~ 2028年度〉 研究成果の公表 |
2027年4月1日~2029年度開催の本学会学術集会 研究成果の公表 <規程より> (1)研究成果を助成期間内もしくは助成終了後3年以内に本学会学術集会に発表すること。
(2)学会発表等の際には「本助成を受けた研究」である旨、記載すること。
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研究助成のご案内はこちら
※助成期間中あるいは研究終了後3年以内の期間のいずれかの学術集会で発表すること。
研究助成金科目一覧表
研究助成履歴
研究助成申請書
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研究成果報告書
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研究助成金決算報告書
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様式4は、Word・Excelのどちらを使用しても構いません。
研究助成金決算報告書の記載例
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