呼吸器グループは、呼吸器内科、呼吸器外科、放射線治療科、病理診断科の4科から成り、主に肺や心臓の周りにできた腫瘍に関しての診断と治療にあたっています。外来に来た患者さんは、検査を進めつつ、どんな病気なのか、どの治療が最も適しているのかを毎週の合同カンファレンス(キャンサーボード)で徹底的に話し合います。その結果を患者さんにお話しし相談した上で、選んだ治療が開始されるのです。さらに、治療開始後でも、再度治療戦略を練り直すための意見交換をする場として、また治療の振り返りと若手医師の教育の場としても、キャンサーボードは活用されています。そこでは、さまざまな知識や経験に基づきつつも、年齢に関係なく、率直に熱い議論が交わされています。