教室紹介
教室紹介
主任教授 金子 猛
教室紹介
呼吸器内科の外来には、慢性咳嗽・喀痰・呼吸困難・胸部レントゲン異常陰影などを主訴に多くの患者さんが受診します。呼吸器病(疾患)は、アレルギー性疾患(気管支喘息、過敏性肺炎、好酸球性肺炎)、COPD、特発性間質性肺炎、悪性腫瘍(肺癌、胸膜中皮腫)、感染症(肺炎、肺結核、肺真菌症)、睡眠時無呼吸症候群、肺血栓塞栓症、気胸など多種多様です。肺炎は、高齢化の影響を受け、平成23年に我が国の死亡原因の第3位になりました。また、肺癌は癌死亡原因の第1位、COPDも男性の死亡原因の第8位になっています。今後、ますます呼吸器内科医の需要が増すことが推察され、呼吸器内科医を目指す皆さんは多様なやりがいを見出すことができると思います。
横浜市大呼吸器病学教室は2附属病院と、14の関連および2つの準関連施設で構成され、横浜市内を中心に川崎南部、県央、湘南東部の医療に貢献しています。約370万人の横浜市民の医療を支援することをモットーとしています。
研究は、主として気管支喘息・COPD、肺癌、間質性肺疾患、呼吸器感染症の病態制御を目的とした研究を実施しており、疾患モデル(細胞、動物)を利用した基礎研究からトランスレーショナルリサーチや多施設共同大規模臨床研究まで、幅広く研究を行い次世代の革新的治療の確立を目標としています。さらに、グローバル治験に積極的に参加し、新薬開発に寄与し社会貢献を目指しています。
当教室には横浜市立大学出身者だけでなく全国の医学部出身者が集い、内科全般の幅広い研鑽を積んでいます。全国的に不足する呼吸器内科医の育成に向け、魅力あるプログラムを用意し、広く全国から新教室員を募集します。初期研修後の進路として、大きく以下の二つの選択があります。
- シニア・レジデントとして呼吸器内科専門医養成プログラムを選択(大学附属2病院および関連13施設)
- シニア・レジデントとして臨床のキャリアを積みながら、かつ、大学院生として呼吸器病学教室で研究
その後は、呼吸器内科医師として卒後8~10年目までは、2-3年毎に大学(附属病院、センター病院)および後述の関連施設(呼吸器認定施設)をバランス良くローテートし、さらなる臨床経験を積むと共に、呼吸器専門医、内科専門医、呼吸器内視鏡専門医、アレルギー専門医、感染症専門医の取得を目指します。
詳細は年3回実施される教室説明会(5~7月)もしくは随時実施される教室見学(以下、見学連絡先)にてご案内いたします。
将来、横浜市内や神奈川県内を拠点とした呼吸器内科専門医を志している方や、当教室で研究したいと考えている皆さんのご連絡を心よりお待ちしております。
【見学連絡先】
附属病院:
http://www-user.yokohama-cu.ac.jp/~clinical/wp/contact/
市民総合医療センター:
http://www.yokohama-cu.ac.jp/urahp/medical/clinical-training/inquiry.html
【受け入れ可能日】
毎週火曜日 | AM:附属病院 | |
PM:市民総合医療センター |
※ | 1日単位で両病院の見学を推奨しておりますが、半日のみの見学も可能です。 |
※ | 火曜日のご都合がどうしてもつかない場合は個別に調整いたしますのでご相談ください。 |