留学だより
堀田信之先生(2019年10月更新)
留学先: | National Institutes of Health(NIH), National Human Genome Research Institute Visiting fellow |
多くの方のご支援の元2017年に渡米させて頂いてから、早くも2年半が経過してしまいました。実験生活には徐々に慣れてきたものの、サルコイドーシス等当初のプロジェクトが相次いで頓挫してしまいました。冬から全身性硬化症、この夏からベーチェット病のプロジェクトが始まり、どちらかでも結果が残せればと思い実験を続けています。
偶然隣の州に大学時代の同級生の皮膚科医がおり、共同研究として基底細胞癌や円形脱毛症の治療に関する論文を発表したり、トロント大の精神科先生とうつ病とグルタミンの関連について報告させて頂いたりと、呼吸器疾患以外の臨床研究に関わることが増えてきました。仕事の内容が呼吸器の臨床と徐々に離れていることが少し寂しくはありますが、日常臨床に直結する臨床研究を続けられることに喜びを感じております。
プライベートでは、メラニア大統領夫人のお招きでホワイトハウスにお邪魔したり(写真1)、本場のハロウィーン(写真2,3)を堪能したりしております。春には学会でジェノバを訪れました(写真4)。
写真1
写真2
写真3
写真4
ここ数年で肺癌の治療等が大きく変わり、帰国するころには呼吸器の臨床から大きく取り残されてしまいそうです。
東海岸の観光名所にはだいぶ詳しくなりました。東海岸にいらっしゃることがありましたら、ぜひお声掛けください。