研究支援実施計画(2022年度)
① 総括支援活動詳しくはこちら
支援の利用促進・情報共有のため、支援説明会・シンポジウムを開催します。ホームページによる広報・情報発信、ワンストップ窓口を通じ、ブランドイメージとサービスの向上を図ります。若手支援技術講習会を開催し、解析技術に関する知識の習得、若手研究者間の学術交流・ネットワーク形成を促進します。被支援者の成果発表会を開催し、生命科学研究者の横断的交流を促進するとともに、支援活動の成果と課題を把握します。
② モデル動物作製支援詳しくはこちら
科研費に採択された研究課題を推進する研究者の要望に応じて、相同組換えやゲノム編集を用いて遺伝子改変マウスおよび遺伝子改変ラットを作製し、提供します。具体的には、被支援者の個別ニーズに応じて、特殊な遺伝学的背景をもつ遺伝子改変マウスの作製やヒト疾患モデルマウスや本事業により作製された遺伝子改変動物などへの追加の変異導入を行います。最新のゲノム編集技術を導入することに加え、独自にゲノム編集技術を開発し、先端的な遺伝子改変モデル動物を迅速かつ効率的に作製します。作製された遺伝子改変動物は、公的リソースセンターに寄託することにより、国内の動物実験基盤の充実に貢献します。
③ 病理形態解析支援詳しくはこちら
がんや発生異常、神経系異常、炎症性疾患、自己免疫疾患がマウスやラットなどの個体に示す異常を、ヘマトキシリン・エオジン染色や免疫組織染色など主として光学顕微鏡を用いた解析技術を駆使して支援活動を行います。画像のデジタル化や定量化も行い、論文が受理されるまでサポートします。
④ 生理機能解析支援詳しくはこちら
マウス等動物モデルにおける病態・生理学的基盤の解明を推進するための支援活動を実施します。行動学的解析支援では遺伝子改変マウスの行動異常等を解析するための支援活動を行います。薬理学的解析支援では、規制薬物感受性に関する臨床データ・ゲノム試料等に基づく疾患解析を支援します。光技術による操作解析支援では、光遺伝学のin vitroからin vivo解析に資する基盤技術の支援・普及を行います。多機能集積化電極等による多次元生理機能解析支援では、多機能電極を駆使し組織深部の生理機能解析を支援します。
⑤ 分子プロファイリング支援詳しくはこちら
細胞パネル増殖、細胞形態・表現型、トランスクリプトーム、プロテオームの連携解析により、評価依頼化合物の生理活性および作用点を予測するとともに、試験管レベルの研究を動物・個体レベルの研究へ橋渡しを行うための新メニューを提供します。標準阻害剤キット・寄託化合物ライブラリーの拡充と配付、小分子RNAの標的遺伝子の探索、バーコードshRNAライブラリーによる化合物の標的遺伝子経路の探索、化合物やタンパク質と相互作用するタンパク質の網羅的解析、分子間相互作用解析を実施し、生命現象に関与する機能分子の探索研究を支援します。さらに、被支援者からの要望に応じ、バイオインフォマティクス解析支援等の高次解析を実施し、成果の取りまとめを積極的に支援します。