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留学だより

柳生 洋行先生(2023年3月更新)


留学先: 千葉大学大学院医学研究院 免疫発生学教室(特別研究学生)

2019年4月より、千葉大学に国内研究留学をさせて頂いておりますが、あっという間に4年の月日が経ってしまいました。私が所属する免疫発生学教室は、われわれヒトが病原体から身を守るために持っている、病原体を記憶して強い免疫応答を起こす”免疫記憶”という仕組みが、アレルギー性疾患では悪い方向に働き、重症化や慢性化の原因となっていることを世界に先駆けて発信してきた研究室です。当初、慣れない土地での基礎研究生活に不安もありましたが、他大学からも同学年の先生方が留学にきており、実験手技やラボ生活に慣れるまでの過程を、一緒に乗り越えることができました。

研究室では大学院生も一研究者として研究を行うことを求められており、優しくも厳しい指導のもと、論文という作品を仕上げることに大きなやりがいを感じながら、日々研究を進めております。研究環境としてはdryからwetの実験までほとんどを研究室内で行うことが出来ますし、また昨年度新しい研究棟(写真1, 2)に引っ越したので、綺麗な環境の中で集中して研究に取り組めます。研究が仕上がってくると、ラボミーティングや基礎研究室の合同ミーティング等で自分の研究を英語プレゼンすることで様々な意見を頂きながら研究をブラッシュアップできるとともに、国内外の一流の研究者のプレゼンを聞く機会にも恵まれているので、国内にいながらも海外留学を見据えたトレーニングができる環境だと思います。

私はアレルギー性疾患の慢性化や重症化に関わる病原性Th2細胞が、そもそもどのようなメカニズムで出現してくるのかを明らかにすることで、疾患の上流での新たな治療標的分子を見つけることを目標に研究を進めてきましたが、やっとゴールが見えてきました。基礎研究は決して楽な道ではありませんが、何か新しいことを発見できた時の喜びやワクワク感は、なかなか臨床研究では味わえないことと思います。研究は正直忙しいですが、臨床業務からは解放されている分、自分でスケジュールを組んで進めることができますのであまりストレスは感じません。いきなりの海外留学はちょっとハードルが高いけど、新しいことを見つけてみたい、免疫やアレルギーの研究に興味がある、といった先生方には最高の環境と思いますので、是非見学にいらしてください。

最後になりましたが、このような研究留学の機会を与えて下さった金子教授や、医局の先生方へ心より感謝申し上げます。

写真1
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写真2
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写真3
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橋本 恒先生(2023年3月更新)


留学先: 国立がん研究センター研究所 発がん機構研究グループ

私は2021年4月より国立がん研究センター研究所に国内留学させていただいています。研究所は国立がん研究センター中央病院に隣接しており,築地場外市場や銀座までも徒歩圏内と便利な場所に立地しています。研究所が入っている研究棟は2017年竣工と非常に新しく、充実した設備と環境の中で日々研究に励んでいます。

私がお世話になっている細胞情報学分野は、非小細胞性肺がんのドライバー遺伝子であるEML4-ALK融合遺伝子を発見した間野博行先生が昨年度まで分野長をされていた研究室で、現在も特別研究員の立場で研究の指導して頂いております。私は横浜市立大学の大学院生としての立場で留学していますが、同じように他大学の医局から来ている大学院生の先生もいて、研究の相談等もしやすい環境の中で研究をさせて頂いています。研究室では様々ながん種で次世代シーケンサーを用いたゲノム解析の研究を行っており、私は肺がんの遺伝子解析をテーマとして研究を行っております。研究に関してはドライの解析とウェットの実験両方を行う必要があり、どちらの経験も全く無い中でこちらに来たので当初は大変なことも多かったですが、研究室の先生方にご指導頂き、少しずつ解析や実験手技についても慣れてきました。

研究所に来て早2年が過ぎようとしており、基礎研究は結果が出るまでに時間が掛かることを実感しますが、引き続き精進していく所存です。

写真4
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写真5
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写真6
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