Breast and Endocrine Surgery

見学・研修希望の方へ

乳腺内分泌外科領域に興味のある皆さんへ

乳腺外科

乳がんは、女性の9人に1人が罹患する疾患です。乳腺外科は、診断から手術、薬物療法、再発・転移治療、さらには緩和ケアまで、患者さんの治療を一貫して担うという、幅広い専門性を持つ分野です。

主な魅力

  • 総合的な診断力:マンモグラフィや超音波、病理結果を総合的に判断し、的確な診断を行います。
  • 精密な手術計画:適切な切除範囲を計画し、患者さんの要望を尊重しながら整容性も考慮した治療を実現します。
  • 薬物療法への深い関与:手術前後の化学療法やホルモン療法を担当し、患者さんと長期的に関わる醍醐味があります。
  • 働き方の柔軟性:非常勤勤務や検診業務など、ライフワークバランスを保ちながら働ける環境が整っています。
  • 研究の機会:基礎研究や臨床試験を通じ、進化し続ける治療法に携われる点も魅力です。

乳腺外科は、患者さんとともに歩みながら医師としての成長を実感できる科です。
興味のある方はぜひ一度、見学にお越しください!

内分泌外科

内分泌外科では、ホルモンの異常による病気(内分泌疾患)を専門に診療し、診断やホルモン臓器に対しての外科的治療を専門にしています。専門医は全国に僅か400人程度であり、専門性と希少性の高い分野であると言えます。
現在の当科では、以下のような甲状腺・副甲状腺疾患を主に扱っており、内分泌内科と緊密に連携して診療を行っています。

良性疾患 バセドウ病、橋本病、腺腫様甲状腺腫(縦隔甲状腺腫を含む)、原発性/続発性副甲状腺機能亢進症
悪性疾患 甲状腺癌、副甲状腺癌

甲状腺疾患の潜在的な罹患者数は多く、日本人の3割程度はなんらかの甲状腺疾患をもつ可能性が指摘されています。また、女性に多い疾患であり、しばしば落ち着いた経過の患者さんを生涯にわたって診ていく点は、乳腺外科と似ていると言えるかもしれません。
手術やエコーガイド下穿刺手技のみならず、内分泌の知識や診断学、頚部超音波、ホルモン値や血清カルシウム・ビタミンD値の解釈などの内科的知識も要求される面白い外科です。
専門医が少ない特殊診療科であるからこそ患者さんに求められるやりがいのある仕事です。
ぜひともに患者さんから学び、ともに成長していきましょう。