日本赤十字看護学会

本学会について

理事長挨拶

 第6期に引き続き、第7期の理事長を務めることになりました。
 第6期のスタート時にいくつかの課題を確認しておりましたが、そのひとつに赤十字看護学会にとって重要と思われる歴史に目を向けることがありました。役員会で検討し、評議員会、総会で賛同いただき、歴史研究委員会を設置しました。その目的は、「日本赤十字社における看護師養成と看護活動の歴史に関する国内の資・史料を一元化すると共に、これらにアクセスできるシステムを構築することで、歴史に関する研究の基盤を作ること。また、学会員が赤十字の看護に関する歴史を学び親しむことで、歴史への関心を高め、先見性をもった赤十字の看護教育及び看護の在り方を探究すること」にあります。委員会は各地の役員、学会員の協力を得て既に活動を始めており、間もなくホームページ上でその成果の一端が紹介される見込みです。
 学術集会の開催は順調に回を重ねてきたところですが、昨年第19回は西日本集中豪雨の直撃を受け、やむなく中止せざるを得なくなったことは皆さまご記憶に新しいと思われます。多発化しており、またゲリラ的とも言われる予測困難な災害への備えが現実にはいかに難しいか、身をもって体験したところです。既にお知らせしたとおり、学術集会開催校と理事会とで協議していろいろな対応をしてきておりますが、今後も不測の事態を想定しつつ事業計画、予算案などの検討を進めてまいりたいと考えています。
 前期のもう一つの課題に、学会員が魅力を感じられる学会活動、会員参画を意識した委員会活動があります。少しずつ具体化してきているところですが、次の総会ではそれが見えるようにしていきたいと思います。会員の方々もどうぞホームページ等を通じてご意見をお寄せくださるようお願いします。
 最後になりますが、日本赤十字看護学会は2019年、創立20年目を迎えます。変化が早くまた激しい時代にあって、改めて赤十字の看護実践が大切にしてきたこと、目指してきたことを振り返り、それを学術に高めていく学会として存在感を示すよう努めてまいります。

2018年10月   高田 早苗