手と足(Hand and Feet) 1
無指趾症(Adactyly)
定義
体肢のすべての指趾における,すべての指趾節骨および,それと関連する軟部組織の欠損(図 1)。
コメント
この記述子(discriptor)では,中手骨または中足骨の欠損を伴う必要はない。どの体肢が無指趾症に影響を及ぼしているか特定するために,的確な表現が付記される。
過去に使われたが言い換えが望ましい用語
Aphalangy
図 1 両足の無趾症
・Amniotic band:Digital constriction ring参照・Aphalangy:Adactylyを参照
・Apodia:Foot,absentを参照
・Arachnodactyly:Finger, long;Toe, long; Finger,slender;Toe,slenderを参照
・Arch,dropped or fallen:Pes planusを参照
・Arch,high:Pes cavusを参照
・Brachytelephalangy:Finger,short distal pha-lanx of;Toe,short distal phalanx ofを参照
屈指症(Camptodactyly)
定義
指の DIPJ かつ/または PIPJ を,能動的または受動的に伸ばしても,180°まで伸展できない状態(主観的)(図 2)。
コメント
第 5 指 PIP 関節が伸展困難な場合,この用語の使用を制限すべきとする意見がある。この場合,われわれは使用を制限しない。患者が握りしめた手(clenched hand)を有す場合は,この用語を使うべきではない。同様のことが,骨端の肥厚を伴う末節骨を含む橈骨角(radial angu-lation)によって生ずることがあるが,この所見は Kirner 変形や dystelephalangy[Ozonoff, 1992]とよばれる。罹患した指趾を明記すべきである。
過去に使われたが言い換えが望ましい用語
Streblodactyly
図 2 両側,第 4-5 指の屈指症
彎指趾症(Clinodactyly)
定義
手掌平面上で,側方に彎曲している指趾(主観的)(図 3)。
コメント
この用語の彎曲は,指趾節骨に限定され, MCPJ/MTPJ の偏位(deviation)には適用されない(Radial deviation of the fingers参照)。典型例では異常形態を示す中節骨を認めるが,絶対的なものではない。どの指趾で起きたことか,また偏位している方向性について明記すべきである。この所見は第 5 指でよくみられ,ほとんどすべて橈骨側へ偏位しているが,どの指,どの方向へも起こりうる。同様のことが,骨端の肥厚を伴う末節骨を含む橈骨角(radial angulation)によって生ずることがあるが,この所見は Kirner 変形や dystelephalangy[Ozonoff, 1992]とよばれる。
過去に使われたが言い換えが望ましい用語
Incurved finger
図 3 両側,第 5 指の彎指症両側,第 5 指の短指症もみられる。
図 13 や 20 も参照
太鼓ばち指(Clubbing)
定義
爪の長軸方向および側方向への屈曲増大と関連する,すべての方向へ向けた,指尖部の軟部組織の拡大(軟部組織の浮腫による腫脹とは異なる)(主観的)(図 4)。
コメント
種々の理由により,この定義では爪甲角に関する詳記は用いられない。 1 つ目の理由として,どの角度を測定すべきかという点で合意が得られていない。 2 つ目に,角度に関する基準値として確立されたデータが知られていない。 3 つ目に,臨床医はまれにしかそのような計測を行わない,などの理由による。太鼓ばち指は,しばしばドラムスティックの端様と形容される。罹患指趾を明記すべきである。もし,サブタイプの識別子(identifier)が明記されないのであれば,すべての指趾を含むものと想定される。肥大した軟部組織は,部分的あるいは全体的に太鼓ばち指の構成要素であるが,骨棘や適度な末節骨の過成長と関連しているかもしれない。太鼓ばち指の臨床的な評価と関連性がない(X 線写真評価ではない)ため,このことは,用語の定義として明記されていない。
図 4 太鼓ばち指
側方への太鼓ばち指がよくみてとれるが(たとえば母指),一方,背側から観察されるほかの指は,評価がむずかしいことに注意する。
図 5 および 63 も参照
図 5 および 63 も参照
・Clubhand:Hand radial deviation of;Hand, ulnar deviation ofを参照
・Digit:digit の代わりに“ finger”や“toe”に関するさまざまな用語を参照
隆起した指腹(Digit Pad, Prominent)
定義
指尖または趾尖の腹側局面の軟部組織の隆起(主観的)(図 5)。
コメント
指趾の隆起の程度は,生涯を通じてさまざまであるが,新生児期により目立ち,水分貯留に依存する。この用語は太鼓ばち指には用いるべきではない。同義語の“fetal fingertip pads”では,その個体において,胎児期以来必ずしも指尖腹側が隆起していたことを意味するわけではないので注意する。“Persistent fetal pads”という用語は,判明しているようでしていない,自然歴に関する情報を含むので容認できない。
図 5 右手,第 3-4 指の隆起した指尖腹側
太鼓ばち指と単一手掌屈曲線も有している点に注目。
同義語
Fetal finger/toe tip pads
過去に使われたが言い換えが望ましい用語
Persistent fetal pads
絞扼輪(Digital Constriction Ring)
定義
指趾の周囲が著明に減少している狭い分節(主観的)(図 6)。
コメント
罹患した手と指,および指趾節骨と関連し隣接するバンドの位置を明記すべきである。もし,それが指趾の全周囲を含まないならば,部分的に記述すればよい。
過去に使われたが言い換えが望ましい用語
Amniotic bands
図 6 MCPJ に近い,左手,第 1-5 指の絞扼輪・Ectrodactyly:Foot,split;Hand,splitを参照
・Fetal fingertip pads:Digit pad,prominentを参照
欠指症(Finger, Absent)
定義
手指のすべての指趾節骨および関連する軟部組織の欠損(客観的)(図 7)。
コメント
この用語では中手骨の欠損を必要としない。罹患した指趾を明記すべきである。この定義では Partial absence of fingerは除外される。もし,失われている指が真ん中の指であれば,失われた指に番号付けすることはチャレンジである。このような場合,「母指ではない」などの記述を付記し,補足する必要がある。その一方,母指があるのかないのか明らかにするのは容易であろう。また,重度の骨性・皮膚性合指を伴う 2 つの指趾と欠指症(absent finger)を区別するのは難しいかもしれない。もし患児がある体肢のすべての指趾を欠損していれば,Adactylyという用語を用いるべきである。乏指症(oligodactyly)という用語は,同義語として用いてもよいが,失われた指趾が特定されないときだけ用いる。たとえば,ある患者における第 5 指の乏指症を記述するのは悩ましいというのも,乏指症は存在する指に対し用いる用語で,F5 は失われている指に使われているからである。もし,特定できない指が欠損しているならば,たとえば“欠指症, 2 本”というように,はっきりした数字を用いて記述するとよい。
過去に使われたが言い換えが望ましい用語
Hypodactyly
同義語
Oligodactyly
図 7 右手の欠指症
有意な臨床データがないので,失われた指の特定はできない。
図 68 も参照
図 68 も参照
幅の広い指(Finger, Broad)
定義
母指以外の手の指の幅が増大していること(主観的)(図 8)。
コメント
周囲長が増大する幅広い指(broad thumb)では,長さも増大する Macrodactylyと区別しなければならない。その違いは軽微かもしれない。増大した幅が末節骨に限定する場合,この用語を使用すべきではなく, Broad fingertipsを用いるべきである。罹患した指趾を,本稿の「イントロダクション」の番号付けの方法にならって明記すべきである。この用語は,第 1 指には用いられない(Broad thumbs参照)。母指および 1 つ以上の指が罹患している場合, “Broad thumb”と“Broad fingers,F2-5”と区別して記載するかわりに, “Broad fingers,F1-5”と明記するほうが簡便であろう。
同義語
Wide fingers
過去に使われたが言い換えが望ましい用語
Pachydactyly;Thick fingers
図 8 右手の幅広い指
これらの指が背側-腹側方向へ増大せず,その一方で,側方(軸前-軸後)へ増大している点に注目する。
図 99 も参照
図 99 も参照
皮膚性合指症(Fingers, Cutaneous Syndactyly of)
定義
2 つの指の前後軸において,末端側に向かって少なくとも PIPJ レベルまで,連続して伸展する軟部組織(客観的)(図 9)。 または 2 つの指の間に存在し,前後軸において連続する軟部組織。隣接する指の中手指節関節(metacarpophalangeal joint)にまたがる屈曲線が,有意に末端方向へ伸びている状態(主観的)。
コメント
われわれは主観的な所見と客観的な所見を区別するため,独断的ではあるものの,ほぼ間違いない閾値を定めている。重度の皮膚性合指症では,客観的判定が容易だが,より軽微なものでは,主観的となり難しい。この 2 つの状況を区別するため閾値を設定した。指あるいはその一部が,P/D 軸上のある一点において,通常,指間に存在しない軟部組織により合わさっている。もし,皮膚性合指が指の爪床の末端まで伸展していれば,“完全(complete)”という修飾語句を付加するとよい。罹患した指を明記すべきである。無制限に使われる syndactyly という用語は,これが骨性なのか皮膚性なのか不明瞭なので,もはや使用しないほうがよい。
過去に使われたが言い換えが望ましい用語
“Long hand”という用語は,2 つの異なる用語, Syndactyly(without adjective);ZygodactylyLong fingersと Long palmの意味を併せもつ定
図 9
A:左手,F2-5 の完全な皮膚性合指症 幅広い母指,タイプ B 軸後性多指症, F2-5 における爪の癒合などを伴っていることに注意。
B:F2-4 の部分的な皮膚性合指症がみられる。
図 14 も参照
B:F2-4 の部分的な皮膚性合指症がみられる。
図 14 も参照
・Finger,hypoplastic:Finger,smallを参照
・Finger,incurved:Clinodactylyを参照
長い指(Finger, Long)
定義
中指の長さが,在胎 27~41 週の新生児平均値の 2 SD 以上あること,または,出生後から 16 歳までの小児の 97 パーセンタイル以上で,しかも 5 本の指が互いの指に対して正常な長さの比率を保っていること(たとえば中指だけが唯一長い指である場合,該当しない)(主観的)(図 10)。または,手の手掌に対して不釣り合いに長くみえる指(主観的)。
コメント
最初の定義は問題があると思われる。なぜなら,この定義は,中指以外の指がすべて同様に長いことを意味している。ほかの 4 つの指との長さの均整は,明らかに主観的に決まるものであり,主観的な用語とみなさなければならない。Arachnodactyly という用語は,細くて長い指という意味で用いられてきたが,しばしば,細い,あるいは,長いというだけで使われることがある。 義なので,用いられるべきではない。もし,四肢の指趾のサブセットだけが長いのであれば,罹患した指趾を明記すべきである。
過去に使われたが言い換えが望ましい用語
Arachnodactyly
図 10 右手の長い指・Finger,narrow:Finger,slenderを参照
折り重なり指(Finger, Overlapping)
定義
安静時に,隣接する指の背側表面に乗っている指(客観的)(図 11)。
コメント
この記述子は,どの指が含まれるかにしたがって,順序づけられる(たとえば図の説明文を参照)。罹患している指を明記すべきである。数の序列は,どの指が背側にあるかを明記する,すなわち,一番上にある指に面している手の背側を最初に記述し,折り重なる指はコンマを用いて記載する。側方に偏位するものの,隣接する指の上に載っていない指は,Clinodactylyとして記述すべきである。
図 11
A:右手 F54,F56 の折り重なり指 この患者は,軸中性多指症(mesoaxial polydac-tyly)とタイプ B 軸後性多指症を有する。
B:右手 F23,F54 の折り重なり指
図 37,45,58A も参照
B:右手 F23,F54 の折り重なり指
図 37,45,58A も参照
指の部分欠損(Finger, Partial Absence of)
定義
指の指節骨領域の欠損(客観的)。
(図 12)
コメント
欠損している部分を明記するとよい。“遠位の”という修飾語句は,末節骨の喪失を表すものであり,臨床的には爪の欠損で特徴づけられる。“近位の”という修飾語句は,基節または中節骨の喪失を表わし,爪がまだ存在し,かつ/または末節骨のような指節骨の残存を X 線写真上認めることをさす。どの指節骨が欠損しているかを X 線写真撮影なしに決めることは難しく,撮影した場合でも,失われた骨を正確に同定することは難しいかもしれない(中節骨と末節骨の欠損を区別しようとする必要はない)。この所見は Short fingersとは異なる。
過去に使われたが言い換えが望ましい用語
Hypophalangy
図 12 左手,F2-5 近位の部分的欠損 F1-5 の小さな爪もみられる。
指の橈側偏位(Finger, Radial Deviation of)
定義
四肢の軸前方向(橈骨側)に向かう指の偏位(主観的)(図 13)。
コメント
偏位は MCPJ で起こる。罹患した指を明記すべきである。この所見は Clinodactylyとは異なる。
図 13 左手,F2 の橈側偏位
さらに F2 の橈骨側への彎指症も認めており,これら 2 つの所見が異なる所見であることに留意する。
図 47 も参照
図 47 も参照
短指症(Finger, Short)
定義
中指の長さが,在胎 27~41 週の新生児平均値の 2 SD 以下あること,または,出生後から 16 歳までの小児の 3 パーセンタイル以上で,しかも 5 本の指が互いの指に対して正常な長さの比率を保っていること(たとえば,中指だけが短指症である場合は該当しない)(主観的)(図 14)。または,手に比べて不釣合いに短く見える指(主観的)。
コメント
これはよく知られたバンドリング用語である。多くの人体計測値における定義は,ほかのすべての指が中指同様,相対的に短い,ということを前提にしている。ほかの 4 本の指との均整を決めることは,明らかに主観的な判断なので,これは主観的な用語とみなさなければならない。短指症に関する Bell の分類(Temtamy と McKu-sick らによる総括[1959])は,手のパターンを複合的に評価したものである。 “Brachydactyly”という言葉の使用法は,ここで使われている用法とは別ものである。“Brachydactyly X 型”が使われているときは,Bell の分類を引用したものである。Brachydactyly of the handが用いられているときは,記載された指の長さが短いことに言及しているだけである。 “Short hand”は Shot fin-gersと Short palmのバンドリング定義であり,用いられるべきではない。もし,末節骨が不釣合いに短いと判定された場合,付加用語(additional term)である Short distal phalanges of the fin-gersを使うべきではない。指が全体的に短く末節骨も全体として不釣合いに短い場合,そのときは両方の用語を用いるべきである。
図 14 短指症
短い手掌や右手 F4,5 の皮膚性合指症も認められる。
図 3,47,69,99 も参照
図 3,47,69,99 も参照
同義語
Brachydactyly of the hand
指の末節骨短小(Finger, Short Distal Phalanx of)
定義
指の末端から遠位指節皮線または DIPJ(中節骨と末節骨の間にある関節)の屈曲点までの距離が短いこと(主観的)(図 15)。
コメント
この用語は,指節骨が失われてなければならない Partial absence of the fingerとは異なる。一方,この用語では指が小さくとも存在していればよい。遠位指節長は,指の残りの部分や患者の他の正常な指,または年齢や体格を同じくする典型罹患者と比較することで,主観的に判断される。屈曲皺のない個体に対する,主観的な定義に関しては,DIPJ を屈曲させ,指の末端からの長さを評価し,決定すればよい。もう一つの別の方法として,関節を触診すればわかるかもしれない。
図 15 左手 F1,末節骨の短小
F1 に短い爪もみられる。図 60A も参照
同義語
Brachytelephalangy
過去に使われたが言い換えが望ましい用語
Short terminal phalanges;Short terminal finger
細長い指(Finger, Slender)
定義
手足や個体の体格に比べて不釣合いに狭い(周囲長が短い)指趾(主観的)(図 16)。
コメント
罹患した指趾を明記すべきである。この所見に対する評価は,指が長いと難しい。軽蔑的な意味を含む用語“arachnodactyly”は,Long fingerや Slender fingerなど別個の記述子で書き換えられる。
同義語
Narrow digits;Narrow fingers
過去に使われたが言い換えが望ましい用語
Thin digits;Arachnodactyly
図 16 右手 F2-5 の細長い指
この図では,いくつかの指だけに認められる。
小さな指(Finger, Small)
定義
反対側の指と比較して,あるいは,年齢を適合させた個体に対する典型的な指のサイズと比較して,長さや周囲長が有意に減少している指
(主観的)(図 17)。
コメント
これは, Short fingerや Slender digitを包含するバンドリング用語であるが,あまりにも広範に用いられるので掲載されている。この用語は,正常な指節数を有すときに限り使用できる。第1指のみに異常を認める場合は,もう一つ別の適切な用語, Small thumbを用いる。第1指とその他ひとつ以上の指に異常を認める場合,“Small thumb”と“Small fingers F2-5”と分けて表記するより, “Small fingers F1-5”と表記したほうがより簡便かもしれない。
過去に使われたが言い換えが望ましい用語
Underdeveloped finger;Hypoplastic finger
図 17 左手 F3,4 の小さな指
深い手掌皺も認められる。
裾広がりの指(Fingers, Splayed)
定義
手掌面において,A/P 軸(手掌平面)に沿った指趾の分岐(主観的)(図 18)。
コメント
これは Macrodactylyと関連するかもしれないが,別個に評価し記述すべきである。罹患した指は明記されるべきである。
同義語
Spreading of the fingers
図 18 左手 F23,F34 の裾広がりの指 F2-4 の巨指症も認められる。
・Fingers,spreading of:Fingers,splayedを参照
先細り指(Finger, Tapered)
定義
近位から遠位へと周囲長が徐々に減少している指(主観的)(図 19)。
コメント
一様に指が罹患してなければ,罹患した指を明記すべきである。罹患した指が明記されていないのであれば,手のすべての指が先細り指である。
図 19 A:左手 F4 の先細り指 B:右手 F2-5 の先細り指
図 42,44,93 も参照
・Finger,thick:Finger,broadを参照
・Finger,thin:Finger,slenderを参照
指の尺側偏位(Finger, Ulnar Deviation of)
定義
四肢の後方あるいは軸後方向(尺側)へ向かう指の屈曲(主観的)(図 20)。
コメント
偏位は MCPJ で起こる。罹患した指を明記すべきである。この所見は Clinodactylyとは別個のものである。
図 20 右手 F4 の尺側偏位
F4 の彎指症もみられる。中指 F3 は明らかに橈側へ彎指症を示しているが,この指は偏位していない。これら 2 つの違いを明瞭に表している点に注目する。図 45 も参照
・Finger,underdeveloped:Finger,smallを参照
・Fingerm wide:Finger,broadを参照
・Finger-like thumb:Thumb,triphalangealを参照
幅広い指突(Fingertip, Broad)
定義
幅が増大した指の末端部分(主観的)(図 21)。
コメント
この用語は,遠位部が明らかに中間部よりも幅広いときに用いるための表記法である。もし Clubbingや Macrodactylyを認めたり,指全体が幅広いのであれば,代わりに Finger broadを用いる。
同義語
Wide fingertips
過去に使われたが言い換えが望ましい用語
Spatulate fingertips
図 21 A:右手 F1 の幅広い指尖 指は IPJ で広がっている。
B:左手 F3,4 の幅広い指尖
図 93 も参照
B:左手 F3,4 の幅広い指尖
図 93 も参照
・Fingertip,spatulate:Fingertip,broadを参照
・Fingertip,wide:Fingertip,broadを参照
・Fingertip pads, fetal:Digit, prominent padを参照