脳外科医 澤村豊のホームページ

様々な脳腫瘍や脳神経の病気について説明しています。さわむら脳神経クリニックで診療しています。Eメールによる相談や手術治療も受け付けています。

類表皮膠芽腫 epitheloid glioblastoma

  • 小児と若い成人に発生します
  • WHOグレード4で,膠芽腫よりもさらに悪性度が悪いグリオーマです
  • 間脳(視床,視床下部)に好発します,大脳表面にもみられます
  • MRI画像は,膠芽腫ととても似ています
  • 特徴として,腫瘍内出血がみられ,発症時にすでに髄膜浸潤があることが多いです
  • 高率に髄液播種します
  • 全身転移することがあります
  • 生命予後は不良で半年くらいと言われます

病理

  • 膠芽腫に似た病理像です
  • 突起のない好酸性胞体を有する大きなepitheloid cells,空胞化したクロマチンと明瞭な核小体が特徴です
  • ラブドイド膠芽腫 rhabdoid glioblastomaにも類似する組織像で,同一視されることもあります (epoitheloid/rhabdoid  GBM)
  • pleomorphic xanthoastrocyotomaに混在することがあります
  • epithelial gliblastomaというのはまた異なった病理診断であり,成人に発生して上皮様分化 squamous epithelial differentiationを示します
  • 半数くらいにBRAF V600E遺伝子変異をみます

 

 

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