私は当初他科を志望しており、産婦人科は"おまけ"程度のモチベーションで東京大学病院で2年目初期研修に臨んでいましたが、当時の指導医の背中をみていたら入局しておりました。

東大産婦人科に入局して感じていることは、 ① 臨床と教育に非常に熱心(大学病院なので, 研究第一と考えていました)、② 様々なバックグランドを持つ男女の先生が在籍して多様、③ 個人のキャリアプラン、やりたいことを大切にする姿勢です。

当医局では、教科書に載っている疾患を一通り経験できることはもちろん、管理指針が確立されていない稀少な症例や様々な社会的背景を持つ患者さん、先輩や同期、後輩との交流を通じて、いくつになっても医師として人として多くの学びがあります。また、現在の産婦人科医療の課題を感じる場面があり、実地臨床に基づいた研究を大学院で時間をとって検討することができる環境があることは、当医局の魅力の一つです。

東大産婦人科で経験できないような臨床や研究の希望がある場合は、医学交流ができるよう応援してくれる職場であり、また外部の新しい手法・管理など積極的に取り込む医療向上への貪欲さも当医局の魅力と感じています。

私自身は、何事もやりがいや楽しさを感じられなければ、たった一度の人生なのだから無理せず進路を変更すればよいと考えて入局しました。東大産婦人科は少なくとも多くの刺激で満ちており、本当に産婦人科医として進むのか、どの産婦人科診療の分野に最も興味があるのか、答えをみつけるには最適な場です。是非一度ご見学にお越しください。