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研修会の思いで

第20回遺伝相談(医師)カウンセラー研修会の思いで

                                    (室月 淳 2013年6月2日)

耐震工事のために医局から引越さなければならなくなり,部屋のかたづけと掃除をしていたら,こんななつかしい写真がでてきました.いまから20年以上もまえの遺伝相談医師カウンセラー研修会を受講した面々の集合写真です.みんな若い(苦笑)

遺伝相談(医師)カウンセラー講習会は,日本家族計画協会が主催して開催されたもので,遺伝カウンセリングをきちんと行うことのできる専門医師の養成を目的としていました.遺伝カウンセリングの基礎と実際,人類遺伝学の知識,その社会的意義などを徹底してたたきこまれました.

前列左から4番目は,元東京医科歯科大助教授で,当時日本家族計画協会遺伝相談センター所長だった大倉興司先生です.すでにお亡くなりになられましたが,とてもおせわになりました.この時代は10日間連続の講習会で,そのほとんどの講義を大倉先生おひとりが担当されました.その10日間のハードなスケジュールをこなした受講同期生のつながりも結構深かったと思います.

受講者名簿やプログラムを確認していくつか印象的なことがあったのですが,受講者32名のうち15名が行政(保健所)からの派遣となっています.もちろん多くがMD出身だった記憶があります.そうでなければついていけないようなレベルの講義でしたから.

大倉先生は地域遺伝カウンセリング体制の確立に力をいれていらっしゃって,当時は行政サービスとしての「遺伝相談」が全国に展開していたことが特徴的でした.いまは大学の遺伝子診療部中心の遺伝カウンセリングが中心です.これはどちらがいいというよりは,互いがうまく補完しあって遺伝医療をすすめていくのが理想だとあらためて痛感いたしました.

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カウンタ 1599(2013年6月2日より)